プロローグ

  • 5ロックルール採用により戦術が激変している。ディフェンシブなヨーロッパ型の典型、スイスとスウェーデンがこの決勝でその象徴的な試合を披露した。(カルロス)

1E

  • 先攻スウェーデンが1投目からセンターガード。その裏に石が溜まる展開からセカンドでガード破壊。サードのティリンゾーニがノーズで手玉を残すのに失敗。一気に先攻の流れかと思いきや、2投目のトリプル狙いがダブルで挽回。ハッセルボリの見事なヒットロール。(カルロス)

2E

  • スイスがなんと序盤からダブルセンターガード。スウェーデンは1投目コーナードロー。ティリンゾーニが玉突きダブルで敵の石をすべて打ち出したところで、マクマナスが絶妙のヒットロール。(カルロス)

3E

  • 先攻スウェーデン1投目センターガード。(カルロス)

4E

  • 先攻スウェーデン1投目センターガード。しかもダブルセンターガードを狙うもミス。続くセカンドでもコーナーの後攻の石に構わずセンターガード裏にドロー。かなり攻撃的な選択。(カルロス)

5E

  • 先攻スイス1投目センターガード。どうしてもここで先行しておきたいスウェーデンは、センターガード裏でもかまわず、ハッセルボリの2投で2点を強気に狙いに行く。(カルロス)

6E

  • 先攻スウェーデン1投目センターガード。しかもダブルにする。スイスのセカンドが見事なダブルランバック。(カルロス)

7E

  • 先攻スイス1投目センターガード。しかし残り3投でコーナー裏に3つ見せられる展開に。コーナーフリーズに失敗すれば後攻のビッグエンド。(カルロス)

8E

  • 先攻スウェーデン1投目センターガード。そしてもちろんダブルセンターガードに。しかしスウェーデンはタイムアウトでスイスにブランクさせようと相談。一方、スイスもサード1投目ヒットロール狙いは、どうしても2点ではなくブランクも見ながらの戦いと思われた。スウェーデンはドローでワンツーを作らず、コーナーガードを切る。両軍の思惑が合致してブランクかと思いきや、スイスはなんと1点を取りに来た。これは驚いた。であれば、なぜサードの段階でカマーを選択して2点狙いに行かなかったのか。英語実況も首をかしげる選択。試合後のインタビューでもこの選択に質問がでた。(カルロス)

9E

  • 先攻スイス1投目センターガード。後攻スウェーデンはここで初めてウィック狙い。しかも手玉をコーナーに入れるというおまけ付き。理想的なブランクの流れ。ハウスに石がなくなればもちろんコーナーガード切り。(カルロス)

10E

  • 先攻スイス1投目は当然センターガード。PACCで男子日本は同じ状況でダブルセンターガードを置いた。先攻1点リードはあってないものとの戦い方で、5ロックではこれが正解と思われた。しかしスイスはダブルセンターガードを置かなかった。スウェーデンのセカンド2投目は少し悩むがセンターガード切り。いざとなれば9時からのヒットロールがあるので、これが正解だと思う。直後にスイスがタイムアウト。センターガードを置き直してもあまり意味がないと観念したのか中をいじりに来た。T前に石を2つ置いておくという選択。コレしかなかったかなとも思う。スウェーデンはワンの石を諦め、やはりT前に石を残す選択。スイスがこれを切ってハウス内を自玉だらけにするが、マクマナスが絶妙のヒットフリーズ。スイスがこれを外した結果、コーナー裏にワンを取れるスペースが出来、ハッセルボリの2投で2点の形が出来上がった。(カルロス)

エピローグ

  • 結局すべてのエンドで先攻1投目がセンターガード。この両軍の対戦で昨シーズンまでならありえない展開。おそらく1投目をハウスに入れれば、→ヒットロール→ヒット→コーナーガード(そして先攻はコレをピールできない)という後攻パターンの流れが見えているからだろう。ならば先攻はリスク覚悟でセンター戦に引き込んでしまえ、後攻に5ロックの利点を使わせるなと。5ロックの導入で両軍とも腹をくくったのだろう。これまでのようなテイクショット主体のディフェンシブなカーリングではカナダに勝てないと。ハッセルボリがプリッツに代えてカナダ人コーチを迎えたというのも象徴的。(カルロス)












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最終更新:2018年12月10日 15:44