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セイギトアクイ - (2017/05/27 (土) 07:37:19) のソース

**セイギトアクイ◆YlfcDuGY1.


E-2にある夜の草原。
そこには草木に紛れて二人の少年がいた。
片や白と青のTシャツの上に白黒ジャケットにジーンズ姿の高校生。
片や黄色いTシャツに短パン姿の小学生である。

高校生――島原翼は、小学生――丹美寧斗を背に向けていて、翼の左手にはひと振りの剣・幸運を意味するLuckの頭に血文字でPを書きたされてPLUCKとなった“幸運と勇気の剣”が握られている。
そして翼は静かに唱えた。

「――――投影、開始(トレース、オン)」

その言葉と共に翼の体内の中で、何か熱いものがこみ上げてきた。
彼もまたナオ=ヒューマに肉体を改造された参加者の一人で、その肉体に現実ではありえないハズの魔術回路が埋め込まれている。
おそらく体が熱く感じるのはその回路を伝って駆け巡る魔力によるものだろう。
そして若干の疲労感と同時に空いていた右手に、左手に持った剣と全く同じ剣が握られた。

「……もしやと思ってやってみたけど、本当にできるなんて」
「お兄ちゃんすごーい!」

驚く翼と、手品を見た子供のように拍手しながらはしゃぐ寧斗。
現実に起こりえないことを翼自身の手で起こしたのだ。
驚くのも無理はない話だった。

「重さも全く同じだし、“P”の血文字の位置まで同じ……本当に衛宮士郎の投影そのものじゃないか」

翼は両手に持つ複製元と複製した剣を見比べてみて、血文字の形や小さな傷に至るまで全く同じであると気づく。
重さが同じということは同じ材質でできていることを意味し、複製は完璧であることを意味していた。
しかし剣はその後、しばらくすると消えてしまった。

「あ、消えちゃった」
「細かい説明は省くけど、投影で作り出した剣はそんなに長くは持たないんだ。
扱いづらい点もある能力だけど、これなら寧斗を守ってあげられるな」


島原翼に与えられた異能とは、Fate/stay nightの主人公・衛宮士郎の能力である。
その具体的な能力とは自分の心象世界をカタチにして現実を侵食する大魔術の固有結界・無限の剣製を使った武器の投影(複製)や強化である。
投影は具現化できる時間こそ限られているが、自分の見たあらゆる武器の複製も可能であり、強化は成功すれば掃除道具であるモップさえも武器にできる。
翼はFateシリーズ好きの男子高校生であり、その中でもstay nightなどの主人公である衛宮士郎というキャラクターに憧れている。
そのため、主催者から全ての参加者に異能が与えられていると教えられた時、自分の能力が無限の剣製ではないか?と思い、半ばダメ元で支給品の幸運と勇気の剣を投影しようとしたが、本当にできてしまった。
魔法のような出来事に翼は困惑しつつも自分は衛宮士郎と同じ能力を持っていると確信するのだった。

(まさかこんな形で衛宮士郎に近づけるなんてな……)

翼の心境は複雑であった。
確かに憧れの衛宮士郎と同じ能力を手に入れたことには嬉しさを感じてはいるが、今を置かれている殺し合いという状況では正直に喜べなかった……彼の好きなFateが聖杯戦争という殺し合いを軸にしたシナリオであってもだ。

(力を持っていようと殺し合いはやっぱり怖い……死にたくはないよ)

そして彼自身は殺し合いに恐怖を抱いていた。
この前まで殺し合いとは無縁の日常を生きてきたのだから、怖くないわけがなかった。

(これで怯えているってことは、俺はやっぱり衛宮士郎にはなれないんだろうな)

翼は衛宮士郎に憧れている。
所詮は創作の中の人物とはいえ、人助けそのものを報酬とし、聖杯戦争という争いを止めるために命を投げ出すことさえ厭わずに戦う彼の勇姿に惚れ込んでいた。
それに比べて自分はどうかと、死と隣り合わせの現状に冷や汗が出て足が震えている。
大好きな衛宮士郎ならこんなことはならないだろうと思い、ひどく劣等感を感じていた。

