アーチャー

 七つのクラスの内の一つ。主にハンドガンを武器にして戦う。中には弓を使う変わり種のアーチャーもいるが弓から剣を飛ばしてきたり空母航空隊を打ってきたりするため広い意味ではハンドガンである。
 この聖杯戦争ではワイルド・ドッグ、安藤まほろ、クロエ・フォン・アインツベルン、赤城の四騎が当てはまり、ステータスを頼った近接戦闘よりもスキルや宝具や性格を武器にした癖のある立ち回りが特徴である。

アサシン

 七つのクラスの内の一つ。千手扉間のみが当てはまる。
 本来はハサンでなくてはなれないクラスなのだがなぜか忍者が召喚された。この聖杯戦争のいい加減さの象徴かはたまた別の理由があるかは不明。

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 同名キャラクターの一人。この聖杯戦争にはステイナイト出典のイリヤとプリズマイリヤ出典のイリヤの二人のイリヤがそれぞれマスターとして参加している。そのためそれぞれを目撃した人間に微妙に誤解や困惑を与えている。更に彼女の双子とでも言うべきクロや条件次第では外見が似るルナ、変化の術で容易にイリヤと同じ姿に化けられる卑劣様など目立ってはいないが状況を混乱させる要因もかなり多い。

外部の願望器

 この聖杯戦争のムーンセルが現地の地球と共に観測しているもの。自らと似通った他の願望器を観測し、他の聖杯戦争を観測し、それを自らでシミュレートする。その切っ掛けとなったもの。現在はその『聖杯』は消滅したとか。

記憶障害

 聖杯戦争に参加したマスター達が試される第一の関門。マスターは予選の段階では往々にして記憶を失っており、その事に気づいて自らが聖杯戦争に挑んでいることを思い出す必要がある。
 ちなみに別に全員に記憶障害が起こるわけでも聖杯戦争がなんであるかを認識していなくても構わないようである。上級AI曰く、『仕様』。

キャスター

 七つのクラスの内の一つ。兵部京介、パピヨン、フドウ、ドラえもんの四騎が当てはまる。
 基本的には持久堅忍の待ちのクラスでちょっとした行動から攻め落とされることもあるので少しの油断もできないクラス。

教会組

 色情狂介&キャスター(パピヨン)、間桐慎二&キャスター(フドウ)、アリス・マーガトロイド&アーチャー(赤城)、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン&バーサーカー(ヘラクレス)からなる集団。特徴はキャスターが二騎という珍しい編成であることと、同盟関係にある集団ではなく同盟の交渉をするための集まりだということ。四組が出会った時にパピヨン達は警察に追われていたため一時的に全員で場所を動く運びになったのだが、そこから数時間に渡ってあやふやな関係のまま行動を共にしていた。その後一応盟主のような立場だった狂介組が離脱し間桐邸組に発展的に解消。

クウガ

 同名キャラクターの一人。この聖杯戦争では五代雄介と小野寺ユウスケがそれぞれ変身するのだがどちらもクウガであるため当然姿が似通ってしまい、主に五代雄介の方のクウガが色々と疑われるはめになる。

クレーター

 一日目の正午前に、深山町中東部辺りに出来たと思われるクレーター。製作者はクウガ(バーサーカー)。
 彼はマスターの命令の元補足したキャスター・兵部京介を急襲したのだが、そのやり方は相手のいる家ごとライダーキックするというとんでもなく大雑把かつえげつないものであった。最終的に撃破には成功したもののキック自体はかわされ地形を変えるだけに留まるが、当然近くにいた住人は全滅したと思われる。市街地でクウガが本気を出すとどうなるのかの典型例と言えよう。

現代知識

 現代の日本人が持つ常識的な知識、あるいはそういった知識を持つ『普通の人』とそれが生きる『社会』への教養。
 基本的にはサーヴァントは召喚された際に現代知識が与えられるが、それを理解できるか、応用できるかは各サーヴァントによる。バーサーカーのようなサーヴァントはもちろん、日本人でなかったり時代が遠かったり世界のあり方がかけ離れていたりすれば与えられた知識を活かしきるのは難しい。
 またマスターの場合はサーヴァントのように知識が与えられないので個々人の教養に大きく左右される。そのためマスターによっては社会生活を送ることすら困難になりえる。

鉄血同盟

 竜堂ルナ&バーサーカー(ヒロ)主従と衛宮切嗣&アーチャー(クロエ・フォン・アインツベルン)の二組からなる同盟。主に新都西部を中心に活動し情報収集に努めている。
 構成としては前衛で回避型のメイン盾となるルナ、中衛で刀剣の投擲を主体として戦うクロ、戦闘経験を活かしてミクロなサポートを行う切嗣、軍略スキルでマクロなサポートをするヒロといったものになっている。

