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ダンヒル 1907 トロ - (2018/10/26 (金) 12:23:10) の最新版との変更点

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 ダンヒル1907 トロ
 1本1700円。152㎜。喫煙時間70分。
 
 ・トップ
 湿土の軽快でややほの甘さを孕んだアーシーな喫味が1stドローに感じられる。
 紫煙に高い花の馥郁なアロマが高い。
 ドロー極良好で煙量十二分、ファンロペスのトップにも感じられた純黒糖、純沃土の、口腔に広がって染み込むようなライトな甘味とあっさり目のコク。
 
 ・トップ・ボトム
 黒砂糖、軽いロースト感と瑞々しいアーシーが喫味の包囲に続く。
 口腔にしっとりと残る余韻には、熟れた果実を煮詰めたような満々としたアロミーな穏やかさを主体として、木肌の涼やかで極めてライトなコク、淡い土系統の酸味、遠くには果実皮様の分厚い渋味が現れている。
 鼻腔を抜ける煙には、しっかりとした土の甘みを感じ取れる。
 苦味を感じないのは、ある意味で特徴的か。
 
 ・プレ・ミドル
 あっさりとした珈琲焙煎系のコクが永くトップから生きながら、その甘みを殺さない程度のやさしい仄かな土の渋味、タンニンを若干感じるような酸味と、ここに来てやや透明感の高いライトでアーシーなほろ苦さを感じられるようになる。
 
 ・ミドル~ミドル・ボトム。
 この辺りまでの喫味感覚では、僕の経験上アヴォやジノセプターのトップ~ミドル辺りにかなり近い味わい。
 端的に言えば「ライト&マイルドで、ややコクのあるアーシー、ほのかな甘味と透明感のある風合い」。
 ミドル以降は、喫味の主体にあったアーシーな甘味・コクが少しずつ深く、強くなってゆく。
 また、果実酒のような透き通った酸味もやや強さを増して、余韻に舌先にゆったりと腰を下ろすような感覚。
 渋さは余韻の遠くに静かに流れる。
 
 ・プレ・ラスト
 甘さをやや抑えるような渋味と酸味(極ライトなアストランジェント)が喫味の芯からゆっくりと響き始める。
 喫味のステータスバランスはアーシーなほの甘さ・ライトなコクから、ウッディネスな純酸味・しっとりとした濃い渋味へと変遷する。
 
 ・ラスト
 ライトなボディは未だ継続し、アーシー&ローストな苦味と酸味、渋味がバランスよく喫味を支配する。
 実に穏やかで、ライトなステータスをバランスよく磨き上げられている印象。
 優しく燃焼させれば、トップに感じられた純黒糖のほの甘さが喫味の底に漂うのが分かる。
 
 ・ラスト・ボトム
 ややウッディネス寄りの高く厚い渋味がより強まり、木肌を剥ぐような酸味は舌先の余韻にもずんと響く。
 荒々しいまではいかずとも、大胆なウッディネス感が吸うたびに増してゆき、喫味にも黒胡椒様のスパイス感が現れ出す。
 しっかりとした度数の酒をちびちびと舐めながら、欲したい喫味に近づく印象。
 ライトミディアムな中にも、しっかりと芯のあるビビットなアーシー&ウッディネスな苦味と渋味、強い酸味が押し寄せる。
 ぐあって感じ(笑)。
 
 このラストを楽しめる大人になりたいと思わせる素敵な一本。
 残り4.5㎝を残して終了する。