死霊顔本

プレイヤー人数:3~6人
スーパー簡易ルール
フェイズラッシュ形式
ロスト有り
対立有り



フレーバー
鈍色の光、白く染まる視界。
見知らぬ壁、見知らぬ祭壇、見知らぬ顔。
逡巡する間もなくやってくる未知の足音。
それはおぞましい程軽快に。その手は嘆くほど多く。
「死を捧げよ。死を刻めよ。その手腕に与せよ。」



スーパー簡易ルール

キャラクターシートは公開してもしなくても構いません。

MPは全員10です。特技でMP増加を持っている場合+5してください。
MPは0を越えると死にます。
後述しますが、基本的な魔法や技巧は省きます。

特技を2つ取ることができます。

装備はアタッカーとシェルパーの2つあります。選択権のある人は選んでもらいます。

アタッカーは軽量装備です。
携帯簡易食糧4食分(san1)の食料、
2つの魔石(MP3)、
簡易野営装備(san2)、
小型の採掘道具、
2つの小径ライト(具体的に半径1m程照らせる)
携帯に易く、荷物を持っていても身軽に動けます。ペナルティはありません。
(トレッキング装備。大型のものはシェルパーに持たせている)


シェルパーは重量装備です。
携帯食料9食分(san3)の食料、
5つの魔石(MP3)、
野営装備(san5)、
採掘道具(ツルハシ、スコップ等)、
2つのライトと2本の松明(ライトは半径2m、松明は半径1m消耗品)
重く、小回りは利きませんが、探索には備えが必要です。重量ペナルティーdex-2
(シェルパーというよりアルパイン装備。別にポーターキャンプがある。)

NPC込みでそれぞれに使命があります。後述。




導入
まず目覚めます。
con値の高い人順とかで目覚めてください。

はい。
目を覚ましたあなたは、辺りを見回します。
見知らぬ壁、見知らぬ祭壇、そして見知らぬ人間が視界に入る。
周りを自覚すると、あなたは倦怠感と仄かな頭痛を感じるでしょう。 全員MP-2
(自身の魔力が吸われています)
そして疑問が沸いてくる。「自分はなぜこんな所に・・・?」
しかし、思い出そうとしても思い出せない。
自分がなぜここにいるのか、ここはどこなのか、周りにいる者たちは何者なのか。
疑問を抱えたまま、あなたは辺りを見回すでしょう。

周りは暗く、正面には祭壇があり、その祭壇には三つの本が祭られている。
後ろは空洞になっていて、空洞の奥にはぼんやりとした光が見える。
左右は暗く、祭壇の光が届いていないようだ。

そうしてあなたは辺りを見回していると、他の者も何人か目が覚めたようだ。
目を覚ましていて居るものは、お互いがお互いに顔を見合わせ「まるで状況がわからない」といったような顔をしている。
(まだ目を覚ましていない者もいるようだ。)

すると1人の逞しい大男が話しかけてきた。
「おい、大丈夫か?お前、ここがどこだかわかるか?」
そう聞かれ、あなたは記憶を辿ろうとするがやはりどうにも思い出すことができない。
「・・・お前も記憶喪失なようだな。」ヤレヤレと言ったような表情で男が笑う。
「おい、他の奴も起こそうぜ。何か知ってるかもしれねえ。」
ということで順に起きたり起こされたりしてください。

(声をかけて起こせるのは7人。しかしこのフロアに存在しているのは10人。3名隠れるを使っている。)
(魔力感応で人数を把握すると10人分感じるけど黒壁効果でよくわかんないかも)

全員が沖田ところで、マスターイベントです。

全員聞き耳を振ってください。

成功→何かが這いずるような音が、祭壇から向かって左から聞こえてくる。それは少しずつ近づいてくる。
失敗→特になにも気づきませんでした。

NPC:ヒーラーとNPC:リーダーが成功した場合叫びます。
「おい!!何かが近づいて着やがる!!全員立て!!!!」
「なにか来る!!左から!!!!」


自身で気づいたり声に反応して左を見た人は見るでしょう。

「比較的、明るい所に居るあなた達の壁側から、それは這いずる音を立ててやってきた。
 しかし音のする方向を見ても仄暗い空間があるだけで、何も見えない。
 仄暗い空間が蠢くように、それは確実に近づいてきていた。
 その「仄暗い空間」、そのものが迫ってきていた。」

