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この世界においての常識です。 *魔法 魔法には色々種類があり、普通は通常魔法しか使えません。 通常魔法は土、火、風、水の四大魔法です。 四大魔法に加えて錬金術の金を加えた五大魔法とする思想もあります。 通常魔法以外が使える者は世界政府から認可を受け、資格者となることができます。 資格者になると世界政府から保護される形になるので弾圧や糾弾されることはありません。 しかしその分世界政府指定の組織に所属することになるのでその分ルールに縛られます。 -魔法の仕組みにについて 1.使いたい魔法をイメージする 2.イメージに合わせた魔力を使用する(一般的には燃焼させるイメージ) 3.魔法名を言う(言わなくてもいいけど言った方が発現しやすい) これだけ。 イメージが重要で、このイメージが不十分だと全く発現しません。 例えば炎や水は人々の生活にとても身近なものなので、イメージするのはそう難しくありません。 風は目には見えず、発生原理も間違って解釈しているので発現させるのは少し難しいです。 とは言ってもある程度練習すればできます。要するに理屈よりも感覚でどうにかなるってことです。 雷や雨などはイメージこそできても発現に至るまでには情報や理屈が色々足りておらず、扱える者自体とても少ないです。 -呪文と詠唱呪文 呪文:不完全な詠唱。完全な詠唱をできない場合呪文として扱われ、ある程度のMPと発現イメージを軽減できる。 詠唱呪文:MP消費を抑え、イメージが重要ではなく魔法技術がモノをいいます。 魔法を使用する場合、呪文を行うことで使用魔法のMPを抑えたり、完全な詠唱ならばイメージ無しで魔法を発現することもできます。 呪文を使わない通常魔法はイメージ7:3魔法技術なのに対して 呪文の場合イメージ3:7魔法技術くらいとなっているのでイメージがフワっとしていても呪文を唱えれば残りは魔法技術で補えます。 雷魔法や光魔法などは呪文を介すれば大抵使えますが、呪文自体、基本的に秘匿されていたり口伝や家系で受け継いで行ったりなどで、普及しないので詠唱呪文を知っているモノは殆ど居ません。 それだけにとても貴重なものです。 なお詠唱呪文なのかその一部である呪文なのかを見分けるには使用MPを見る(感じる)しかないのですが、そもそも大本のMPがいくつなのか、というのが判明していないためそれが本当に詠唱呪文なのかどうかは神のみぞ知ります。 -カウンタースペル(返却呪文)について 大体どの魔法にもカウンタースペルが存在します。 呪文詠唱中に割り込むことができるものから呪文が完成してからそれを消却するものまで様々です。 基本的には対象の呪文に対して対照となる呪文をぶつけることで返却を行います。 無詠唱の魔法は発現してからカウンタースペルをぶつけるしかなく、大体は間に合いません。 魔法合戦は基本的にカウンタースペルのぶつかり合いになります。 -魔導書について 魔導書は魔導書を使う(魔力を注ぐ)ことで魔法が発現します。 ただし魔導書は読む者の魔力を吸い取る性質があり、不用意に高ランクの魔導書を開くと最悪死に至ります。 魔道書の魔力を吸い取る性質は開いた人が初めてその魔道書を開いた場合にのみ吸われ、それ以降は吸われません。 なおその人が魔道書を開き、開いた魔道書を人に見せるなどで魔力が吸い取られるのを防ぐ方法があります。 また、魔力を吸われる際に魔力が足りなかった場合、魔石を持っていればそちらで補うことができます。 もちろん魔力も魔石も足りなかった場合死にます。 魔導書自体は魔石を溶かした水に浸した紙とペン、生き物の生き血を混ぜたインクでイメージのプロセスを書き上げれば魔導書として成立するので作ること自体は難しくありません。 *魔法の種類 -通常魔法 火風土水の四大魔法が基本となっていますが、錬金術の金を入れた五大魔法を基本とする場合もあります。 火魔法は誰でも扱える魔法として広く普及しています。 風魔法は少しの風ならば大体誰でも起こせますが、上位の魔法は扱える人が少ないです。 土魔法は土を生み出す、というよりもその地形の土を操作する、というのが一般的です。 