シガーレビュー(レビュアー:S)

ホヨー・デ・モンテレイ パルマ・エクストラ。
1本1010円。140㎜。喫煙時間35分。

  • トップ〜トップ・ボトム
若干ドライチックな辛味を口腔入り口に感じ取りながら、ナッティ&ローストのやや濃密な香ばしさとコク、しっとりと響くウッディな渋味が薫る。

ニュアンスは感じられる順列で、
①ほんのり辛さが混じったロースト感
②濃密なナッティ&ローストのコクと淡い渋味と苦味
③しっとりと永く響くウッディネスの酸味
④再び、天然の草木香を携えたナッツの渋味
⑤淡く口腔に浸潤してゆくウッディな焦げ
⑥紫煙に孕まれる鋭敏な樹木度の酸味と渋味
⑦舌に染み込むような小ぶりな花のアロマ
…トップの印象としては、ホヨーのエピクーレNo.2などの他ビトラに比べると、ニュアンスは単調で単層的、かつややアーシー&ドライな印象を受ける。

例えばにないかなと思うニュアンスとしては、やはり濃厚に響くウッディネスのドライな濃密さ、またはたぷんと甘い蜜黒糖的な味わい、ややアーシーさを感じられる程の低い渋味酸味。
口径が小さい分、こうした味わいのプロフィールが出てきているのかな、とも思う。
「味付けのしっかりした」かつ「ややエピクーレ系のプロフィールから優雅さと上品さを欠いた」味わいというところ。
しっかりと渋味を湛える辛味、樹木土のじっとりとした土壌感があるのはホヨーらしくない、とも若干思う。

  • プレ・ミドル
ゆっくり時間をかけて臨めば、多少喫味から感じられるエッジの効いた味わいも若干なら抑えは効くが、喫味の先頭に渋さの際立った低いウッディネスが目立ってくるのは否めない。
甘やかさを控えめに、ウッディネス&ローストのしっかりした渋味と苦味を漂わせながら、舌をたっぷりと包み込む風味の強さがある。

  • ミドル〜ミドル・ボトム
ホヨーの花は個人的には殆ど感じ取られない。

ニュアンス群は、
①どーんと舌先に響く、低く重ためのウッディネス&ローストの渋味と苦味
②ナッティのフレッシュな酸味が高く鳴る
③レザーアッシュかつドライな辛味と渋味
④若干の樹木土の一滴の甘やかさ
⑤つーんと舌の腹に残る灌木の辛味と渋やかさ
…トータル、このミドルでは結構味わいの強い=プロフィールが短絡的に主張して来る一本にかなり近付いてくる。

余韻に喉奥にしっかりと渋味辛味のアタックが深々と残る。
ホヨーのbrandを思えば存外に荒々しい、寂寥感のある渋味と辛味に秀でた味わいで、ラストに近づくほど苦草様の苦味も増す。

  • プレ・ラスト〜ラスト・ボトム
ニュアンス的には、やはりウッディ&ローストの重たくズーンと舌の腹にのし掛かる渋味と、樹木焚火の高い酸味と辛味、口腔の残滓にきっちり幅を利かせるアーシーな苦味、これらがどんどんステータスを増して来る。
ホヨーの甘さかさシルキーさ円やかさ、或いはほの軽さを求めるとかなり期待を裏切られる、炸裂性を秘める一本であることは間違いないと思う。
ロメオのNo.系に通ずる味わいの強いステータスを感じる。

特徴的には口径の小ささがある程度は物語っているので、その点を参考に、ボディの効いた辛味あるホヨーを味わいたい方にはオススメできるかなぁ。
あと、コスパはいいと思います。

残り3.5㎝で終える。