食事時間以外の「噛み過ぎ」には注意

もう一つの咀嚼の効用としてよく知られるのはダイエット。噛むことで時間をかけて食べ物が取り込まれるため、満腹中枢が刺激される十分な時間ができ、量をたくさん食べなくても満足感が得られると考えられている。技工機器

 

では、「よく噛む」とは具体的にどれくらいの回数を指すのだろうか。「一口30回」が理想の回数と一般的に言われがちではあるが、実際に30回も噛むと、食べ物の形が全くなくなり気持ち悪さを感じることもあるのではないだろうか。特定非営利活動法人 日本咀嚼学会の研究によると、30回というのは生のにんじんやナッツ類などの固形物を噛む際、消化不良を起こさない理想の回数だそうだ。

 

「30回はあくまでも基準の数。まずは、意識的に噛む回数を増やそうという心がけが大事です。よく噛む習慣ができると、食べ物が喉を通ったとき、小さな固形であっても『飲み込んだ』という感覚を抱くようになります。そばやうどんなど、のどごしを味わうとされているものであっても、噛む習慣をつけることが大切です」虫歯診断装置

 

一方で、ガムをずっと噛んでいるなど、咀嚼筋を過剰に動かして顎関節痛や咀嚼筋痛を引き起こすこともあるという。中川先生のもとに「歯が痛い」と訪れる患者の中には、歯には全く問題がないのに「筋肉疲労」から痛みが生じているケースもあるのだとか。

 

「食べ物をしっかり噛むことはもちろん大切ですが、食事以外の場面で緊張やストレスのあまり、食いしばりを起こす方も一定数いらっしゃいます。虫歯じゃないのに歯科医に神経を抜かれてしまって、それでも痛みが治まらず、よく調べたらあごの関節の痛みだったという患者さんもいらっしゃいました。また、噛むときには左右均等に筋肉を使うことはほとんどなく、どちらかを偏って使っています。『咀嚼筋を鍛えよう』と過剰に動かしすぎると、噛むクセのある側の筋肉が張ってきてしまうなどの弊害もありますので、食事での咀嚼を意識的に行うだけで十分だと考えてください」

 

http://athena.osakazine.net/e643834.html

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最終更新:2017年07月19日 16:46