ダスク・オブ・ザ・デッド

概要


ロメロ村の村長より、夜毎襲い来る死人から村を守るようにとの依頼が発注された。
依頼を受けたギルド員たちは、馬車に乗って現場のロメロ村へ。
村を覆う異様な光景と陰鬱な空気、村長の無礼な態度に面食らう中、
死人たちは話通りに夕暮れと共に、森の奥から襲ってきた。
大方の抱いていた死人のイメージを裏切り、素早く走り、跳びかかるほどの勢いをもって。
圧倒的な物量に翻弄されつつも、大きな被害もなく第一波を防ぎきったギルド員。
うち一名が死人たちの中に明らかに死人と異なる不審な影を目撃するも、追跡には至らなかった。
不安や疑念を抱きつつも、全員で休息をとる。

休息を終えてすぐ、ギルド員たちのもとに村長が現れる。
村長は村人の一部が森へと向かったと話し、彼らの行動に何か関係はないかと問う。
ギルド員たちの行動はまとまらず、村長の無礼な態度を咎める者、森に向かった村人の保護を優先する者、
残った村人たちに事情を伺うことを提案する者、と見事に意見が別れてしまった。
村長はその様子を「烏合の衆」と評し、夕暮れまで小屋へ留まるよう指示する。

村長に対し、ギルド員たちの不信感は増すばかりであった。
小屋から抜け出し探る方向に話をまとめるも、異常な行動をもって現れた村長は、
この村にいる限りいつでも見張られていると思うようギルド員たちに告げ、また消えたのであった。

拘束されるまま無為に過ぎる時間は、村娘の悲鳴によって終わりを告げる。
見張りの村人を押しのけ小屋の外へと飛び出したギルド員の目に入ったのは、
破壊された門、無惨に押しつぶされた門番の姿、そしてなおも押し寄せる死人の群れであった。

各自の判断に従い、分散して事態に対処するギルド員たち。
とにかく入口を死守し死人を追い返す者、村人の中から戦力を募る者、村人の避難を働きかける者、
そして村長を黒幕と目星をつけ、その追跡にあたる者。

各々の奮闘によりロメロ村は辛うじて守られ、死人の問題もひとまずは解決した。
しかしその真相は闇に葬られ、ギルド員たちはやりきれない思いを抱いたまま帰還したのであった。

+ 詳細:前半
77 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/09(木) 22:46:11.40 0.net
  <クエスト情報が更新されました>
  
  ・依頼1『ダスク・オブ・ザ・デッド』難易度:A
   内容:夕暮れと共に襲い来る、死人の群から町を守れ
   対象人数:不問、但し報酬は人数割り
   報酬:40000G
   依頼者:ロメロ村の村長
   補足:・受付は現在より4日後(96時間)まで
      ・依頼達成レベル≪部分的成功≫以上でLvアップ。
       各自のステータスのうち、上位三種が上から3、2、2ずつ上昇する。
  
  ・依頼2『死が二人を別つとも』難易度:A
   内容:地下墓地の中にある指輪の回収依頼
   対象人数:2人
   報酬:10000G
   依頼者:ある未亡人
    補足:・受付は現在より4日後(96時間)まで
       ・依頼達成レベル≪部分的成功≫以上でLvアップ。
        AGI、DEXが2ずつ上昇する。
  
  ・依頼2『天国より、愛を込めて』難易度:B
   内容:連続怪死事件の独自調査
   対象人数:1人
   報酬:達成度次第で変動
   依頼者:警備隊の新人
    補足:・受付は現在より4日後(96時間)まで
       ・依頼達成レベル≪部分的成功≫以上でLvアップ。
        INT、LUKが2ずつ上昇する。
  
  ※今回は全て高難易度のクエストとなります。パーティメンバーと協力し、或いは
   持てる能力を総動員し、時には運を天に任せ、無事に帰還して下さい。

79 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/10/10(金) 07:37:36.64 O.net
  >>77
  この依頼…
  うん、こりゃ1だ。
  人命救助が一番気になるからな。
  
  とは言え、アンデットか…こりゃ魔力セーブなんてしてらんねえな。
  …死人を増やすわけにはいかねー。
  (酒を煽り、魔力の回復につとめる事にした)
  にしても、なんだって急にアンデットの集団が…?
  …なんかあるな、多分。

84 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/10/11(土) 01:29:17.43 0.net
  >77
  依頼の一つ目、死人の群とはなんとも面妖な……。
  ロメロ村か……馬車を用立てておかねばならぬの。
  
  死人を斬ったことなど、拙者はついぞ無いが……刀が通じるものか?
  過日に墓守の御老より頂戴した聖水、持ってゆかねばな。
  その霊験あらたかなるを信じようぞ。

88 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/10/11(土) 02:41:29.82 0.net
  >>77
  新しい依頼が来たね!どれどれ…
  
  む、どれもこれも難しそうだ…!
  二番と三番は大きく稼げそうだけど僕ではちょっと不安だね…。
  うん、人の多そうな一番のクエストにしようかな。
  
  でも死んだ人が村を襲ってるだなんて何だか胸騒ぎがするよ…。

95 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/10/11(土) 20:40:03.55 0.net
  >>77
  一つ目の依頼、お願いします。
  
  …死人の群は、少ないうちに潰さないと。

110 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/14(火) 18:55:35.70 0.net
  >>77
  むむむ…。なんと難解なクエストの数々。
  フォロー向きのあちしとしては、1を選んでおくのが無難かにゃ。
  
  …フォローっていっても大したことできないんだけど。
  でもほら、後ろからナイフ投げたり、ちょっと魔法出したり。
  そんなのが意外と助かったりすることもあると思うんだよ。

115 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/14(火) 22:46:15.24 0.net
  <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』開始>
  
  >>79 >>84 >>88 >>95 >>110
  
  ……冒険者達を乗せた馬車が、冷たくなり始めた秋風を切って街道を走る。
  荷馬車屋自慢の快速馬車にて、街から――日暮れの到着を避け、車中泊の後――二日半。
  もうすぐ正午になろうかという時刻にもかかわらず、その村の門は堅く閉ざされ、何十もの
  木杭が粗く削られた先端をこちらへ向けていた。
  …杭をまだらに染めている赤黒い色については、あれこれ考えない方が精神に良いだろう。
  
  よく見れば、村の周囲全てが杭や、棘や、刃物を組み合わせた、歪な高い塀で覆われていた。
  ……戦争中でも、ここまで物々しく周囲を拒絶している村はそうそうないだろう。
  一行が、その異様な佇まいに気圧されていると…
  
  「……遅かったですな。ギルドには、緊急のお頼みと申し上げておいたのに」
  
  僅かに門が開き、しわがれた声を出しながら陰鬱な顔をした老人がのっそりと現れた。
  …恐らくは、この老人がロメロ村の村長なのだろう。
  
  「1、2……たったの5人、ですか。皆様、余程に報酬が減るのは惜しいと見える」
  
  落胆の色を隠そうともせず、吐き捨てるようにそう言うと、老人は何事か門の内側へ呟き、
  少し広めに間を開けさせた。
  
  「場所くらいはお貸ししますので、馬車の世話はご自分で。
   ……早く入って頂けませんかな。夕暮れを待って、我々を死人に食わせるおつもりか」
  
  無礼極まりない態度だが……それもこれも、死の恐怖に追い詰められているがゆえだろう。
  各々不満や怒りをぐっと抑え、荷馬車とともに村へ入る冒険者達。
  ……と、村長はすぐさま村の男に命じて内側から厳重に門を閉ざすと、そのまま無言で
  自宅へと向ってしまった。
  冒険者達は流石にその振る舞いを咎めるが…
  
  「…死人の群から守って頂きたい。お頼みする事も、お話する事もそれだけです。
   まさか、遠路のもてなしをお望みか?…生憎と、備蓄の食糧で精一杯ですので」
  
  振り返りもせずそう言うと、あとは扉を閉めて待てど暮らせど出てくる気配がない。
  …やむを得ず、御者に荷馬車を離れないよう言いつけて、一行は夕暮れを待つのだった…。

119 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/10/14(火) 23:26:38.77 O.net
  >>115
  >「1、2……たったの5人、ですか。皆様、余程に報酬が減るのは惜しいと見える」
  
  …別に報酬なんてどうでもいいんだけどなあ、オレは。
  それに、役立たずが百人集まるより、よっぽどいい奴等だよ、その4人。
  だからそんな心配するなって。
  ちゃんと、守るからさ。
  (安心させたくて、微笑みながら話した。)
  
  >…やむを得ず、御者に荷馬車を離れないよう言いつけて、一行は夕暮れを待つのだった…。
  
  ああは言ったけど、数にもよるよなあ…
  魔力は最大限回復しといたけど、剣も使うかもな…鍛練してもらっといてよかった。
  後は光と火、首落としに風…どれも使える場所だな、よし。
  最後に回復…ゾンビ化も防ぎつつ範囲内の者の傷を癒す魔法、ホーリーサークル…必要になるかどうか、か…
  ゾンビにゃダメージになるし、使った方がいいだろうけど…

125 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/10/16(木) 04:32:43.02 0.net
  >115
  これは……全て死人避けか。何とも物々しいの……。
  
  >「……遅かったですな。ギルドには、緊急のお頼みと申し上げておいたのに」
  ……御老が村の長か。馬車を飛ばしては来たのだが……何分この距離ゆえ。
  遅参の段、まことに申し訳ない。
  
  >「……早く入って頂けませんかな。夕暮れを待って、我々を死人に食わせるおつもりか」
  
    ――やれ、剣呑剣呑。
    夜な夜な死人に囲まれて過ごしておるのだ、気が立っておるのは察するがの……。
  
  >振り返りもせずそう言うと、あとは扉を閉めて待てど暮らせど出てくる気配がない。
  
  ……何処から来るか、どれほど来るかだけでも聞きたかったが、仕方あるまい。
  一先ず今日は、見に回りながら迎え撃つとするかの。
  
  拙者とアルフレッド殿は、外へ出て門の左……木立が近い方で彼奴らと戦う。
  囲まれにくい場所ではあるが、もし押し切られそうならば……一つ渡しておくゆえ、この聖水を
  撒いてすぐに退くぞ。そこの杭を昇り、塀を越えて中へと逃げるのだ。
  ……ロキ殿、ノア殿、グラスト殿は物見櫓から様子を見つつ、出来る限りで拙者らの周りの死人どもを
  撃つなり、遠ざけるなりしてくれ。
  
  あくまで初日は"見"が肝要。無理はせず、敵の全容を見極めるのだぞ。
  ……各々方に異存なくば、この戦法を持って夕暮れを待つが。どうかの?

127 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/10/16(木) 17:09:57.39 0.net
  >>115
  >>よく見れば、村の周囲全てが杭や、棘や、刃物を組み合わせた、歪な高い塀で覆われていた。
  素人作りにしては出来がいい、これなら当分は持つでしょうが…
  …いや、死人が数を増せば押し潰されますね。
  
  村の人たちを指揮し、押し返せればと思いましたが…これでは
  よそ者を受け入れてくれそうにありませんね。
  
  >>…やむを得ず、御者に荷馬車を離れないよう言いつけて、一行は夕暮れを待つのだった…
  ……馬があれば、一つ偵察でもしてくるんですが…貸してくれそうにはありませんね。
  
  >>125
  >>……各々方に異存なくば、この戦法を持って夕暮れを待つが。どうかの?
  ……まず、死人たちがどの種類か確かめる必要があります。
  単に数だけの存在ならいいのですが、中には複数の死人たちを固めて
  巨大な化け物を作る術もあると聞きます。
  
  …死人の群れに滅ぼされた村は過去、いくつもありました。
  その一つにならないよう、全力で守りましょう。

129 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/10/16(木) 21:10:59.32 0.net
  >>115 陰鬱なロメロ村
  思ったより早く着いたね。でも凄い村だね…。まるで話に聞く戦砦みたいだ。
  (村の外観に圧倒されている)
  
  >「1、2……たったの5人、ですか。皆様、余程に報酬が減るのは惜しいと見える」
  そんな、報酬の為だけに集まったわけじゃないよ…!
  
  >「まさか、遠路のもてなしをお望みか?…生憎と、備蓄の食糧で精一杯ですので」
  (冷たい態度のまま村長は姿を消した)
  …ご飯の期待はしてなかったけど…何だか歓迎されてないみたいだね、僕ら…。
  これも毎晩の襲撃のせいなのかな…。僕にはこの村自体が死んでるようにすら思えるよ。
  
  >>125 戦略家カゲミツ
  >……各々方に異存なくば、この戦法を持って夕暮れを待つが。どうかの?
  ロープを用意した方が良さそうだね。
  いざとなったら僕が引っ張って上まで引き上げるよ。
  
  うん、僕はいったん後ろで弓を撃ってるよ。
  でもあまり期待しないでね。弓自体は強力だけど僕の腕はそんなに良くないから。
  カゲミツやアルと近過ぎたりすると僕には危なくて撃てないね…。

130 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/10/16(木) 21:42:52.49 O.net
  >>125
  >あくまで初日は"見"が肝要。無理はせず、敵の全容を見極めるのだぞ。
  
  …だな、退避さえ問題なきゃ怪我もしないだろうし、賛成だ。
  アンデットに有効な魔法自体はあんだけど、どれもこれも条件がきついから、今日の支援は普通の魔法だけになる。
  でもまあ…出来るだけ相手がまばらになるようにする、といっても気を付けろよ?
  何が来るかわからねえ、のはカゲミツが言った通りなんだからな…無理だけはしないでくれ。

135 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/17(金) 20:08:53.85 0.net
  >>115
  んー…!やっと着いたー…っ、いてて…。
  …馬車泊まりなんて久しぶりだから、肩こっちゃった。
  
  >>…杭をまだらに染めている赤黒い色については、あれこれ考えない方が精神に良いだろう。
  うあー…なんか、なんかこれもう…。
  
  >>「1、2……たったの5人、ですか。皆様、余程に報酬が減るのは惜しいと見える」
  (かちん)…むー。目の前でそーゆー事言う…?
  
  >>「……早く入って頂けませんかな。夕暮れを待って、我々を死人に食わせるおつもりか」
  (かちーん)…むむー。さっきからいちいち…。
  …てーか、おじーちゃんならゾンビに紛れてもわかんないと思うけど…モゴモゴっ。
  (慌てて誰かに口元を抑えられる)
  
  >>「まさか、遠路のもてなしをお望みか?…生憎と、備蓄の食糧で精一杯ですので」
  …こ、の…黙って聞いてれば~…!
  命の恩人(予定)にそんな言い方しなくてもいいじゃないかーっ!
  ふーんだ!
  