逃げたりすることができます。反応を待ってください。
ナポ「あれはヤバい!俺の直感がそう言っている!ひとまず光の方向ににげろ!戦える奴は俺と殿だ!」

逃げなかったり腰を抜かしてたりして祭壇にとどまった人はそれを見るでしょう。

ではあなたは見てしまうでしょう。
「仄暗い空間がずるずると音を立てて、祭壇の近くまで迫り来る。
 それは祭壇の光に照らされて、その姿を表す。
 ぬらっとして湿っているような、つるりとした表面。完全な黒ではない、しかし黒としか認識できない、くぐもった色。
 それは手だった。それも1つや2つではない。その空間を覆い尽くすほどの、無数の手が迫ってきていた。
 無数の手は空間の中央から我先にと、なにかを求めるように前に進むが、他の手に阻まれてはずるずると床や壁に引きずられては飲み込まれていく。
 瞬間、あなたは理解してしまう。あれは何かを掴もうとしている。アレに捕まれば無造作に、暴力的に奪われてしまうことを」
非現実的な、常識はずれた現象を見てしまったあなたはSANチェック1d6/1d10です。

尻込みしていたり抗戦の構えを見せていると、その手のいくつかが祭壇の裏に回り込む。
すると突如、祭壇の裏から悲鳴があがる
「うわああ!くるな!!(任意の悲鳴)」
祭壇の裏から黒い手に掴まれてひとりの人間がいくつもの手に絡まれ持ち上げられる。
何人かはここで彼と目が合うでしょう。
彼もこちらを認識して声を上げる
「まって!助け!アアッ!!助けて!!!(任意の悲鳴)」
(この時点で6本くらいに絡まれいて脱出不可能)
(ナポレオンは臨戦態勢のまま動かず)
(任意の1R戦闘。手1本の耐久力は5。耐久力が無くなったら手は色が薄くなり消える)

彼の体はすぐに黒い手が覆い、飲み込まれてしまう。
無数の手はその人間の手を、足を、顔を互いに引っ張ってはその人間は悲鳴をあげた。
そしてその人間が無数の手に飲まれていくのをあなたは見てしまった。
無数の手ははその掴んだ人間を求めて、それに向かって収束していきブチブチと音を立てていた。
それは想像しなくても分かる音だった。人が引きちぎられていく音。
無残な死を見てしまったあなたはSANチェック1d3/1d6です。

チェックが終わったら手はゆっくり元から着た方向に引っ込んで行きます。


逃げ遅れた人も合流してください。
ナポ「・・・皆、大丈夫か?」
  「とりあえず脅威は去った・・・と思いたい。」
  「そっち(光がある方向)はどうだ?落ち着いて状況を話してくれ」
状況を説明してほしい
ナポ「そうか・・・・」
  「誰か記憶があるやつはいるか?ここがどこだかわかるものは?」
  「・・・状況は絶望的だな」
  「なあ、提案なんだが俺たち協力しないか?」
  「俺はハンターだ。ここでじっとしているより、なにがあるか調べたい。」
  「まずは自己紹介といこう」


と提案された所で状況開始です。
全員とりあえずアイデア振ってください。
ハンドアウトを公開します。

状態:記憶喪失
アイデア
クリティカル:直近一週間くらいの記憶が思い出せません。ただ、今思い出せないだけで時間が立てば思い出せる気がします。
直感:同上
成功:直近一週間くらいの記憶がありません。
失敗:ここがどこか、なぜここにいるのかわりません。どうにも記憶がぼやけていて思い出すことができません。    



フェーズ1ハングアウト
共通
状態についての判定


あなたは魔術協会の人間です。
あなた「呪文:カウンタースペル」の特技を所持しています。
「呪文:カウンタースペル」は知識で判定して、成功すると呪文を妨害することできます。
「呪文:カウンタースペル」は知名度を上げやすく、同じ魔術協会内の人間ならば知っている可能性があります。

