シガーレビュー(レビュアー:S)

アップマン ハーフコロナ
1本800円。90㎜。喫煙時間 50分。

  • トップ
おだやかな土とナッツのアロマ。ドローは非常に良く、煙のボリュームも十分。
フレッシュな味わいの中にもコクがあって、豊かな土壌の味わいを感じられる。
サイズの割にしっかりとしたボディ。
口腔の中では時折線香のような深く渋い香りが広がる。

  • ミドル
アロマのうちに森の奥深くに迷い込んだような、深遠なウッド感、ウッディななかにも豆をローストしたような香り、そして喫味の方にもそうした酸味が程よく感じられる。
短いが太さがしっかりとあるため、灰も厚くしっかりしている。
吸っていてこうしたところは心地が良い。
喫味はドリップしたばかりの珈琲くらいに香ばしく深いが、それでいて喫みやすいのは全体のバランスがしっかり取れているからではないだろうか。
拘り抜かれたマスターの珈琲には違いないが、素人が挑んでも美味しさが分かる、そういった類いの珍しい珈琲と同じ感覚がこの葉巻(或いはこのブランド)にはあるのかも知れない。

  • ラスト
全体に占める酸味の割合が次第に大きくなる。
僕の場合は、ゆっくりと葉巻を燻らせるのでこの太さがあればハーフコロナとは言え60分は楽しめる。
デイリーにしても良い程に感触はいい葉巻。
吸いやすく、楽しみやすく、そして酒よりもこの葉巻はデイリーな飲料に合う。
浅めの珈琲でもいいし、甘めのレモンティーでもいい。デイリー・シガーには、そうした要素も必要不可欠だと思う。
強い酒としか合わない葉巻をデイリーにはし難い。
優しく口の中で揉むように吸いながら、朝に・昼に・夜に合いそうなデイリー向きシガー、そんな印象を受ける。

残り3㎝で終了。