ジョンベネ
佐伯航一郎の伯父は、日本語がわからなかった。
無理もない。彼はアメリカ人なのだ。
ピザで、牧場で働いていて、児童を虐待しているという雑なアメリカの認識で生まれたようなキャラで、一コマか二コマしか出番がなかった。
そんな彼に日本語がわかる筈がない。
九条章太郎による日本語のアナウンスは、何を言っているのか全くわからないし、あのオープニングでも突然電気つける奴が落ちてきて人が死んだ事くらいしか知らない。
不幸な事故が起きたっぽい事はよくわかった。
それから眠くなって、気づけば彼は、日本風の屋敷の中にいた。
起き上がって、周囲を見回しても誰一人として他の人間が見つからなかった。
もう、彼は右も左もわからない状態なのである。
殺し合いのスタンスがどうのという話をする以前に、もはや殺し合いだと認識していないし、まともな参加者とはコミュニケーションを取るのが難しい。
「This is a pen.(くそっ、どうなってやがる)」
酷く苛立った様子で、伯父は廊下を歩いていた。
勿論土足だ。何故なら、彼は日本の文化圏の人間ではないからだ。
太っているので、廊下の木の板がギシギシと音を立てる。
「My name is John.(俺は今何をしているんだ? ここは日本なのか?)」
彼にも、そこが日本っぽい屋敷である事はなんとなくわかった。
たぶん学のない設定のキャラだろうが、一応、妹が日本人と結婚しているのでそのお陰で、この建物が日本っぽい事くらいは何となくわかるのだろう。
ここで、ややこしいところについて勉強しておくと、「伯父」は母親・父親の兄、「叔父」は母親・父親の弟の方である。
つまり、彼は、佐伯航一郎の母親の兄であり、佐伯家の両親亡き後、航一郎を引き取った義父にあたる。
彼は人間としては最低の男だった。
まだ幼い航一郎の事を牧場でこき使った挙句、成長するにつれ母親に似てきた航一郎を女装して犯そうとしたのだ。
ホモではない。多分、男の娘ならセーフなのだろう。
いや、ホモかもしれない。わからない。
でも、そうだとしても母親に似てから女装して犯そうとしているからバイだと思う。
よりによって、妹似の親戚を犯そうとするあたり、妹に対してもその手の劣情を抱いていた可能性が否めないヤツである。
下手すると、妹を犯していたのかもしれない。
女優だった母は、実は子役とか美少女コンテストとかもやっていて、その手の家庭にありがちな闇を抱えている可能性はある。
まあ、どっちにしろ今ロワでは「男の娘ならセーフ、基本的には女好きのクソ野郎」という事にしておこう。
「Sushi.(おっ、いい女がいるじゃねえか。黄色い顔のモンキーだがな。HAHAHA)」
そんな彼は、屋敷の移動中、ある高校の制服を着た一人の女子生徒を見つけた。
ショートカットの髪型の、さながら日本人形のような女の子である。
なんだかわからないが、こんな深夜にあんな人通りのない外をウロウロしている。
これはもう、コイツからすれば、「犯してください」と言っているような物だった。
伯父は、下卑た笑いを隠そうともせず、その女子生徒に近づていった。
――――その少女は、藤枝つばきと言った。
【一日目/深夜/巽家の屋敷@飛騨からくり屋敷殺人事件】
【佐伯航一郎の伯父@秘宝島殺人事件】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品一式、ランダム支給品1~2
[思考・行動]
基本:よくわからないので適当にウロウロする。
1:あそこにいるかわいいジャップを犯す。
[備考]
※参戦時期は、佐伯航一郎を女装させて犯そうとしている時。
※「伯父」はお母さんやお父さんの「年上」の人(つまりお母さんやお父さんの兄)
「叔父」はお母さんやお父さんの「年下」の人(つまりお母さんやお父さんの弟)です。
ややこしいですが覚えておきましょう。
※日本語がわかりません。そのため、説明も全然わかっていません。
※レイプを描く場合、女性読者がドン引きして金田一ロワから離れてしまうかもしれないので、
注意書きなどの配慮をするか、いっそレイプを描かないでください。
【藤枝つばき@高遠少年の事件簿】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品一式、ランダム支給品1~2
[思考・行動]
基本:不明。
[備考]
※参戦時期は、不明。
※詳しい事は知りませんが、佐伯航一郎の伯父が今彼女を狙ってます。
それ以外はもう全部後続の書き手にお任せします。
最終更新:2016年08月09日 20:29