ホブゴブリン


ゴブリンの亜種。
姿形、そして魔物としての行動も似ているが、こちらの方がより大きく、より残忍で、
そしてより強力な魔物である。
少しばかり大きいゴブリンだと侮り、命を落とす事のないよう。


+ ...
本来の伝承では、邪悪なゴブリンに対し、ホブゴブリンは善良で友好的な存在である。
「ホブ」とは放浪者を意味する「ホボ」、または(人間らしさとしての)愛称である
「ロブ」が訛ったものと言われ、転じて「人に近いゴブリン」または「親しいゴブリン」
というような意味があると言う。

一杯のミルク、または一枚のパンを台所に置いておくと、次の日までに家の掃除や
薪割りといった家事を片付けてくれるとされ、家の守り神のように認知されていた。
この辺りの性質は、スコットランド伝承の妖精であるブラウニーと似ている。

人間に対しいたずらをする事もあるが、大抵は驚かす事が目的のごくささいな物で、
相手を必要以上に傷つけるような真似はしないとされる。
また恩義には報いる性格のようで、自分に親切にしてくれた人間に対し、一生幸せに
暮らせるほどの贈り物を与えたという伝承も数多くある。

このようにホブゴブリンとは本来善良な妖精であり、魔物としての性格は全くないのだが、
現在では数多くのファンタジーRPGにおいてモンスターとして、そしてゴブリンの上位互換
として描かれている事を鑑み、こちらでも先例に倣ってそのように扱った。


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最終更新:2016年02月03日 19:44