※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

シガーレビュー(レビュアー:S)

ホヨー・ド・モントレイ エピキュアNo.1
1本2430円。143㎜。喫煙時間65分。

  • トップ
極めてナッティな甘さが引き立った1stドローはホヨーのエピキュアNo.2(エピ2)と殆ど同じニュアンス。
ニュアンスは、まずナッティ&ウッディネスの甘さとわずかに心地良い程度の酸味がまずやって来て、次に、円やかに整った湿土のしっとりと口腔に広がる豊かな苦味のニュアンス、ややドライでありながらしっかりと舌の腹に響き渡る渋味(とは言え、渋味とまではいかないマイルドなニュアンス)、果実皮のまったりと口腔を洗う清冽なアロマと、花のクリアな高いニュアンスが余韻まで透き通っている。

  • トップ・ボトム
エピ2に比較して、もう少し喫味が濃く、上品さを感じるかなぁ。リングゲージはやや小さくビトラは19㎜長い。
つまり、喫味がやや締まり良く濃さを増して、味の変遷はよりスムースにラストまで導かれるというのは想像していた通りの喫味感覚。
僕個人としては、エピ2は上品でライト-ミディアム、シルキーながらどこか味の変遷に物足りなさを感じたところがあったので、まぁ間違いなくこちらのエピ1の方が評価が高くなるのは至極当然だろうと思う。

  • プレ・ミドル。
喫味のニュアンスは、トップに比べてややウッディネスが強まり、花の軽やかなアロマも高まって来る。
ただ、シダーチックな空気感や、ほのかにアーシーな酸味も強まって来る点においては、エピ2よりも中間の喫味バランスはやや弱い。
もしかするとこの辺りでは、エピ2の方が濃く柔らかで、バランスが取れているとも感じる。

  • ミドル~ミドル・ボトム。
さて、ニュアンスを順次並べてみる。

①まずは、ナッティ&ウッディネスな甘味が中央に感じられる円やかでほんわか優しい女性的な甘味と渋味のニュアンス
②瓜科果実皮の(チャーチルにも通ずるような)ややエアリーなほの甘み
③渋味と苦味がほのかに香るウッディネスがもう一回
④わずかにミルク様の丸っこいクリーミーなニュアンス
⑤ここからは余韻として、舌先に若干の土系統のスパイス感
⑥舌の腹にしっとりと響く女性的な花のアロマ
⑦鼻腔から抜ける紫煙には、ややドライで渋味を保った草木香
⑧最後に、アーシーで湿度を孕んだキリッとした淡み高い甘さと渋味

トータルのバランスで言えば、エピ2よりニュアンスが多層的で、円やかみ・優しさ(或いは言葉を変えれば物足りなさ)が抑えられている喫味の印象を持つ。
やはり、という感じである。

  • プレ・ラスト
明らかにエピ2に比べると、喫味がしっかりと締められている。
喫味の特徴に、円やかさ優しさだけでなく、しっかりとしたスパイス感も、ウッディネスなほのかな渋味も感じられる点で、エピ2より「強い」と言えば分かりやすいかもしれない。
ホヨーらしさで言えば僕個人ではエピ2だが、ホヨーのポテンシャルを感じられるのはエピ1である。

  • ラスト
ウッディネスな渋さが一気に広がりを持ってゆく。
ホヨーの優しさっていうよりは、「え?こんな一面もあるのかよ」っていういい意味での裏切られ感がある(笑)ペッパー様のスパイス感も強かに舌の先に余韻として長く残るし、ホヨーらしからぬ強靭な喫味が押し寄せてくるし、どこか熟成された濃厚さというものを(エピ2よりもずっと強く)感じられる。
喫味の変遷は今のところやっぱりお見事。

  • ラスト・ボトム
樹木由来の旨味が訪れて酸味と甘味が姿を潜ませてゆく。
エピ2ではなかったラストの凄みというか、喫味の核心部分が、より鮮明に明らかになって来る点では、エピ2でどこか物足りないと思われる方にとっては丁度いい塩梅のニュアンス、プロフィールだと感じられる。
甘いラムや、同様に甘めの飲み物と合わせると、よりこのラストへのニュアンスの変遷が美事に味わえるものと思う。
ビトラの分、ロブストのラストにも通ずる強いステータスを遂には感じられる面白い一本。

ぜひ、エピ2を吸った後にエピ1を吸って欲しい。

残り3㎝で終了する。
かなり堪能できた。