徹底解明!冒険者の食事とは!!


冒険者と言えど人間にとって食事は生命線である。
しかし、冒険者が冒険者である以上食事は保存性の高い保存食が中心となるのは必然的と言えるだろう。
本誌ではそんな冒険者と食事のつながりを解明してゆこうと思う。


まず主食の基本となるパンだ。
パンと聞いて諸君がまず思い浮かべるのは白くてフワフワしている物であろうが

そんな軟弱な考えで冒険者になれると思うなよヒヨッコめが!!

白いパンは確かにフワフワシットリしていて美味い。
ただし白いパンは保存性に乏しく冒険者達の苛酷な環境化では数日の内に白く青くカビが生えてしまう事だろう。

であるからしてパンは力を込めて練りこれでもかと乾燥させたパン、すなわち硬パンが主になるだろう。
これならばある程度の長旅でも心配はないだろう。

……

ただしこの硬パン、魔物を殴れる程に硬い。
長期間で過酷な長旅には打って付だが、そうでもなければまだマシな堅焼きビスケット辺りをおすすめしよう。


さて次は体に活力を与える主菜の紹介としよう。
主菜、それすなわち肉や乳製品である。
が、またしても軟弱な冒険者未満な諸君は油滴る肉や香り高いチーズを想像していることだろう。

死にたいのかこの愚か者どもめ!!

油滴る肉など背負って旅をした日には腐臭で魔物を誘き寄せ貴様らが魔物の食事に成り果てるだろう。
よって冒険者の肉と乳製品は薪のように硬い干し肉や乾燥チーズ等が主流となるだろう。

冒険には美味いや不味いではなく一に二も三も保存性である。

……

ただ、冒険者にとって一日のうちの唯一の安息の時である食事が不味いのは問題でもある。
少々値は張るが香辛料の利いた腸の肉詰め等を用意しておくのも長旅には必要かもしれない。


最後に忘れてはならない物があるだろう、それは飲み水だ。
なに?ほうほう、水なんてどこでも手に入る?

街から出たことも無いのか貴様!?

源流もよく知らぬ川の水を煮沸もせずに飲めば腹を下すの衆知の事実である。
さらに言えば水筒の水など数日で腐り飲めた物ではない。
海で砂漠で平原で草原で荒野で旅をする冒険者達がまともに安全な水を手に入れれる可能性は果てしなく低いのだ。

よって水よりも遥かに保存性が高い薄いエールやワインを用意するべきだろう。
これならば水より日持ちがして安全である。