ネタバレ





名前:ルクリシア
本名:ル・クリシアなんたら
星を抱くモノ
12~16歳くらいを想定

魔力:S
魔術:S
体力:D
力:D
胸:A
知識:C
運:D
勘:C
特技:星を冠するモノ
特技:<原初魔法:ブレス>
特技:天性値A



ブレスブレス
無口でわがままな娘。
音楽を愛し、音を愛でる吟遊詩人。
滅多に歌わず、もっぱら自身の興味がある音を拾っている。
特に人に請われて歌うのを嫌っており、自然的なフィーリングを重視している。

天性値が高く、いわゆる「神に愛された娘」
当然のように星を冠しているが、本人は気にもとめていない。
基本的に自由きままで、金や権力や名声と言ったものに興味がない。
また長い村生活で道徳観念も欠如しており、この世界の住人なのにこの世界に対する知識が全然ない。
普段から口癖のように「ブレスブレス」と言っており、呪文を歌うように口づさんでは周りを破壊することも珍しくない。

会話をあまりしたがらず、人前では大体無口かブレスブレスしか言わない。
地味にコンプレッサー、エンハウンサー、インフルエンサーの3つ満たしている。
異界の音を好んでおり、オルクやミントスなどの異界の住人を気に入っている。
また狂人であるネネッタも気に入っており、ぶれすぶれすが多い時はよくネネッタに嗜められている。


巫女として遊牧民の村で過ごしており、神格兼村長兼皆から愛される村の娘として過ごしていた。
個人としては外の世界とは全然交流を持とうとせず、そもそも言語の取得すらあまり積極的ではなかった。
故に道徳や魔法、常識的なことはあまり学ぶことはせず、また村人達も無理に教えようとはしなかった。

「ブレスブレス・・・あなたの後、ゆく。音探す。」
「嫌。」
「や。」
「ぶれすぶれす」



ネネッタは完全に勢いだけで作ってしまったので生死の裁定をしていない。
彼女の使う魔法は非常に強力で、作品としては早めに死んでもらわないと困るのだが
設定的に死に易すぎて、またある程度条件を縛ってしまうと生き残り易すぎて扱いに困る。

そも彼女はなぜ原初魔法を使えるのか
彼女は特別中の特別、全てがワンオフのスターシステムの申し子
神格のダウンサイジングで卸してきた星を冠するモノ
他の星の冠するモノとは一線を画す、本物の神の巫女(神子)。
彼女はこの世界での異界の鍵の資格を持つ、出来損ないのネネッタとは違い優秀な個体。
ある程度の人口増殖が終わって、星として認められた第1号の鍵。
混迷期の終わり、希望の星、全てを齎す神、赦された者、神の寵愛を受けし者。

結局彼女自身はそんなことは完全に無視をして結局置物になってしまった。
結果的にはネネッタの方がよく働いており、問題行動を起こさず、祀り上げられることもなかった。
イオにお株を取られても特に気に留めず、ネネッタが神威を翳しても躱し、選んだ道は異界の鍵としての特権を使い、私欲を貪ることであった。
この時代はミントスの杞憂も懸念も、すべて先延ばしにするだけで終わった。


彼女の役目は「神の降臨」「異界の鍵の開封」「魔法のアッパーブロー」「詩魔法の認知と拡散」だった。
神の降臨は世界政府から特殊技能扱いとして神の認可を受けて終わった。それ以上でもそれ以下でもなかった。
神の降臨がそんな小さな事でいいのか、と言われれば言い訳がない。
しかしルクリシアはそれを望んだ。そんなダウンサイジングを。神の座から降りることを。

異界の鍵の開封は簡単だった。ルクリシアが何もしなくとも、イオが勝手に開封していった。
その際にできたはずの自身が異界の鍵になることで、異界の鍵という存在を示すこともできたが。
ルクリシアはそれを望まなかった。自身が異界の鍵の内側であることを、異界の鍵としての能力の開放も。

魔法のアッパーブローなんて意識したこともなかった。
好きに歌い、好きに振る舞う。
これだけしかするつもりのない彼女にそんなことはできやしなかった。

詩魔法の認知と拡散も到底でき得るものではなかった。
この世界に根付いたおとぎ話を吹き飛ばされるほどの魔法。
しかしそんなことはまったく行わず、自分の気が向くままに魔法を振るった。
全く広めることができなかったわけではないが、少なくとも自身から広めようとしたりはしなかった。
最終更新:2018年09月20日 21:02