「呪文:カウンタースペル」について
詠唱されている呪文に対して対抗呪文を当てることで呪文を相克します。
カウンタースペルは知識で判定して成功するとを呪文を妨害できます。
カウンターを行う呪文の半分のMPを消費します。(最低1消費)
カウンターに失敗した場合MPを1だけ消費します。
カウンタースペルが解明されていない、存在していない呪文も存在します。


2 
あなたはトレジャーハンター協会の人間です。
あなたは「特技:風見」を所持しています。
「特技:風見」は知名度を上げやすく、同じトレジャーハンターなら知っている可能性があります。
1日に2度使えます。GMに特技を使いたいと言えばつかえます。

「特技:風見」について
「特技:風見」は「知りたいこと」に対して「方角」がフワッとわかる特技です。
いわゆる行き先占いのようなもので、情報に対しての触覚になります。
例えば暗闇の中でも出口がどちらの方向にあるか、というがフワッとわかります。
ただし方向がわかるだけで、安全な道であるかは別です。
また、風見は1日に2度、特定の情報について判定します。
情報が不確かであったり、ある程度探る情報の方向を絞らないと情報の振り幅が大きくよくわかりません。




あなたはトレジャーハンター協会の人間です。
あなたは「魔本:死霊手本」を所持しています。
これは断片で、完全なものではありません。
あなたは「呪文:ハンドバインド」を使うことができます。
この魔本と呪文を所持していることを他人は知りません。

呪文:ハンドバインドについて
詠唱には3ラウンド消費します。
MPを2消費します。自身のSANが2増えます。
射程は10m、目視できている範囲内。壁の向こう側に予測打ちする場合、状況が明確な場合しか成功しません。
「呪文:ハンドバインド」に成功することで導入で見た「無数の手」と同じ手を召喚し、相手を拘束することができます。
引きちぎりはできませんが、拘束し続けることで窒息させることはできます。
拘束は2ターン続きます。拘束を継続する場合、同じだけMPとSANを消費します。
拘束は最大で2人まで出来ます。2人拘束する場合はその分MPとSANが増えます。
その他可否についてはその都度聞いてください。


4 
あなたはフリーの冒険者です。
あなたは「状態:悪魔の契約」を所持しています。背中に「呪い:悪魔の刻印」があります。
あなたは「呪文:悪魔の召喚」を行うことで「悪魔に願いを3つ聞いてもらう」ことができます。
ただし悪魔も万能ではありません。叶えられる願望の範囲は悪魔のルールに従った範囲でしか行なえません。
出来るか出来ないかはLineで聞いてください。その都度判定します。
願いの可否についての判定にはコストがかからず、プレイ時間にはカウントしません。

「3つ願い」について
万能ではありません。
悪魔がその場に召喚されていないと願いを聞いてもらうことはできません。
願いの内容の可否は事前に聞くことができます。
願いの可否を問う時間はゲーム時間に含めません。
3つの願いを使い切っても悪魔が反逆してきたり、ということはしません。
そこそこ親切に教えてくれる悪魔です。

先にザックリと可否をしておきます。
この場から脱出したい→
「できる。ただしあなた1人だけ。他の人はできない。行き先も選ぶことはできない。」
この場所を破壊したい→
「たぶんできない。この場所自体は私の力より強い。部分的には可能かもしれない。厳密な判定は本物をみてみないとわからない。」
記憶を戻してほしい→
「できると思う、が、あなた自身を直視しないとわからない。そもそも私にはザックリとした状況しか伝わっていない。」
願いの数を増やしてほしい→
「できない。」



「呪文:悪魔の召喚」について
呪文:悪魔の召喚には2ラウンドの詠唱を必要とします。
MPを2消費します。sanが2増えます。
呪文の内容を聞かれてしまうとアイデア判定で「悪魔を召喚をしようとしている」ことがバレます。
「呪文:悪魔の召喚」には対抗呪文が存在します。しかしその呪文をあなたは知りません。
悪魔の姿は醜悪で、あなた含め見た人はSANチェックを受けます。



ハングアウト読んだ?


