金のかかったクッキー☆

概要

金のかかったクッキー☆とは、アニメ版艦隊これくしょんのことである。2015年1月~3月にかけて全12話が放送された。
下記のように紆余曲折を経て生まれた特殊な風評被害を受けており、本編の通称の他、界隈やネタのひとつとしても使用される複合的な単語となっている。
人気ブラウザゲームのアニメ化ということで企画段階からファンの間で大きな注目と期待を集めたが、いざ放映してみると回を追うごとに矛盾点や設定の形骸化が目立つようになり
ストーリーそのものが構成力の低さが露呈することとなってしまった。
アニメとしても人間や艦娘の関係や戦力状況などについてろくに世界観の説明もしておらず、戦闘時の棒立ちなど動きや描写の悪さも多く指摘されてきた。
そうした出来の悪さから、最初は同じクールの覇権アニメと比べられていたが、その比較対象はやがて過去のクソアニメ、二次創作、果てはクッキー☆とまで対比されるようになってしまった。
むしろ、真剣に制作した分(実際のところどこまで制作に真剣だったかは疑問だが)クッキー☆の方がマシという声も少なくない。
こうした評判の悪さから「金のかかったクッキー☆」と呼ばれるようになった。略して「金ク☆」、主人公のあだ名から「ブッキー☆」「田中と花田のブッキーKISS☆」とも呼ばれる。

ニコニコ大百科における金のかかったクッキー☆の記事の掲示板は、淫夢語録を使用して茶化しつつも、
このアニメを中心とした艦これについての批評で盛り上がっており、通常のニコニコのクッキー☆とは一線を画す文化が形成されている。
ただし現在はアニメ艦これ及びその続編である劇場版が公開されて久しいため、アニメ自体の話題はそれほど多くなく、逆にアニメでも一番の元凶とされた田中を中心に艦これの運営や悪質なユーザーへの批判が主となりアニメの失敗はあくまでもそれらの問題が表面化しただけの氷山の一角とされるようになった。
所謂艦これの愚痴スレの淫夢語録版のような場となっている。
また、淫夢と艦これのコラボタグである「下北沢鎮守府」の記事では逆に艦これに対して肯定的な意見を淫夢語録を書き込む場となっており、住み分けがなされている。住人も書き込む内容で両者を使い分けている。

現在では単なるクソアニメのレッテルとして金のかかったクッキー☆が使用されることもあるが、
東方と艦これという対比のしやすい題材や同じ美少女を中心とした作品であると言った共通点からクッキー☆が挙げられるようになったわけであり、
本来はTVアニメ版の艦これの事を指す。
上記の比較対象の作品の変遷も、主に同じミリタリー美少女物のガルパンやブラウザゲームのデレマスなど艦これと連想されやすいものがよく比較されてきた。
また、大百科では度々クソアニメだからという理由で他のアニメについての話題をごり押す輩が来ており、そうした行為もあって金のかかったクッキー☆でアニメ艦これ以外の話題を持ち出すことは嫌われているため注意が必要である。
なお、同人作成ながらクオリティーが商業作品に劣らぬほどに出来が良い東方系二次創作に対しても、本来とは逆の意味ながらこの言葉が使われることがある。

また、ポッキー☆のようにクッキー☆の艦これに関連した動画のタグとしても機能している。
アニメとは別物だがガン掘り!赤浜☆でもよくこの単語が用いられる。

用語

艦これ用語と淫夢語録が混在した独特の語録を多用している。
TNKS、【】、艦王
艦これの生みの親、田中謙介のこと。TNKSは「タナカス」のTDN表記。【】は【不快な表現】の略。
アニメ艦これを始めとして様々な艦これの迷走を引き起こした元凶として金のかかったクッキー☆では嫌われている。
KNBT、とくさん
KNBTは艦これファンの蔑称である艦豚のTDN表記。とくさんは六尺コピペの一つである「とくさんか?」と「提督さん」を掛けたもの。
悪質な艦これファンを差し、TNKSと並んで艦これの評判を下げる存在として敵視されている。
艦これや原作者であるTNKSを崇拝し、他界隈を見下す煽り厨気質で、大きなジャンルゆえ勢いはあるものの性質としては他界隈の悪質なファンと基本的に大差無い。
ただ、他界隈ではあまり見られない傾向としてNTUYが多いと言うことが挙げられる。これは帝国海軍を主に題材としているというゲームの性質や、
自衛隊や戦争資料館などとよくコラボなどでよくそれらを意識する機会が多いこと、ライバルゲームに中国産が多いことなどが影響していると思われる。
大本営
艦これ公式Twitterアカウントの事。告知のため運営されているものだが、何かと問題発言が多い。
ムガる
思い通りに行かないこと。またそれによって嫉妬や悔しがること。主に運営やKNBTの動詞として使われる。
KNCL
艦これのTDN表記。
芸無
艦これのゲームの事。特に大元であるブラウザゲームを指す。
AZLN
中国で製作された艦隊擬人化ゲーム、アズールレーンの事。KNBTに何かと槍玉に挙げられる哀れな被害者として扱われている。
微差栗
「!」の意。使用するときも文の後ろに付けて使用する。艦これではお馴染みの公式がやらかした誤字が元ネタとした用語のひとつで。「!」を「微差栗」と誤表記するという珍事を起こしたことから語録化した。
簡悔
「簡単にクリアされたら悔しいじゃないですか」の略。「ファイナルファンタジーXI」のディレクター河本信昭の発言が元ネタとなったゲーム用語でユーザーが楽しめるかを考慮しない高難易度ゲームを指す。
艦これは度重なる難易度のインフレによって地味なゲームシステムも相まってこの言葉がよく使用される。
田中謙介が一時期FF11に関わっていたのもあるだろう。
イラストレーターのしばふ氏の事。芋っ娘の絵に定評があることからこのように称されるが、この場合は蔑称的な意味も含んでいる。
艦これの主人公ポジションである吹雪や、赤城や北上と言った多くの人気キャラの担当であることから艦これを代表する人気イラストレーターと言える。
しかし一方でイラストレーターの起用に大きく偏りがある艦これにおいて、彼はやたら多用されている事から、一般的な萌え絵とは言い難い作風もあって、度々批判的な声も見られる。
特に艦これの企業であるC2機関に所属してからは、そうした側面がより顕著になり、度々槍玉にあげられる。
金のかかったクッキー☆☆、金ク☆☆
2022年の秋アニメ『「艦これ」いつかあの海で』の事。アニメ艦これ1期の最終回の頃から制作を予定されていた2期である。
2期とは言ってもストーリーや設定に繋がりはない完全に独立した作品である。
相変わらずストーリーや作画に批判は見られたものの、ギャグを挟まずにシリアスを通す雰囲気など逆に評価する声も見られ、注目度が低いこともあって、かつて程のアニメに対する批判や炎上は見られなかった。
しかし4話を放送日に3週間延長するという唐突すぎる大胆な延期が話題となる。
その後も延期を繰り返し、最終的に2クールかけて月1で放送するという状況になってしまった。
元々クオリティを上げる為8話構成に短くしてあったにも関わらず、この有様であったことから「金のかかった延期☆」などと揶揄されるようになってしまった。

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最終更新:2023年03月19日 21:44