リーリウム王国カネレ地方に存在する小王国。魔王に脅かされていた日々から脱し、リーリウム三世のもとで静かに繁栄のときを迎えようとしている。商業活動が盛んで、冒険者ギルドの本拠地にもなっている。景観の豊かな城下町には、アダマスが滞在する屋敷もある。
シンボル 大きな教会が存在することもあり、聖騎士たちの活躍が他国であっても語り草になっている。 王家の紋章には白百合があしらわれ、騎士が身に着ける白マントにも刺繍されている。主な施設・冒険者ギルド 宿と食堂(風雅亭)を兼ねる・魔王アダマスの下屋敷・リーリウム聖堂教会
メモリアとリデアの二柱を掲げる教会。高位神官が神官長を務め、民を導く。 年に一回の《選定式》(選定の剣により、勇者を選ぶ儀式)では教会のみならず、王国中がお祭り騒ぎとなる。 現在は式で使われる剣はニセモノとなっている。・リーリウム修道院 修道女たちが暮らす修道院。日々、メモリアに祈りを捧げながら、貧しい者たちや病の者たちに奉仕している。
クウェルクス公国アダマスも攻めあぐねる城塞都市に築かれた人族の領土。軍事能力に優れ、かつては女神クロデアの大教会が存在していた。リーリウム王の説得によりアダマスに門を開いた後は、大教会は強制的に取り壊され、反逆者は処刑された。最後まで抵抗した神官長は臨終の間際、呪いの言葉を吐いたという。現在は、メモリア派の神官たちが教会を置き、祈りの場としている。だが上記の経緯から、都市のどこかには反魔王組織や難を逃れた女神クロデア派を匿う人々がいるという。
シンボル高い城壁には、臙脂に十字の紋章が描かれた旗が翻る。ロサに頼ることなく、質の高い武具や製鉄の技法を所有している。主な施設・冒険者ギルド・反魔王組織《火炎の咢》 クウェルクス公国を拠点に活動する地下組織。構成員は赤いトカゲの刺青を彫っていることが多い。 発見されしだい処罰の対象だが、閉鎖的な公国の民は魔王に反発し、彼らを率先して匿う者もいる。 中には貴族までもが彼らの活動を支持しているという。 咢の活動は日増しに過激になって行き、とうとう魔族と親しくした人族にまで矛先が向かうようになった。
・女神クロデア大教会跡地 徹底的に破壊しつくされた廃墟が広がる。・地下迷路 城から要人を逃がすためのもの。入り組んでおり、全貌は誰も知らない。 大公やクロデア神官の一部が、その正しい通路を知っていたと思われる。牛の頭をかぶった化け物が出るという伝説がある。・その他…武具・防具・馬具の作成が盛ん。・食事がマズイ(保存食系が多い)
同盟都市アウィスアダマスがカネレ地方を支配地域とした後に誕生した新興都市。故郷を捨ててこの地にたどり着いた避難民の代表が、海岸縁の小都市と同盟を結ぶことで誕生した。盟主アラウダを中心に商業都市として発展を続けるが、治安の悪さが問題になっている。海岸縁に城壁を持つ街と、船を繋いだ海上都市を形成する。なお、アダマスはこの都市に自治権を与え、市民によって構成される議会の誕生を承認している。
シンボルモナルカ家の紋章は燕である。が、アラウダの人気が高まるにつれ、半月刀や髑髏マークが市民のハートをキャッチ。流行の兆しをみせている。主な施設・冒険者ギルド・市場 港街らしく、アウィスでは様々な商品が取り扱われている。 ロサの民も市場が開かれる広場の隅で商いをしている。・海賊印のテナークスよろず商会 アラウダによって組織された、荷運びから海路の護衛、少し危険な海の仕事を請け負う商会である。 所属する船舶は、もちろんテナークス率いる海賊船団である。 少々おっかない構成員が多いが《海賊印の》というキャッチフレーズでごまかしている。
魔族の領地
プラガを筆頭にアダマスが直接支配している地域も存在する。人とは相容れない危険な魔族が住んでいる地域がほとんどだが、例外もある。・プラガ 大地を巨大な爪で引き裂いたかのような、急峻な渓谷地帯である。 多数の強力な魔族がひしめいており、最奥に魔王アダマスの居城が控える。
・タニス村 アダマスが作らせた美しい人族の村。村人は全て何らかの芸術家である。 村人たちは何不自由のない生活を送ることができる。
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