死すべき運命の種族たち

エーテラリアには人間以外にも様々な種族が存在しますが、クルーズの神々によって創られた種族をここで紹介します。

人間

至高神アルパによって生み出された種族で、様々な環境に適応することのできる種族としての多様性から、世界人口の大半を占めているのが人間です。反面、種族全体として何か突出した特徴があるというわけでもありません。
文化や生活の様式も様々ですが、エーテラリア大陸西部においては、我々の世界で言うところの中世ヨーロッパ(あえてどの年代とは指定しませんが、蒸気機関による産業の革命や、銃火器による戦争の変化が起きるよりは前でしょう)に近い生活を送っています。

ドワーフ
武神バルドによって生み出され、バルドを中心に、鍛冶神タタルや、その他の土地神なども併せて祀る、頑健な種族がドワーフ族です。
身長は成人でも120~150センチ程度で、筋肉質で骨太な体型をしています。
ドワーフ族の男性は立派な髭を蓄えており、彼らはその髭を誇りに思っています。
武勲こそ最大の誉れという意識が強く、常に己の肉体の鍛錬は怠りません。
また、手先の器用さにも優れ、細工物を作ったり、鍛冶などの技術にも長けています。
エーテラリア大陸の製鉄技術はドワーフ族発祥であり、大変すぐれた武具を彼らは生み出しています。

人名例:シグルド、ドゥリン、ビョルン、スルズ、ヒルドル、エイル
ドワーフ族に姓はありません。例はドワーフ族の伝統的な名前ですが、現在では人間社会で暮らすドワーフたちを中心に、あまり伝統に縛られない名付け方も広まり始めています。

エルフ

賢神カタリナによって生み出され、カタリナを中心に、芸術神ミュセスや、その他の土地神なども併せて祀る、繊細な種族がエルフ族です。
中には、独自の自然崇拝を行っている部族もいるようです。
身長は人間よりやや長身で、成人で170~180センチ程度で、細身で華奢な体型をしています。
容姿は美しく、大変長い寿命(200~ 300年程度)を持っています。
エルフ族は自然と芸術を愛する種族で、それらを護るためには武力の行使も惜しまない勇猛さも備えています。
彼らは魔法の力にも長けており、ドワーフ族によって発明された製鉄技術を、独自の魔法技術と組み合わせ、優れた武具を生み出していますが、鉄や鋼は野蛮な金属であるという観念があり、特に銀製の武具を好んで造ります。
長命故に、子孫を残す事には無頓着であることが多く、生殖を目的としない婚姻・家族関係を築く事も多いようです。

人名例:アルフォンス、トリスタン、エミール、アリエル、ジルベルト、ミレイユ
エルフ族に姓はありません。例はエルフ族の伝統的な名前ですが、現在では人間社会で暮らすエルフ達を中心に、あまり伝統に縛られない名付け方も広まり初めています。

ラランド

いかなる神をも信仰しない、自由な種族がラランド族です。
身長は成人でも1 メートルを超えることはほとんどなく、「ハーフリング(小人)」と呼ばれる事が多いのですが、彼らはハーフリングとの呼称について、「自分たちは何の半分でもない」という主張から、あまり快く思っていません。
そして、「自分たちが小さいのではなく、世界が広大なんだ」と考え、彼らの古い言葉で「広い大地」を意味するラランドという名称を好んで使っています。
外見は、大人になっても人間の子供のように見え、その見た目に違わず、無邪気で天真爛漫な性格をしています。
彼らは、その過去にこだわらない性質ゆえに、種族としての出自について記録が一切残っておらず、神話上にもほとんど登場する事がないため、どのようにして生まれた種族であるのかは一切謎となっています。現在のラランド族は独自の生活圏を持たず、人間の都市で生活をしています。

人名例:ピピン・ケルピン、メリズ・エーリズ、トトルク・パルク、ナナキ・ナナセー、ミーミル・ミーミ、ロローナ・ロロンズ
ラランド族に姓はありません。ラストネームは字(あざな)のようなもので、成人と同時に自ら命名する名前です。ファーストネームとラストネームは韻を踏んでおり、音楽的な響きを最も大切にしています。

獣人族

東蛮とも呼ばれる、冥神オームによって生み出された種族ですが、現在では冥神信仰は廃れており、主に土地神を祀る、遊牧民族です。
かつてはライカンスロープと呼ばれる、獣に変化する強力な力を持った種族でしたが、現在では獣化の能力は失われ、人間とほとんど変わらない姿に、わずかに動物の特徴を残すのみとなっています。
彼らは特定の国家を持たず、聖三国同盟の東に位置する草原地帯で、山羊や馬などの家畜と共に遊牧生活をおくっています。
かつて、エーテラリア大陸で疫病が猛威を振るった際に、「ライカンスロープの血は万能薬になる」という人間たちの迷信により、連れ去られ、あるいは殺された歴史から、他の種族とは対立関係にありましたが、東方に興ったウルスハン帝国が草原地帯に侵攻を開始したのを受けて、アルメイダ王国の庇護を受け、現在では友好的な関係を回復しています。

人名例:アルダル・ガザル、オルトゥ・ボグジ、ハルシ・ドウ、イルジグ・チチグ、トゴス・サルナイ、ソロンゴ・ツェツェグ
フルネームは父の名+個人名の形をとります。



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最終更新:2016年04月22日 21:25