  こうなったらゾンビ軍団に八つ当たりにゃ。
  バテない程度に。

138 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/17(金) 20:17:25.32 0.net
  >>125 カゲさん
  >>……ロキ殿、ノア殿、グラスト殿は物見櫓から様子を見つつ、出来る限りで拙者らの周りの死人どもを
  >>撃つなり、遠ざけるなりしてくれ。
  ん、りょーかい。
  あんまし命中精度良くないから、二人から離れたトコを狙って援護するカンジでやるよ。
  カゲさん達も…あちしが言わなくても分かってるだろうけど、危なかったらすぐ逃げてね?
  
  >>あくまで初日は"見"が肝要。無理はせず、敵の全容を見極めるのだぞ。
  任せて。目はすっごくいいから。
  皆みたいに強くない分、そっちのフォローはバッチリさせてもらうにゃ。

149 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/18(土) 16:44:04.53 0.net
  <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』開始>
  
  >>115 >>125 >>127 >>129 >>135
  
  長く伸び始めた影が二つ地を蹴り、高い塀を駆け上って外へと飛ぶ。
  門を閉ざしていた見張りの男達が素直に感嘆の声を上げ、やや遅れて届いた拍手が、
  少しばかりアルフレッドとカゲミツの表情を緩ませたのだった。
  
  残った三人は分かれて見張り台へと昇り、明らかに安堵の表情を浮かべた当番の村人と
  交代する。感謝の言葉こそないものの、僅かな会釈だけでも、この陰鬱芬々たる村で
  心を和ませるには十分だった。
  
  …だが、雑談に裂いている余裕は無さそうだ。
  僅かだが、朽葉や木々のそれに混じり鼻をつく死臭。
  葉擦れの音とは明らかに異なる、微かな低いうめき声。
  西日が照らす森、光の届かぬ奥の闇から…更なる闇が迫っていた。
  
  そして、太陽が稜線へ姿を消した黄昏時。薄闇の静寂を裂き――
  
  「ァ…ガァアアアアアアァッ!!」
  
  木々の間から、死者の群れが文字通り「飛び掛かって」来たのだった。
  鈍く緩慢な動きを想像していた冒険者達は、虚を突かれた格好だろう。
  
  
  <成否判定・初回>
  これに対する全員のレス、末尾コンマ2桁の合計値が【全員分のLUK+AGIの合計値】を下回れば成功
  更に、【全員分のLUKの合計値】を下回れば大成功

152 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/10/18(土) 17:14:12.35 O.net
  >>149
  >僅かな会釈だけでも、この陰鬱芬々たる村で
  心を和ませるには十分だった。
  
  …なんか、挨拶の大切さが良くわかるぜ…
  とっととゾンビをどうにかして、笑って話せるくらいにしたいな。
  厄介な原因じゃねえといいけど…

  >僅かだが、朽葉や木々のそれに混じり鼻をつく死臭。
  
  …戦場と似たもんだな、臭いは。
  うめき声は似てねえけど、最後は同じ風景になるんだろうな…
  死体だらけの、静かな場所に…
  
  >木々の間から、死者の群れが文字通り「飛び掛かって」来たのだった。
  
  !大丈夫か二人とも!
  …一緒に行って、防御魔法使った方が…いや。
  二人を信用する…方がいい、よな。気を付けてくれよ…
  せめて、援護でバラけさせないとな。
  まとまって近付く奴らに…
  『光の凝縮、天描く陣、数多の力、体濡らす霧雨のごとく』レイ!
  (詠唱破棄以上の魔力を込め、光線の威力を高めた。光は良く効くからか、当たったゾンビは動かぬほどに炭化した)

155 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/10/18(土) 22:06:28.13 0.net
  >>149 機敏な亡者の群れ
  
  >僅かな会釈だけでも、この陰鬱芬々たる村で心を和ませるには十分だった。
  うん、村長みたいな人だけじゃないんだね…。
  この村をしっかり守らないとね!
  
  >西日が照らす森、光の届かぬ奥の闇から…更なる闇が迫っていた。
  臭いがする…腐った肉の臭いだ…。声も聞こえる…。
  もう、もう近くに居るのかな…。ああ、カゲミツとアルが心配だよ。
  
  >鈍く緩慢な動きを想像していた冒険者達は、虚を突かれた格好だろう。
  !早いっ!早いよ!死んでるのにこんなに早く動けるだなんて!
  
  当てられるかわからないけど…当てないと!
  (弓に矢を番えギリギリと弦を張り頂点に達した所で狙いを定め、射る)


160 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/20(月) 20:24:02.20 0.net
   >>149
   (グラストくんと一緒に昇って、村人さんにぺこり)
   ふふー。やっぱし挨拶は大事だよね。
   ……っ、と。
  
   >>僅かだが、朽葉や木々のそれに混じり鼻をつく死臭。
   >>葉擦れの音とは明らかに異なる、微かな低いうめき声。
   はー…。
   目も耳も鼻もいいのが、こーゆー時は恨めしいにゃー。
   グラストくんも気づいた?

   >>「ァ…ガァアアアアアアァッ!!」
   嘘っ…!?
   な、なんであんなに速いのよ…!?
  
   っ、く…"ventus -- gradius"――≪風刃飛撃(ウィンド・カッター)≫ッ!
       風よ 剣となれ

   (樹木に阻まれて思うように威力は出ないものの、風の刃は飛び出ようとした死人の何体かを
   切り裂き、森の中へと押し戻した)
  
   さっすが、ロキねぇとカゲさん特製の風マガタマ。ずいぶん楽に撃てるよ。
   …それでも、あんまし連発はできないけどっ…!
   "ventus -- gradius"――≪風刃飛撃≫!

163 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/10/20(月) 20:56:30.51 0.net
   >>149
   >門を閉ざしていた見張りの男達が素直に感嘆の声を上げ、やや遅れて届いた拍手が、
   (村人たちの感嘆の声と拍手が後ろから聞こえてくるのを嬉しく感じ、アルは思わず頬が緩んだ)
   (帝国にいた頃、初めての山賊狩りで敵味方共に死者を出すことなく制圧した思い出が蘇ってくる)
   (あの時は珍しく父にも褒められ、今でもアルが胸を張って誇れる思い出の一つだ)

   …でも、今は違う。死人とはいえ、人を斬らなくっちゃいけない…
   (人を殺したことがないわけではないが、それでもアルは未だ殺人という行為に慣れていない)
   (わずかに手ににじむ汗を鎧にこすり付けて拭き、剣を鞘から抜き放つ)
  
   (太陽の光が刀身に映らなくなり、影が色濃くなったその時、死者の群れは飛び込んできた)
  
   んなっ…!
   (死人は走らない、そう教えられたアルは一瞬動きを止めた)
   (その隙に飛び掛かってきた一匹の死者に押し倒され、剣を盾になんとか食われることだけを止めている)

169 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/10/21(火) 19:48:09.63 0.net
   >149
   >門を閉ざしていた見張りの男達が素直に感嘆の声を上げ、やや遅れて届いた拍手が、
   >少しばかりアルフレッドとカゲミツの表情を緩ませたのだった。
   ……ふむ。軽業を見せた心算ではないが。
   こうして褒められれば悪い気はせぬものよな。思えばこの村も……
   
   >僅かだが、朽葉や木々のそれに混じり鼻をつく死臭。
   ……物言わぬ死人に、物言うのを邪魔されるとはの。……来るか。
   
   >「ァ…ガァアアアアアアァッ!!」
   ――! ちぃっ、寝起きにしては動きの速い……。
   
    ……喉突き、竹割り、少し離れて首払い。逆袈裟。
    一先ず、四体。
   
    ――否! 仕留めたは、たったの一体…!
   
   馬鹿な……何故、死なぬ。
   
    喉に風穴を開けた男、顔を断ち割られた老爺、肩口から胴まで裂けた女。
    この死人ども、動きは鈍れどもまだ死なず……。――死なず?
    ……そうか。馬鹿は拙者よ。
    既に死んでおるものが、いかなる道理で今一度殺せようか……。
   
   (>163)
   む――いかぬ! アルフレッド殿、無礼ながら火急ゆえ…許されい!
   
    …良し。投げつけた聖水の瓶、過たず剣へとぶつかったな。
    雫やら留め金やらが体や顔に掛かったようだが…それもこれも火急ゆえ。 
   
   大事無いか!? 此奴ら、斬ろうが突こうがまるで堪えておらぬ!
   剣でもって止めを刺すには、首を刎ねるより他に無いぞ!
   
    ……それにしても、いったいどれほどの死人がおるのだ。
   
172 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/21(火) 22:46:07.39 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中>
   
   >>152 >>155 >>160 >>163 >>169
   
   走り、跳び、鬱蒼と茂る森から襲い来る死人の群。
   隙を突かれたアルフレッドが押し倒され、死者を生者と同じく考えたカゲミツは
   進退の路を失い取り囲まれた。
   
   もとより多勢に無勢、その上で初手を崩されたのだ。
   最早、後は死人に食い殺されるのみだが――それは、彼らがただ二人で挑んだ場合の話である。
   
   「レイ!」
   「≪風刃飛撃≫ッ!」
   
   夕闇を裂く、鈴鳴るような声二つ。
   カゲミツを取り囲む死人達の輪へ、驟雨のごとき無数の光が降り注ぐ。
   倒れたアルフレッドへ更に飛び掛ろうとした死者達を、風の刃が切り刻む。
   …炭と化して崩れ落ちる者、五体を裂かれて吹き飛ばされる者、合わせて10は下らないだろう。
   
   そして光と風の間隙を縫うように、獣人グラストの矢が次々と放たれる。
   しなやかな緑樹の弓より射られたそれは、正確に死者の頭蓋を射抜き、木々へと縫いとめた。
   
   聖水の加護を受けたアルフレッドと、立ち回りに十分な空間を得たカゲミツも程なく持ち直し、
   自身を食らおうとする死人達の首を斬り飛ばすだろう。
   ……だが、漂う死臭と耳障りなうめき声は、その濃さを増す一方だった。
   死者達の襲撃が止む様子は当分なさそうだ――下手をすれば、夜明けまで。
   
   <選択肢による行動分岐/成否判定・二回目>
   1.少しでも死人の数を減らさなければ。もう少しこのまま闘おう
     ※この選択肢に対する全員のレス、末尾コンマ2桁の合計値が【全員のDEX+AGIの合計値】
      を上回れば成功。下回った場合、選択肢3へ+次回成否判定にペナルティ有
   2.詳細を掴む必要がある。全力で回避しつつ、森の中を伺う
     ※この選択肢を選んだ場合、アルフレッド・カゲミツはレスの末尾コンマ2桁の合計値が
      【2人のAGI+LUKの合計値】を上回れば成功。
      ロキ・ノア・グラストはレスの末尾コンマ2桁の合計値が【グラストのSTR+DEXと
      ロキ・ノアのMAG+DEXの合計値】を上回れば成功。
      両方成功で選択、片方のみ成功で選択肢3へ移行。
      両方失敗の場合、選択肢3+次回成否判定にペナルティ有
   3.とりあえずの観察は十分果たした。村の中へ退避しよう
     ※無条件で選択可能
   
   ・選択肢は多数決により決定されます。
    1に2人、2に3人のように選択が別れた場合、2が選択されたものとし、
    レスの末尾コンマ二桁は全て「選択肢2」に対して適用されます。
    2人、2人、1人のように割れた場合、選択肢にない第4の展開となります。
    …が、それは皆様にとって好ましい結果ではありません。
    仲間の行動傾向を想像するか行動を観察し、団結を心がけた方が良いでしょう。
   
174 ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/10/21(火) 23:34:42.81 O.net
   >>172
   …これだけ意図的に動きがある以上、何かあるのは確かだな。
   けど今回の依頼は村の防衛…死人だって無限じゃねえ、減らしてから調査した方が後々動きやすいか…?
   何より今探るには、二人も村も危険すぎる…
   【ロキの選択は1です】
   このまま支援…でも数は減らせるけど、二人の様子によってはオレもいくか。
   …ホーリーサークルなら体力も傷も癒せる、戦力を朝まで持たせる事もできるはずだ。
   ……仕組みを話したら怒られそうだけど、まあしゃーない…
   三人分の魔法範囲なら、なんとか…なる。魔法のせいで次の日に動けない、なんてとこまではいかない…はず…
   …さて…支援しつつ様子見だな。

176 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/22(水) 17:36:40.70 0.net
   村人「篭城戦の方が安全じゃないかな?かな?」

177 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/22(水) 17:45:39.83 O.net
   白衣のゾンビがいるような…

178 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/23(木) 16:01:48.86 0.net
   選択肢に「森ごと焼き払う」とかあったら面白かったなww

181 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/23(木) 19:06:02.79 0.net
   >>172
   (森の木々、うっすらと見える影をじっと見て)
   ま、まだなんかいっぱい出てくるっぽい…。
   
   …"glacies -- clavus"――≪氷片弾撃(アイシクル・バレット)≫!
      氷よ 釘となれ
   (拳大の尖った氷が、木の間にいるゾンビの頭を砕いたり砕かなかったり)
   
   ひ、1人ずつなら…これで、十分かな…。
   カゲさん、初日は「見に回るのだ」って言ってたけど…どっちにしても、
   このまま村に立てこもったら押しつぶされそうな数だよ。
   
   忙しいけど…全体の様子を見るにしても、戦いながらだね。
   (→1.少しでも死人の数を減らさなければ。もう少しこのまま闘おう)
   
   ……っ、は…。ぜぇ…ぜぇ…き、きつい…。
   (単体には氷、複数には風の魔法を撃ち分けている。
    疲れた様子を見せつつも、時折ぐるっと周りを見たり、遠くを見たり)
   
   …? 街道とか、草原には出てきてない…?
   ぜんぶ、森の中から来てる。あっちに何かあるの…?

