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#contents()
*エンドゲーム・コラプス(EGC)
2.7.0から実装。
ゲーム終盤に制限時間やエフェクトが発生し、残った生存者は急いで脱出しなければならなくなるシステムが、エンドゲーム・コラプス(以下、EGC)。
EGCを開始させる「ハッチ閉じ」についても一部補足解説をする。
**EGCの要点
-''脱出ゲートが開く、または脱出ハッチを殺人鬼が閉じるとEGCが開始''&br()ゲート通電前に脱出ハッチが閉じられた場合ゲートが通電する。
-''EGCタイマーがゼロになる前に脱出しないと、残った生存者はその場で強制処刑''&br()タイマーは通常2分、ダウン~フックの生存者がいると遅くなる。
-EGC中はBPが多めに獲得できるため、生存者は救助へ向かってもいいし向かわなくてもいい。無理をするとタイムアップで処刑される。
-殺人鬼側は生存者を追い詰めている状況以外、EGCが開始した時点で不利。追い詰めた状況を作り出せれば有利だが、それ以外では適当にゲート前で終了を待つ状態となる。
**EGC開始条件
「ゲート通電後に''ゲートが開放される''」または「''開いた脱出ハッチを殺人鬼が閉じる''」と開始する。
''※一度開始したら再度条件を満たしてもタイマーが更新されるといったことは無い。''
-''発電機の修理が全て終わったゲート通電後にゲートを開く''
--ゲートの開放作業が完了した時点からEGCが開始する。&br()つまりEGCの開始によって片方のゲートが開放されたことも分かる。
---もしEGCを開始せずに脱出した人がいる場合はハッチから脱出したと判別できる
--生存者は通電後、ゲートをギリギリ開かないことでEGCの開始を遅らせる事が可能。
--''殺人鬼も通電後~EGC開始前であればゲートを開けることができ、EGCを開始させることができる。''&br()殺人鬼がゲートを開けるメリットは薄いが、さっさと終わらせたい時や戦略的な理由があれば開けてしまってよい。&br()なお殺人鬼のゲート開放はEGC開始前のみ可能。また殺人鬼での開放は短時間で行える。
-''開いた脱出ハッチを殺人鬼が閉じる''
--殺人鬼は開いた脱出ハッチを閉じる事ができる。&br()ただし''ハッチを殺人鬼が閉じるとEGCの開始と同時にゲートが通電するため生存者はゲートから脱出を狙える''。
--通電後に脱出ハッチを閉じた場合もEGCは開始される
--※最後の一人となったときに開く場合だけでなく、閉じている脱出ハッチを生存者がカギによって開かれた状態を殺人鬼が操作して閉じる場合もEGCが開始するとのこと。残りが2人以上の場合で自然に閉じる場合は開始しない?
---※この調整に伴い2.6.4以前可能だった脱出ハッチへのキャッチが2.7.0から不可能になっている(全てのキャッチが不能)&br()殺人鬼が先に閉じればハッチ脱出を防げるが、生存者が先にハッチへ近付いた場合はそのまま脱出される。
**EGC開始~終了の流れ
開始すると画面上部にEGCタイマーが表示され、''EGCタイマーが無くなると残っていたマップ内に残っていた全ての生存者がエンティティによって直接処刑される''。
生存者はタイマーがゼロになる前に脱出する必要があり、
反対に殺人鬼はタイマーがゼロになる前に脱出をされないだけで処刑することができる。
-''EGCタイマーの仕様''
--タイマーの時間は通常2分
--''ダウンまたはフックに吊るされた生存者がいる場合はタイマーが遅くなる''(速度50%/累積せず最大でも4分)
--完全に停止することは無い。また負傷や深手状態の生存者、脱出した生存者、死亡者はタイマーへ影響しない。
-''EGC最中の仕様''
--マップ全体に赤いエフェクトが表示される・画面が小さく揺れて音が鳴るなどにより殺人鬼からは生存者の足跡を若干誤認しやすくなり、追跡しにくさが少しだけ増す。
--全ての発電機がロックされる。ハッチ閉じなどで未修理の発電機が残っていても修理作業はできない。
--一部の行動にブラッドポイントが加算され、通常より多くBPを稼げる。
#region(EGCに関連するボーナスBP)
|BGCOLOR(gray):&color(black){カテゴリーの種類}|BGCOLOR(gray):&color(black){ポイントの名称}|BGCOLOR(gray):&color(black){点数}|BGCOLOR(gray):&color(black){行動の内容}|h
|>|>|>|生存者|
|目標|開放|1500|EGC中に出口ゲートを開く|
|~|粘り強い|500|ハッチが開いた後に発電機を完全に修理する|
|生存|プレッシャー|250|最後の生存者となってEGCが開始される|
|協力|LATE HEAL|750|EGC中に他の生存者を治療する|
|~|LATE HOOK RESCUE|2000|EGC中に他の生存者をフックから救出する|
|>|>|>|殺人鬼|
|邪悪|ゲート開放|500|出口ゲートを自ら開く|