戸籍

 この聖杯戦争に参加したマスターには基本的に社会的地位《ロール》が与えられる。その代表格が戸籍。これがないと免許もパスポートも保険証も持てないどころか職につくことも住所を持つこともできない。
 基本的には、元の世界で戸籍があればだいたいそれらしい戸籍が手に入りがち。

小学生

 マスターの半分が属する社会的地位。男女比は2:8(3:7)。市内に存在が確認されている小学校は現在二校しかないため登校すればほぼ確実に他のマスターと出会うだろう。もし本選の期間が夏休みでなかったのならば。

上級AI

 いわゆる監督役を勤める存在。上級とあるが上級ではないAIもいるかは不明。真っ当な方法で参加すれば二人の上級AIに出会うだろうが、そもそもこの聖杯戦争に真っ当な方法で参加したマスターは少数派と思われる。

セイバー

 七つのクラスの内の一つ。その中でも『最優』の誉れ高い。
 この聖杯戦争ではアルトリア・ペンドラゴンとテレサの二騎が当てはまり、両者共に走攻守揃った上にアルトリアは大火力の斬撃と絶対防御を、テレサは神代に迫る剣技とクレイモアとしての異能を持つ。弱点と言える弱点もほとんどなく普通ならば優勝候補と断言できる万能さなのだが、上には上がいる。

倉庫街

 冬木市の新都北部の海沿いに位置する。第四次聖杯戦争では一度に五騎のサーヴァントが顔を合わせた場所であり、この聖杯戦争でも三騎のサーヴァントがぶつかる最初の戦場となった。後にこの場所では先の戦いと無関係な四組の主従が遭遇するなど、地味ながらもターニングポイントとなる場所である。

孫悟空

 ランサー、もしくはライダーのサーヴァント(嘘)。
 隙のないステータスをしており、また他の主従の前に真名を明かして堂々と現れるなど破天荒な面もある(大嘘)。
 間桐慎二、色丞狂介両主従と同盟を結び聖杯戦争で暗躍する(全部嘘)。

第一回ムーンセル聖杯戦争

 この聖杯戦争の作中内での呼称。誰も呼ばない。

同名キャラ

 平行世界の同一人物や同じ力を得たものやただ単に名前が同じものなど様々だが、ようはそっくりさん。
 やたらと銀髪の少女が多かったり名前が被ったりフルネームも被ったりなど全四十人の参加者なのにやたらと被る。

人形

 文字通り人形の形をしたある種の使い魔。ドールとも。遠坂凛やアリス・マーガトロイド、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン等が主な製作者。予選の段階でマスターの適性試験等にも用いられていたようであり、技術を参考にしたり滷獲して改造したりしているマスターもいる。

バーサーカー

 七つのクラスの内の一つ。『最強』のクラスと呼ばれることもある。
 この聖杯戦争では小野寺ユウスケ、ヒロ、ヘラクレス、サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガの四騎が当てはまる。
 理性と燃費とを引き替えにサーヴァントのステータスを底上げするクラスだが、サーヴァントによって個人差が激しい。顕著なのはヒロで他の三騎がAランク以上の狂化であるのに対し通常時はEランクとあってないようなもの。一方宝具は真名解放の必要のないものが多めという共通点がある。

爆破予告

 ライダー・少佐が伊達男に命令して警察署でばら蒔いた怪文書の内容。当時警察署では記者会見がちょうど始まったため多くのマスコミ関係者と視聴者の目に触れることとなり元から注目されていた冬木市は更に注目されることとなった。爆破予告した場所もサーヴァントの真名を検索できる図書館やルーラーのいる教会などの重要施設が多く、しかもセイバー・アルトリアに名指しで呼び掛けるなどやりたい放題である。その後無関係ながらも実際に爆弾が見つかったり卑劣様が便乗して爆破予告したり本人達はなにもしてないのに勝手に爆発事件が起きたりしている。

冬木大橋

 冬木市東部新都と西部深山町を結ぶ市の基幹道路であり、市唯一の未遠川を越える橋。だったのだが本選が始まって三時間足らずで崩落してしまったためNPCはもちろんマスターやサーヴァントも川を越えて行き来することが困難になってしまった。マスターもサーヴァントも冬木市から出ることはできず、市外の橋を使って迂回するようなことはできないため、公的な手段で川を越えることは不可能である。なお、この橋が落ちたことで(実際にはそれ以前に相当数が魂喰いされていただろうが)数百名の死傷者が発生した。第四次聖杯戦争での大火災程ではないが相当なレベルの大惨事である。

冬木ハイアットホテル

 第四次聖杯戦争の時に衛宮切嗣により爆破され、その後再建された新都にある高層ホテル。
 第五次聖杯戦争では大きな影響を受けなかったがこの聖杯戦争では開始早々に兵部京介によって最上階を貸し切られ、拠点とフラグを築かれる。その後も少佐が拠点を移してきたりその少佐に爆破予告されたり地下の駐車場で銃撃戦が起こって本当に爆発が起こったりと順調に巻き込まれた。最新話では生存しているマスター・サーヴァントの半数が一堂に会しもはや主戦場と化している。