土を生み出すのは至難の技・・・ではありませんが、触媒になる土と大量に生み出すには大量の魔力が必要です。 水魔法は誰でも扱えますが、環境に強く左右される時もあり、環境適性が乏しいと使えない者も出てきます。 錬金術はモノを作る、壊すなどに特化しており、基本的に戦闘向きではありません。 雷魔法や爆破魔法も一応分類上は錬金術となっていますが、魔術師と錬金術士の両方が主張しており、曖昧になっています。 代表例 (手のひらから炎が吹き出してくるようなイメージで)ッファイア!     これで大体Mp5消費 -精霊魔法 精霊魔法は精霊と契約することで使うことができます。 精霊を呼び出し、命令を下すだけで勝手に行動してもらえます。 精霊魔法はとてもMP消費の少なく、優秀で貴重な魔法です。 人間よりも魔法的に強い存在が召喚MPだけで動いてくれるのでとても便利です。 精霊は下位の存在で、その中位の存在に聖霊が、その上位に天使が存在しています。 精霊と直接契約を結ぶよりも精霊と契約を結ばれているアイテムを探した方が早いです。 例:我が精霊を従えしもの・・・主人の声の呼び声に応じたまえ   (呼び出しコスト+維持コスト+命令コスト) -契約魔法 契約魔法は悪魔との契約や精霊との契約、魔導書との契約や神との契約で使えるようになります。 契約魔法は契約履行で使う事ができるため魔法としてはとても限定的なのですが、その限定条件さえ満たしてしまえば強力な魔法も使えます。 MP消費だけで済むものがあれば、命や体の一部、アイテムや時間を代償とするものや状況を代償としているものまであります。 基本的にその人が使える魔法以上の魔法が使えるようになるため、この魔法自体を求め、彷徨うモノも居ます。 使える者はとても少ない上に精霊ならまだしも悪魔と契約しようものなら迫害されることも珍しくありません。 例:我が契約に従い、汝を履行せよ!  (契約先がでてきて問題の解決を測り、帰る。使用MPは10程(呼んだ代のみ)) -光魔法 失われた魔法の一つです。 過去には人間にも使えたのですが、光魔法は難しく、また難しい割に別段強力な魔法というわけでもなく・・・ 結果的に光魔法の使い手は廃れていき、失われてしまった、ということになっています。 今では光魔法が込められたアイテムを使うか、ごく一部の書物や人間が覚えているのみとなっており、あとはドラゴンなど長寿種が覚えている魔法となってしまっています。 -闇魔法 失われた魔法の一つです。 いわゆる影縛りや直接人の息の根を止めるような魔法や呪いの類です。 基本的に実態の無いものを操る魔法で非人道的な魔法が多いので禁呪や封印指定されていることが多い。 扱える者があまり居ないというか、この魔法自体大抵使用者の体を代償としていたりするので使うものが勝手に駆逐されていき勝手に数が減った結果、駆逐されてしまいました。 ただ闇魔法に関しては書物やオリジナルで作り出すモノも多く、探すところを探せば出てきます。 -回復魔法 無い。 ...というのは建前で、存在はしています。 しかし回復魔法はまず発現がとても難しく、さらに寿命や体を代償とするために闇魔法と同じく使用者がどんどん駆逐されていきます。 魔道書や回復の魔法が込められているアイテムというのは実は数多く存在していますが、世界政府が収集しており市場に出回ることはあまりありません。 死んでも救いたい、と言う極端な者が少なからず居るため世界政府は相応の対価を用意すれば写本の貸出をしています。 ちなみに神様になるとなんと無料で貸し出してもらえます。やったね。 世界政府で貸し出してもらえることは割りと情報通には知られています。 -禁呪 とても強力な魔法は大抵これになります。 街や国を滅ぼすようなものや、人の肉体や時間などを代償とする魔法はこれに分類されます。 一応契約魔法も禁呪扱いです。 . . . この世界の住民が知らない話です。 *本当の魔法 -世界のシステムとしての【魔法】と【呪文】 本来魔法は呪文を詠唱することで発現するものであり、普通の人が使ってる魔法は実は不完全なものです。 呪文の無い魔法はイメージが重要で、そのイメージの出力に多大なMPを消費しています。 不完全な分をMPを多めに払うことで魔法を成立させているのですが、呪文の解析が全く進んでいない事と完全に間違った解釈をしているのでこの世界の住人は不完全な魔法を完全な魔法と思い込んでいます。 