182 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/23(木) 19:06:46.79 0.net
   >>176
   …ダメだよ。
   あいつらは痛がらない。あいつらは怖がらない。あいつらは、死なない。
   どんなに杭とか刃物を向けてたって、何人も何人も串刺しに折り重なってきて、
   そこへまた何人も何人もぶつかってきて。…そのうち、門が倒れる。
   
   力任せじゃなくたって、仲間を足場にして塀を昇ってくるかもしれない。
   今は考えついてないのか、そもそも考える能力がないのか分からないけど。
   でも、偶然その方法を見つける可能性は……たぶんあちし達が、この村で
   何日も無事に朝を迎えられる確率より高いだろうね。
   
   …さ。危ないから、降りて家に入ってて。
   大丈夫。おねーさんも、けっこー強いんだから。
   
   ……ふう。キツいけど、負けてらんない。いくよ!

183 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/23(木) 19:07:57.92 0.net

   >>177
   …白衣…?
   お医者さんだったのかな…。
   
   …って、いけない!
   ロキねぇが気づく前に…!
   
   "glacies -- clavus"――≪氷片弾撃≫!
   
   >>178
   いよいよ最後の手段、って?
   …そんな事をするくらいなら、村のヒトに別の場所へ避難してもらう。
   
   ってーか、それやったらどっちにしても村が燃え尽きるまでいきそうだし。
   "木を見て森を見失う"ってヤツだよ。

184 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/10/23(木) 19:49:31.25 O.net
   >>176
   うーん…でも籠城してられなくなったから呼ばれたんだし、無理ない程度に戦ってから判断した方がいいと思う。
   ネクロマンシーで支配を上書きできりゃいーんだけど、闇魔法はからっきし使えねえからなあ…
   ま、倒せるだけ倒して、侵入されないように頑張るさ。
   
   >>177
   …え……?
   
   (>>183 ノア)>"glacies -- clavus"――≪氷片弾撃≫!
   
   …い、いない…か?
   大丈夫…大丈夫…
   き、気のせいだろ…?
   
   >>178
   大胆すぎだな…森を燃やして、その後の炎を消すなんて、魔法全力でも人力でも無理だぞ?
   必要な水が半端ねえから作れないし、村が炎に巻かれる。
   自然破壊でどっち道住めなくなりそうだし、基本的には却下したい。

187 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/10/23(木) 20:52:59.84 0.net
   >>172 増え続ける死者達
   >しなやかな緑樹の弓より射られたそれは、正確に死者の頭蓋を射抜き、木々へと縫いとめた。
   やった…!マグレだけどやったよ!
   (グラストの弓の腕はそこまで褒められた物ではない
   しかし緑樹の弓は人間が使うには弦は硬く重い代物だ、
   それ故鏃の無い木の矢ですら死人達を貫き射止める事が出来るのだった)
   矢ならまだまだあるよー!撃って撃って撃ちまくるよ!
   (下手な鉄砲的多けりゃ当たる。時折外しつつも多少の加勢にはなっているようだ)
   
   >死者達の襲撃が止む様子は当分なさそうだ――下手をすれば、夜明けまで。
   それにしても…一体何所からこんなに死んだ人達が出てきてるんだろう。
   大きなお墓でもあるのか…それとも何かとんでもない物が…ううん…。
   今は集中して当ててかないと!
   
   >1.少しでも死人の数を減らさなければ。もう少しこのまま闘おう
   今二人に無理をさせるのはどう考えても良くないよ。
   今は出来る限り二人を援護して数を減らして行かなくちゃ!
   でも死んだ人たち…いったい何十人居るんだ…。
   
   >>176
   村に死んだ人達が入らないように戦ってるから多分篭城戦の方が危ないんじゃないかな…。
   篭城戦には村の人達も戦いに加わらなくちゃならないしね。
   
   今は僕らが二人の背中を守りながら数を減らすのが一番だと思う。
   
   >>177
   白衣?お医者さんかな?
   
   >>178
   それは僕らがやっていい事じゃないよ…。
   一度火がつけば焼き尽くすのは簡単でももう後には戻れないよ、多分…。

193 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/10/24(金) 17:06:26.83 0.net
   >>169 >>172
   ――今っ!
   (聖水を剣に受け、のしかかる死人の腹を蹴り飛ばす)
   (即座に体を跳ね上げ、聖水の加護を受けた剣を振るい死人の首を斬り落とす)
   
   ただ動きが早いだけなら…!
   (風の刃で切り刻まれてもなお、森の中から湧き出てくる死人の群れ)
   (アルは焦ることなく、その一部へと剣を正眼に構え待つ)
   
   まず最前列!
   (群れの先頭の一匹、その胴を横に両断した)
   (次に飛びかかってきた二匹目へは、まず籠手で顔面を掴み、後ろに回って剣を当て強引に首を落とす)
   (三匹目が後ろから食らいつこうとするが、アルがそれより早く身を低くし、足払いで地面に倒れ伏した)
   
   …安らかに。
   (倒れた三匹目に剣を振り下し、首を落とした)
   
   ……死人は一匹だけならそれほどでもありませんが、ここまで多いと…!
   まず死人の数を減らす必要があります!調べるだけなら明日の昼だっていい!
   
   (やや切れ味の鈍った剣に多少苛立ちながら、森から出てくる死人の首や足を切り落とす)
   (時には倒れた死人の頭を踏み潰しながら、しかしまだ息は上がっていない)
   
   (アルは選択肢1を選んだ)

194 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/10/24(金) 17:25:23.27 0.net
   >>176
   一人でも死人に殺されれば、その時点で死人に変わります。
   ちょっと前まで家族、あるいは知り合いだったものの
   首をすぐに斬り落とせる人間は少ないですよ…
   
   >>177
   白衣?珍しい服を着た死人ですね。
   
   >>178
   肝心の原因が森から逃げる可能性もある。
   死人の術だけを発動させつづける触媒を隠し、術者は逃げる。
   学校で習った焦土戦術の一例だけど、これが今回の件と同じなら…

195 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/10/24(金) 23:44:42.64 0.net
   >172
   この光……そうか、ロキ殿の魔法か。
   有難い、地獄に仏とはこの事ぞ!
   
    …首を刎ねねば止まらぬのなら、首だけを狙えばよい。
    それさえ分かっておれば、うぬらが如何に素早く走ろうと、跳ぼうと――
   
   ――サクヤの足元どころか、影にすら到底及ばず。
   
    抜き打ち。返し。突き、引き払い。
    三つの首が飛び……されど、新たに五つの屍が躍り出る。
   
   く、ここいらが退き時か……?
   
    ……否。此奴らが一斉に門へとぶち当たったならば、如何に堅く閉ざしておろうと
    所詮は木組み。留め金もろともに叩き壊されかねぬ。
    そも、此奴らが無限に湧いて出るというのなら……それこそ今宵一晩で守りには
    見切りをつけねばならぬ。その為にも……。
   
   <選択肢>
    1.少しでも死人の数を減らさなければ。もう少しこのまま闘おう  
   
   
   皆、此処は留まり、迎え撃って死人の勢の如何を見極めんとする!
   但し、長くとも二時間が限度!それ以上は力が持たぬゆえ、聖水をもって退き、守りに入るぞ!
   ……些か苦しいが、それまでは踏ん張れるか!

196 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/10/24(金) 23:45:31.45 0.net
   >176
   ふむ……最低限は土を盛った山に木組みの壁、欲を言うならば石積みの壁。
   よく鍛えられた弓手が十六人、四隅の物見櫓に二人ずつを、交代で。
   万が一に備え、槍の使い手も十人ほどは欲しいの。
   そこへもって一月分の糧食に、清らかで豊富な水源。
   そして少なからぬ財貨に、人や物の出入りができる荷馬車が何台か。
   
   これだけ揃えれば、枕を高くとは言わずとも、まず死人風情に
   村を落とされはすまいて。
   
   ……逆を言えば、それが出来ぬゆえに我らを呼び寄せたのであろう。
   今はこれが精一杯の策よ。
   夜はまだ長い。屍の声に囚われぬよう、しかと耳を覆って寝るのだぞ。
   
   
   >177
   薬師か、医者か、学士か……。
   ……人のためならんと道を修めた者が、今や人を食い殺さんと道を外れるとは。
   否……今言うても、詮無き事よ。
   
   (>183)
   ……秋の氷は冷たかろうが、せめて渇きが癒えれば良いの。
   
197 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/10/24(金) 23:46:31.82 0.net
   >178
   森が此奴らの根城で、森のある限り此奴らが湧き出てくるのであればな。
   ……が、それは調べねば分からぬ事。
   そして調べて当たりがついたとて、拙者らの裁量をもって決めてよい事ではない。
   
   ……あの村長殿の様子では、近いうちにそうしかねぬがの。

202 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/10/26(日) 23:38:14.06 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中>
   
   >>175 >>181 >>187 >>193 >>195
   
   腐り落ちた血肉、穢れた土と繊維の臭い、苦悶と怨嗟の混じった呻きが充満する。
   二度目の死を迎えた骸が、更なる骸に踏み潰されてゆく。
   …地獄そのものの光景。その最中にあってなお、一行は退かず戦う事を選んだ。
   
   だが、いかに闘志を奮い立たせようと疲労は体に圧し掛かり、焦燥は心をかき乱す。
   剣閃は、合わせて既に百を数えたろう。
   二陣の疾風のように振るわれていた刀と剣は、遠目にも明らかに速度を落としていた。
   いよいよ劣勢。ロキが切り札を手に、前線へ駆けつけんとする。
   
   ――と。
   息も絶え絶えに風の刃、氷の弾を放っていたノアが、木立の中に奇妙な影を見た。
   死者とは明らかに異なる動き。生者へ向かい出てくるのではなく、死者の群れへと
   歩みゆく、影。
   
   「アレだ。ヤツだ」と。
   闇の中でなお獲物を逃さぬ鷹の目が、真なる敵を捉える。
   だが――深紅の瞳に射られたと勘付いたのか、影は揺らめくように森の奥へと消えていった。
   同時に、死人の群れも――たった今、斬りつけられた者でさえ――反転し、死者の国へと
   帰るかのように、宵闇の森へと吸い込まれてゆくのだった。
   
   ……死の気配が、ようやく遠ざかった。
   皆がそれを実感したのは、いつの間にか家々の屋根から様子を伺っていた村人達の、
   轟くばかりの歓声を聞いた時だった……。
   
   
   <選択肢による行動分岐/成否判定・3回目>
   1.流石に疲れた……。今はただ眠ろう
     ※この選択肢に対する全員のレス、末尾コンマ2桁の合計値が【全員のLUKの合計値】
      を上回れば成功。無事にゆっくり休めるだろう。
      下回った場合、無理やり起こされ選択肢2へ+次回成否判定にペナルティ有
   2.まだ夜は明けていない。攻めてこない保証がどこにある?見張りを続けなければ
     ※無条件で選択可能だが、疲労により次回成否判定時に各自-3のペナルティ
   3.死人も追い返したし、村長に詳しい話を聞いてみよう
     ※この選択肢に対する全員のレス、末尾コンマ2桁の合計値が【全員のINTの合計値】
      を上回れば成功。さらに、100以上上回れば大成功。
      下回った場合、追い返され選択肢4へ+次回成否判定にペナルティ有
   4.ノアの見た影について、全員で話し合ってみる
     ※無条件で選択可能だが、疲労により次回成否判定時に各自-3のペナルティ

204 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/10/27(月) 07:32:42.93 O.net
   >>202
   帰っ…た?
   …助かった、出来ればやりたくない魔法だからな…
   カゲミツ、アルフレッド、怪我無いか?
   こんなさなかだし、魔法で治療しちまうからさ。
   ノアとグラストもお疲れ様、てかノアの魔法随分強いじゃねえか、吃驚したぜ。
   グラストの矢もすっごい破壊力だな、頼りになる。
   ん?オレが随分余裕そうだなって?
   …余裕なんかねえよ、まだまだ気を抜いてられないってだけさ。
   死人の数も様子もあまりにもおかしい、村に原因がある可能性が高い。
   話を聞いてみるべきだと思ってる…村長あたりにな。
   (選択肢3です)
   せめて情報をまとめて、行動方針を定めてかねえと…
   …なんならオレだけで聞きにいくから、休んでていいぞ?
   明日も、下手したらこの後も、戦いになるかもしれねえんだから…
   特に前線の二人は休めよ?気力は魔法じゃどうにもならねえんだから。

208 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/10/27(月) 19:11:49.00 0.net
   >>202
   けほっ……っ、ぁ…はぁ…はぁ……。が、がんばらなきゃ…
   …つぎ、は…どこ…。
   ……?
   
   .oO(……なに、あれ。…1人だけ群れの中へ、入っていって…抜けて……。
      あいつ……あいつは、ゾンビじゃない)
   
   アンタが……!
   (見張り台から身を乗り出した瞬間、相手の姿は消えてしまった)
   (そして、ゾンビ達も…)
   
   ……逃げられた…の、かな。それとも、偶然…?
   どっちにしても、助かったよね……みんな、おつかれさま……。
   
   (→1.流石に疲れた……。今はただ眠ろう)
   あ、あちし……限界。トリが鳴いても起きないよー…。
   
   (寝る方向に話がまとまったら)
   みんなー…寝るなら、最後にこの魔法つかうー……。
   
   "mollis -- aula -- clarus"――≪安息風衣(ブリーズ・レスト)≫…
    眠りを運ぶ 柔らかき風 
   
   (心地よい香りのするそよ風が、体や髪をなでるように吹き、緊張や疲労をほぐしてゆく)
   
   へへー…ぶい、新作ー……。
   傷とか、治すやつじゃないけど…リラックス、するでしょー…?
   …これなら、ロキねぇにも…効くんじゃないかにゃー…。
   
   ……欠点は…あふ……すっごく、眠くなる…から……
   …昼間は……つかい…づらく……ね… …おやすみ……(ぱたり)
   
   ……くー…すー…。

209 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/10/27(月) 21:30:20.84 0.net
   >>202 去ってゆく死人達
   >だが、いかに闘志を奮い立たせようと疲労は体に圧し掛かり、焦燥は心をかき乱す。
   少しだけ、少しだけ疲れてきたよ…。でも全然数が減ってないみたいだ…!
   日の出までまだまだ時間があるのにこれじゃぁ…。
   
   >死者の国へと帰るかのように、宵闇の森へと吸い込まれてゆくのだった。
   あれ!?死んだ人達が…帰ってく…?今まで僕達を食べようと凄い勢いだったのに…?
   (急な展開に呆気に取られている)
   一体どういう事なんだろう…死んだ人達は何か大きな目的で動いてる…?
   うう…僕にはわからないよ。全くわけがわからないよ…。
   
   >村人達の、轟くばかりの歓声を聞いた時だった……。
   でも、これで一旦はこの村も安全になったんだね。
   >1.流石に疲れた……。今はただ眠ろう
   僕は少し休めばいいけれど…カゲミツやアルはあの中を二人だけで戦ってたんだ…。
   少しでも休んで欲しいね。

214 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/10/29(水) 21:39:33.84 0.net
   >>202
   …次はこいつかっ!
   (濃厚な死臭の中で、カゲミツと共に剣を振るい、次々と首を落としていく)
   
   ――そろそろ、ですかね。
   (血糊と油で切れ味の落ちた剣を強引に叩きつけ、地面に死人を這わせ、頭を踏み潰す)
   (森の中へ帰っていく残りの死人たちを、カゲミツと共にじっと見ていた)
   
   ……なんとか、生き残れましたか。
   ここまで死人が狂暴なら、急ぎの依頼という理由も分かります…
   
   (2.まだ夜は明けていない。攻めてこない保証がどこにある?見張りを続けなければを選択)
   …まだ、来る可能性もあります。
   僕は見張り台にいますので、ゆっくり休んでおいてください。

217 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/10/29(水) 23:52:04.59 0.net
   >202
   ぬぅ…ッ…!
   
