Lv | 武器物語 |
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1 | もし、おにいちゃんがね、さむいさむいって言ってたらこのボウシをお兄ちゃんにあげるの。だっていちばん大事なおにいちゃんだから! |
2 | もし、おにいちゃんがね、オナカへったよーオナカへったよーって言ってたらこのクッキーあげるの。だっていちばん大好きなおにいちゃんだから! |
3 | もし、おにいちゃんがね、こわいよーこわいよーって夜に泣いてたらね。いっしょに毛布にはいってあげるの。だっていちばんなかよしなのは、おにいちゃんだから! |
4 | だからね、おにいちゃん。どこにもいかないでね?ヨナを、ひとりにしないでね……おねがいだよ? |
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1 | 私はいつまで戦い続けるのだろう。 この血塗られた、戦場の渦の中。 |
2 | 私はいつまで守り続けるのだろう。 終わる事のない、無限の戦争の中で。 |
3 | 私はいつまで信じ続けるのだろう。 欺瞞と虚飾に満ちた、この世界を。 |
4 | 私はいつまで嘘をつき続けるのだろう。 その暗い未来に、絶望し続けながら。 |
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1 | 開発日誌:0504 タカダ 凄い事を思いついた。このアイデアは誰も実現出来てない。 明日からさっそくテストしよう。 |
2 | 開発日誌:0704 タカダ 金属と魔素の合金を作るというアイデアは部長に却下された。部長は分かってない。これがどのくらいの金になるかを…… |
3 | 開発日誌:1201 タカダ 進捗状況が思わしくない。ストレスのせいか、最近髪がよく抜ける。早く開発を成功させなければ。 |
4 | 開発日誌:1215 フジタ データを確認したが問題を発見できない。だが諦めない。タカダさん亡き今、受け継ぐのは自分しかいないのだから…… |
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1 | ハーイ!ヨルハ部隊のアイドル!北部12C防衛本部の広報担当42Sでーす!今日からガンガン戦況を報告しちゃうから、ヨルハ部隊のみんながんばってくださいね! |
2 | 戦場の皆さん!いつも放送を聞いてくれてありがとう!戦況は決して楽観視は出来ないけれど、衛星軌道基地群からの増援も予定されているから絶対に諦めないでくださいね!人類に栄光あれ! |
3 | こちら北部12C防衛本部!!誰か!誰かこの放送を聞いていませんか!?僕は広報担当の42S!現在、私達の本部施設が多数の機械生命体に囲まれて…… |
4 | 【このチャンネルは現在放送されておりません】 |
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1 | その白く美しい槍を作らせたのはある国の暴君だった。美しい妻への贈り物として装飾された武器。妻は暴君と共に寝所に赴き、親の仇である暴君の腹を三十回槍で突き刺した。 |
2 | 二番目の持ち主は勇猛なる女戦士だった。彼女は何人もの野党を斬り殺し、英雄となり、街の長となり、年月を経て老婆となり、月の夜に若い野盗に囲まれ、全てを奪われ、殺された。 |
3 | 三番目の持ち主は商売人の女だった。彼女は強欲で、人から金を奪うように生きていたが、やがて誰も近づかなくなり首を吊る事になる。飾られていた槍は一度も使われる事はなかった。 |
4 | 四番目の持ち主は素直な少年だった。少年には病の妹がおり、彼女の為なら何でもするつもりだった。やがて少年は妹の為に全てを捧げた。彼の存在、そしてこの世界の全てを。 |
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1 | その黒く醜い槍を作ったのは、美しい女刀鍛冶だった。その刃先を誰もが褒め称えたが、嫉妬した若い弟子によって女は殺された。槍の行方は誰にも判らなくなったと言う。 |
2 | 二番目の持ち主は人形を操る傀儡師だった。彼の最高傑作は美しく何でも出来る少女のからくり人形。傀儡師が人形に槍を持たせると、見事な槍さばきで傀儡師を切り刻んだ。 |
3 | 三番目の持ち主は生まれたばかりの王子。後継者の証として槍を与えた女城主は、その後すぐに亡くなってしまう。葬儀の夜、王子の部屋から槍は消え、赤子の遺体だけが残っていた。 |
4 | 四番目の持ち主は愚直な父親だった。父親には病の娘がおり、彼女の為なら何でもする覚悟があった。やがて父親は、その決意のままに全てを捧げた。彼の存在と、この世界の全てを。 |
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1 | 僕ノ名前はプラトン1728.僕ア、出来損ナイの機械ダ。戦ウ為ニ作られたノニ怖クテ武器を使エナイんだ。ミンナには馬鹿にサレルし生イキテテもイイ事はナイ。 |
2 | 僕ア、ノロマな機械ダ。戦場で迷ッテシマイ何かの工場ニ迷い込ンダ。ソコには廃棄サレタ小さな人形が沢山イタ。コノ世界に居場所ガナイ物同士ダトオモッタ。 |
3 | 僕ア、間抜けナ機械だ。ソノ日の戦場は例ノ工場ダッタ。そこに横タワル人形はドレもコレも壊レテイタ。仲間達と敵ハ、人形を踏ミナガラ戦争、戦争、戦争をシテイル。 |
4 | 僕ア、武器を起動サセテその場にいる仲間と敵ニ砲撃ヲ開始シタ。何故かは良くワカラナイ。ダケド、戦うッテ決メタンダ。ダッテ僕ア、愚カデ壊れた機械ダカラ。 |
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1 | > System YoRHa > Unit Data uploading....... > Checkout H.C. |
2 | > Close I.O. > Duplicate Core > Find YoRHa Unit |
3 | > Updating Data....... > Check All Data > Remove Conversation Log |
4 | > Remove Unit Data > Remove System Data > Exit |
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1 | [12422 09 02] 異星人の繰り出した機械生命体がネットワーク機能を再構築している事を確認。また、重力系の操作を可能にしている個体も再発している。 |
2 | [12422 10 15] 一週間前に増殖したのでそれ以前の記憶がハッキリしない。数千年前から行方不明のオリジナルは、今何をしているのだろうか? |
3 | [12422 12 14] 自分より25番後ろに生まれた仲間の生命活動が止まった事を確認。確かに僕「達」は増殖する事で永遠の命を手に入れた。だが、個々の死は変わらず存在する。 |
4 | [12423 01 19] 複製された僕達の記憶は曖昧だ。今日会った黒い服のアンドロイド……どこかで見たことがある気がする。彼女は何か複雑な顔をしていたが、僕は何も思い出せなかった。 |