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「メイス」(2016/05/14 (土) 04:33:44) の最新版変更点
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木製ないしは金属製の細長い柄に金属製の柄頭を備えた殴打武器。
柄頭の重量と突起部の衝撃により、単純な棍棒よりも威力が高く、
特に重装備の相手に有効な攻撃を行う事が出来る。
柄頭の形状としてはやや斜めの三角形をした鉄片を放射状に配置し、
正面からは方形に見えるものがよく知られている。
他にも果実型をしたものや玉葱型をしたもの、球形に棘を配置した
凶悪な外見のものも多い。
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|CENTER:綴り|CENTER:mace|
|CENTER:歴史|CENTER:14世紀~17世紀|
|CENTER:分布地域|CENTER:中東・ヨーロッパ|
|CENTER:全長|CENTER:40cm~1m|
|CENTER:重量|CENTER:2.0kg~4.0kg|
本来の意味でのメイス、つまり複合型の柄頭を持った殴打武器については、
既に紀元前より 青銅製のものが用いられていた。
しかしながら当時の物も含めると素材、形状、サイズ共に膨大であり、
一般に思い浮かべるメイスの形状とはかけ離れてしまう事から、本項に
おいてはファンタジー作品のイラストで広範に用いられているような、
フランジ(出縁)付きの鉄片を放射状に繋ぎ合わせたものを「メイス」とし、
解説した。
(※本来は球形が最も多いのだが、「メイス」で画像検索すると大半が
出縁型であるため)
このような放射状のメイスは当初ヨーロッパ中部地方で原型が生まれ、
次第に発展を見せた。柄頭を横から見ると縦に長い菱型になっているのが
特徴で、儀仗代わりとして細やかな彫金が施され、祭礼用のものも作られた。
洋ナシ形や玉ねぎ型の柄頭を持ったものは「ブラワ」「トプス」と呼ばれ、
東欧や中東で武器として用いられた。
また、球状の柄頭に棘が放射状に突き出たものがドイツ地方で生まれ
「モルゲンステルン(=明けの星、モーニングスター)」と名付けられ、
この種の形状の打撃武器を全般にモーニングスターと呼ぶ事もあるが、
フィクション作品の中ではより狭義に、フレイル型のものを差す事が多い。
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