(でも……)
「? どうしたのお兄ちゃん?」 

翼は寧斗を見る。
この少年とは数十分前、周囲を探索していた時に一人で震えていたところを出会ったのだが、話を聞いたところではまだ9歳という話であった。
9歳と言えば年端も立たないという年齢どころではない。
こんな幼い子供まで殺し合いに巻き込んだナオ=ヒューマという男に翼は怒りを覚える。
しかも寧斗に与えられた能力とはカメレオンのように体色を周囲に溶け込むように変える能力であり、支給品も日用品もアイスピック一本のみ。
ちょっと想像すれば周囲にカモフラージュして殺し合いに乗った参加者をやり過ごしたり、殺し合いに乗るのなら姿を隠しつつ尖ったアイスピックで参加者を刺殺する使い方ができなくはないが、仮にカモフラージュがバレてしまえば寧斗のような非力な少年は簡単に殺されてしまうだろう。
それこそサーヴァントのような力を与えられた参加者が相手だったら、アイスピックなど何の抑止力にもなりはしない。
翼がもし主催者に従って殺し合いに乗るのなら無力なこの少年を自分で殺すか他者に殺させる必要があるのだが、そんなこと翼が許せるわけがなかった。
寧斗と会った瞬間から翼の中にある衛宮士郎譲りの強い正義感が死の恐怖を上回り、主催者に義憤を覚えさせたのだ。
よって、島原翼は殺し合いの否定を決めたのであった。

「いや、何でもない。
それよりも、ここから東にちょっと歩いたところに井戸のある家があるらしいんだ。
夜道を歩き回るのは危険だ。朝になるまではその家で過ごそう」
「うん、ママも暗い時は出歩いちゃダメだって言ってたしね」

翼の言葉に屈託のない笑顔で賛成する寧斗。
幼心に夜の暗さは怖かったのか、家にいくと聞くと喜んだ。
翼の判断としては、こんな暗い草原では参加者を補足しづらく、開けた場所では殺し合いに乗った者によってこちらが気づく前に闇討ちされる恐れがある。
それだったら太陽が昇るまででも壁のある場所に籠城した方が安全だと思ったのだ。
明るくなれば少なくとも参加者を捕捉しやすくなり、奇襲を受ける可能性はグッと減るだろう。
後は状況を見て家に篭城するか出るかを決めればいい。
そういうわけで翼は寧斗と共に現地点である地図上のE-2の草原からE-4の井戸のある家に向かうことにしたのだ。

翼は寧斗の前を警戒しながら歩いていく。
いざ、殺し合いの乗った者が現れた時に出くわした時に幼い子供をいつでも守れるように、最悪でも盾や囮にはなれるように。


井戸のある家に向かう途中でふと、翼は衛宮士郎の台詞の一つを思い出す。

――誰かの為になりたいっていう思いが、間違えの筈がないんだからな

(そうだ。こんな小さな子供を守ることに間違いなんてないんだ。生きたいからといって殺そうとする方が間違いに決まっている)



衛宮士郎の言葉が、翼の心に勇気と大義を与えていた。
衛宮士郎は所詮創作の中の人物に過ぎない。
しかし、創作された人物も、人の行動に大きく影響を及ぼせるのだった……
















(クックック……)

自分の前を歩く翼の背後で寧斗は静かに笑っていた。
それは先程まで翼に見せていた邪気のない笑顔では決してなく、これは嘲笑いであった。
前を歩く翼は正面を警戒していたがために、背後にあるその顔を拝むことができない。

(このガキは気づいちゃいないぜ……俺がてめえの倍近く年上なのも、殺し合いに乗っていることにもな)


丹美寧斗は殺し合いに乗っていた。
更に言えば彼は外見通りの年齢ではなく、厳密には“丹美寧斗”という人間ですらなかった。

この男の本当の名前は“網空仙一”
日本の犯罪史に残る大事件“網空事件”の犯人である。
その事件の内容とは、12歳の少年・網空が「チビ呼ばわりしてムカついた」という理由で、1人の教師と4人もの同級生を一人づつ殺害・解体し、世間を騒がせた事件である。
これだけの大事件が当時に話題にならないわけがなく、ニュースなどでは持ち切りとなり、世を震撼させた。
当時のニュースを見ていない若い参加者でも、名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。
ちなみに1997年に起きた某少年殺傷事件との大きな違いは、あちら以上に計画的犯行の色が強く、被害者を殺害する際は自分の痕跡を残さないように周到な用意をしていた点だろう。
その事件の幕引きは六人目の犠牲者を出そうとしたところで、今までの殺人で調子づいて油断していたことと、パトロールしていた岩井という名前の警官に偶然見つかってしまったことが重なり、そのまま現行犯逮捕されたのだった。 