NPCの自己紹介

NPC1:頼れるリーダー ウィッカー・ナポレオン  (ウィッカー) シェルパー
逞しく大きな体、その体躯からは色々な冒険を乗り越えた事が垣間見える。(傷跡が見えるの意)
「俺はウィッカー・ナポレオン。さっきも言ったがトレジャーハンターだ。
 なんでここにいるのかサッパリ記憶がねえ。たぶん記憶喪失ってやつだ。俺の堪がそう言っている。
 こういう時は悪人も善人もみんな協力するって相場が決まってんだ。命あっての物種だからな!」
直感持ち 頑健 運C  トレジャーハンター技能 聞き耳 目星 忍び足 跳躍 こぶし



NPC2:ヘルアス    シェルパー
白いドレスに金の刺繍、世界政府の刻印の入った帽子をつけている。
大体の人が知っている、世界政府所属の人間に与えられる制服だ。
「私の名前はヘルアス。普段から派遣医療をやっているわ。
 負傷者は居ない?こんな所では小さな怪我が命取りになるわよ?」
呪文:スーサイドヒール 血断持ち 世界政府ヒーラー 医術 応急手当 図書館 



NPC3:場違いな貴族 オジャロマロ  アタッカー
動きづらそうな黒い和装に得意げな烏帽子。
いかにも貴族、というような顔をしている。
「ほ。吾の名も知らぬのか下郎共。しょうがない、名乗ってやるからよ~く聞くのじゃ!
 吾はマロ=スグニシヌ=ナンデナン家のオジャロマロ!貴様ら下郎共には決して高みに届かぬ貴族じゃぞ!!!敬え!!!!」
暗号解読 常闇の帳持ち 図書館 言いくるめ



NPC4:マロロの護衛 デンボ  シェルパー
上下黒のスーツに軽防具をつけている、いかにも護衛、といったような風体
「お気軽にデンボとお呼びください。普段からオジャロマロ様の護衛をしております。
 オジャロマロ様に害成すものは私が排除させていただきます。」
頑健持ち 目星 拳 聞き耳 

今回の仕掛け人(2周目用)
記憶の無いフリをしているが、バッチリ対策をしている。
今回の儀式の内容を知っていて発動させた。
どんな犠牲を払っても儀式を成功させ死霊教本を完成させてにいれたい。
「魔本:死霊脚本」を所持している。

「俺もね、あんたみたいな貴族になって見たくなったんだよ。だから必要なんだ、力と犠牲が!」




NPC5: フジムラ・コナン アタッカー
少し汚れた服に、トレジャーハンターのような腰袋。
まるで見た目はトレジャーハンターだが・・・
「トレジャーハンターかと思ったか?残念、俺は考古学者だ。
 考古学の探索をしていたら自然とトレジャーハンターのような風貌になっていってね。
 私は彼らと違って、戦いはできないのでよろしく頼む。」
古代人の叡智をどうしてもしりたい頭のネジのはずれた考古学者。(一周目では黒幕)
目星 考古学 図書館 聞き耳 INT16 キック





それでは進行します。
あなた方は今何処に居ますか?
(多分魔石の部屋に居る)

フェイズラッシュワン、開始
(三時間くらいで見てるから50分、30分、20分、10分くらいの配分計4回)

MAP


 左手 ← 祭壇 → 右手
      ↑    ↑
 本棚 ← 魔石 → 墓石 → (横穴)
      ↓    ↓
 左足 ← 入口   右足



部屋説明
左手
中はまっくら、祭壇の部屋からしかいけない。
左手がある部屋。最初の犠牲者ですでに生成されている。
祭壇の所にロウソクくらいの光が灯っていて、祭壇の四方は穴になっている。


部屋の描写
「あなたは真っ暗なその部屋を照らす。
 そこには大きな穴があり、中央には台座があり、そこだけ温かな光が細ボソと灯っている。
 どうやらなにか祭壇のようなものが建てられているようだ。
 中央の台座へは1本の道が続いており、その道だけ材質が違うようで色が違う。」

