クッキー☆☆☆


概要

正式名称は『【総勢17人】幻想万華鏡 春雪異変の章【東方アニメアテレコ】』(2012年2月19日)。
同人サークル満福神社製作の同人アニメーション『【東方】幻想万華鏡 第1話「春雪異変の章」【二次創作アニメ】』(2011年8月13日投稿)にリゾット姉貴が企画し声優を集め、アフレコした作品である。

狭義ではこのリゾット姉貴の動画のことを指すが、広義ではこれに限らず、幻想万華鏡シリーズその物を指してクッキー☆☆☆と呼ぶ場合もある。
幻想万華鏡は声無しアニメではあるが相沢ぴかの一人アフレコ動画である『『幻想万華鏡 春雪異変の章』を勝手にアフレコさせて頂いた』を皮切りに、サークルからも公認されていたこともあって多くの人がアフレコをしていた。
これはそのようなアフレコ動画の中でも、総勢17名というクッキー☆全体で見ても非常に多くの声優を募集しアフレコされた作品であった。
ちなみに募集で来たのは16名で、ビーフ姉貴は企画者のリゾット姉貴と同じアカウントを使っている人物である。
しかしその豪華さに反し、出来は非常に悪く、迫真の作画には不釣り合いなほどの音質の悪さ、棒読み、その他音量調節などの雑な作りで評価は低かった。
その出来が災いして、当時本スレで人気の高かったクッキー☆☆に便乗する形で「クッキー☆☆☆」として本スレに晒されることとなってしまった。
その際にリゾット姉貴は直ぐ様動画を消したが、クッキー☆☆同様ホモによって同月23日『クッキー☆☆☆』として再投稿されてしまった。
またリゾット姉貴はその後も東方のキャラ紹介をするボイス作品を企画していたが、これをきっかけに取り止めた。

なお、クッキー☆クッキー☆☆と合わせてクッキー☆本編と称されることも多いが、上記の経緯もあり他に比べてクッキー☆史に興味の無い者からの知名度が低い。
よく間違われるが、時系列はクッキー☆☆一期→クッキー☆☆☆→クッキー☆☆二期である。

  • 現在につながるクッキー☆認識の登場
クッキー☆☆☆に関連する事態は、クッキー☆史を語る上では必修科目となっている「東ク☆独立(東ク☆独立戦争)」として扱われる。クッキー☆☆☆の存在は、クッキー☆と東方との分離のきっかけと目されクッキー☆史を区切っている。
当時まだクッキー☆☆(一期)の登場からあまり時間が経っておらず、話題も不足していなかったことから人気はあまり出ず、クッキー☆☆程の盛り上がりは見せなかった。それでもなお影響は大きく、淫ク☆厨と東方厨の激しいコメント闘争が起こり、それをきっかけに東方厨側から東方とクッキー☆を分離しようという意識が高まった。
これは、高質な無声アニメとして好評を博した「幻想万華鏡」からアフレコ動画に流入する多くの東方厨が、低質アフレコアニメとして注目された「クッキー☆☆☆」の淫ク☆厨と本格的に衝突したと概観することが可能であろう。
  • 声優の動向
クッキー☆☆一期に出演し有名になったBNKRG姉貴と、後にクッキー☆☆三期に出演することになるHSI姉貴の2人が落選した。BNKRG姉貴はチルノ、フランドール役*1として応募していたことが分かっており、一時話題にはなったようである。
クッキー☆☆☆上では、ただ一人AZS姉貴が魔理沙役であったことで注目を浴び、更に生放送をしていたことから一時期高い人気を得た。後にAZS姉貴はクッキー☆☆二期にも出演することになる。
+ 登場キャラクター
+ 大まかなストーリー
大体は『東方妖々夢』のストーリーに沿っている。
いつまで経っても冬が終わらないことに気づいた魔理沙が霊夢にこれは異変だと持ちかける。しかし霊夢は異変解決に乗り気ではなく、痺れを切らした魔理沙は単独で調査を進めることにした。
調査の結果、冥界に秘密があることがわかると冥界に向かいそこで幽々子と対峙する。幽々子は西行妖に花を咲かせようと春を集めていたと話した。
それを阻止しようと戦うが幽々子の圧倒的な力を前に押されてしまう。そこへ状況を聞いた霊夢が助けに来て、2人で協力して幽々子を倒し異変は解決した。

その他のクッキー☆☆☆

上記のように広義では幻想万華鏡シリーズそのものをクッキー☆☆☆と呼ぶため、以下にその他クッキー☆に関連付けられてしまった幻想万華鏡シリーズを記す。

VVAN版


VVAN姉貴が一人でアフレコしたもの。ただし、彼女の担当は声だけで編集者や翻訳者などの協力者もいる。
わざわざ日本語でアフレコしており、また中国人向けに中国語訳の字幕も付けられている。何気に本家が頒布されてからかなり早い段階で投稿され、一種の海賊版のようにもなっている。

RedQ版


RedQ姉貴が参加しているポーランド語訳の幻想万華鏡シリーズ。
RedQ姉貴はレミリアを担当している。恐らく他の声優も全員ポーランド人と思われる。
+ 登場キャラクター
霧雨魔理沙:Taiga
博麗霊夢:Ytna
レミリア・スカーレット:Red Queen
ルーミア:Nenna
十六夜咲夜:Chitose
東風谷早苗:Enaida
射命丸文:Rzulia
チルノ:Naki
リグル:Mian
魂魄妖夢:Divea
西行寺幽々子:Amity

YNe版




YNe姉貴が全キャラに声当てしたバージョン。
紅霧異変の章の声当てなので厳密にはクッキー☆☆☆ではない。

練new版


練newが霊夢役を担当したバージョン。
+ 登場キャラクター
霊夢役:練new
魔理沙役:autumn
妖夢役:雨月
幽々子役・パチュリー役:Siaи
咲夜役・レミリア役・射命丸役:いちは
チルノ役・早苗役:緑利御夜

ニコニコでの扱い

AZS姉貴のマスタースパーク音声が借用される程度で、クッキー☆史に興味の無いクッキー☆厨からの知名度は非常に低い。しかし、クッキー☆が東方側から東方とは別ジャンルとして切り離されたきっかけということで、クッキー☆史における最重要資料と位置付けられている。一種の記念碑的本編である。
クッソー☆☆☆以降の東ク☆両方の新規参入者達にはあまり知られていない。
クッキー☆☆☆の映像製作のコストだけは高いことから、MADも存在しない。
ニコニコ大百科記事が最初はクッキー☆☆へのリダイレクトとして作られていたが、2019年9月12日にクッキー☆☆☆の記事として独立した。

本スレでの扱い

あまり流行らなかったもののAZS姉貴だけはそこそこ人気が出た。

実況での扱い

直接実況することは少ないが、多くの出演者がキャラソンを作られたり、動画の発掘に繋がったりと影響力は大きい。
語録も使われており、特に「あたいをなめんな」は実況でもっとも一般的な保守ワードとなっている。

CTV☆での扱い

実況とは異なり万華鏡が選択肢に挙がった場合に投票で選ばれることが多く、バリエーションが複数存在することもあり頻繁に流れている。OPに使用された「色は匂えど 散りぬるを」もライブ版や歌ってみた、オーケストラ版など多くのバージョンがリスト入りしており、生きるだけでは罪と教えてくれる「咲き誇る花」など使われるネタも多い。

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最終更新:2020年10月23日 06:52

*1 それぞれの役に玉ねぎこーちゃん(若城八千代)、吉永永夜が埋まることになり、若城八千代は一定の知名度を得ることとなる。