    腕を落とし、首に食い込んで止まった刃を、両手でもって圧し切る。
    ……情けなや。刀を振るい通しとはいえ、たった二刻ばかりで力が萎えたか。
    だが、まだだ。あと二刻は持ち堪え、此奴らの数を見極めねば……!
   
   ……む?
   なんだ、一斉に……。よもや、逃げ戻るとでもいうのか……?
   
   >……死の気配が、ようやく遠ざかった。
   終わり……では、ないな。
   ……だが、傷も負わず無事生き延びた。なれば一先ずは、此方の勝ちよ。
      
       <選択肢>
    1.流石に疲れた……。今はただ眠ろう
   
   ……調べ物や新たな備えをしたい所ではあるが……まずは皆、休むのだ。
   
   休めるときに休むのも、大事な支度のうちゆえな。
   
   そこな、門番の御仁。拙者らはこの中で寝ておる。
   ……もし新手の気配があったならば、一切の遠慮は要らぬゆえ。叩き起こしてくれい。
   では……。

228 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/01(土) 18:01:47.82 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中>
   
   >>204 >>208 >>209 >>214 >>217
   (多数決により、選択肢1へ)
   
   不安や疑念が拭い去れた訳ではなかったが、それでも今は休息が第一。
   ノア、グラスト、カゲミツの意見がそう一致し、一行は粗末な大部屋で眠る支度を始めた。
   身を横たえる前、ノアの呼び寄せた微風が冒険者達の身を包む。
   柔らかな芳香が鼻腔をくすぐり、凝り固まった筋肉を、張り詰めた精神をほぐしてゆく。
   それはまるで上質の寝間着のように、皆を安らかな深い眠りへと導くのだった……。
   
   ――翌朝。
   それぞれに持参した食料を交換などしつつ遅い朝食をとっていると、扉が乱暴なノックと共に
   返事も待たず無遠慮に押し開けられた。
   
   「……寸暇を惜しんでのお食事中失礼。何分急ぎの用でしてな」
   
   まるで心のこもらない声でそう言ったのは、昨日にも増して陰鬱な顔の長老だった。
   
   「村の若い者達が何人か、調べ物だ何だと森へ分け入っていってしまったようで。
    ……よもやとは思いますが、そちらで何事か焚きつけた訳ではないでしょうな?」
   
   ……答える前にその表情から察したのか、長老は謝罪もなくそのまま反転し、扉を出て行こうとする。
   
   
   <選択肢による行動分岐/成否判定なし>
   
   1.【村-A】いい加減我慢の限界だ。聞きたい事もあるし、村長を咎めて引き止める
   2.【森-A】大変だ。とにかく急いで彼らを探しに行かなければ!
   3.【村-B】……一体どういう事だ?残っている村人達に話を聞いてみよう
   4.【森-B】村人なら、自分達より森の中には詳しいだろう。それより自分達の探索を優先しないと

235 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/11/03(月) 00:30:49.70 0.net
   >228
   >身を横たえる前、ノアの呼び寄せた微風が冒険者達の身を包む。
   ……何と、良い香りか。白檀とも沈香とも、木蓮とも梅花とも思えるようで、
   異なる……ごく、薄…い……

   ――む?

    いつの間にやら眠っておったか……幾度身に受けても、魔法とはかくも驚くべきものかな。
    昨晩の疲れが、まるで淡雪のように消えてしまったわ。

   ノア殿、まことに有難い。礼というほどではないが……この干菓子など、口にしてみぬか。
   麦の粉と砂糖と湯で練り、押し固めて焙り乾かしたものなのだが。
   皆も良ければ……

   >「……寸暇を惜しんでのお食事中失礼。何分急ぎの用でしてな」
   ……。
   遊びで留まっておる訳ではないゆえ、何時でも構わぬよ。何用かな?

   >「……よもやとは思いますが、そちらで何事か焚きつけた訳ではないでしょうな?」

    ――御老体の物言いに腹を立てても始まらぬ。
    すぐさま森へ連れ戻しにゆきたい所ではあるが……如何せん、勝手の分からぬ森へ
    余所者の拙者らが飛び込んだとて、右往左往して徒に時を食うのみよ。

   <選択肢>
    3.【村-B】……一体どういう事だ?残っている村人達に話を聞いてみよう

    ……まずは、残りの村の者へ何事かを確かめてから動かねば。
    森の広さ、探し物の見当が付くか否か……この御老では、話にならぬ。

    皆へ目配せを送り、何はともあれ手元の干し肉を白湯で口中へ流し込んだ。

237 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/03(月) 01:06:09.83 O.net
   >>228
   ノアの魔法って、なんだか綺麗だったり心地よかったりするのが多いな。
   見習わねえとなー

   >「村の若い者達が何人か、調べ物だ何だと森へ分け入っていってしまったようで」

   村人が森に…?
   …不味いな、ゾンビがいない時間でも何がいるかわからねえ。
   それに昨日の様子、下手したら日陰ならゾンビも出てくる可能性だってある。
   聞きたいことは色々あっけど、今は追いかけた方が良さそうだな。
   …守った奴に死なれるなんて、ごめんだぞ。
   (選択2、森A)
   人を探し出すだけなら、どうにでもなるけど…
   嫌な予感がするんだよな…聞き込みしてたら、間に合わない気がする…
   (不安なだけで、多数決には従う)

243 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/11/03(月) 21:03:08.31 0.net
   >>228
   んー…。(のびー)
   ……くぁ…よく寝たにゃー…。

   (ぼー…)……?

   ――っ!
   .oO(し、しまった!皆と一緒にいるんだったー!)
   …わ、忘れてっ!あちし、顔洗ったり髪整えてくるから!その間に忘れてっ!

   (ごはんがおかず)
   …堅パン、かたーい。当たり前だけどさ…。
   ん?カゲさん、それなに?え…あちしにくれるの?
   わー、ありがとう♪
   麦交戦かあ…強そうな名前だけど、あまーい。へへ…

   >「……寸暇を惜しんでのお食事中失礼。何分急ぎの用でしてな」
   …むー。
   >「……よもやとは思いますが、そちらで何事か焚きつけた訳ではないでしょうな?」
   な……!

   (→1.【村-A】いい加減我慢の限界だ。聞きたい事もあるし、村長を咎めて引き止める)
   …あのさあ、おじーちゃん。昨日から一体なんなの、その態度。
   別に歓迎してくれなんて言わないけど、いくらなんでもひどすぎるよ?
   なーんか、あちし達に「すぐにでも帰って欲しい」みたいだよね。

245 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/11/03(月) 22:42:26.82 0.net
   >>228 一時休息
   >身を横たえる前、ノアの呼び寄せた微風が冒険者達の身を包む。
   ん、凄くいい香りだ…すごく…眠く、なる…。

   >――翌朝。
   ふああ…もう朝かあ。ゆっくり寝れたよ。
   でもお腹すいたあー。
   (町から持ってきた林檎をモシャモシャと齧る)

   >「村の若い者達が何人か、調べ物だ何だと森へ分け入っていってしまったようで。
   >……よもやとは思いますが、そちらで何事か焚きつけた訳ではないでしょうな?」
   >2.【森-A】大変だ。とにかく急いで彼らを探しに行かなければ!
   僕らは昨日すぐに寝ちゃったから村の人達には何も…
   で、でも!森に入っちゃったの!?昨日だってあんなに死んだ人達が出たのに…
   早く探しに行ったほうが良いよ!

247 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/11/04(火) 20:12:52.40 0.net
   >>228
   >柔らかな芳香が鼻腔をくすぐり、凝り固まった筋肉を、張り詰めた精神をほぐしてゆく。
   明日は…きちんと…見張りを……

   ……ノアさんの魔法、よく効きますね。
   こっそり起きて朝まで見張りでもしておこうと思いましたが…もう日が昇ってる。
   (剣にこびりついた汚れを布で拭き取りながら、合間に干し肉をかじって腹を満たす)

   >「……寸暇を惜しんでのお食事中失礼。何分急ぎの用でしてな」
   何か、ありましたか。死人が出てきたようには思えませんが…

   >……よもやとは思いますが、そちらで何事か焚きつけた訳ではないでしょうな?」
   ちょっと落ち着いてください、こっちが焚きつける意味なんてまるでありませんよ!

   ――とりあえずこういう時は、まず何が起きたのか把握しなくちゃ。

   (3.【村-B】……一体どういう事だ?残っている村人達に話を聞いてみよう を選択)

   村の人たちが追いつめられて、自棄になったかもしれません。
   こんな状況では仕方ないことですが…だからって、放っておくわけにもいきません。
   他の人たちが同じように混乱して、村全体が一種の恐慌状態になる前に動きましょう!
   (手入れを終えた剣を鞘にしまい、残りの干し肉を袋に入れ、紐で縛って腰に括り付けた)

255 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/05(水) 22:41:56.67 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中>

   >>235 >>237 >>243 >>245 >>247(行動分散により、選択無効)

   ……度重なる無礼と募る不信感に、ついにノアの怒りが爆発した。
   柳眉を逆立て、毛を逆立てる猫のように長老へと詰め寄る。
   何か痛いところでも突かれたのか、或いは自分の孫ほどでしかない年の娘に
   生意気な事を言われて腹に据えかねたのか、長老も白面を紅潮させて振り返る。

   その背後ではロキ、グラストが一刻も早く森へ向かうべきだと主張するが、
   慎重なカゲミツとアルフレッドは首を縦に振らない。
   すぐに森へ、いやまずは村へ、と声が飛び交い、少しずつ熱を帯び始めてきた頃。

   「……いやいや、まるで烏合の衆だ!お役に立って頂けないのであれば、
    貴女の言う通り。一刻も早くお引取り願う他ありませんな!」

   暫しノアと睨み合っていた長老が、杖で床を荒々しく突いてそう声を荒げた。
   ……ぴたり、と冒険者達の動きが止まる。
   侮蔑の色をありありと浮かべて一同を睥睨すると、長老は鼻を鳴らして言葉を続ける。

   「もう一度だけ繰り返させて頂くが……我々からの頼み事は死人から村を守って頂きたい、
    ただそれだけです。余計な勘繰りや助力はご遠慮願いましょう」

   「皆様の役目は夕暮れのはず。でしたら、それまでは便所と水汲み以外にこの場を離れぬよう。
    のんびり食事の続きと昼寝でもして、英気を養っていて頂けますかな」

   命令じみた慇懃無礼さでそう告げると、長老はことさら騒々しく杖の音を立てて扉を出ていった。
   ……事実上の、軟禁状態に置かれたのだ。


   <選択肢による行動分岐/成否判定・4回目>
   1.……どうしようもない。今は大人しくしていよう
     ※無条件で選択可能
   2.なりふり構っていられるものか。とにかく今は森へ向かう!
     ※この選択肢に対する全員のレス、末尾コンマ2桁の合計値が【全員のAGI+DEXの合計値】
      を上回り、かつ全員が【30以上の数値】であれば成功
   3.話の分かる村人に協力を求めよう
     ※この選択肢に対する全員のレス、末尾コンマ2桁の合計値が【全員のINT+LUKの合計値】
      を上回れば成功
   4.いくらなんでも、長老の態度は異常だ。こっそり抜け出し探ってみる
     ※この選択肢に対する全員のレス、末尾コンマ2桁の合計値が【全員のAGI+LUKの合計値】
      を上回れば成功

+ 詳細:後半
259 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/06(木) 07:38:43.35 O.net
   >>255
   >「もう一度だけ繰り返させて頂くが……我々からの頼み事は死人から村を守って頂きたい、ただそれだけです。余計な勘繰りや助力はご遠慮願いましょう」

   (長老がいなくなってから)
   …ありゃ、おかしいだろ。
   我々からの?村を守る?だったら村人は死んでもいいのかよ。
   一旦別行動をするって手もあったけど…ここまで異常だと、気に入らねえ。
   (4.いくらなんでも、長老の態度は異常だ。こっそり抜け出し探ってみる)
   …幻影の術でもなんでもいーからごまかして、探り入れてえ。
   死人について何か知ってる可能性高いしな。
   森も心配だけど…これじゃあ、夕暮れまでに何も対策が打てない。
   依頼人とは言え、話をしねえんじゃ守るもんも守れねえっての。

265 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/11/07(金) 18:38:02.70 0.net
   >>255
   むー…何よその目。大体おじーちゃんが…

   >>「……いやいや、まるで烏合の衆だ!お役に立って頂けないのであれば、
   >> 貴女の言う通り。一刻も早くお引取り願う他ありませんな!」

   ……う。

   >>「皆様の役目は夕暮れのはず。でしたら、それまでは便所と水汲み以外にこの場を離れぬよう

   ~~っ…!
   ずるい!ずるいずるーい!
   自分でギルドに頼んどいて、あんな脅し方ってないにゃー!
   (しばらくびたーんびたーん!と床を叩いているが、ぴたっと動きを止めて)

   ……さっきね。近くで目を見て、確信した。
   あのおじーちゃん、だいぶ後ろ暗ーい嘘ついてるよ。
   睨み返す前に、ちょっと目がブレてたもん。

   (→4.いくらなんでも、長老の態度は異常だ。こっそり抜け出し探ってみる)
   …その嘘を暴いとかないと、あとで致命傷になりかねない。
   なんとか周りを探ってみないと。

   ――あのヒトの「我々」ってさ。どこまでの範囲なんだろうね。

267 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/11/07(金) 22:57:27.18 0.net
   >255
   >「皆様の役目は夕暮れのはず。でしたら、それまでは便所と水汲み以外にこの場を離れぬよう。
   > のんびり食事の続きと昼寝でもして、英気を養っていて頂けますかな」
   ……。

   ……よく分かった。
   あの御老に、村人を守る気などさらさら無い。
   事によると……

   <選択肢>
    4.いくらなんでも、長老の態度は異常だ。こっそり抜け出し探ってみる

   ……事によると、村を守るという言葉すら建前に過ぎぬのやも、な。

   だが、こうして出会えたのは重畳よ。
   ひとつ、あの珍奇な老人を懲らしめにゆくとするか……

270 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/11/08(土) 01:55:21.11 0.net
   >>255 
   >慎重なカゲミツとアルフレッドは首を縦に振らない。
   話なんか聞くよりも早く森へ行ったほうが…!
   早くしないと食べられちゃうかも知れないんだよ!