呪文詠唱を使い、魔法を発現させるのが本来の「システムとしての魔法」です。 -不完全な魔法 そもそもこの世界における魔法のシステムは、基本的には物理現象を引き起こしており 例えば水を生み出そうと思ったら魔力を使い、その魔素が水素と酸素に変換され結びつくことで水が生み出されます。 しかしこの世界の住民は水素や酸素という科学知識自体ありません。 ですので実際作用としては水素と酸素の化合なのですが、彼らとしては「水よ生まれろーと思ったらなんか水が出た」という状態です。 この水素と酸素の化合ですが、発現者のイメージに対して魔力が一番近いものを顕現させた結果なのです。 その結果故、不完全な魔法はイメージが大切になり、理屈や理論が無くてもある程度は魔力が自動的に補ってくれて結果的に魔法は顕現できる、という仕組みになっています。 ですがこれは効率もへったくれもなく、イメージに一番近いものが顕現できればいい、というものでそのイメージの顕現には多大なMPを必要としています。 これが不完全な魔法となります。 -不完全な魔法の不成立法則 もちろん不完全な魔法はイメージでなんでも作り出せる万能魔法というわけではなく、ある程度理屈や理論も必要になります。 不完全な魔法は本人の「これはこうなっているから発現することができる」という理論をある程度汲んでそれをできる限り演算します。 結果的にそれが可能であれば発現します。 仮にそれが不可能であっても、ある程度まで正解で、魔法名や結果がわかっているので有れば足りない部分は補完して発現させてくれます。 しかし、そこに至るまでの情報があまりにも足りないと該当する魔法があまりにも多かったり、イメージがあやふや過ぎて魔法が発動しません。これが不完全な魔法の不成立です。 そしてこの世界では厄介なことに魔法名だけは広く知れ渡っており、魔法を使う際魔法名を言ってしまうと目的の魔法がそれ(魔法名)に設定されてしまいます。 結果、魔法名は設定されたにも関わらず、それを作用させる方法は知らない、という状態になり魔法の不成立となります。 逆に言えば魔法名言って設定させてしまえば理論がある程度近ければ発現します。 人々はこれを良しとし、魔法名を言った方が発現し易いと勘違いしています。 -完全な魔法(詠唱呪文) 上記の不完全な魔法に対して完全な魔法、詠唱呪文ですが、呪文は魔法システムに対するタグ付けです。 タグを使いシステムから使いたい魔法を引き出すことで魔法システムとしての魔法を成立させているのでMP消費はシステムへの呼び出しのみで、システム側で最適な方法で顕現させるので少なく済みます。 そしてこれはMPこそ自身のモノですが、魔法を発現させているのは自身ではなくシステム側なので自身のイメージでは全く成し得ないものや理屈も理論も全く分からないものも顕現させることができます。 いわば世界が足りない分を補っている状態です。 ですのでタグ(呪文)の一部でも使えばその分が世界が肩代わりしてくれるのでMPが軽減されたり必要なイメージや理屈が乏しくても成立するというわけです。 これが本来の魔法の姿です。 呪文例:【ヘルファイア】の場合 「その<種火>は<蒼き炎>となり、<地獄の業火>となりて<魂>までも焼きつくす!【ヘルファイア!】」 タグとしてのワード、<種火><蒼き炎><地獄の業火><魂>と魔法名【ヘルファイア】を唱えることで詠唱呪文となります。 もちろん4つのワードタグだけつぶやき、ヘルファイアと言うだけも成立します。 ヘルファイアを顕現させるタグには他にもいくつかあり、その中から4つのタグをつけることでヘルファイアが顕現します。 このタグを増やしても問題ないですが、減らすと呪文詠唱ではなく呪文だけとなり、足りない分は自身のイメージで補うことになるので注意が必要です。 。 。 。 -完全な魔法 錬金術について 錬金術も本来は魔法に分類されるものです。 錬金術という分野は人間側がものすごく大雑把にカテゴライズしているだけで、完全な魔法による錬金術は違います。 完全な魔法と同じく、呪文詠唱を行えば成立するもの多いですが、錬金術呪文は元手になるモノが必要なことがあります。 例えば人間を1人作ろうと思ったら人間を作れるだけの魔力や素体が必要になります。 