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シガーレビュー(レビュアー:S)

ロメオYジュリエッタ エキシビションNo.3
1本2100円。143㎜。喫煙時間55分。

  • トップ
のっけからウッディーをしっかりと感じられる珈琲豆のロースト感あるコク深いニュアンス、香りも花のアロマ、ナッティーな余韻と正にロメオらしい1stドロー。
吸い進めるほどにコクが良い具合に強まって、それに対応する感覚で木由来の甘酸っぱさが伴って来る。
ただ、酸味のすぐ傍らにウッディの渋味が寄り添って、どこか雑味に今後繋がってきそうな厭な予兆もわずかに感じられる。

  • トップ・ボトム
木の酸味と渋味、甘みはかなり控えめでアロマティックよりはロースト的な味わいに変わって来る。
栗皮様、シナモンのブランチ(木枝)のような透き通った酸味、やや若木の鮮烈な酸味が寄りすぎている印象あり。

  • プレ・ミドル~ミドル
喫味のニュアンスは多層的ではない、順次に分けてみる。

①まず、若木の酸味あふれる渋味:苦味が8:2のバランスで感じ取れるニュアンス
②ややアロマティックに花高く香るほの甘み
③沃土のしっとりと舌に落ちる酸味
④余韻にドライな樹木木肌、草木香のアストランジェント
⑤舌の腹にのる、栗皮様のほのかなコク
⑥ドライフルーツを焚くロースト感

感じ取れて上記程度が限界か。

基本的に喫味にはウッディネスが響き渡って、甘さはかなり抑えられて渋味と苦味のプロフィールを持っているらしい。
まぁロメオだと思って吸ってるこっち(僕)からすれば、「なぜこうなる」と言いたくなるステータス。
ロメオNo.1の方がもっとアロマティックでもあり、ほの甘さもあって良かった。
どこか、既にニカラグア産シガーだと言われても頷ける程度には、ステータスの印象は劣っている。

  • ミドル・ボトム
問題はこのビトラなんだから、ラストに向けて必ずどこかでロメオの旨味がやって来る。
そこでどこまでステータスをバランスよく改善させることができるのかを注目したい。
これで急に木の旨味なんか強まったところで、バランスは崩れる一方である。

  • プレ・ラスト
ウッディな酸味が落ち着いて来る、おそらく近く旨味が取って代わるのだと思うが、ややシルキーな喫味の雰囲気を持ち上げてきたのは流石と言ったところ。
ステータスバランスは、ここで途端に変わって来る。
酸味が抑えられて木の渋味がやや強まり、次に花の精緻な甘味が少しずつ姿を見せ始める。
静かに喫味の向こう側から旨味がやって来るのが分かる。
この、旨味の前にすべての喫味のニュアンスがしっとりと静かになる時が嬉しい。

  • ラスト~ラスト・ボトム。
静かに静かに足音を響かせながらやって来る樹木の落ち着いた旨味。
その訪れを奏でるように、紫煙のアロマがより花高く現れる。
この辺りでさすがにハバノスなのは確信できる、でも「おっ」と思わせる時点がやはり遅すぎるし、トップからミドルの喫味の変遷が美しくない。
もっと途中でニュアンスを変化させるべきだし、個人的にはロメオの「花」が殆どないのはがっかりも良いところ。
もっとロメオの真髄であるアロマティック&シルキーでこの葉巻を演じて欲しかった。
ロメオのブランド背負ってるからには、そういう期待ありきで喫味だって評価されるべきだ、と個人的には思う。

まぁこれがハズレの一本だったとしても、核心部分は知れている。
もう吸うことはないだろう一本である。
ロメオの真髄はチャーチル系、それを感じた一本。

残り3.5㎝で終了する。