|~|ハッチが閉じられました|250|ハッチを閉じる|
|処刑|遅いフック|250|EGC中に生存者をフックに吊るす|
|~|遅い処刑|500|EGC中に生存者を処刑する|
|~|時間切れになりました|500|EGC時間切れによる処刑|
#endregion
-''EGC終了の仕様''
--EGCタイマーが終了すると、脱出していない全ての生存者がその場でエンティティによって直接処刑される。&br()脱出していない場合いかなる状態でも処刑となる。
--エンティティによる処刑は殺人鬼の処刑とほぼ同じように扱われ、多少のBPも加算される。
---※この仕様によりEGC開始後は殺人鬼が生存者の移動をブロックして待つだけで処刑することができる。&br()&color(gray){場合によっては開始前からブロックし、他の生存者がEGCを開始するのを待っても処刑することができてしまうことがある。この辺り運営から見て問題ない戦術なのかどうかについては不明。&br()※なお地下階段でのブロックは2.7.0本実装時に調整が入り、地下階段では完全ブロックができなくなった。}
***ハッチ閉じ
殺人鬼は開いているハッチを蹴って閉じることができ、その時はゲートが通電しEGCが開始する。
※ハッチ閉じ関連は最後の一人での開放だけでなく、「生存者がアイテムでハッチを開いた」場合も同じ。
なお殺人鬼は、''開いたハッチを見つけてもすぐ閉じなければならないわけではない''。
&color(gray){プレイヤーによってはすぐ閉じるべきだという意見もあるが、"ゲームシステム上すぐ閉じなければならないというわけではない"。}
生存者がアイテムで開放したハッチも閉じることが可能で、その際は残り生存者数に関係なくゲート通電しEGCが開始する。
そのため他の生存者が残っている状態で鍵脱出をすると、残りの生存者が突然EGCに襲われてしまう場合もありえる。ケースバイケースではあるが状況が悪いとEGCのせいで処刑されてしまいうる。
なので鍵脱出は残りの生存者と一緒に脱出できることが理想的。なるべく状況を見て、連携しながら脱出を図ろう。
-''ハッチ閉じによるゲート通電とパークなどについて''
--&color(orange){''「発電機の修理完了」を条件とするパークや能力などはハッチ閉じによるゲート通電では起動しない''。}&br()(ピッグの逆トラバサミも起動しない)
--''「脱出ゲートの通電」を条件とするパークはハッチ閉じによるゲート通電でも起動する。''
---以下2.7.0時点での文言と調査に従った分類※誤植の可能性もある
---&color(silver){完了系&br()「平常心」「闇の感覚」&br()「怨恨」「憎悪の呟き」「ファイアー・アップ」}
---&color(silver){通電系&br()「アドレナリン」「希望」「誰も見捨てはしない」「目を覚ませ!(※)」&br()「呪術:誰も死から逃れられない」}
----&color(red){''アドレナリンが起動する点には注意が必要。''ラスト生存者1人を這いずりにしてウィニングラン中にハッチを閉めると、最後の一人が起き上がる可能性があるという事である。}
-''ハッチの出現と開放について''
--ハッチは「修復された発電機の数>残っている生存者の数」(修復数+1=生存者数の時点)になると基本閉じた状態で出現する。&br()閉じたハッチは鍵アイテムで開けて脱出することができる。
--また残っている生存者が一人となるとハッチが開く・開いた状態で出現する。&br()その場合、生存者が脱出するには殺人鬼がハッチを見つける前、閉じる前にハッチへ到達し脱出する必要がある。
---鍵によって開けられたハッチは、残った生存者が2名以上いる場合30秒後に自動で閉鎖される。この場合は殺人鬼による閉鎖ではないためEGCは開始しない。&br()ただもし殺人鬼が自分で開けられたハッチを閉じればEGCが開始する。
---他の生存者が脱出することで最後の一人になった場合も脱出ハッチは開く。
---殺人鬼がハッチを閉じる動作はすぐのため、殺人鬼がハッチ近くにいる場合ハッチ脱出は絶望的である。
---なお殺人鬼がハッチを閉じても、閉じたハッチを鍵アイテムで開けて脱出することは可能である。
---一度鍵によって開けられたハッチは、殺人鬼によって閉じられても、残り一人になると再び開く。
*EGCでの立ち回り
#areaedit()
一部例外的な状況を除き、''発動した時点で生存者有利な状況となり、殺人鬼は基本適当にゲーム終了まで待つ形となる。''
ただ一部例外的な状況において生存者を追い詰めてくる。
**生存者視点でのEGC
-EGCが開始してから2分あるためゲート開放できたなら急ぐ必要はない。
--最後の一人以外では基本的に、ゲート通電後にEGCが開始した場合はどちらかのゲートが開放されていると分かる。動ける状態なら脱出は狙えるだろう。&br()※ただしハッチ閉じでの開始だとゲートは閉じたままである。殺人鬼の位置・心音に警戒しつつ丁寧に急ごう。