   >……いやいや、まるで烏合の衆だ!
   う…そ、そんな…!僕らはこの村を守ろうと思って…!

   >のんびり食事の続きと昼寝でもして、英気を養っていて頂けますかな
   >命令じみた慇懃無礼さでそう告げると、長老はことさら騒々しく杖の音を立てて扉を出ていった
   …僕達、もっと団結しないといけないみたいだね…
   そうでもないとこれからもっと酷い目に遭いそうだ…。

   >4.いくらなんでも、長老の態度は異常だ。こっそり抜け出し探ってみる
   皆も言うけど何だかあの村長さん少し変だよ…。
   村を守りたいのに村人を大切にしないなんて…。
   少し探ってみたほうがいいかも知れない…こっそりね。

275 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/11/08(土) 11:22:59.56 0.net
   >>255
   >「もう一度だけ繰り返させて頂くが……我々からの頼み事は死人から村を守って頂きたい、
   >ただそれだけです。余計な勘繰りや助力はご遠慮願いましょう」
   >「皆様の役目は夕暮れのはず。でしたら、それまでは便所と水汲み以外にこの場を離れぬよう。
   >のんびり食事の続きと昼寝でもして、英気を養っていて頂けますかな」

   『皆様の役目は夕暮れのはず』『この場を離れぬよう』
   本当に村を守る気があるなら死人のおかしさや、どこから来るかぐらいは教えてくれるはず…
   追いつめられているにしては、村人を守る気がない…

   ……村全体が餌?ギルドへ依頼し、冒険者を報酬で釣って死人の一部とする…
   (4.いくらなんでも、長老の態度は異常だ。こっそり抜け出し探ってみる を選択)

   …村長に聞いても、あの様子では無理でしょう。
   何かしらこの村にはおかしいところがあるはず…探る必要があります。
   ことによっては、死人以外を斬る必要が出てきますね…

277 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/08(土) 17:26:52.38 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中>

   >>259 >>265 >>267 >>270 >>275(成否判定失敗!)

   もはや冒険者一行にとって、長老は単なる依頼主ではなかった。
   守るべきものを、村人を軽視している。
   守り手たるものを、冒険者を忌避している。
   理由はわからない。が、放っておけば、きっと良くない事になる。
   …ならば、その理由を暴くのだ。

   衆議はそう一決し、各々が手筈を整えようと、まさに立ち上がろうとした時。

   「余計な詮索はせぬよう。夕刻までは出歩かぬよう。――そう、申し上げた筈ですな」

   心臓を鷲掴みにするような、低く冷たい声が響く。
   一斉に声のしたほうへ振り返ると……板壁の割れ目へ、まるで浮き出るかのように。
   長老の、落ち窪んだ眼が覗いていた。

   「これが最後です。もし次に余計な真似をすれば、即刻死び…いや。村を出て頂く。
    この村にいる限り、いつ何処でも……皆様は見張られていると思う事だ」

   ……扉を出てから、10分足らずとはいえ。
   じっと、動くことなくこっちを見ていたのか。壁の向こうで……へばりつくように。
   その行動の異様さに、その性質の異常さに。
   熟練の冒険者ロキも、豪胆な剣客カゲミツも、心理戦に長じたノアも、
   天真爛漫なグラストも、沈着冷静なアルフレッドも――
   ――皆が、知らず後ずさった。

   それを嘲るように、皺だらけの眼窩が笑いの形に歪み……スッと、煙のように気配ごと消えた。

   ……八方塞がり。もはや、手は尽きた。
   冒険者達は歯噛みをするような気分で、夕暮れを待つのだった……。

   そして、黄昏。まだ先、まだ先と融通の利かない見張りの村人に苛立っていると、
   死人の呻きより先に聞こえたのは――村娘の、絹裂くような悲鳴。

   なおも渋る村人を弾き飛ばすように押しのけ、慌てて外へ飛び出す。
   ……門が、叩き壊されていた。門番が、叩き潰されていた。

   そして、なおも家々を叩き壊そうと、なおも人々を叩き潰そうと。
    ――雪崩れるように、死人の群れが押し入ってくる。

   <選択肢による行動分岐/成否判定なし>

   1.とにかく入口から来る奴らを押し返し、そこを死守する!
   2.周りの塀や他の出入り口は無事なのか!?確認しないと!
   3.まだ外にいる村人を守ろう!家に避難させなければ!
   4.戦える村人はいないか、応援を募ってみる
   5.なぜこうなるまで呼ばなかった…?力づくでも長老を問い詰めてやる!

   ※今回の選択肢に限り、各自で自由に行動を選ぶ事ができます。
    ただし、分散する事が必ずしも良い結果を招くとは限りません。
    …もちろん、一点に集中したからといって事態が好転する保証もありません。
    自身の役割や仲間の性質をよく考え、行動を選択して下さい。

278 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/08(土) 18:48:28.69 O.net
   >>277
   >「これが最後です。もし次に余計な真似をすれば、即刻死び…いや。村を出て頂く。この村にいる限り、いつ何処でも……皆様は見張られていると思う事だ」

   な…んで…
   何があるってんだ…!
   クソッ、これじゃ身動きなんてとれやしねえ。
   森に行った奴ら…頼むから、死ぬなよ…!

   >死人の呻きより先に聞こえたのは――村娘の、絹裂くような悲鳴。
   >――雪崩れるように、死人の群れが押し入ってくる。

   なっ!?
   門が壊されるまでほっとかれたのかよ!
   …少なくとも、今一番ヤバイのは目の前。
   他からの侵入も心配だけど、ここが一番入ってくるはずだ…それなら…

   (1.とにかく入口から来る奴らを押し返し、そこを死守する!)
   誰か村人の方を頼む!
   オレはここで戦う、諦めてたまるか!
   出来る限り助けるために、食い止める。依頼の裏なんてもんは後でいい!

284 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/11/10(月) 19:18:12.57 0.net
   >>277
   >>「これが最後です。もし次に余計な真似をすれば、即刻死び…いや。村を出て頂く。
   >> この村にいる限り、いつ何処でも……皆様は見張られていると思う事だ」

   …なに……なんなの、アレ…。…おかしいよ、異常だよ…。
   "即刻、死人に――"。…あいつ、確かにそう言おうとしてた。
   ……おかしいよ、こんなの。


   (夕方)
   …ちょっと!もーいい加減いいでしょ!とっくにお日様だって沈んで…

   >>死人の呻きより先に聞こえたのは――村娘の、絹裂くような悲鳴。
   …っ!だから言ってんのに…!あーもう、どくにゃっ!
   おねーさん、今いく…

   >>……門が、叩き壊されていた。門番が、叩き潰されていた。
   ……な、んで。なんで、こんな…!

   >>――雪崩れるように、死人の群れが押し入ってくる。
   ……。…みんな。ごめん、少しだけお願い。すぐに戻るから!

   (→5.なぜこうなるまで呼ばなかった…?力づくでも長老を問い詰めてやる!)
   あちしが至近距離で戦いに参加したって、大して役に立てない。
   それよりも……。

   ――"即刻、死人に"。
   あいつのあの言葉、きっと何かある。
   …もう間違いない。あいつ、村を守るつもりなんか最初からなかったんだ!
   今だからこそ、絶対に洗いざらい吐き出させてやるんだから…!
   (カットラスを抜き、全力疾走で長老の家へ)

286 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/11/10(月) 21:22:10.01 0.net
   >>277
   >「これが最後です。もし次に余計な真似をすれば、即刻死び…いや。村を出て頂く。
   >この村にいる限り、いつ何処でも……皆様は見張られていると思う事だ」

   >それを嘲るように、皺だらけの眼窩が笑いの形に歪み……スッと、煙のように気配ごと消えた。

   ―――山賊、野盗、北の異民族。
   今までにさまざまな人間と戦ってきましたが、あの村長は明らかに異常です。
   ここまでの事態であそこまで他人事のようにふるまえるなんて…

   >死人の呻きより先に聞こえたのは――村娘の、絹裂くような悲鳴。
   >なおも渋る村人を弾き飛ばすように押しのけ、慌てて外へ飛び出す。
   ええい、邪魔です!こんな時は止めてる場合じゃないでしょ!
   (押しとどめようとした村人を無理やり押しのけ、剣の柄に手をかけ走り出す)

   >――雪崩れるように、死人の群れが押し入ってくる。
   ……どうして、ここまで…!

   (4.戦える村人はいないか、応援を募ってみる)


   事情を聞いてる場合じゃない、少しでも戦力が必要だ…!

   ――村人のみなさん!!戦える方は武器を持ってこちらの広場へ集まってください!
   それ以外の方も集まってください!このままでは皆死人に食われます!

290 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/11/11(火) 19:20:13.39 0.net
   >277
   >長老の、落ち窪んだ眼が覗いていた。

   >「これが最後です。もし次に余計な真似をすれば、即刻死び…いや。村を出て頂く。
   >この村にいる限り、いつ何処でも……皆様は見張られていると思う事だ」

     ――地獄の極卒だとて、いま少し眼差しが温かかろう。
     御老は……否、此奴は。――此奴は、まことに人なのか。
     これが、村長たる人のやる事なのか。できる事なのか。
  
   ……。手は尽くした。策は尽きた。座して待つより、他に無し……。
  
  
   >死人の呻きより先に聞こえたのは――村娘の、絹裂くような悲鳴。
   ――! 退け、戯けがッ! 既に禍時も近いではないか!

   >……門が、叩き壊されていた。門番が、叩き潰されていた。
   何、たる……。おのれ、おのれ……許さぬぞ、村長ァ!

   >――雪崩れるように、死人の群れが押し入ってくる。
   く……! いらぬ事に目を向けておる時ではない!

   <選択肢>
    1.とにかく入口から来る奴らを押し返し、そこを死守する!
   
     聖水をぐいと口へ含み、抜いた刀へ霧吹きのごとく、ぶっと吹きかける。
     残りは駆けつつ頭から引っ被り、そのまま瓶を放り捨てた。
     ……罰当たり千万、だが火急中の火急ゆえ。南無三、畏み畏み申す。

   その門、うぬら死人が潜るならば――関銭代わりに、首を置いてゆけ!

295 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/11(火) 21:53:12.56 O.net
   >>290 カゲミツ
   >その門、うぬら死人が潜るならば――関銭代わりに、首を置いてゆけ!

   …カゲミツ、アンデット用の円陣魔法を使うから、範囲から漏れたやつを頼む。
   傷ついたら範囲に入ってくれ、回復効果もある。
   何がなんでも、死守するぞ!
   …だから、怒らないでくれよな…

297 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/11/12(水) 22:19:40.65 0.net
   >>277 壁に耳あり障子に目あり

   >衆議はそう一決し、各々が手筈を整えようと、まさに立ち上がろうとした時。
   ようし!じゃあ僕は見張りを惹き付けて―

   >「余計な詮索はせぬよう。夕刻までは出歩かぬよう。――そう、申し上げた筈ですな」

   !!

   >「これが最後です。もし次に余計な真似をすれば、即刻死び…いや。村を出て頂く。
   >この村にいる限り、いつ何処でも……皆様は見張られていると思う事だ」
   こ、怖いよ…あの村長さんすごく怖いよ……!
   僕らのことずっと見張ってるなんて…とても普通とは思えないよ…。

   …もう日も暮れそうなのに出してもらえないなんて…
   これじゃ戦うにも戦えないよ…。
   >死人の呻きより先に聞こえたのは――村娘の、絹裂くような悲鳴。
   !今の聞いた!?悲鳴だよ!早く開けて!ああもう!

   >なおも渋る村人を弾き飛ばすように押しのけ、慌てて外へ飛び出す。
   ……門が、叩き壊されていた。門番が、叩き潰されていた。
   そんな…!!まさかこんなことって…!!


   村は大混乱だよ!このまま混乱が続いたら戦ってる場合じゃなくなっちゃう!

   僕に、僕に今できることは…!

   >3.まだ外にいる村人を守ろう!家に避難させなければ!

   皆!家の中に逃げて戸をふさぐんだ!早く!
   (迫り来る死人達を射ながら叫ぶ)

310 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/14(金) 21:23:02.88 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点1>

   >>278 >>290 >>295

   崩れかけた門を蹴散らし、無数の死人が土砂のように流れ込んでくる。
   新たな生者を、哀れな獲物を求めて腐臭を放つ口蓋を裂けるほどに開き、
   泥と腐肉の混ざった腕を伸ばした、その先。

   ――突如として眩い光が広がり、肘から先を熱で溶かすかのように消滅させた。
   地に広がり天へと昇る光は、魔法使いロキの放つ退魔の円陣。
   魔なる者、穢れし者達を決して許さぬ浄化の障壁。

   ……だが、穢れを許さぬ神聖な光を受けてなお、死人の侵入は止まらなかった。
   門と円陣の間を、盗人のようにすり抜ける者。壁に体表を削られながらも意に介さず
   駆け抜けるもの。半身を消し炭に変えて、なお地を這いずる者。
   生を厭い生者を呪う、おぞましき死人は止まらない。

   …だが、かくもおぞましき屍の進軍を前に、立ちはだかる影がもう一つ。
   獲物と見紛えて飛び掛った死人の首は、三つ同時に宙を舞った。
   蟻一匹通さぬとばかりに猛然と刀を振るうのは、剣客カゲミツ。

   その守り、乱杭の並ぶ門よりもなお堅牢にして頑強。
   稀代の魔法使いと刀の達人による、万夫不当の防壁が死人達を阻む――!