目星情報
全体→中央には祭壇のようなものがあり、開かれた本のようなものが見える。暗くてよくわからない。
祭壇→近づくに見ようとすると同じく開かれた本のようなものが見える。詳細にはわからない。
道→その道を照らしよく見ると、どうにも壁と同じ材質なようだ。しかし、調べている内になんとなく、ただなんとなく感じてしまう。この道だけ、光の当たり方とは関係なく、蠢いているような気がする SAN+1
穴→「あなたは穴の中を見ようと光で照らし、穴を覗き込んだ。穴の中は暗く、底まで見えない。
   いや違う、底が見えないのではない。暗い色が光を反射しているわけでもないのにたまに波を撃つように動く。
   それは意思があるかのように蠢く、無数の手が穴の中を覆い尽くしていた。」 SAN+2
   しかしたまに波を打つようにうごめいているだけで伸びてきたりとかはしない。底は見えない。

一本道を渡る際、穴の中を見てなかったらうっかり強制目星 
「あなたは穴の中を見てしまった。そこには仄暗い空間が拡がっていた。」
見なければセーフ 事前に見ないように教えられて見ないという選択もセーフ

中央祭壇→中央の祭壇には1冊の本が開かれていた。
     その本は黒い膜のようなものに包まれている。
     本には文字が書かれていた。
     「第一の章は刻まれた。
      死を捧げよ。死を捧げよ。
      魔力の足りぬモノは死に与せよ。

      作業を始めよ。
      我らは奪うもの。
      魔力を刻みし奪うもの。

      全ての死を刻み祭壇に集めよ。
      全てが集まれば光は開かれる。」 
この本はMPを1消費することで取り外しが可能です。
目星情報はありません。
魔力感応→この遺跡の中央に向かって魔力が繋がれています。



祭壇
真ん中に魔導書が二冊浮いていて、黒いバリアのようなものに包まれている。
祭壇周りは温かい色の光が灯っており、反対側の壁にギリギリ光が届かないくらいの明るさ。すなわちそこそこ暗い。
祭壇の反対側には大きく口をあけ、ぼんやり光ってるいる柱のようなものが見える。


目星情報
祭壇→大きな祭壇の中央には本が浮いており、仄暗い光を纏っている。その祭壇のスペースから見るに、左右に二個ずつ追加で祀れるんじゃないかとあなたは思いました。
考古学→意匠の古さから古代(大体2000年くらい前)のモノじゃないかと思います。ただ古代のモノにしては素材が新しめなモノに感じます。
 (↑この素材自体魔力が通うことで自己修復を行っている為、古いものにしては新し目に感じられる。耐久力は低い。)
暗い方の壁→黒い材質の壁では分かりにくく、光でよく探した結果左右に人一人通れるくらいの穴がある事がわかりました。どうやら繋がってるようですね。

魔力感応→光ってる柱と魔力が繋がっています。


右手

左手と同上
二人目の犠牲者が出ると石の足場が形成される。
犠牲がいないと祭壇の上には石でできた本が開かれている。

     本には文字が書かれていた。
     「第三の章は刻まれた。
      死を捧げよ。死を捧げよ。
      悪魔の同胞には死の祝福を与えよ。

      作業を続けよ。
      我らは悪魔を尊ぶもの。
      悪魔を作りし奪うもの。

      全ての死を刻み祭壇に集めよ。
      全てが集まれば光は開かれる。」

本棚
本棚が2つと書き物机、壊れているベットと塞がれている扉がある。
人が生活したような痕跡があるが、もう何年も前のものだろう

目星情報
書き物机→机に置かれた数冊の中から一冊の古びた本が目に止まります。目星に失敗しても時間がかかるだけで見つけれます。

内容は長いよ 読むのに物理的にもゲーム的にも時間かかるよ

冒頭
「この遺跡に迷い込んだものの為に書き記す。
 私は4人の仲間を刻んでしまった愚か者だ。
 ああ、本当にすまない…私を持って完成するというのに、好奇心と恐怖に勝てず、仲間を犠牲にして一人逃げ出す私を許してくれ。

