どの系統のコメントアートであれ、制作の際にはまず、
「目的の位置」に「目的のサイズ」でコメントを配置するスキルが必要となります。
こちらではコメントの文字を動画の任意の位置に配置するための方法を解説いたします。
※基礎編・知識編の内容を理解している事を前提として解説をさせていただきます。
分からない事項がございましたら、該当項目をご参照ください。
◎目次
①コメント表示範囲詳説
コメントの表示範囲は、
黒い領域から1px挟まったところから始まります。
縦のコメント表示範囲は非常にややこしいところではあるのですが、
コメントのデータ上の領域と表示範囲が一致していません。
縦のコメント表示範囲 ⇒ 359px
データ上の領域 ⇒ 360px
データ上の領域の方が1px大きいのですが、この1pxは画面の上にはみ出ています。
よって画像のように、「ue」の第一コメントは黄枠の上辺が表示されません。
非常に細かいところになりますが、
後述の高さ調整で1pxのずれも許さないような状況になった際には、
この仕様を知っている必要があります。
②「横の位置調整の基本」 ―空白文字を追加していく方法―
コメントの文字位置を調整するにはどのようにすればよいでしょうか?
最も手っ取り早い方法は空白文字を増やしたり、減らしたりする方法です。
単純に空白文字を増やしていけばコメントの横幅も増え、
画面の端に文字を配置することもできるようになります。
注意したいのはコメントは
画面に対し中央寄せとなる点。
例えば、二つの「漢字」を一文字分ずらして
表示させたい時は、以下の二つが方法が考えられます。
方法①:片方のコメントに漢字幅の空白を二つ追加する。
方法②:双方のコメントに漢字幅の空白を1つずつ追加する。
どうなるかは画像の通りです。
このようにして空白文字を加えることで
文字の位置を調整していきます。
また当たり前ですが、ずらす文字が「半角文字」だったりした場合は
追加する空白ももちろん変わってきます。
その都度その都度の調整が必要となりますのでコマンドテスト動画で練習してみてください。
また、字幕コメントなどでよく用いられる影文字は2つのコメントのうち一方だけに半角スペース幅の空白を
1つ足す方法が最も簡単な方法です。
半角スペース幅の半分だけ文字がずれて見えるようになります。
②「横の位置調整の応用」 ―コメント幅を変えずに位置調整するための方法―
漢字幅は一文字分としての横幅が大きく、実際の調整作業ではより細かい空白文字を使用する必要があります。
また、横幅リサイズ、二重リサイズなどといったコメント全体の横幅を容易に変えられない場合、
コメントの横幅を維持したまま文字の位置だけを移動させていく必要があります。
この場合、
漢字幅を基準に複数の空白文字を組み合わせることによって、
コメントの横幅を(ほとんど)変えずに
中の文字位置をより細かく調整する事が出来ます。
現在最もデバイス間互換の高い(ほぼすべての視聴環境で正常に表示される)空白文字の
組み合わせは以下の通りです。
漢字幅 ≒「U+2001」=「U+2004×3」
④「縦の調整(高さ調整)」
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最終更新:2020年05月14日 23:03