祈家

興りは平安時代、神職から武家に取り立てられた源氏の家の一つ。
源平の合戦にも乗り出し、源氏の一派として活躍する。

だが、江戸時代中期、陸中国にて武士を務めていた祈 未影が殿様を斬捨ててしまったために
大騒ぎとなり、武士としての家自体は親戚筋の三日月家が取り仕切ることとなった。
祈家の血筋は未影が残した子供達が脈々と継いでいる模様。

武士であった頃の名残として、祈家が所有する山「管丁山(かんていざん)」がある。
都心にほど近く、標高600mほどの山ではあるが、誰も手入れをしていないにも関わらず四季折々の花が咲き誇っている。
また、この山には天狗が出るという伝説が残っている。
「この山を穢すものが出た時」
「一族が馬鹿をやらかした時」
「そして、どうしようもない状況で、誰かが涙を零すとき」
「その時は天狗が舞い降り、万難を誅する」だそうだ。無論噂である。

管丁山には小さな社が存在するが祀っている神はなく、名前の刻んでいない墓と、一本の刀があるのみである

名跡

芸能における代々伝わる名前。本来は家で受け継ぐものだが、祈家では「得意な分野」に応じて3つの名跡が受け継がれている。
  • 影法師(かげぼうし)
襲名者:祈 零人→該当者なし
肉体に関する芸(軽業や舞踊等)に秀でた者が受け継いできた名跡。

  • 影人形(かげにんぎょう)
襲名者:祈 千十
演ずることに秀でた者が受け継いできた名跡。

  • 影写本(えいしゃぼん)
襲名者:祈 詠(存命中)、祈 千十(詠死去後)
語ることに秀でた者が受け継いできた名跡。

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最終更新:2019年05月17日 21:33