 私のような愚か者が続かないことを祈る。」

内容
「この儀式は「無数の手」が5回やってくると終わる。
 無数の手が生贄に選ぶのは優先順位がある。
 死を捧げなくても一定時間経てば無数の手は帰ってゆく。
 中央の柱の色で無数の手がやってくるタイミングがわかる。
 無数の手は死体を渡しても帰ってゆく。」
ザックリまとめるとこんな感じ。
内容を読んでいてわかりますが、いくつか破られているページがある。
しゅき…(手記)



本棚→いくつかの本を手に取りますが、どれも古代文字で、考古学がないと読むことは難しいでしょう。

考古学→解読にだいぶ時間がかかる
ザックリと
この儀式は傷ついているものや精神に不調を抱いているもの、障害や呪いを帯びているものを優先的に間引く為の儀式。
この儀式は中央の魔石を基幹にしていること。
また、魔石の上空は空洞になっていて、そこには死霊元本のオリジナルが封印されていること。
祭壇の上に5冊できると儀式は終わること。
儀式中は魔力を吸い上げて対象を弱らせること。

しかしその中で一冊、整然と書かれている本が目に止まります
アイデアで追加情報
→たぶん何かのリストを書き記したような書式です。
考古学で「人名」「死因」「可否」が書かれています。
「可否」は9割成功と書いてあります。



魔石の柱
大きく開けた空洞に優しく青色に光る魔石の柱があります。
ここは魔石が光っているおかけで比較的明るいです。
左側と右側には扉が見えます。
下側は空洞が窄める形で続いています。

目星情報
魔石の柱→初期段階では目星で底が赤いのがわかる
この魔石は採掘が可能。NPC風見マンから提案される。
耐久度100、一度の採掘で魔石が5個とれるが、取るたびに耐久値マイナス10+1d10。
考古学者「この魔石、採掘できるんじゃないか?でも柱になってるみたいだから、削りすぎるのは怖いが…
     俺は採掘をするべきだと思う。魔石はいくつあっても困らないし、先程から魔力が減って少し体がだるいんだ。」
ナポ「俺は反対だな。洞窟の柱を削るなんて狂気じみている。崩れでもしたらどうするんだ?」



墓石
しっかりした扉を通ると冷たい空気があなた達を迎える
灯りはない。
他と違い、ちゃんと切り出した岩で作られた壁と中央には上質な石で作られた石碑と墓石のような塔。
下側だけ材質が洞窟内の壁と同じ扉があるが、雑に塞がれた跡がある。(朽ちていて塞ぎきれていない。)


石碑には二行ほど文字が刻まれているが、古代語でかかれていて考古学をもたないと読めない。
「死にゆく者たちへ
 月の導きに祝福があらんことを」
(この世界ではよく使われる死者への哀悼の言葉)

目星情報
争った跡があり、血痕や壁の一部が破壊されている。
壁の右側部分に木材で塞がれた部分がある


横穴
黒い壁に穴が開いていて、大人一人分通るのが精一杯。
光はないが、2m先くらいで底が見える。
風が流れている。



左足
四方が穴で囲まれたやつ
右手と同上。
ここだけ木橋がかかっていて越えなくても渡れる。


     本には文字が書かれていた。
     「第ニの章は刻まれた。
      死を捧げよ。死を捧げよ。
      恐怖を抱えるモノには死に与せよ。

      作業を監視せよ。
      我らは恐怖を開放をするもの。
      恐怖を刻みし奪うもの。     

      全ての死を刻み祭壇に集めよ。
      全てが集まれば光は開かれる。」


入口
2人が並んで歩けるくらいの空洞。
行き止まりになっていて、壁とは異なる材質で框(かまち。扉の枠のこと)か形成されていて、壁と同じ材質で石扉が閉じている。
取手とかはない。

目星
異なる材質の所ににヒビが入っており、時間をかければ崩せるかもしれない。
ただし一撃加えてみれば分かるが材質は固く、崩すにはだいぶ時間がかかりそうだ。


右足
右手と同上

     本には文字が書かれていた。
     「第四の章は刻まれた。
      死を捧げよ。死を捧げよ。
      欠損を抱えるモノは死に与せよ。

      作業を完了せよ。
      我らは愛し子に寵愛を与えるもの。
      寵愛を刻みし奪うもの。

      全ての死を刻み祭壇に集めよ。
      全てが集まれば光は開かれる。」



フェーズ2ハングアウト


入り口の石棺の扉を見た人。
あなたは思い出しました。
入り口の扉の材質が違うこと。内側の材質は黒々として、ぬるりとした壁と同じ材質だが、外側はつるりとしていて比較的白い材質の石であった。

