シガーレビュー(レビュアー:BB)


今回は、ドミニカ産、ドン・トーマスハンドルトロ、900円を吸ってみました。全体的に硬く、ラッパーが破れやすいのが特徴です。熟成した葉を使用しているので、見た目は重みがあります。ただ、実際の味わいは軽くなく、重くなくの中間くらいです。ドローは良好ですが、序盤はあまり煙が入ってこない印象です。
900円でこのサイズなので、色々と試してみたい方は吸ってみてください。

【葉巻情報】
ドン・トーマスハンドルトロ
Dontomas Handorutoro
購入価格は1本900円

シガーレビュー(レビュアー:S)

ドン・トーマス バンドル・トロ
1本900円。152㎜。喫煙時間45分。

  • トップ
ドロー良好。浅いナッツ感と、上顎に張り付くような薄いエグ味がある。
やや草木の酸いような香りと、アロマと呼ぶには若干弱い土の味わい。
口で揉んであげるとライトに響く湿気を孕んだ若々しい土、煙の量は申し分ないが、それに伴うアピールは心許ない感じがする。
熟成を待たずに吸った葉巻という印象。

  • トップ・ボトム
口腔に沁み渡るのは低く通り過ぎるような軽薄なナッツ、水で薄めた珈琲、杉の皮のわずかな香りと、酸味の効いた揮発系の木質のアロマ。
味わいとしてはかなり物足りない。吸い込んでもシナりのない、不足感のある薄弱感。
やや吸い込みに対する燃え尽きも手応えがない。舌先に滲むような酸味。

  • プレ・ミドル
片燃えして来たので火を加えるも、あまり改善してくれない。
アーシーさがやや強まるものの、やはり水で薄められたような軽さがある。
ライトというよりはtiny (薄さ)の目立つ味わいは、タバカレラに近いけれど、かと言ってタバカレラにあるアロマのアピールもない。
しばらく強く燃やすことに集中すると、土の酸味が強まるに伴って香りにもやっと良い具合のアーシーさが強まり、味わいと香りとのバランが取れてくる。

  • ミドル~ミドル・ボトム
喫味のなかのコクや苦味、或いは旨味がもう少し強ければ、この土の酸味も活きてくるが、その丁合はまだない。
味わいはともかく、紫煙を彩る香りには若干のフローラルが紛れ、やや高くなる。にしても、味わいが弱々しい。
ビトラにやや期待があったものの、これならサンクリストバルのエルプリンシペをやや強く燃やした方がまだまだ強い。
灰はパラパラと崩れる。終始強燃焼を心掛けるものの、その味わいは舌先に若干残る程度。
ここまでに感じる印象としては「値段相応」という感じ。

  • プレ・ラスト~ラスト
喫味に強まって来るのは、草木のフレッシュで爽やかな味わい、土の酸味、されどどれも手応えに欠ける。
対して香りはややしっかりとした土系統の酸味、柔らかな朝の森林のような爽快さが含まれ始める。
舌の先にはスパイス様というより、酸味そのものから来る刺激を感じる。

  • ラスト・ボトム
リング付近になっても旨味と呼べるものは現れない。
一向に土の酸味ばかりがほんのりと強まってゆく感覚。
口で揉むと、やや樹木の皮、白胡椒のささやかなスパイス感、それらがしっとりと緩やかに喉奥にも響く。
だがこれだけの肺活量を持って挑んでも深く強くなるプロフィールがないとなると、満足感には程遠い。
酸味が少しずつ粗野な雑味を伴い始めたので、早めに終わることにする。
うーん、この味わいがこの葉巻の本懐だとすれば、値段は500円程度が相場では?

残り長く4.5㎝を残して終了する。
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