しかし当時の網空は未成年であり、検査でも精神異常者という判定がくだされた。
よって少年法による保護と精神異常者であることにより刑罰は見送られて、精神病院に閉じ込められる結果となった。
ところが、10年以上たっても反省の色が全く見えず、反社会的な意思が治る見込みがまるでなかった。
そして長い病院生活に痺れを切らし、自分の命を繋いでいた少年法がいつの日か改訂されて刑が遡及で執行される恐れもあったので、22歳を迎えた年に隙をついて病院を脱走したのだった。
網空の脱走ももちろんニュースになったが、少年法・精神異常者保護のの問題により名前や体格まではニュースに流れたが、顔までは警察関係者以外では公表されることなく、脱走から6年経った今日まで捕まることはついになかった。
なお、丹美寧斗という名前は網空が脱走の果てにたどり着いた樹海で首吊り自殺をしていた本物の“丹美寧斗”から身分証明書を抜き取り、奪った名義である。
この名義を使って株のトレーダーとして取引をしながら生計を立て、社会に潜伏してきたのである。


ここまで網空の経緯についての話で疑問に思った読者もいると思うだろう。
網空が事件を起こし逮捕されたのが12歳の頃、精神病院を脱走するまでに10年、丹美を名乗って潜伏した今日までが6年であり、網空仙一は28歳の成人男性になってないとおかしい計算である。
だが、島原翼の目の前にいる網空は10歳前後の少年の姿をしている。
これはどういうことか?

これが網空に与えられた異能の力……ではない。
網空は小人症という奇病に先天的に患わっており、身長などが小学生低学年の頃から伸びないのだ。
小人症を持った有名人と言えば「スター・ウォーズのイウォーク族」「ハリー・ポッターの教師と子鬼」「ウィロー」などの役で有名な俳優ワーウィック・デイヴィスがいるが、網空も彼と同じ病気にかかっている。
しかも年相応に老けていたワーウィックと違い、網空は生まれつき老けにくい体質の上に声も少年のように高く、髭も伸びにくいので初見で彼を成人だと見抜ける人間は非常に少ないだろう。
彼は気晴らしに公園に出かけてそこにいる子供達と一緒に遊ぶこともあるのだが、子供や親達が気づかないレベルである。

彼は小人症のハンデを潜伏に最大限に活かし、株のトレーダーとして食べていくことで生きてきたが、その胸には強い鬱憤が溜まっていた。
――何にも縛られずに人を沢山解体したいと。

12歳の折に殺人を犯した時に血に酔ってしまったのか、人を殺して新鮮な内臓を見てみたいという恐ろしい願望を抱くようになってしまった。
だが人を殺せば足がつき、警察に追われることになる。
逮捕されれば少年法の保護が効かず、今度こそ死刑は免れない。
そのために足がつかないように野良猫や野良犬を殺すことで殺人衝動を抑えていた。
野良動物なら誰も被害届を出さないので隠れてやっていれば気づかれないからだ。
しかし、それにも飽きを覚えてきた。そろそろ本当に人を殺したいと思っていたのだ。

そこで彼に転機が訪れた。
そう、このバトルロワイヤルである。

(他の連中にとっちゃナオ=ヒューマをどう思っているか知ったこっちゃないが、俺にとっては神様同然だぜ。
殺し合いなんて沢山の人間を解体できる遊びに招いてくれたんだからな。
奴のことはナオさん……いやナオ様って言って肖りたいぐらいだ)

ここではいくら人間を殺めても外部に漏れることはない。ヒューマ自身がそう言っていたのだ。網空にとっては願ったり叶ったりである。
無論、全てを鵜呑みにするほどヒューマに気を許してはいない。
だがザッと40人は超えている参加者を眠っている内に全員、島に運ぶなど不可能に近い。
ヒューマ自身に何らかの神業(異能)を使ったとしか思えないのだ。
そして自分が殺し合いの主催者ならば、自分より強い異能の持ち主はまず作らない。
極論になるが説明会場で参加者全員が東のように首輪の爆破を恐れずに反乱し、全員が異能を使ってヒューマを止めにかかったらどうするか?
それで無力化されたり殺されたりしたらヒューマはバカとしか言い様がない。
きっと全員を一辺に相手にできる強力な異能か安全策をヒューマは持っているハズだ。
さすれば主催者への反逆は無駄であり、殺しを楽しめる優勝狙い路線の方が網空には遥かにお得に思えた。だから殺し合いに乗るのだ。

(それだけじゃなく、俺にはT-1000の力……液体金属の体をナオは恵んでくれた!) 