アイデア判定:
その扉には綺麗な古代文字が彫り込まれていた。(本棚の本に書いてあるのと同じ)
そしてその文字の下には現代文字でこうかかれていた「その死を持って、本に刻めよ」と。


使命
1 
あなたは魔術協会の人間です。
あなたはNPC:ヒーラーとNPC:生贄バッカーと他3人でこの遺跡を調査しています。
あなたの記憶は完全には戻っていませんが、思い出せることが増えました。

追加情報
協会の指令で、洞窟にある遺跡の祭壇に浮かぶ魔導書の獲得にやってきました。
あなた方は全員で6人で着ています。
この中では3人、あなたとNPC:ヒーラーとNPC:生贄バッカーが仲間です。
他3人の行方は未だ思い出せません。
アタッカーであるあなたの使命は「祭壇の調査、及び魔導書の獲得、祭壇、魔導書の情報を協会に持ち帰ること」です。


2 
あなたはトレジャーハンター協会の人間です。
あなたの記憶は完全には戻っていませんが、思い出せることが増えました。
あなた方は4人、NPC:リーダーとNPC:風見マンとPL3とこの場に調査にきています。

追加情報
遺物の獲得を夢見るあなた方は遺跡の調査を行っています。
「魔術協会の人間が遺物の獲得に乗り出そうとしている」という情報を掴んだあなた方は、先にとられまいと乗り込んだのですが、どうにも魔術的な防備が堅く、手こずっています。
そこでトレハンの中でも貴重なスキル「風見」持ちの人間を使って遺物の獲得にのりだしました。
あなたは<NPC:2>の防護任務についているバッカーです。
あなたの使命は「<NPC:2>の護衛、及び自身の保身、遺物の獲得、遺跡の調査」です。
尚基本は護衛と保身です。


あなたはトレジャーハンター協会の人間です。
あなたは記憶が完全に戻ったようです。
あなた方は4人、NPC:リーダーとNPC:風見マンとPL2とこの場に調査にきています。

遺物の獲得を夢見るあなた方は遺跡の調査を行っています。
「魔術協会の人間が遺物の獲得に乗り出そうとしている」という情報を掴んだあなた方は、先にとられまいと乗り込んだのですが、どうにも魔術的な防備が堅く、手こずっています。
そこでトレハンの中でも貴重なスキル「風見」持ちの人間を使って遺物の獲得にのりだしました。
あなたは<NPC:2>の防護任務についているバッカーです。
あなたの使命は「<NPC:2>の護衛、及び自身の保身、遺物の獲得、遺跡の調査」です。
尚基本は護衛と保身です。

しかし「魔本:死霊手本」、魔本:死霊元本の断片を所持しているあなたは追加使命があります。
死霊手本が祭壇の本と呼び合っている気がします。
あなたは追加使命「死霊顔本の獲得or死霊手本の破棄」が追加されました。



あなたはフリーの冒険者です。
あなたの記憶は完全には戻っていませんが、思い出せることは増えました。

追加情報
あなたは力と冒険を求めて単身で遺跡調査を行っていました。
ところが、どうにもタイミングが悪かったらしく、記憶喪失に巻き込まれました。
あなたの使命は「魔導書の獲得、生き残ること」です。


ハングアウト読んだ?