   <成否判定・5回目/1>
   これに対するロキ・カゲミツのレス、末尾コンマ2桁の数値の合計値が
   【2人のVITの合計値】を上回り、かつ各自が【30以上の数値】であれば
   成功、仲間と合流可能。
   失敗した場合は孤立+以降の成否判定に-5のペナルティ

311 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/14(金) 21:24:52.09 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点2>


   >>284

   "雪片のノア"……そう称される所以のひとつである、美しい白髪を振り乱し、
   赤紫の瞳孔に怒りの焔を揺らめかせ、飛ぶように駆ける細身の影。
   夜の帳を射抜くような速度で一直線に長老の家へと走ると、当然のごとく
   扉を破壊して押し入る。
   今この瞬間、この淑女に狙われた者にとっては、死人の群れよりも恐ろしいだろう。
   しなやかな猫を思わせる足運びと、猛禽のような鋭い視線で部屋という部屋、
   廊下という廊下を――物置きや衣装棚までも――探し回っていたノアは、
   少しずつその表情を憤怒から狼狽へと変えていった。

   ――気配が、ない。
   それどころか、気配があった痕跡すら何処にもない。
   客間と、それに続く廊下、玄関だけは手入れが行き届いているが、他の場所には
   残らず蜘蛛の巣が張り、埃がうず高く積もっていない箇所は一つたりともなかった。

   疑惑めいた確信が、真なる確信となる。
   ……この村に、「村長」など居はしなかったのだ。

   では――アレは一体何者で、一体何処へ消えたのか。
   新たに湧き出した疑問へ答えるかのように、窓のない書斎の奥から、隙間風が頬を撫でた……。

   <成否判定・5回目/2>
   これに対するノアのレス、末尾コンマ2桁の数値が【LVの数値】を
   上回り、かつ末尾1桁が【3以上】であれば成功、事件の真相へ。
   失敗した場合は孤立+以降の成否判定に-10のペナルティ

312 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/14(金) 21:25:58.82 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点3>

   >>286

   軍属の経験を持つアルフレッドの決断は素早かった。
   死人の侵入を止める。村人を守る。新たな経路からの侵入を防ぐ。
   どれも、重要な選択肢である。
   ……されど、どれにも人手がまるで足りない。

   故に取った選択は、その全て――即ち、指揮を取り彼ら自身に防衛させる。
   元とはいえ、優れた軍人である彼には決して難しい事ではなく、
   この策は確かに適切な解ではあった。

   ……アルフレッドにとっての誤算は、皆が皆、己のように冷静で
   勇敢な者ばかりではないと思い至らなかった事である。

   「たっ、助けてくれぇ!」
   「お願いです、せめてこの子だけでも…!」
   「お、俺は腰が悪いんだ!戦いなんて無理に決まってるだろ!?」

   数人の村人が駆け寄り、アルフレッドの肩口に、足元に、腕にすがりつく。
   それ以外のものは、ただ右往左往して逃げ惑うか、申し訳程度に農具を
   下げ持ち、ただ不安げにこちらを伺うばかり。

   ……恐慌状態に陥った味方は、時に敵よりも恐ろしい。
   軍で飽くほど聞かされたそんな言葉が、ふと頭をよぎった。

   <成否判定・5回目/3>
   これに対するアルフレッドのレス、末尾コンマ2桁の数値が【LUKの数値】を
   上回り、かつ末尾1桁が【0・4・8】以外であれば成功。
   仲間と合流+村人が戦力に加わり、以降の成否判定に+5のボーナス
   失敗した場合は孤立、以降の成否判定に-5のペナルティ

313 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/14(金) 21:27:14.14 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点4>

   >>297

   獣人グラストの矢が、死人を次々に射倒してゆく。
   外れれば二の矢で、効果がなければ三の矢で。
   まさしく矢継ぎ早に弓を引き、村人へと襲い掛かる死人の体を射抜き穿つ。

   老婦を引きずり倒した死人の頭蓋に一撃。
   のろのろと立ち上がるその背へ襲い掛かった死人へ、慌てながらの三連射。
   振り返り、子供へ襲い掛かる肥満体の死人へ、動かなくなるまで矢を叩き込む。

   やがて逃げ惑う村人達の姿も見えなくなり、安堵の息をついた頃。
   代わりに周囲全てを埋めるのは、呻き声を上げて走り来る死人の姿。
   ……次なる獲物は、誰あろう彼自身であった。

   <成否判定・5回目/4>
   これに対するグラストのレス、末尾コンマ2桁の数値が【AGI+DEXの数値】を
   上回れば成功。仲間と合流可能。
   失敗した場合は孤立、以降の成否判定に-5のペナルティ


315 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/14(金) 23:21:01.44 O.net
   >>310
   数が多すぎるっての…!
   っ……持たせ、ねえと…
   (手首にかき切った傷があり、そこから流れる血が、光陣の源となっている)
   死なせたくない、今死にたくもない!
   皆を苦しめてる奴を倒すまで、負けてたまるか!
   『光陣は聖域、浄化と治癒、闇弾きて滅す、我が生命にて!』
   (魔力を高め、更に光が広がるが、それは諸刃とも言える…)

323 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/11/15(土) 18:00:04.08 0.net
   >310
   >――突如として眩い光が広がり、肘から先を熱で溶かすかのように消滅させた。
   あれは……。

   (>295)
   >傷ついたら範囲に入ってくれ、回復効果もある。
   ロキ殿の魔法か……! 千人力よ、感謝いたす!

   >何がなんでも、死守するぞ!
   ――応ともッ!

   >獲物と見紛えて飛び掛った死人の首は、三つ同時に宙を舞った。
   首、三つ。関銭確かに受け取ったゆえ、迷わず三途の川まで行くがよい。
   ……さあ、次に差し出すのはどの首か!

326 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/11/15(土) 20:47:06.03 0.net
   >>312

   >「たっ、助けてくれぇ!」
   >「お願いです、せめてこの子だけでも…!」
   >「お、俺は腰が悪いんだ!戦いなんて無理に決まってるだろ!?」
   >数人の村人が駆け寄り、アルフレッドの肩口に、足元に、腕にすがりつく。

   …ええい!いきなりあの死人たちを殺せって言ってるわけじゃありません!
   僕の仲間たちが、今必死で戦ってくれています!
   門を見なさい!あれだけの死人をたった二人で食い止めています!
   あのままにしておけば、やがて二人とも疲労し、そのまま死人の一部になります。
   それを怯えたまま何もせず見つめて、あなたたちも同じようにおぞましい死人になりたいんですか!

   >……恐慌状態に陥った味方は、時に敵よりも恐ろしい。
   >軍で飽くほど聞かされたそんな言葉が、ふと頭をよぎった。

   (怯えた兵士は、まず黙らせてから、希望を与えろ!)
   (軍学校で学んでいる…あとは実践だ!)
   …農具でも、やりようは十分にあります!
   死人に向かって振り下ろせば、十分に倒すことはできますし、あの素早さであっても、
   所詮はただ手と足を振ってくるだけです。僕たちは、武器を扱える時点で、勝っているんです!

327 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/11/16(日) 22:13:21.71 0.net
   >>313
   >まさしく矢継ぎ早に弓を引き、村人へと襲い掛かる死人の体を射抜き穿つ。
   さあ、早く!家の中に逃げて!

   ふう、なんとか、少しは助けられたかな。
   もう回りに生きてる人は居ないね…。

   >……次なる獲物は、誰あろう彼自身であった。
   あはは…やっぱりこうなるよね…
   でも昨日二人はこれより凄い中で戦ってたんだ…。
   僕も…僕もこれを越えないと皆について行けないよ!

   (弓を背負い家の壁に立て掛けられた薪割り斧を素早く引っ掴む)

   早く倒して皆と合流しないと!

333 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/11/17(月) 21:27:24.84 0.net
   >311
   "ventus -- gradius"――≪風刃飛撃≫!
     風よ 剣となれ

   …出てきなさい、村長。扉の代金ならきっちり弁償するから。
   怪我の治療費は出してあげないけど。

   …いない。……ここにも。…ここも……?
   それじゃ、この家……。

   >>疑惑めいた確信が、真なる確信となる。
   ……守る気なんてないのは当たり前だ。
   村長どころか、あいつは村人ですらなかったんだから…!

   …でも、この家に一度入ってるのは間違いないはず。
   なら、どうやって…。

   >>新たに湧き出した疑問へ答えるかのように、窓のない書斎の奥から、隙間風が頬を撫でた……。
   …風…?どこから……。

   ――この本棚の奥、まさか…。

342 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/19(水) 19:58:08.32 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点1>

   >>315 >>323(判定失敗、孤立!)

   光と刃の防壁が呻く死人を塵に返し、叫ぶ死人の首を刎ねる。
   向かってくる死人がどれほどであろうと、通り抜ける事は叶わないだろう。
   ……向かってくる死人であれば、だが。

   それは知恵か、本能か、或いは何者かの意図なのか。
   死人は光をすり抜けると、そのまま塀沿いにぐるりと走り出し、そして村へと走り抜ける。
   当然、それを許すカゲミツではない。が…追いすがり斬りつければ、それだけ門から離れる。
   門を離れれば、そこへ死人が入ってくる。戻れば、また塀へ…。
   弄うように、前へ横へと死人が向きを変え押し入ってくる。

   何往復かの後――気づけば、侵入を止めるどころではない。周囲をぐるりと囲まれていた。
   歯噛みするような気持ちで刀を構えなおすと……ふと、ロキの周囲へ立ちのぼる光が、
   弱々しく明滅した気がした。
   それを気に留める暇もなく、カゲミツは刃を振るう。
   それを気取られぬよう、ロキは魔力をさらに放つ。
   (これ以降、2人の成否判定に-5のペナルティがつきます)


   <成否判定・6回目(1)>
    ※これに対するロキ・カゲミツのレス、末尾コンマ2桁の数値の合計が
     【2人のVIT+LUKの合計値】を上回り、かつ末尾1桁が2人とも【0・9】
     以外なら成功。失敗した場合、以降の成否判定へさらに-5のペナルティ

343 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/19(水) 20:04:03.32 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点2>

   >>333

   分厚い装丁の本が並ぶ書斎の、一番奥の書棚。
   巧妙に他の書棚の影に隠れてはいるが、付近の床には埃の引きずり跡が残っていた。
   目ざとく捉えたノアが棚を押してみると、僅かな抵抗の後……重厚な作りの棚は、
   拍子抜けするほどあっさりと横へ滑り、一回り小さな出入り口を開けて見せた。
   ……読みの通り、隠し扉。

   入ってみると、部屋はごく狭い簡素な石造りの、物置のような部屋だった。
   ただし部屋にある「物」はたった二つ。
   うち一つ、床にはあの皺だらけの陰鬱な顔……正確には陰鬱な仮面か。
   脱ぎ去り放り出されたそれが、恨めしげに床へぐしゃりと広がっていた。

   そしてもう一つ、壁のほぼ半分を占める姿鏡。
   その表面はゆらゆらと水面のように揺らめき、自分ではなくどこかの風景を
   映し出している。
   月明かりの差す薄暗い木々。森。
   月明かりを遮り徘徊する人々。……いや、これは。

   死人。
   これは、死人の徘徊する森の中。

   ――全てが繋がった。
   村から見たあの影。消えた長老。隠し部屋の、姿鏡。

   夕闇の死人を呼んだのは、つまり……。

   そして、ノアは今こそ間近に捉えた。
   死人の群れの中にひとつ、手を広げ揺れるように立っている人影。
   ……声を殺し、笑っているのだ。
   そう感じ取った瞬間――。


   <選択肢による行動分岐>

   1.そいつを全力で攻撃した
   2.……誰なのか、確かめないと
   3.皆の所へ戻って、応援を呼ぶ

344 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/19(水) 20:06:29.41 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点3>

   >>326(判定失敗、孤立!)

   アルフレッドは、懸命に戦う事の意義を、そして戦いに臨む優位を村人に説く。
   それは正しい理論であり、賢明な判断である。
   ……故に、愚か者達の耳に、心に響かない。

   「む、無理だ!アンタだってあの人だって、昨日は危なかったじゃないか!」
   「そうだそうだ!こんな鎌や鍬なんかで戦えるもんかよ!」
   「この子にまで何かさせようって言うの…!」

   彼らを愚か者と断ずるのは、いささか不憫かもしれない。
   ……皆、ただ惨禍に巻き込まれただけの農夫であり、樵であり、
   子を持つ母でしかないのだから。
   哀れなる村人達に縋りつかれたまま、時間だけが無為に過ぎてゆく……。
   (これ以降、成否判定に-5のペナルティがつきます)

   <選択肢による行動分岐/成否判定・6回目(2)>

   1.もう一度説得しよう、きっと分かってくれる!
    ※この選択肢に対するアルフレッドのレス、末尾コンマ2桁の数値が
     【INT+LUKの合計値】を上回れば成功。村人の支援により、ペナルティ消滅
     失敗した場合、以降の成否判定へさらに-5のペナルティ
   2.仕方ない…せめて、自分達の宿泊場所へ避難してもらおう
    ※この選択肢に対するアルフレッドのレス、末尾コンマ2桁の数値が
     【AGIの数値】を上回れば成功。
     失敗した場合、以降の成否判定へさらに-10のペナルティ

345 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/19(水) 20:08:09.65 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点4>

   >>327

   弓兵ならば、近寄りさえすればこちらのもの。
   ……腐った脳にそう思考する力があったならば、頭蓋を叩き割られて後に
   己の浅慮を悔いるだろう。

   他に比べ戦闘の経験も、武器の練度も浅いグラストではあったが――
   それでも、力任せに振るわれる斧の威力は並の兵士の剣撃を超えていた。
   縦に振り下ろせば苦もなく骨を断ち割り、横に薙ぎ払えばそこから上が宙に吹き飛ぶ。

   振り回しに振り回し、叩き付けに叩き付け。
   当たるを幸い滅茶苦茶に吹き飛ばしながら、ついに死人の群れへ穴を開ける。
   前だけを見据えるその目は、幼いながらも勇猛果敢な戦士の顔だった。


   <選択肢による行動分岐>

   1.カゲミツとロキを援護する
    ※この選択肢を選んだ場合、2人の判定結果(ただし、合計後の数値)に
     +10のボーナスが加算されます
   2.アルフレッドと一緒に村人の説得
    ※この選択肢を選んだ場合、アルフレッドの判定結果に+5の
     ボーナスが加算されます

346 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/19(水) 21:14:20.02 O.net
   >>342
   …くそっ…あいつら馬鹿じゃねえな…
   でも今この術を解いたら、もう使えねえ…だろうな。
   体力回復も出来るから、簡単に消すのはちょっと不味い。
   それに、代わりに使えそうな術なんて―――
   いや…無くはない、か?
   でも…それじゃ村が焼けちまう…

   せめてもう少し、誰かが来たら…このままなんだけど…
   …ダメそうなら、焔を使おう…

350 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/11/20(木) 22:56:09.22 0.net
   >342
   >死人は光をすり抜けると、そのまま塀沿いにぐるりと走り出し、そして村へと走り抜ける。
   小賢しい真似を……!
   ……行かせるものかよ!