その上で呪文を詠唱することで完成します。 錬金術の完全な魔法の特性として、その発現方法が完全にわかっていれば魔法名を唱えれば呪文を唱えなくても良いというものがあります。 さらにこれは魔導書や錬金術書があれば完全に代用できます。 普通の魔法と違って魔法技能が一切なくても実行できるということになります。 -本当のカウンタースペル 本来のカウンタースペルの使い方はダブルアップシステムを使い、相乗効果で倍々、悪くて償却を行う目的のものです。 が、そもそも呪文の知識が全然広がっていないのでせいぜい妨害呪文としての威力しかありません。 例えば火の魔法に対して雷で火を食ったり、水で対抗したり、土で少量で償却したり、と言った使い方をします。 輪唱になることが多いので集中力や即座の判断がモノをいいます。 そもそも呪文は圧縮効率化をするものなので、それにつけこんで余計な情報を入れることで打ち消したり相乗したり、といった作用をしています。 タグ付された呪文に周りに者が情報を付け足すことで相乗や打ち消しが発生するが、大体は主導権が行方不明になったり増えたタグに対して求められるタグが多くなり不発に終わる。 合体魔法とも言える。 なんで妨害呪文として成立するのか? 詠唱中に返却呪文→魔法の不成立が発生。結果不発にはなるが、MPは使う 詠唱後に返却呪文→魔法の逆行が発生。償却は行われるが、基本的には成立。 詠唱中に相乗呪文→魔法の主導権の取り合いになり、魔法自体が膨らんでいく。主導権を取った方が魔法の発動を行えるが、不完全な魔法の状態では不発となる。 詠唱後に相乗呪文→魔法が成立しているので相乗呪文は不発。 詠唱中に妨害呪文→魔法のタグに余計な情報がまざり、結果的に不発になる。 詠唱後に妨害呪文→対抗呪文として機能はするが、詠唱後ではタグの容量が膨大になるため大体は妨害の不発。 詠唱中にフリーワードで妨害→発動したい魔法に対して余計な情報が混ざり、不発になる。 詠唱後にフリーワードで妨害→選択されたフリーワードが的確であれば魔法制限は行えるが、1つでも的確でないと不発。 -余談 猫パンチisGOD この世界での最強魔法と作者が言っている猫パンチですが、これはシステムを逆手に取った魔法です。 魔法はシステムのタグ付から呼び出されます。 ではタグを死ぬほど付ければどんな魔法が発動するのでしょうか? それが猫パンチです。 猫言語という未知の言語を使い、無数の魔法タグを付けることを人々は【魔法:猫パンチ!】と呼んでいます。 呪文詠唱がほとんど「にゃん」や「ねこ」しか言ってないにも関わらず猫パンチは発動します。 何を隠そう猫言語は「にゃん」と「ねこ」しかありません。 つまり「ねこねこにゃんにゃん」と言っているだけで猫言語が成立してしまい、それもそれが魔法のタグになっているというわけです。 大体30分くらいねこねこにゃんにゃん言っていれば、魔法のタグ付けがいくつも付いて【威力拡大】や【広域化】のタグもついて、人を1人くらいなら粉々に吹き飛ばせる威力になります。 数撃ちゃ当たる理論でにゃんにゃん言いましょう。うまく行けば島を1つくらい吹き飛ばせる威力になります。 もちろんにゃんにゃん言っててもタグとして機能してないこともありますので、どれだけにゃんにゃん言っても小石程度のダメージにしかならないこともあります。 要するにランダムパンチなわけです。 ただ、つけたタグの分だけしっかりMPは持って行かれるので猫パンチをすることで本人が吹き飛ぶことも珍しくないです・・・やめようね! 誰でも使うことができます。 詠唱を長くできれば強い、詠唱を途中で止められれば弱い、みたいなリスキースキルです。 実際自爆&建物破壊や1人にダメージ負わせる程度が味方含め集団が吹き飛ぶなんてことも珍しい話ではないので、猫パンチを詠唱してたら全力で止めましょう・・・ ちなみに猫神はある程度効果を狙って猫パンチを繰り出すことができます。 これは猫族の相性的な問題で、猫パンチ自体は誰でも使えますが効果を狙うのは猫言語をある程度知っていないとできません。 といっても猫言語は文献にもほとんど乗っていない、解読もされていない、そもそも言語として完成しているのかも怪しいので理解するのはとても無理です。
