フォザリンゲイ

【作品名】奇跡を起した男
【ジャンル】小説 H.G.ウェルズ著
【名前】フォザリンゲイ
【属性】超能力者
【殺人数】約16.5億人
【長所】世界を壊滅させたが、能力を無くした上で時間を巻き戻したので今度は起こらない
【短所】場当たり的な行動
【備考】1896年11月10日、日曜日の晩、メイディッグ牧師にそそのかされたフォザリンゲイは奇跡の実験を開始した。
    ~中略~
    彼は外套のボタンをかけ、あらん限りの念力を込めて地球に呼びかけた。
    「どうか回転をやめてくれ……ませんか?」
    忽ち彼は分速数十マイルのスピードで、まっさかさまに空中へ投げ出されていた。
    ~中略~
    フォザリンゲイは地球の自転を止めた時に、地表の細々した物について何の処置もしなかった。
    地球の自転につれて、赤道上の物は時速千マイルで動いているし、フォザリンゲイのいる緯度でもその半分以上のスピードはある。
    したがって地球が停止したと同時にメイディッグ牧師もフォザリンゲイも彼らの村も、要するにだれもかれも、何もかも、
    秒速およそ九マイルのスピードであっという間に放り出されたのだ。つまり、大砲で打ちだされた以上の勢いで飛びだしたわけである。
    あらゆる人間、動物、家、木、要するに全世界が急激に放り出され、押し潰され、完全に壊滅したのだ。それだけのことである。

vol.1