   >弄うように、前へ横へと死人が向きを変え押し入ってくる。
   うぬ……此奴ら、要らぬ知恵をつけおって……。

     背に袈裟切り、倒れたところへ頭骨を突き通す。
     ――取って返し、首払い。また転じて追いすがり、唐竹に割り……
     追えど戻れど、限りが無い……! 

   >何往復かの後――気づけば、侵入を止めるどころではない。周囲をぐるりと囲まれていた。
   ……したり、取り込められたか!
   先ずは此奴らを打ち払わねば……!

351 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/20(木) 23:14:01.19 O.net
   >>350
   ……せめて、少しでも減らさなきゃ、な。
   (光陣、ホーリーサークルを解除した…いや、維持できなくなった)
   『…闇が愛すは光、光が愛すは闇、闇に息ずく者よ、光の下へ』
   (ロキが淡い光を帯び、何か人ならざる気配へと変わる)
   …来いよ…指示命令の魔法すら上回るだろ…?旨そうな獲物に見えるだろうからな…
   オレが剣を振るう力もなくなったら…まとめて燃えちまおうぜ…

354 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/11/21(金) 17:15:04.38 0.net
   >>……読みの通り、隠し扉。
   やっぱり…!
   (カットラスを構え、滑るように中へ)

   ……いない、か。
   …床のこれ……もう、「仮面」は用済みってコトね。

   >>そしてもう一つ、壁のほぼ半分を占める姿鏡。
   ……ただの鏡、じゃない。
   どこかの遠景を映してるの……?

   .oO(…いや違う。これは……)

   >>――全てが繋がった。
   ……出入り口。
   そうか。今までのは全部、ここから……。

   ……!?あいつは!
   何をして……

   >>……声を殺し、笑っているのだ。
   >>そう感じ取った瞬間――。

   (→1.そいつを全力で攻撃した)
 

   ――お前には、手加減なんてしない。絶対に、してやらない。

   初弾、ナイフ4本。腕へ。
   次弾、ナイフ2本とクナイ一本。脚へ。
   続けてカットラスを縦に投擲。鎖骨へ。
   最後に魔法。逃走と反撃を一切封じる。
   …・・・あたしの爪牙、全部くれてやる。

   村の人達の痛みと苦しみ、その体で思い知れ!

357 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/11/21(金) 21:20:42.62 0.net
   >>344
   >「む、無理だ!アンタだってあの人だって、昨日は危なかったじゃないか!」
   >「そうだそうだ!こんな鎌や鍬なんかで戦えるもんかよ!」
   >「この子にまで何かさせようって言うの…!」

   子供にまで戦わせようってわけじゃないのに…!
   あの数を僕たちだけで乗り切るなんて、どんな戦術だって無理だ!

   (2.仕方ない…せめて、自分達の宿泊場所へ避難してもらおう を選択)

   ――戦わないなら、せめて避難してもらいます。
   あそこの建物の中に籠っていてください。僕はまだ戦える人を探すか、
   正門の群れを食い止めてきます。

   …どうか、一緒に肩を並べてくれることを祈っています。幸運を。

   (――二人とも、まだ生きていてくださいよ!)

358 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/22(土) 18:43:19.98 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』>>345修正>

   >>327
   ※既に両方の成否判定が確定してしまっており、選択肢として
    成立しないため、合流による効果を以下のように修正
    させて頂きます。

   1.カゲミツとロキを援護する
    ※この選択肢を選んだ場合、カゲミツ、ロキのペナルティが
     解消されます
   2.アルフレッドと一緒に村人の説得
    ※この選択肢を選んだ場合、アルフレッドのペナルティが
     解消され、さらに次回の判定に2人とも+5のボーナスが
     加算されます

360 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2014/11/22(土) 21:41:23.95 0.net
   >>345 孤軍奮闘
   >振り回しに振り回し、叩き付けに叩き付け。
   うりゃぁ!そいやぁ!てぇい!!

   ふぅ!少し数が減ってきたよ!
   これなら皆の所へいけるよ!

   >1.カゲミツとロキを援護する
   これだけ村の中に死んだ人たちが入ってきてるって事は…二人に何か…
   ううん、あの二人ならきっと大丈夫!

   僕も加勢しないとね!今行くよ!

364 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/24(月) 20:31:46.59 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点1>

   >>346 >>350 >>351 >>360

   魔を阻む浄化の光が消え……再びロキが灯すは、真逆の光。
   魔を誘い、己を燃やす死滅の焔。
   死人の群れが、羽虫のごとくロキへと吸い寄せられてゆく。

   カゲミツはそれを押し留めんと竜巻のように駆け回り、すれ違いざま死人を
   二つ割りに解体し、あるいは首を刎ね飛ばした。
   相手が人であれば、ここで恐れをなし遠巻きに退いていたろう。
   されど敵は迷える亡者。決して怯まず、歩みを止めず。
   数を減らしながらも徐々にその輪を狭め、逆にカゲミツを飲み込もうと迫り、
   残りが一人また一人とロキへ飛び掛かってゆく。

   無論、ロキとてただ自分を餌にした訳ではない。
   魔力を帯びた刃が死人達を迎え撃ち、斬ると同時に火炎が死肉を焼き焦がす。
   ……だが、彼女はあくまで魔法の繰り手。剣は帯びていても、生粋の剣士ではない。
   首を刎ねそこなった大男、胴への突きが外れた痩せ女が、半身を燃やされながらも
   焼け爛れた口蓋を開け、襲い掛かってくる。
   誘蛾の役割は果たせても、それを焼き尽くすにはあまりに焔が小さすぎたのだ。

   衆寡敵せず。
   覚悟を決めたロキが、最後の焔を燃やそうとした時――

   ――駆けつけた幼き戦士の声援が、今一度希望の光を灯したのだった。

   (グラスト合流!
    救援により、ロキ・カゲミツのペナルティが解消されました)


   <選択肢による行動分岐/最終成否判定(1)>

   1.ここで何としても死人を押し返す!
     ※この選択肢に対するロキ・カゲミツ・グラストのレス、末尾コンマ2桁の
      数値の合計が【3人のSTR+VITの合計値】を上回れば成功
   2.消耗が大きすぎる。一旦高所に退避しよう…! 
     ※この選択肢に対するロキ・カゲミツ・グラストのレス、末尾コンマ2桁の
      数値の合計が【3人のSTR+AGIの合計値】を上回れば成功 

365 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/24(月) 20:32:50.23 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点2>


   >>354
   猛禽の爪が、獣の牙が、怒りと共に暴れ狂う。
   放たれた短剣と曲刀は鏡面に波紋を立たせ、その向こうへと飛び去り――

   「!? ギャアアアアアァッ!!」

   ――過たず、その全てが狙い通りに突き立った。

   「ひ、ヒ……ひィッ!」

   突然の衝撃と激痛に耐え切れず、半回転して転倒した影。
   肩口を割る剣を抜き取る事さえ思いつかず、ただ狼狽し悲鳴を上げて藻掻く、
   その手足が……凍りつき、縫い止められた。


   「アギィッ…! な…なぁっ……!?」

   凛と紡がれる覚えのない言語に顔を上げれば、薄闇に映える純白の髪。
   月光を遮り見下ろすその顔は、名の通りに――
   ――いや、その名が意味する雪片よりもなお冷たく、酷薄に。
   凍てつく怒りを湛え、ライヒェンバッハの淑女が見下ろしていた。

   <選択肢による行動分岐>
   1.…とどめを刺す
   2.今すぐに死人を止めさせる
   3.村を襲った理由を問い質す

366 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/11/24(月) 20:34:41.27 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点3>

   >>357

   戦わずとも良いと知った村人達は一転、素直に指示を受け入れた。
   先を争うように建物へと駆け込み、しっかりと扉を閉ざす。
   …ひとまず、当面の問題は片付いた。
   と、思ったのだが……。

   「あ、あ…あの…オイラ達は……ど、どうすれば、いいんかな…?」

   ……背後から聞こえてきたのは、怯えたようなかすれ声。
   新たな問題を予感して振り返れば……。

   「…い、言われた通り……の、の、野良道具…持ってる、けど…」

   もっさりとした冴えない農夫が3人、鍬を下げて所在なさげに立っていた。
   …話を聞いていなかったのか、発言する機を逃していたのか。
   いずれにしろ、この逼迫した状況下において、鈍い事この上ない。
   戦力としてはあまりに頼り甲斐がなく、かといって避難先はもはや固く閉ざされている。
   さて、どうしたものか…。

   (現在のペナルティ:判定結果に-5)

   <選択肢による行動分岐/最終成否判定(2)>

   1.一応は戦力だ。3人を連れて味方の救援に向かう!
     ※この選択肢に対するアルフレッドのレス、末尾コンマ2桁の数値が
      【INT+LUKの合計値】を上回れば成功
      成功時、ロキ・カゲミツ・グラストの判定値(合計)に+15のボーナス
   2.見張り台にでも上ってもらおう。一人で救援に向かう!
     ※この選択肢に対するアルフレッドのレス、末尾コンマ2桁の数値が
      【AGIの数値】を上回れば成功


369 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/11/24(月) 22:44:25.41 0.net
   >364
   む……? いかぬ、ロキ殿の光が……

   (>351)
     ――これは、よもや。己で己を囮とする心算か……!

   ……ロキ殿、早まるな!押し返せずとも、まだ手はある!
   ここで諸共に果てようなど、考えては……

   >数を減らしながらも徐々にその輪を狭め、逆にカゲミツを飲み込もうと迫り、
   >残りが一人また一人とロキへ飛び掛かってゆく。
   くッ……退かぬか、死に損ないどもが!

     ――届かぬ。歩みにして、僅かあと五歩。
     平素ならば一足跳びにも出来よう、その僅かな間合いが。
     ただの五歩が、今は届かぬ――!

   >覚悟を決めたロキが、最後の焔を燃やそうとした時――
   ……ならぬ!止めよ、止めるのだロキ殿!

   >――駆けつけた幼き戦士の声援が、今一度希望の光を灯したのだった。
   ……! おお、おお……!

   ――有り難い、地獄に仏よ! 
   グラスト殿! 酒場に戻った暁は、拙者が目一杯に馳走しようぞ!

   <選択肢>
    1.ここで何としても死人を押し返す!

370 名前:ロキ ◆y0qpB96BEM [sage] 投稿日:2014/11/24(月) 23:55:23.88 O.net
   >>364>>369
   やっぱ…オレの剣じゃ厳しい、か…
   血も足りてないしな…
   …まとめて、一緒に燃えようか…?
   体力ダメでも、魔力はあるからさ…

   >……ならぬ!止めよ、止めるのだロキ殿!

   …ごめんなあ、でも、このままじゃ死人が増えちまうからさ…
   全部は無理でも、半分以上は…

   >駆けつけた幼き戦士の声援が、今一度希望の光を灯したのだった。

   グラスト…!?
   …ああ、村人はどうにかなったのか…
   なら…諦めてる場合じゃねえな!
   アースシェイカー!
   (前の魔法を維持したまま、自分の近くにだけ地震を起こした)

   【選択】
   1.ここで何としても死人を押し返す!

376 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/11/25(火) 18:58:53.75 0.net
   >>365
   >>「!? ギャアアアアアァッ!!」
   うん。腕、脚、鎖骨……ぜんぶ、当たった。
   それじゃ、仕上げ。

   (鏡の向こうへ飛び出して)
   …便利だね、この鏡。

   >>突然の衝撃と激痛に耐え切れず、半回転して転倒した影。

   ……足りない。その程度の痛みで、足りるもんか。

   "prehendere -- congelatio -- funis"――≪凍気束縛≫
      捕らえよ   凍てつく荒縄

   >>「アギィッ…! な…なぁっ……!?」
   …ふぅん、そんな顔してたんだ。
   "初めまして"。
   自己紹介はいらないよ、聞きたくもない。
   (カットラスを乱暴に引き抜いて、首元へ押し付ける)
   
   ――三つ。あたしからお前に命令する。

   一つ、黙って聞け。あたしの言う事に口を挟んだら、片方ずつ**を*****。
   二つ。すぐに従え。一秒でも遅いと感じたら、その分の*を****。

   (→2.今すぐに死人を止めさせる)

   三つ。こいつらを止めろ。今すぐに。

386 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/11/26(水) 21:07:41.07 0.net
   >>366
   >「あ、あ…あの…オイラ達は……ど、どうすれば、いいんかな…?」
   >「…い、言われた通り……の、の、野良道具…持ってる、けど…」

   あなたたちは、そうですね…
   (アルは冷静に状況を考えてみる)
   (いざというときに頭が回らず、かと思えば勇気がないわけではない…)
   (この手の人間は、後方に置いておくべきだとアルは結論を出した)

   ……3人では数が足りません。
   荷が重すぎますし、見張り台で3人とも見張っておいてください。
   何か死人以外の生き物が見えたり、普段と違っておかしい点があったらすぐに言うように。
   (2.見張り台にでも上ってもらおう。一人で救援に向かう! を選択)

22 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/12/01(月) 23:09:02.24 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点1>

   (>ttp://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1412099395/369-370)
    <キャラクター:グラストの判定については、目標値176に対して残り数値が
     47であり、上回る確率の方が多いため「成功」として進行します>

   希望を取り戻したロキの呪文に呼応し、大地が鳴動する。
   揺れる、どころではない。土塊や小石が跳ね上がるほどの振動に、
   半身を焼かれた死人達は耐えられず体を引き裂かれた。
   そうでない者たちも倒れたところを燃える剣に貫かれるか――
   ――あるいは弾き出され、刀か斧の餌食となった。