この世界においての常識です。 *魔法 魔法には色々種類があり、普通は通常魔法しか使えません。 通常魔法は土、火、風、水の四大魔法です。 四大魔法に加えて錬金術の金を加えた五大魔法とする思想もあります。 通常魔法以外が使える者は世界政府から認可を受け、資格者となることができます。 資格者になると世界政府から保護される形になるので弾圧や糾弾されることはありません。 しかしその分世界政府指定の組織に所属することになるのでその分ルールに縛られます。 -魔法の仕組みにについて 1.使いたい魔法をイメージする 2.イメージに合わせた魔力を使用する(一般的には燃焼させるイメージ) 3.魔法名を言う(言わなくてもいいけど言った方が発現しやすい) これだけ。 イメージが重要で、このイメージが不十分だと全く発現しません。 例えば炎や水は人々の生活にとても身近なものなので、イメージするのはそう難しくありません。 風は目には見えず、発生原理も間違って解釈しているので発現させるのは少し難しいです。 とは言ってもある程度練習すればできます。要するに理屈よりも感覚でどうにかなるってことです。 雷や雨などはイメージこそできても発現に至るまでには情報や理屈が色々足りておらず、扱える者自体とても少ないです。 -呪文と詠唱呪文 呪文:不完全な詠唱。完全な詠唱をできない場合呪文として扱われ、ある程度のMPと発現イメージを軽減できる。 詠唱呪文:MP消費を抑え、イメージが重要ではなく魔法技術がモノをいいます。 魔法を使用する場合、呪文を行うことで使用魔法のMPを抑えたり、完全な詠唱ならばイメージ無しで魔法を発現することもできます。 呪文を使わない通常魔法はイメージ7:3魔法技術なのに対して 呪文の場合イメージ3:7魔法技術くらいとなっているのでイメージがフワっとしていても呪文を唱えれば残りは魔法技術で補えます。 雷魔法や光魔法などは呪文を介すれば大抵使えますが、呪文自体、基本的に秘匿されていたり口伝や家系で受け継いで行ったりなどで、普及しないので詠唱呪文を知っているモノは殆ど居ません。 それだけにとても貴重なものです。 なお詠唱呪文なのかその一部である呪文なのかを見分けるには使用MPを見る(感じる)しかないのですが、そもそも大本のMPがいくつなのか、というのが判明していないためそれが本当に詠唱呪文なのかどうかは神のみぞ知ります。 -カウンタースペル(返却呪文)について 大体どの魔法にもカウンタースペルが存在します。 呪文詠唱中に割り込むことができるものから呪文が完成してからそれを消却するものまで様々です。 基本的には対象の呪文に対して対照となる呪文をぶつけることで返却を行います。 無詠唱の魔法は発現してからカウンタースペルをぶつけるしかなく、大体は間に合いません。 魔法合戦は基本的にカウンタースペルのぶつかり合いになります。 -魔導書について 魔導書は魔導書を使う(魔力を注ぐ)ことで魔法が発現します。 ただし魔導書は読む者の魔力を吸い取る性質があり、不用意に高ランクの魔導書を開くと最悪死に至ります。 魔道書の魔力を吸い取る性質は開いた人が初めてその魔道書を開いた場合にのみ吸われ、それ以降は吸われません。 なおその人が魔道書を開き、開いた魔道書を人に見せるなどで魔力が吸い取られるのを防ぐ方法があります。 また、魔力を吸われる際に魔力が足りなかった場合、魔石を持っていればそちらで補うことができます。 もちろん魔力も魔石も足りなかった場合死にます。 魔導書自体は魔石を溶かした水に浸した紙とペン、生き物の生き血を混ぜたインクでイメージのプロセスを書き上げれば魔導書として成立するので作ること自体は難しくありません。 *魔法の種類 -通常魔法 火風土水の四大魔法が基本となっていますが、錬金術の金を入れた五大魔法を基本とする場合もあります。 火魔法は誰でも扱える魔法として広く普及しています。 風魔法は少しの風ならば大体誰でも起こせますが、上位の魔法は扱える人が少ないです。 土魔法は土を生み出す、というよりもその地形の土を操作する、というのが一般的です。 土を生み出すのは至難の技・・・ではありませんが、触媒になる土と大量に生み出すには大量の魔力が必要です。 水魔法は誰でも扱えますが、環境に強く左右される時もあり、環境適性が乏しいと使えない者も出てきます。 