網空は翼に会う前に、体にどことない違和感を覚えて試しに支給品のアイスピックで手を軽く刺して見ると、皮膚の下に本来あるハズの血肉がなくなり、代わりに鋼色の金属でできていることに気づいた。
そして刺傷も痛覚はほとんどなく再生し、手足を刃物や刺突物に変えたり、姿や体色を自由自在に変えられることを知った。
網空にはこの能力に見覚えがあり、能力がターミネーター2に登場する液体金属の体を持つ殺人ロボット“T-1000”と全く同じものであると確信する。

(この体を優勝して持ち帰れば俺は殺人・解体なんでもし放題だぜ!
俺を逮捕した岩井や、俺をボロクソに叩いた遺族の方々へのお礼参りもできる!)

T-1000は銃などの物理攻撃の前では無敵であり、液体金属なので姿も変幻自在、肉体はそのまま凶器に変えられるなど、人間には絶対に不可能な完全犯罪を可能にするのだ。
そうなれば網空にとっては天下である。
もう国家権力の目を気にせず(絶対に気づかせないというべきか)、ほとんどなんでもやりたい放題ができるからだ。

(とはいえ、まだ油断大敵だ。T-1000には弱点も多かったからな)

優勝すれば網空にとってのバラ色の人生が待っているとはいえ、それは優勝してからの話。
目の前にいる翼のように、他の参加者にも何かしらの異能が与えられている。
その中にはT-1000の弱点となる超高温・凍結の能力を持った異能者もいるかもしれない。
液体窒素などの極低温だとT-1000の液体金属の体は凍結してしまい動けなくなってしまう。映画だと身動きが取れなくなるだけで死にはしなかったが、ここでは凍ってる間にいる場所が禁止エリアになったりすると厄介だった。
そして溶鉱炉のような超高温では液体金属も溶けてしまい、間違いなく死んでしまう。
手足を剣や槍に変えられても銃器のような飛び道具には変えられない。(火薬が体内にないので作れない)
そして最大の弱点は――

(――ターミネーター2は名作だ。
名作だからこそT-1000を知らない奴も少ないだろう)

余程テレビに興味がない限り、名作映画として知られるターミネーター2を知らない者は少ないと思われる。
その圧倒的な知名度こそT-1000の体を持つ最大の弱点と言えた。
T-1000を知っていれば対処もできてしまうからだ。
それで高熱や氷結の能力・支給品を持つ参加者でもぶつけられたらまず勝てないだろうと、網空は見立てた。

(だから俺は正面から参加者と戦わずに“いつもどおり”潜伏することにした)

幼くか弱い子供を装って庇護欲を刺激しつつ本性を悟らせずに近づき、能力も体色を変えてカモフラージュするだけという陳腐な異能に見せかけることで本来の能力を隠す。
そして保護者という肉の盾を手に入れ、必ず数人は出てくるだろう殺し合いに乗った者達と戦わせてライバルの数を減らすと同時に殺し合い否定派を消耗させる。
行く行くは自分を殺せる異能者や支給品を持つ者がいなくなり、否定派が疲弊しきったところをひとり残らず全滅・解体する計画を立てたのだ。
その一歩が翼との接触である。
彼の出会う時にガタガタ震えていたのは演技であり、むしろカモが来たと思って武者震いしていたのだ。

(翼クンは運が良いねえ~。
能力が弱過ぎたり、手に負えないほど強かったりしたら後ろから刺して殺すところだったよ)

仮に翼の能力があまりに使えないものだったり、強すぎて後で敵に回すと厄介なものだったら、油断している今のうちに暗殺するつもりだった。
武器を作り出す能力だったので戦力的には有用かつ絶対に殺せないほどの危険性はないと判断したので、この場で殺さずに盾として役立ってもらうことにした。
もちろん、役に立たなくなったり、自分の正体や能力に気づいたら隠れて殺すつもりだが。

