グレムリン


緑色をした貧弱な体に、サメのような鋭い歯が並んだ口を持つ醜悪な妖精。
狡賢く小器用で、待ち伏せをしたり罠を張ったりして人間を殺傷する。
力はないが素早く獰猛なので、見た目で侮ると危険。
群れを率いる隊長格は頭に一掴みの赤い毛を生やしているが、付け毛なのか
他のグレムリンたちがわざわざ剃り落としているのかは不明。


+ ...
魔物の中では比較的新しい伝説を持つ。その発祥や語源には諸説あるが、
元々は人里離れた高い山に暮らしていたものの、人類が飛行機などで
高空飛行するようになるとその存在に興味を惹かれ、付近を飛ぶ航空機に
飛び移ったのが始まりとされる。
また、インド北西部の戦線にいた英国空軍のパイロット達が機械トラブルの
原因として生み出した想像の産物で、「グリム童話」と当時唯一飲むことが
出来たビールの銘柄「フレムリン」を組み合わせてその名が生まれた、とも。

機械に悪戯をする厄介者の妖精ではあるが、現実世界の伝承ではスレッドで
描かれているほど邪悪な存在ではなく、パイロットが無事に着陸できるよう
集団で手助けする事もあるという。
今日でも、北米では航空機部品の納入時に飴玉を一袋同梱する習慣があり、
これは「飴をあげるからどうか悪戯はしないでおくれ」とグレムリンに
お願いしている、言わば縁起担ぎである。

一般的には1984年のSF映画『グレムリン』でその名が知られていよう。


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最終更新:2016年02月12日 23:58