   揺らめく焔と地鳴りを背に、二つの刃が烈風となり死人を切り刻む。
   剃刀のごとき刃が音もなく閃いて首を刎ね、体を両断し。
   分厚い蛤刃が鈍い音を立て、頭蓋を断ち割り頚骨を叩き飛ばす。

   土砂のように雪崩れ入って来た死人の群れが、今や徐々にその流れを
   塞き止められつつあった。
   ……だが、押し返すにはあと一手。均衡を打ち崩す、さらなる一撃が要る。

23 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/12/01(月) 23:09:59.27 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点2>

   (>ttp://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1412099395/385)
    <判定失敗!>

   その、もう一撃を加えんと奮い立つ若き騎士は……

   「…い、いや。オイラ達にも、た、た…戦わせてくれ!」
   「そ、そうだ!ここで大働きして、皆を見返してやるぞ!」
   「…んで、ど…どうすればいいんかな?」

   ……冴えない農夫3人組に腕をしっかりと掴まれ、身動き取れずにいた。
   説得は頑として聞き入れず、強引に振りほどこうにも、力だけは人一倍らしく
   全力で抗ってもビクともしない。

   ――無能な働き者は、戦時において怠け者よりも害となる。

   眩暈に似た感覚を覚えながら、ふとそんな常套句が頭をよぎった。

   剣士アルフレッドは軍人として実に優秀であり、騎士として誠に勇敢である。
   されど、彼は冒険者としてあまりに不運であった……。

24 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/12/01(月) 23:12:43.88 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』進行中/視点3>

   (ttp://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1412099395/376)

   「l,l...гψл、z...ζшι...」

   歯を鳴らし、唇を震わせ、それでも精一杯急いでいると視線で訴えながら、
   のろのろと奇妙な呪文の一節が紡がれる。
   かすれ声の発声が終わるとほぼ同時、死人達の体が二度、三度と大きく跳ね――
   そして、体を弓なりに反らした奇妙な姿勢のまま、その動きを止めた。

   「…と、止めたが、ま…まだ終わりじゃ…ない。
    基点になってる、媒体に…触れて、解除し、しないと…」

   そう言って顔で指し示した先には、おぞましいオブジェがしつらえられていた。
   恐らくいくつもの死体から集めたのであろう、太さも長さも異なる腕や脚。
   それらが規則的に組み合わさり、元が何であったかも分からない胴体部分を囲み、
   奇怪な節足動物のような形態を成している。

   死人に鞭を打ち、その魂を辱め、死後にようやく訪れた安息を奪い取る行為。
   ……知らず、押し当てた刃に力が入る。
   その意味を勘違いしたのか、口から泡を飛ばして嘘じゃない、と繰り返し叫ぶ男。
   ……道理を説いても無為だろう。わめき散らす男を引きずるようにして、
   その「媒体」とやらの前へ放り出す。

   「うぐっ!…な、なあ。これ抜いてくれよ、痛くて集中できやしない…。
    …どの道この傷じゃ、どこへも逃げられないんだ。頼むよ…!」

   突き立ったままの刃物とノアの顔を交互に見て、そう哀願の声を上げる男。
   同情の念は欠片ほども湧かなかったが、一刻も早くこの惨劇を終わりにしたかった。
   くぐもった悲鳴を一切意に介さず、ナイフを乱雑に引き抜いてゆく。

   「ぐ…ぎぐ……へ、へへへ。…ありがとうよ、お陰で…これで…」

   ブツブツと呟きながら、男は膝立ちで何本もの腕が折り重なった場所へ、
   腕ではなく首を伸ばしてゆく。
   訝しみ、その背を引き戻そうとする間もなく――。

   「これで、またやり直せる」

   ――作物をもぎ取るかのように、男の頭がちぎり取られた。

25 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/12/01(月) 23:20:06.31 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』最終進行>

   突如として動きを止め、そしてそのままバタバタと地面へ倒れた死人の群れ。
   冒険者達は一瞬戸惑うが、すぐに理解する。
   この場にいないもう一人の仲間――ノアが、手柄を上げたのだ。
   握った武器こそ離さないが、全員が安堵の表情で顔を見合わせる。

   屋根裏窓から、あるいは鎧戸からその様子を伺っていた村人達も、やがて一人、

   二人と表へ出て、遠巻きに眺め、ざわめきと共にその輪を少しずつ縮めてゆく。
   やがて、誰からともなくため息のような歓声が漏れると……それは一気に波立ち、
   勝利の鬨となって全ての村人へと伝わったのだった。


   程なく、村長の家の方角から戻ったノアが合流し……歓喜の輪に巻き込まれる。
   ……だが、手を握り締められ、肩を叩かれ、涙を流して伏し拝まれながらも、
   彼女の顔は晴れなかった。
   祝福と感謝の言葉が数順し、ようやく一人の村人が怪訝な顔でその理由を問う。
   ……聞かねば良かったと、彼は悔いるだろう。

   ――偽の村長。黒幕の逃亡。動機、手段、ともに不明。

   ひとつ語られるごとに、喜びの歓声が悲嘆の声へと塗り替えられてゆく。
   ……夕闇の悪夢は、ひとまず終わりを告げた。
   だが、再び始まらないという保証は何処にもないのだから。

28 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/12/02(火) 15:00:04.71 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』 >>23について訂正>

   大変申し訳有りません。
   リンク先のレス番号が一つずれておりました。

   誤(ttp://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1412099395/385)
   正(ttp://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1412099395/386)

32 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [sage] 投稿日:2014/12/02(火) 20:43:55.84 0.net
   >22,25
   >希望を取り戻したロキの呪文に呼応し、大地が鳴動する。
   ……何たる、凄まじき地鳴りか。
   助けるどころか、うかうか近寄れば巻き込まれかねぬ……!
   グラスト殿、そちらは――

   >分厚い蛤刃が鈍い音を立て、頭蓋を断ち割り頚骨を叩き飛ばす。

   ――無用の心配であったな。頼もしき事よ。

    これで、どうにか押し留める事は能う……。だが、延々とは持たせられぬ。
    要らぬ考えを巡らせておる場合ではないが、さりとて考えなしに刀を振るっておれば……。

   >突如として動きを止め、そしてそのままバタバタと地面へ倒れた死人の群れ。
   ……これは。
   そうか……やったか。やってくれたか、ノア殿。
   街に戻ったならば、浴びるほどに酒を馳走してやろうぞ……!

   >程なく、村長の家の方角から戻ったノアが合流し……歓喜の輪に巻き込まれる。
   これでようやく、村に真の意味での暁が訪れる。
   一番の手柄は、お主の……?

   >――偽の村長。黒幕の逃亡。動機、手段、ともに不明。

   ……何たる、事か。
   偽の村長と言うならば……我らへの依頼とは一体、何だったのだ……?

37 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/12/03(水) 19:03:41.71 0.net
   >>24
   あいつらが止まった……?これで、やっと…。

   >「…と、止めたが、ま…まだ終わりじゃ…ない。

   .oO(…?妙に素直だね。ま、いい事だけど…)
   分かった。で、その媒体ってのは――

   >そう言って顔で指し示した先には、おぞましいオブジェがしつらえられていた。
   ――。お前…は、なんて、事を。

   >……知らず、押し当てた刃に力が入る。
   >その意味を勘違いしたのか、口から泡を飛ばして嘘じゃない、と繰り返し叫ぶ男。
   …もういい。やるなら、早く。
   ナイフは全部抜いてやる。…1、2…ほら、これで終わり!

   >「ぐ…ぎぐ……へ、へへへ。…ありがとうよ、お陰で…これで…」

   頭…?一体、何をして…

   >――作物をもぎ取るかのように、男の頭がちぎり取られた。

   っ――!

   .oO(…なに。何なの、これは…コイツは。
      思考が追いつかない。理解が追いつかない。感覚が追いつかない…!)
 
   .oO(――まとまりのない頭で、ただ一つだけ分かるのは。
      あたしは、最後の最後の詰めで…何かを、分からないけど何か…
      取り返しのつかない失敗を犯したのだ、という事だけだった)

   >>25
   みんな…。良かった、無事だったんだね…。
   あちし?ああ、うん……でも、さ…。

   .oO(……良くは、ない…ね)

   >祝福と感謝の言葉が数順し、ようやく一人の村人が怪訝な顔でその理由を問う。
   …答える前に、ちょっといいかな…。

   ――皆さんへ、先に謝っておきます。
   これからあたしは、とても残酷で…どうしようもなく無慈悲な事を、皆さんに
   伝えなきゃいけない。だからせめて…こんな事を伝えるだけしかできない無力さを、
   皆さんに謝らせて下さい。…本当に、ごめんなさい…。

   >ひとつ語られるごとに、喜びの歓声が悲嘆の声へと塗り替えられてゆく。

   .oO(……あたしの、せいだ…。
      でも、何をどうすれば…この結末を、変えられたんだろう…)

39 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/12/03(水) 21:03:07.34 0.net
   >>23 >>25
   >説得は頑として聞き入れず、強引に振りほどこうにも、力だけは人一倍らしく
   >全力で抗ってもビクともしない。

   ……あなたたち三人ではどうしようもできないと先ほど言ったはずでしょう!
   どうしてそれを集まった時にしっかりと言わなかったのか…!

   >眩暈に似た感覚を覚えながら、ふとそんな常套句が頭をよぎった。
   (落ち着け、相手は軽く錯乱している…まずは話すだけ話させて…)

   >やがて、誰からともなくため息のような歓声が漏れると……それは一気に波立ち、
   >勝利の鬨となって全ての村人へと伝わったのだった。

   ……僕は、必要なかったか。ノアさんが討ち取ったならこれで終わり…と思いたいけど。
   …? ほら、終わったみたいですよ? あなた方三人も早く、祝ってあげて…

   >ひとつ語られるごとに、喜びの歓声が悲嘆の声へと塗り替えられてゆく。
   >……夕闇の悪夢は、ひとまず終わりを告げた。

   やはり、仕組みだけを残して本人は逃げる…
   もしかしたら、偽の村長ではなく、操られていたか術で動かされていた本人の死体だったのかも
   しれませんね…
   (鞘に納めたバスタードソードに手をかけ、村近くの森をしばらく眺めていた)

112 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2014/12/10(水) 21:00:08.90 0.net
   <クエスト『ダスク・オブ・ザ・デッド』エピローグ>

   >>31 >>37 >>39

   叩き潰された遺体。切り刻まれた屍。半ば、土に還りかけた骸。
   名も知らぬ姿を、よく見知ったそれを……村人達が皆一様に、言葉もなく片付けてゆく。
   焼き捨てるべきだ――と、最初に誰かが呟いた意見は、黙殺された。
   これ以上、彼らの尊厳を貶める真似はしてはならないと。
   せめてもの策として、森に掘った深い深い穴へ、死体と石とが層を成して埋められていった。

   手伝いを申し出た冒険者達は丁重に断られ、といって眠っている事もできず。
   こちらも、ただ言葉無く見守るのみ。
   月光の下。時折聞こえる啜り泣きの声のみが、冬の夜空に響くのだった……。


   翌朝。
   代理で村長を引き継ぐというやつれた初老の男が、別れの挨拶を遮って曰く。

   ――今回の依頼は村を守る事だったはずだが、村側に死者が多数出ている上に
   事態の根本的な解決には至っておらず、これでは到底達成してくれたとは言いがたい。
   しかし己の命を顧みず、村の為に尽力してくれた事自体は評価すべきであり、
   報酬の半分をもって謝礼としたい。

   ……早口で一方的に告げられた条件に最初こそ唖然としたが、よくよく考えれば
   村人としては道理のある言い分だろう。
   それに、惨禍からの復興にはまだまだ時間が掛かる。見た目にそぐわぬ逞しさを持つ
   この村長ならば、きっとよく村人達を率いてくれる事だろう。

   願わくば、この小さな村に二度の惨禍が訪れぬよう。


   結果:≪部分的成功≫
   村への損害に対する補填として、報酬から20000Gが差し引かれました。
   一人あたり4000Gが支払われます。

   <Lvアップ!>
   各自のステータスのうち、最も高いものが+3されました。
   2番目、3番目に高いステータスがそれぞれ+2されました。

114 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2014/12/14(日) 19:19:38.24 0.net
   >>112
   >――今回の依頼は村を守る事だったはずだが、村側に死者が多数出ている上に
   >事態の根本的な解決には至っておらず、これでは到底達成してくれたとは言いがたい。
   >しかし己の命を顧みず、村の為に尽力してくれた事自体は評価すべきであり、
   >報酬の半分をもって謝礼としたい。

   ええ、こちらも事前の準備をいくらか怠っていた点はあります。
   できれば、この村で最後になることを祈りたいですが…

   …一日命を懸けて4000G、これが冒険者…覚悟はしていたつもりだったけど、
   初めての依頼でこんな失態だらけでは…!

119 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2014/12/17(水) 00:18:00.83 0.net
   >112
   >代理で村長を引き継ぐというやつれた初老の男が、別れの挨拶を遮って曰く。
   う、む……いや、確かに。
   拙者らがまごついていたせいで、このような事になったと言える。

   そも、村長の――いや、そう騙っておった男の、だが。
   言っておった言葉の通り、拙者らが頼まれたのは「村を守る」事のみ。
   他の言い分など、もとより聞き入れる道理はなかったのだ。
   ……歩き回るなだの夕刻まで待っておれだの、まんまと言いなりになっておったばかりに。
   詫びの言葉も出ぬ……。


   >結果:≪部分的成功≫
   ……これだけの事をしでかして、金を貰えただけ有難い。
   剣の腕もだが、今少し頭の中身も鍛え直さねば……。

125 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2014/12/19(金) 18:44:57.99 0.net
   >こちらも、ただ言葉無く見守るのみ。

   .oO(謝って許される事じゃないし、何を謝ればいいのかも分からない。
      だからせめて、あたしに祈らせて下さい。皆さんの、永久の眠りを。
      ……どうか、今度こそ安らかに)


   (翌朝)
   >――今回の依頼は村を守る事だったはずだが、村側に死者が多数出ている上に
   >事態の根本的な解決には至っておらず、これでは到底達成してくれたとは言いがたい。

   ……うん。
   …一応の達成にしてもらっただけでも、感謝しないと…だから。


   (膝を抱えて、馬車に揺られて)

   .oO(何を読み違えたのかは分からない…。けど、何で読み違えたかは分かる。
      ……そこに至るまでの過程が、そもそも違ってたんだ)

   ……考えても、もうどうにもならないか…。
   今は、眠ろっかな…。




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最終更新:2016年04月08日 04:10