ミスリル


蒼く神秘的な輝きを持つ、希少鉱物。
熱と槌で何度も鍛錬されたミスリルは羽より軽く、そして頑強であり、
刃として用いれば龍の鱗すら断つ。
その輝きから「真実の蒼銀」とも呼ばれるミスリルの武具は、いつの時代も
冒険者達にとって憧れの的であろう。

ただし大変に扱いの難しい素材であり、並みの鍛冶屋では加工困難である。
またとてつもなく高価で、「塊ひとつで家が建つ」とは有名な言葉。


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J.R.R.トールキン作『指輪物語』をはじめとする作品世界に登場する金属。
ミスリルの名は、シンタール語(造語)で「灰色の」を意味するミス(mith)と、
「輝き」を意味するリル(ril)が合わさったもの。
単一の呼び名ではなく、言語や地域、部族によって「ミスタリレ」や前述の
「まことの銀」、「モリア銀」などとも呼ばれる。

また、エルフの隠れにのみ伝わるミスリルの加工技術があり、“星月”の意を持つ
「イシルディン」という物質を作り出す事が出来る。
イシルディンは月か星の明かりの下でしか目に見えず、かつて彼らはそれを用いて、
秘密の扉の装飾を描いたという伝説がある。

『指輪物語』以降、影響下の様々なファンタジー作品でミスリルの名が使われ、
どの世界にも共通して、貴重かつ神秘的な金属素材として扱われている。


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最終更新:2016年04月07日 20:24