(ああ~、早く人をバラしたくてウズウズするぜ。
生まれて初めて持った銃も一度くらい使いたいしなあ。
やっぱり、ここでこのガキをバラそうかなあ……)

実は網空の支給品はアイスピック一本だけではない。
小さな銃・レミントン・デリンジャーと、予備弾を一ダースを隠し持っているのだ。
デリンジャーは装弾数たった二発、射程も銃としては最低クラスだが、防御力が人並み程度の異能者を殺すならこれで事足りるだろう。
しかし、翼が網空のディパックを確認した時はこの銃は入っておらず、アイスピック以外は何も身につけてもいなかった。
いくら小さいために携帯性や隠匿性に優れている銃とは言え12cmもある物体を網空はどこに隠したのか? 


答えは腹の中である。
液体金属である体を利用して、腹部の中に隠したのである。
これにより網空は銃が欲しくなった時にいつでも取り出すことが可能である。
しかも、たった12cmプラス弾薬12発の物体ならば体積はそこまで変化せず、腹が少しばかり膨れ上がる程度である。
網空の能力を体色が変わるだけと思い込まされている翼では、まず気づかないだろう……網空の腹に秘められたドス黒い野望と人を殺傷しうる危険な銃器に。

(おっと、我慢我慢。今までの演技が台無しになっちまう。人を騙すのもそれなりに疲れるんだ。
労力に見合った働きを見せてくれよ翼クン……いや翼“お兄ちゃん”)

溢れ出てくる破壊殺人衝動を抑え、二つの意味で翼をバラそうとした自分の欲望を引っ込める。
優勝の後に見えてくる鮮血で赤く染まったバラ色の人生を夢見るがために。



T-1000の力が、網空の心に夢と希望を与えていた。
T-1000は所詮創作の中の人物に過ぎない。
しかし、創作された人物も、人の行動に大きく影響を及ぼせるのだった……



【一日目・1時00分/・E-2 草原】

【島原翼@衛宮士郎の能力/Fate/stay night】 
[状態]:疲労(小)
[装備]:幸運と勇気の剣@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×0~2(本人確認済)
[思考・行動] 
基本方針:殺し合いの否定
1:E-4にある井戸の家に向かい、そこで一夜を過ごす
2:戦いはなるべく避け、殺し合いに乗った者もなんとか説得したい
3:寧斗は何がなんでも守る
4:俺は衛宮士郎のような正義の味方になれるのか……?

[備考]
※与えられた異能が衛宮士郎のものであると気づきました。
※首輪は能力による構造解析は不可能です
※丹美寧斗の正体が殺人鬼・網空仙一だと気づいていません。
 また寧斗の能力を体色が変化するものだと思い込んでいます。


【丹美寧斗@T-1000/ターミネーター2】
[状態]:健康
[装備]:レミントン・デリンジャー(2/2)、デリンジャーの弾丸×12発
[道具]:基本支給品一式、アイスピック
[思考・行動] 
基本方針:優勝し、能力を持ち帰って殺人を楽しむ
1:素性と本心を隠しつつ、島原や他の対主催参加者を利用する
2:対主催集団に紛れ込み、利用してライバルを減らしつつ、最終的には疲弊したところを全滅させる
3:他の参加者には自分が子供であると思わせ、能力も体色が変化するだけのものと思わせて本性と能力を悟らせない
4:仮に自分の正体や能力がバレた時は、対象者を暗殺する

[備考]
※肉体がT-1000と同じものになっていると気づきました。
※腹部にデリンジャーと弾丸を隠しています。
※液体化しても首輪は外れません。(上から液体金属で防御したり隠したりすることは可能)


【支給品紹介】

☆支給品紹介
【幸運と勇気の剣@ジョジョの奇妙な冒険】
第一部、ファントムブラッドに登場した剣。
黒騎士ブラフォードから主人公ジョナサンが譲り受けた物。
剣そのものは特殊能力はないのだが、譲渡される際に剣に掘られたLuck(幸運を!)の文字に、血文字でPを書きたされPLUCK(勇気をッ!)という字になっている。 
 
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