唾液の中の「成長ホルモン」が魔法の力に

東京医科歯科大学のチームは、かむ筋肉が脳にいい影響を与える可能性を示唆したが、かむことによって出る唾液に効果があるという指摘がある。元日本咀嚼学会理事長の斎藤滋医師は、歯科健康サイト「噛む健康学」の中で、「唾液こそ不老長寿の妙薬!」として次のように強調する(要約抜粋)。生体情報モニタ

「『ヨダレの多い赤ちゃんは良く育つ』と言われますが、唾液の中には体を活性化するホルモンのEGF(上皮成長因子)がたくさん含まれています。皮膚を若々しくし、血管・粘膜・臓器などあらゆる細胞の増殖に関係しています。年をとったらやわらかいおかゆでいいというのではなく、年をとればとるほどよくかんで唾液を出さなくてはいけません」

「私は人間にガムをかませて記憶力を調べる研究を行ないました。MRI(磁気共鳴機能画像)で、かむと脳が活性化することを確認しました。ガムを2分間かんだだけで、記憶力テストが10ポイント向上したのです」 口腔内カメラ

   日本咀嚼学会のウェブサイトによると、硬い玄米を食べていた弥生時代の人間に比べ、現代人はかむ回数が6分の1以下に減った。時代ごとの1日にかむ平均回数は、弥生時代3990回、鎌倉時代2645回、江戸時代1465回、現代620回だという。そこで、同学会は「卑弥呼(ひみこ)の歯(は)がい~ぜ」をキャッチコピーに「かむ健康効果」を次のように訴えている。

 

歯が痛いときの手軽な対処法や、避けるべき食事を歯科医に聞く

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最終更新:2017年06月28日 18:04