悪魔族四天王

悪魔族首領デイル・オールダンがダークネクロフィアへの決戦へ挑むにあたり連れ立った悪魔族最強の戦士たち。
デイルがトランスに覚醒するまでの間時間稼ぎをする、という最初から捨て駒同然の扱いであったが、
己の使命を全うすべく、クライン達に死力を尽くした決戦を挑む。

その正体は、本当に時間稼ぎをするためだけに登場するボスラッシュ要員。
大層な設定が立ち並ぶものの、そのほとんどは意味を為さない出オチ集団である。
それでも道中襲い掛かってくる大半の悪魔族よりはずっと台詞があるのだが……。
ラストダンジョンのボスに相応しく、皆が皆自動回復を携えてくるので、ひたすら時間がかかりやすい難敵である。
A版ではそのめんどくささはだいぶ緩和された。


デッドワイバーン

綺麗事のみが増加して行く・・・
現実を受け止め、現実的に思索する者が消えて行く・・・
良く考えろ、良く考えるんだよ!!
四大神翼の裏切り者、デッドワイバーン。
かつては四大神翼の一翼だったが、悪魔族へと鞍替えした浅ましき大翼。
その翼は他の四大神翼とは比べるべくもない醜い姿となっている。

悪魔族こそが真に世界を救う存在であると主張しており、
「世界を救うためには、一度すべてを消し去って浄化しなければならない」という意志を持っている。
霊長族のため戦うクライン達に、世界そのものを護るためという壮大な意志で立ち向かう強敵。
四天王の一番手に相応しい相手である。

……と重要な設定を持っているが、その設定が物語に影響を与える事はまったくない。
まず四大神翼に裏切り者がいるという情報がラスダン突入前に突如明かされたものであるし、その後に出てくる四大神翼もそれに何一つ言及してくれない。
あまつさえOPの1500年前のNDD回想にて既に倒されているはずなのにラストダンジョンで平然と登場してくる始末。
同じ姿と名前をした四大神翼の裏切り者が二翼も三翼もいてたまるか!
本人でさえ四大神翼の名を出さないため、結局四大神翼の裏切り者という肩書が意味を持つのはデイルによる四天王収集の場のみであった。


アイズ

御前達は何だ??自らの世界とする
森林を次々と破壊されていく動物達に
ほんの少しでも悲哀を向けた事が在るか?
彼等の世界破滅を阻止した事は在るのか!?
最低最悪のケダモノだよ 霊長族、全員な・・・
最強の魔術師、アイズ。
元四大神翼、悪魔族の人体改造担当幹部、首領の肉親という他の四天王と比べ、かなり素朴な肩書を持つ。
悪魔体は無数の目と触手の浮かんだ姿であり、まさに名が身体を表す典型例。
「破壊とは何も悪いこととは限らない」という主張を持っており、
自分たちが世界を破滅させようとしていることは棚に上げつつ霊長族を批判しクライン達へ勝負を挑んでくる。

OPの謎回想にも出演している。というか本編ラストダンジョンの戦闘前の台詞はOPの時とまんま同一。
悪魔族の全体的な主張とも浮いているし、路線変更の痕跡がそのまま残ってしまったのだろう。
デッドワイバーンと同じくこちらもOPでマーキュラスに倒されているが、こっちは別個体とも考えらえなくはない。無理があるかも。


ディアスデティーレ

さぁ、希望を持ちし人間達よ
どうか私の為に死んでくれ
それが嫌なら
どうか、私を殺してくれ・・・
シャルドの生みの親、ディアスデティーレ。
元人間であり、死にかけていた所をデイル・オールダンによって悪魔族へと改造された原初のシャルドである。
生前の影響で右腕しか動かせないが、その右腕の動きは神の領域に達すると言われている。

シャルド達にはデイル・オールダンに次ぐ悪魔族のNo.2として認識されており、彼らが悪魔族への忠誠を誓う理由にもなっていたが、
彼もまたオールダンの恐怖によって支配されていた哀れな被害者の一人に過ぎなかった。
人間を悪魔に改造するデイル・トランスの実験台となった彼は、後に彼自身の手でシャルド達やクラン、レムを悪魔へと改造する。
オールダンへの殺意を抱きつつも、決して首領には叶わないと知る彼の精神はとうに限界を迎えており、
クライン達と相対する頃には、最早自らが救済されるための行動しか考えられない状態になっていた。

悪魔族の残虐性を知らしめるための被害者であり、作中ぶっちぎりの可哀相な人。
人間の心を残したままのシャルド達には慈愛を持って接していた描写も見受けられるため、根は悪い人物ではないのだろう。
シャルド自体が(途中雑にすっぽ抜けているとはいえ)悲劇の産物であることを強調したうえで更に奈落へ突き落とす手腕は、黒沙希氏の闇性の最後の表れともいえる。


アベランチュラ

我は兄を除けば悪魔族最強
従って兄以外の生物が我に勝つなど
有り得んのだ!!
俺様の弟、デイル・アベランチュラ。
悪魔族首領デイル・オールダンの実の弟であり、兄に次ぐ最強の実力を誇る。

……誇るらしいが、それ以外の自己紹介が何もないため、非常にコメントに困る厄介な奴。
特筆するような固有能力もないし、悪魔体もオールダンとは似ても似つかない巨大な虫のようになっている。
後に出てくる「強い悪魔ほど人型に近い」という兄の定説を嘲笑うような冒涜的デザインである。なお人間体は微塵も出てこなかった。
クラインに対するトラウドみたいな位置だったのかもしれない。肝心のトラウドもほとんど空気だけど。

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