錬金術はモノを作る、壊すなどに特化しており、基本的に戦闘向きではありません。 雷魔法や爆破魔法も一応分類上は錬金術となっていますが、魔術師と錬金術士の両方が主張しており、曖昧になっています。 代表例 (手のひらから炎が吹き出してくるようなイメージで)ッファイア!     これで大体Mp5消費 -精霊魔法 精霊魔法は精霊と契約することで使うことができます。 精霊を呼び出し、命令を下すだけで勝手に行動してもらえます。 精霊魔法はとてもMP消費の少なく、優秀で貴重な魔法です。 人間よりも魔法的に強い存在が召喚MPだけで動いてくれるのでとても便利です。 精霊は下位の存在で、その中位の存在に聖霊が、その上位に天使が存在しています。 精霊と直接契約を結ぶよりも精霊と契約を結ばれているアイテムを探した方が早いです。 例:我が精霊を従えしもの・・・主人の声の呼び声に応じたまえ   (呼び出しコスト+維持コスト+命令コスト) -契約魔法 契約魔法は悪魔との契約や精霊との契約、魔導書との契約や神との契約で使えるようになります。 契約魔法は契約履行で使う事ができるため魔法としてはとても限定的なのですが、その限定条件さえ満たしてしまえば強力な魔法も使えます。 MP消費だけで済むものがあれば、命や体の一部、アイテムや時間を代償とするものや状況を代償としているものまであります。 基本的にその人が使える魔法以上の魔法が使えるようになるため、この魔法自体を求め、彷徨うモノも居ます。 使える者はとても少ない上に精霊ならまだしも悪魔と契約しようものなら迫害されることも珍しくありません。 例:我が契約に従い、汝を履行せよ!  (契約先がでてきて問題の解決を測り、帰る。使用MPは10程(呼んだ代のみ)) -光魔法 失われた魔法の一つです。 過去には人間にも使えたのですが、光魔法は難しく、また難しい割に別段強力な魔法というわけでもなく・・・ 結果的に光魔法の使い手は廃れていき、失われてしまった、ということになっています。 今では光魔法が込められたアイテムを使うか、ごく一部の書物や人間が覚えているのみとなっており、あとはドラゴンなど長寿種が覚えている魔法となってしまっています。 -闇魔法 失われた魔法の一つです。 いわゆる影縛りや直接人の息の根を止めるような魔法や呪いの類です。 基本的に実態の無いものを操る魔法で非人道的な魔法が多いので禁呪や封印指定されていることが多いです。 扱える者があまり居ないというか、この魔法自体大抵使用者の体を代償としていたりするので使うものが勝手に駆逐されていき勝手に数が減った結果、駆逐されてしまいました。 ただ闇魔法に関しては書物やオリジナルで作り出すモノも多く、探すところを探せば出てきます。 -回復魔法 無い。 ...というのは建前で、存在はしています。 しかし回復魔法はまず発現がとても難しく、さらに寿命や体を代償とするために闇魔法と同じく使用者がどんどん駆逐されていきます。 魔道書や回復の魔法が込められているアイテムというのは実は数多く存在していますが、世界政府が収集しており市場に出回ることはあまりありません。 死んでも救いたい、と言う極端な者が少なからず居るため世界政府は相応の対価を用意すれば写本の貸出をしています。 ちなみに神様になるとなんと無料で貸し出してもらえます。やったね。 世界政府で貸し出してもらえることは割りと情報通には知られています。 -禁呪 とても強力な魔法は大抵これになります。 街や国を滅ぼすようなものや、人の肉体や時間などを代償とする魔法はこれに分類されます。 一応契約魔法も禁呪扱いです。 . . . この世界の住民が知らない話です。 *本当の魔法 -世界のシステムとしての【魔法】と【呪文】 本来魔法は呪文を詠唱することで発現するものであり、普通の人が使ってる魔法は実は不完全なものです。 呪文の無い魔法はイメージが重要で、そのイメージの出力に多大なMPを消費しています。 不完全な分をMPを多めに払うことで魔法を成立させているのですが、呪文の解析が全く進んでいない事と完全に間違った解釈をしているのでこの世界の住人は不完全な魔法を完全な魔法と思い込んでいます。 呪文詠唱を使い、魔法を発現させるのが本来の「システムとしての魔法」です。 -不完全な魔法 そもそもこの世界における魔法のシステムは、基本的には物理現象を引き起こしており 例えば水を生み出そうと思ったら魔力を使い、その魔素が水素と酸素に変換され結びつくことで水が生み出されます。 しかしこの世界の住民は水素や酸素という科学知識自体ありません。 ですので実際作用としては水素と酸素の化合なのですが、彼らとしては「水よ生まれろーと思ったらなんか水が出た」という状態です。 この水素と酸素の化合ですが、発現者のイメージに対して魔力が一番近いものを顕現させた結果なのです。 その結果故、不完全な魔法はイメージが大切になり、理屈や理論が無くてもある程度は魔力が自動的に補ってくれて結果的に魔法は顕現できる、という仕組みになっています。 ですがこれは効率もへったくれもなく、イメージに一番近いものが顕現できればいい、というものでそのイメージの顕現には多大なMPを必要としています。 これが不完全な魔法となります。 -不完全な魔法の不成立法則 もちろん不完全な魔法はイメージでなんでも作り出せる万能魔法というわけではなく、ある程度理屈や理論も必要になります。 不完全な魔法は本人の「これはこうなっているから発現することができる」という理論をある程度汲んでそれをできる限り演算します。 結果的にそれが可能であれば発現します。 仮にそれが不可能であっても、ある程度まで正解で、魔法名や結果がわかっているので有れば足りない部分は補完して発現させてくれます。 しかし、そこに至るまでの情報があまりにも足りないと該当する魔法があまりにも多かったり、イメージがあやふや過ぎて魔法が発動しません。これが不完全な魔法の不成立です。 そしてこの世界では厄介なことに魔法名だけは広く知れ渡っており、魔法を使う際魔法名を言ってしまうと目的の魔法がそれ(魔法名)に設定されてしまいます。 結果、魔法名は設定されたにも関わらず、それを作用させる方法は知らない、という状態になり魔法の不成立となります。 逆に言えば魔法名言って設定させてしまえば理論がある程度近ければ発現します。 人々はこれを良しとし、魔法名を言った方が発現し易いと勘違いしています。 -完全な魔法(詠唱呪文) 上記の不完全な魔法に対して完全な魔法、詠唱呪文ですが、呪文は魔法システムに対するタグ付けです。 タグを使いシステムから使いたい魔法を引き出すことで魔法システムとしての魔法を成立させているのでMP消費はシステムへの呼び出しのみで、システム側で最適な方法で顕現させるので少なく済みます。 そしてこれはMPこそ自身のモノですが、魔法を発現させているのは自身ではなくシステム側なので自身のイメージでは全く成し得ないものや理屈も理論も全く分からないものも顕現させることができます。 いわば世界が足りない分を補っている状態です。 ですのでタグ(呪文)の一部でも使えばその分が世界が肩代わりしてくれるのでMPが軽減されたり必要なイメージや理屈が乏しくても成立するというわけです。 これが本来の魔法の姿です。 呪文例:【ヘルファイア】の場合 「その<種火>は<蒼き炎>となり、<地獄の業火>となりて<魂>までも焼きつくす!【ヘルファイア!】」 タグとしてのワード、<種火><蒼き炎><地獄の業火><魂>と魔法名【ヘルファイア】を唱えることで詠唱呪文となります。 もちろん4つのワードタグだけつぶやき、ヘルファイアと言うだけも成立します。 ヘルファイアを顕現させるタグには他にもいくつかあり、その中から4つのタグをつけることでヘルファイアが顕現します。 このタグを増やしても問題ないですが、減らすと呪文詠唱ではなく呪文だけとなり、足りない分は自身のイメージで補うことになるので注意が必要です。 。 。 。 -完全な魔法 錬金術について 錬金術も本来は魔法に分類されるものです。 錬金術という分野は人間側がものすごく大雑把にカテゴライズしているだけで、完全な魔法による錬金術は違います。 完全な魔法と同じく、呪文詠唱を行えば成立するもの多いですが、錬金術呪文は元手になるモノが必要なことがあります。 例えば人間を1人作ろうと思ったら人間を作れるだけの魔力や素体が必要になります。 その上で呪文を詠唱することで完成します。 