エーテラリアの歴史

第二紀 魔法の時代

神々の戦争により多くの古代種族が死に、世界を大きく変える力は失われましたが、生き残った死すべき運命の種族たちは、荒廃した世界に幾つもの国を興し、世界を建て直しました。
中でも、魔術の力を強く持つ者達によってエーテラリア大陸西部に興されたマギア=メディ王国は第二紀最大の国家でした。
 マギア=メディ王国は、強力な魔術師たちによって治められ、魔法の力によって勢力を拡大して行きました。そこでは、魔力を持たない者は奴隷として生きるか、蛮族と呼ばれ、都市を追われ荒野での生存を余儀なくされました。
 現在ではほとんどが失われてしまいましたが、この時代の魔法は極めて強力で、魔法の力によって空に浮かぶ都市や海中都市、地中都市なども築かれ、現在では考えられないほど栄華を極めていました。
 しかし、300年続いたこの王国にも滅亡の時が訪れます。滅亡の原因は、マナの枯渇による魔力の低下や、奴隷達の反乱、魔法の暴走、内乱、疫病の蔓延など様々な説がありますが、それら複数の原因が影響しあって、巨大な王国と魔法の文明は終焉を迎えたようです。
第二紀のものと見られる遺跡は現在も各地に残っており、そこには強力なマジックアイテムが残されている事も多く、危険を顧みず探索に入る冒険者は後を絶ちません。

第三紀 戦乱の時代

マギア=メディ王国が滅亡した後、覇権を争ったのは人間たちでした。彼らは魔法の力を持たず、あるいは魔法を使えたとしても第二紀の魔術師たちの足元にも及ばない程度の魔力しか持っていませんでしたが、軍を組織し、集団の力によって支配力を高めていきました。
各地に大小様々な国家が乱立し、領地を奪い合い、戦乱の時代は200年以上も続きましたが、やがて小国を多数平定したいくつかの大国が台頭し始めます。
至高神アルパの直径子孫であるといわれる聖王が治める神聖帝国レギアサクラは最大の勢力を持ち、現在の聖三国同盟の母体となった大国でした。
しかし、神聖帝国もこの地を統一する事までは叶いませんでした。帝国と周辺国の連合軍による戦いが膠着状態に入った頃、突然世界に異形の悪魔たちが姿を現したのです。
悪魔の力は凄まじく、強力な魔法を使い、中には一匹の悪魔によって数百人の軍勢が屠られるという事もあったようです。
「大災禍」と呼ばれるこの悪魔の襲撃により、多くの人々が死に、帝国も周辺国もその領土の大半を失ってしまいました。
しかし、死すべき運命の種族を代表する6人の英雄たちによって、冥界の門が閉じられると、悪魔たちはその力の大部分を失い、人間たちの反撃が始まりました。
戦いは人間たちの勝利に終わりました。しかし、失われた物はとても多く、長い復興の時代が始まりました。
神聖帝国は 聖都サクラのみを残して解体され、聖王は宗教的権威ではあり続けながらも、政治力・軍事力を失い、権力の大半を失いました。
そして、聖王によって戴冠された3 人の王たちが治める3国、 ヴァール王国、 アルメイダ王国、 ブライトン王国の聖三国同盟が樹立しました。



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最終更新:2016年04月22日 21:18