病院

 正式名称は冬木市立病院。新都南部に位置し、地域医療の中核を担っている。
 本選開始後は矢継ぎ早にマスターが運び込まれたり急患で溢れかえったり爆破予告されたりともうめちゃくちゃ。

間桐邸組

 間桐慎二&キャスター(パピヨン)、アリス・マーガトロイド&アーチャー(赤城)、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン&バーサーカー(ヘラクレス)からなる同盟。全サーヴァントが高い耐久と魔力次第で攻勢にも転じられる能力を持つため手堅くも侮れない。前身は教会組。それまで曲がりなりにも行動を共にしていた三組が惰性で同盟のような関係になった。その成り立ちのため盟主と言える存在はいないが慎二がリーダーシップを取りがちではある。

魔力

 半分ぐらいのマスターに足りていないもの。これがないとサーヴァントを戦わせることどころか維持することもできないのだが、マスターの半分は一般人であるため本当に戦わせることも維持することもできない。残りの半分も戦い出すと余裕がなくなっていくため一戦すると休憩を挟みがちであり、積極的に打って出るマスターの減少の一因となっている。

翠屋組

 クロノ・ハラオウン&ライダー(五代雄介)、黒鳥千代子&セイバー(テレサ)、遠坂凛&セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)の三組からなる同盟。それぞれのスタンスに隔たりはあるものの全員が対ランサーを優先しているため同盟関係は比較的に良好で、一応互いの真名を明かし合う程の信頼は築けているもよう。編成としては、とにかく近接戦闘に長けていることがあげられる。

ミュウイチゴ

 この聖杯戦争のルーラーでありビースト。矛盾しきった二重召喚で生まれた天秤の守り手。その正体は街を歩いていただけで生物兵器に人体改造されて地球と人類を救う奉仕者とさせられた女子中学生である。ルーラーとしてはそれなりにやる気はあるが若干口が軽いのが玉に傷であったが、実のところは聖杯戦争妨害の腹積もりであった。

ムーンセル

 この聖杯戦争の『聖杯』。外部からのアクセスに対しては鉄壁のセキュリティを誇るがマスターの集め方が適当だったりサーヴァントになれないような人間でもサーヴァントにしていたりちょくちょく処理落ちしたりしていかんせん頼りない。

メタ知識

 主に少佐が使用する、聖杯戦争を画面の外のプレイヤーの立場から見た知識であり、マスターやサーヴァントへの理解。第五次聖杯戦争の当事者達ですら知り得ない情報をも利用して行動を決定できるようになる最大級の反則技。ただし、どの辺りまでメタ知識を活用できるのかは不明。ドラえもんには反応したがワイルド・ドッグには反応しなかったり仮面ライダーに反応してヴァルキュリア人に反応しなかったりと割りとまちまち。また少佐以外にもメタ知識を持つ者はいるが目立った動きはしていない。総じて使いどころがありそうでない知識。

ライダー

 七つのクラスの内の一つ。この聖杯戦争では少佐と五代雄介の二騎が当てはまる。
 他のクラスにはそれぞれの定石とでも言うべき立ち回りがあるが、ライダーはその宝具を第一にした立ち回りが求められることが最大の特徴。両者の特殊な方針も相まって普通のサーヴァントとは大きく違う動きが求められる。

ランサー

 七つのクラスの内の一つ。普通は幸運が低いのだが、この聖杯戦争のランサーであるカルナ、アリシア・メルキオット、真田幸村の三騎はなぜか全員高めである。
 セイバー同様走攻守のバランスがとれているが、あちらが万能であるのに対しこちらは器用といったところ。スキルや宝具の運用がややシビアであるため格上にも格下にも勝ちえるし負けうる。マスターも試されるクラスである。

令呪

 各マスターに三画ずつ与えられるプログラム。膨大な魔力の塊にしてサーヴァントへの戒めであり切り札。
 これを全て失うことは死を意味する。ただし具体的にどう死ぬのかは未だ不明。
 本質的には魔力であるため、魔術回路やそれに類するものがないマスターだと使っただけで倒れる。現段階では八人中六人が使用後に全員気絶または昏睡という代物。そのため魔力のないマスターにとっては最後の手段であるはずが、使うと倒れるとんでもない呪いであった。なお、令呪はある程度の知識があれば移植することも可能である。

礼装

 魔術的な、あるいは非魔術的でも有用な道具ないしはそれに準ずるものの総称。基本的にはなんでも持ち込めるがクラスカードだけはピンポイントに没収するなど一部に恣意的ななにかを感じさせる。誰がどこで没収物を保管しているのかは不明。
最終更新:2017年06月17日 23:36