錬金術の完全な魔法の特性として、その発現方法が完全にわかっていれば魔法名を唱えれば呪文を唱えなくても良いというものがあります。 さらにこれは魔導書や錬金術書があれば完全に代用できます。 普通の魔法と違って魔法技能が一切なくても実行できるということになります。 -本当のカウンタースペル 本来のカウンタースペルの使い方はダブルアップシステムを使い、相乗効果で倍々、悪くて償却を行う目的のものです。 が、そもそも呪文の知識が全然広がっていないのでせいぜい妨害呪文としての威力しかありません。 例えば火の魔法に対して雷で火を食ったり、水で対抗したり、土で少量で償却したり、と言った使い方をします。 輪唱になることが多いので集中力や即座の判断がモノをいいます。 そもそも呪文は圧縮効率化をするものなので、それにつけこんで余計な情報を入れることで打ち消したり相乗したり、といった作用をしています。 タグ付された呪文に周りに者が情報を付け足すことで相乗や打ち消しが発生するが、大体は主導権が行方不明になったり増えたタグに対して求められるタグが多くなり不発に終わる。 合体魔法とも言える。 なんで妨害呪文として成立するのか? 詠唱中に返却呪文→魔法の不成立が発生。結果不発にはなるが、MPは使う 詠唱後に返却呪文→魔法の逆行が発生。償却は行われるが、基本的には成立。 詠唱中に相乗呪文→魔法の主導権の取り合いになり、魔法自体が膨らんでいく。主導権を取った方が魔法の発動を行えるが、不完全な魔法の状態では不発となる。 詠唱後に相乗呪文→魔法が成立しているので相乗呪文は不発。 詠唱中に妨害呪文→魔法のタグに余計な情報がまざり、結果的に不発になる。 詠唱後に妨害呪文→対抗呪文として機能はするが、詠唱後ではタグの容量が膨大になるため大体は妨害の不発。 詠唱中にフリーワードで妨害→発動したい魔法に対して余計な情報が混ざり、不発になる。 詠唱後にフリーワードで妨害→選択されたフリーワードが的確であれば魔法制限は行えるが、1つでも的確でないと不発。 -余談 猫パンチisGOD この世界での最強魔法と作者が言っている猫パンチですが、これはシステムを逆手に取った魔法です。 魔法はシステムのタグ付から呼び出されます。 ではタグを死ぬほど付ければどんな魔法が発動するのでしょうか? それが猫パンチです。 猫言語という未知の言語を使い、無数の魔法タグを付けることを人々は【魔法:猫パンチ!】と呼んでいます。 呪文詠唱がほとんど「にゃん」や「ねこ」しか言ってないにも関わらず猫パンチは発動します。 何を隠そう猫言語は「にゃん」と「ねこ」しかありません。 つまり「ねこねこにゃんにゃん」と言っているだけで猫言語が成立してしまい、それもそれが魔法のタグになっているというわけです。 大体30分くらいねこねこにゃんにゃん言っていれば、魔法のタグ付けがいくつも付いて【威力拡大】や【広域化】のタグもついて、人を1人くらいなら粉々に吹き飛ばせる威力になります。 数撃ちゃ当たる理論でにゃんにゃん言いましょう。うまく行けば島を1つくらい吹き飛ばせる威力になります。 もちろんにゃんにゃん言っててもタグとして機能してないこともありますので、どれだけにゃんにゃん言っても小石程度のダメージにしかならないこともあります。 要するにランダムパンチなわけです。 ただ、つけたタグの分だけしっかりMPは持って行かれるので猫パンチをすることで本人が吹き飛ぶことも珍しくないです・・・やめようね! 誰でも使うことができます。 詠唱を長くできれば強い、詠唱を途中で止められれば弱い、みたいなリスキースキルです。 実際自爆&建物破壊や1人にダメージ負わせる程度が味方含め集団が吹き飛ぶなんてことも珍しい話ではないので、猫パンチを詠唱してたら全力で止めましょう・・・ ちなみに猫神はある程度効果を狙って猫パンチを繰り出すことができます。 これは猫族の相性的な問題で、猫パンチ自体は誰でも使えますが効果を狙うのは猫言語をある程度知っていないとできません。 といっても猫言語は文献にもほとんど乗っていない、解読もされていない、そもそも言語として完成しているのかも怪しいので理解するのはとても無理です。

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