フェーズ3ハングアウト

共通


あなたは魔術協会の人間です。
あなたは全ての記憶が戻りました。

追加情報
事前調査では祭壇内に浮かぶ魔導書は結界に守られており取り外しができないこと。
祭壇内の壁構造に魔術回路が仕掛けられており、なにかしらの儀式が行われていたこと。
構内の壁は魔素性が高く、魔法防壁としても機能していること。
しかして物理攻撃耐性はそう高くなく、容易ではないが破壊は可能であること。
術式がとても古く、古代に作られた難解なものであること。
儀式には扉にあった「その死を持って、本に刻めよ」が関係していること。
内部は祭壇の部屋、魔石の柱の部屋、本棚のある部屋、食堂のような部屋の4部屋しかなく、不自然であること。
推測になるがこの術式儀式は「中央の魔石を通して祭壇の部屋に魔力を集める儀式で、内部に動物の死骸などが見つからないことから動物から魔力や肉体を奪うような儀式である。」であろうことで満場一致している。
を、思い出しました。

更にあなたは今回の任務で責任がかかっています。
多少の犠牲を出してでも、今回の任務の達成を図りたいです。
今回連れてきている人数の内、ヒーラーと生贄マンを選んだのは純粋に死んでもあなたの責任にはダメージにはならず、肉盾としても荷物持ちとしてもそこそこ優秀だから連れてきました。

2 
あなたはトレジャーハンター協会の人間です。
あなたは全ての記憶が戻りました。
追加情報はありません。


あなたはトレジャーハンター協会の人間です。
あなたは全ての記憶が戻っています。
追加情報はありません。


4 
あなたはフリーの冒険者です。
あなたは全ての記憶が戻りました。

記憶をを取り戻したあなたの使命が変更されます。
あなたは魔術師協会の連中が遺跡に入っていくのを目撃して、こっそりついてきた者です。
魔術師協会の連中の話では、中には「魔本:死霊顔本」があることを盗み聞きしています。
この魔本はあなたのさらなる力を手に入れる為の手段でもあり、またあなたと契約している悪魔もこの本を欲しがっています。
あなたの使命は「完全な死霊顔本か、死霊顔本の断片を手に入れること」です。
死霊顔本の断片は、完全な死霊顔本を所持した状態で悪魔に願えば断片を作ることができます。




ふんぐるいふんぐるい


NPC
1生け贄マン バッカー
すぐ死ぬ。
彼はかわいそうなバッカーであり、エピローグで荷物諸共持って行かれる。
特に技能はない魔術師協会の荷物持ちとして雇われていただけの人物。
POW値が低く、かつ嫌なことを引きずるタイプで、すでに洞窟内でだいぶSAN値が溜まっていた。
そのため真っ先に間引きの対象になった。

SAN25 POW8、CON12、SIZ8



2風見マン アタッカー
トレハン協会の宝。
ただしスキル持ちであることを鼻にかけており、トレジャーハンターとしては二流。
戦闘能力も並みで、ペアで行動しなくては少々危なっかしい側面がある。
スキル持っているだけの凡人。
特に金銭欲があるわけではなく、命あっての物種だと考える人物。
を冒険はそこそこ好き。
歴史に名を残すような冒険は自身の能力では無理であると知っている。
もっぱら遺跡や洞窟のナビゲーターとして重宝されている30代のオッサン。

SAN5、POW14、CON12、SIZ10、

3ヒーラー アタッカー


4生け贄になるマン バッカー
魔術協会に雇われた人
特に情報はなく、バッカーとして雇われた。
遺跡探索だとは聞いているものの「死霊顔本」のことは知らない。


5ナポ川レオン児 バッカー
トレハンリーダー。風見の護衛、探索道の確保、遺物の調査にやってきた。
ムキムキの楽天家。父上。でも実年齢は20代後半。
トレジャーハンターとして優秀で今回の作戦も期待されている。
生きて帰ることを尊重している義に厚い人柄。友人も多い。
しかし楽天家故か命を尊重しているからか、過去の功績はあまり華々しいものではなく、基本的に慎ましいサポート役。
信頼こそ厚いが危険を踏んでいくトレジャーハンターとしては少し保守的な所がある

6必殺技仕事人 アタッカー
今回の仕掛け人
記憶の無いフリをしているが、バッチリ対策をしている。
今回の儀式の内容を知っていて発動させた。
どんな犠牲を払っても儀式を成功させ死霊教本を完成させてにいれたい。
古代人の叡智をどうしてもしりたい頭のネジのはずれた考古学者。




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最終更新:2018年10月11日 23:15