-無理をしてはいけないが、EGC中は救助や治療などにボーナスが入るため可能そうなら狙ってもいいだろう。
-ダウン~フックの生存者がいればタイマーの進行は遅くなるため、吊るされた生存者の救助も極端に難しくなるわけではない。
-ただ通電後に機能する「呪術:誰も死から逃れられない」やゲート開放後に機能する「血の番人」などには十分注意しつつ立ち回っておこう。
-なおマップの赤いエフェクトは、殺人鬼側の視点では控えめになっている。概ね足跡が全く見えなくなるほどではないため、足跡から追跡される可能性はある。ただエフェクトがある分通常よりは多少撒きやすいだろう。(2.7.0本実装にて殺人鬼側の演出表示が見やすく調整されたため極端に追跡されにくくはならない模様)
--ゲート開放作業を完了ギリギリ手前に抑えて、EGCを開始させないという戦略もあるが、殺人鬼もゲートを開けられる・フックの生存者がいるならタイマーは遅い・EGC中はBPが多いなどの点もあり、また「追い詰められてさえいなければ生存者側有利」であるため基本はすぐEGCを開始してしまってもそれほど問題にならないだろう。
--ただEGCタイマー開始すると「ノーワンのトーテムを探す」などの悠長な戦略もし難くなるため常にEGCをすぐ開始していいと言えるわけでもない。&br()EGCが開始すると演出によって若干だが呪いのトーテムも探しにくくなるデメリットもある。
--EGCタイマーがギリギリになってきたら救助などは諦め、さっさと脱出しよう。
-''追い詰められた状態ではEGCによる時間制限が大問題となる''。
--「攻撃を受けたら倒れる状況で殺人鬼がゲート前に待機していて脱出できない時」などは反対側のゲートへ走らなければならないが、タイマーが残り少なく反対側のゲートまで間に合わない場合は詰みとなる。
--そのためタイマーの残りと両ゲートまでの距離、開いてなければ開放にかかる時間も考慮してなるべく早め早めの判断を迫られる。不利な状況で下手に粘ってはいけない。
--ただ大胆に動いて見つかってしまうとそのまま追跡されてまたゲート前へ回り込まれてしまうといったこともあり得るため、追い詰められた状況では見つかることから危険。判断は早く、しかし慎重に動くこと。
---EGC中にフックから救助されても負傷状態では通常攻撃一発で倒されてしまう。タイマーが特に少ない場合、殺人鬼に最寄りゲート側のルートを抑えられただけで詰みとなることも。
--あるいは「殺人鬼に移動を阻止されて脱出できない」という場合も詰みに陥る。
---地下階段でのブロックに関しては、2.7.0にて衝突が調整され脱出不能になることはなくなった
---ただ階段以外でも、EGCタイマーが残り僅かな状態で執拗に移動をブロックされてしまうとゲートへ間に合わないことは起きうる。
--ハッチ戦については後述。
**殺人鬼視点でのEGC
-ゲート開放によってEGCが開始してしまったら下手に探し回って見つけてもそのまま脱出される可能性も高い。見つけている生存者・吊るした生存者の対応をしたら後は諦めてゲート周辺でゲーム終了を待とう。
-吊るした生存者も見つけた生存者もいない場合はゲート前辺りで待機して終了を待っているといい。もしかしたらそのゲートから脱出しようと粘った生存者を処刑できるかもしれない。&br()その際は少し動いて離れるようなそぶりも見せると粘ってくれやすいかもしれない。
-殺人鬼もゲートを開放することでEGCを開始できるが基本的に殺人鬼が自らEGCを開始させるメリットは薄い。脱出できる場所を自ら開いてまでEGCによる恩恵を受けられるかと言えば微妙。
--有効と言えそうなのは特殊な戦略がある場合。&br()例えば「呪術:誰も死から逃れられない」など呪いのトーテムを探しにくくするためや、あるいはノーワン+「狡猾」などによって狩るため、ゲート開放によって「血の番人」を活用して追い詰めるためといった使い方など。&br()戦略も無く、かと言って諦めたくも無い場合に開ける必要はほぼない。
--EGCを開始させず生存者が過度に(あるいは無意味に)隠密をするようであれば、諦めて自らEGCを開始させてゲーム終了を待ってもいい。
--「ゲートレバーのランプが3つ点灯しているが開いていない」という場合はあとほんのわずかの操作でゲートが開く状態である。この場合も生存者を脱出前に仕留めることは難しいため、殺人鬼が自らゲートを開けてEGCを開始させるという手はある。
-''EGCで殺人鬼が有利になるのは生存者を追い詰めた状態だけである''
--主な例は「タイマーギリギリで、殺人鬼がゲート前を守っているだけで脱出できない生存者が見える」といった状況くらい
--そうした「残り時間内に脱出ができない」状況へ追い込むことができれば詰みにできるが、しかしながら簡単ではない。
---もし一発で倒せる状況で守っているゲートから脱出しようとする無謀な生存者がいるならゲート側へは抜けられないよう位置取りに注意して対応しよう。
---その他、残り時間があとわずかという状況で生存者を一発で倒せない場合は、完封できない場所でも「攻撃をせずブロックして移動を阻むことに徹する」という戦術がある。&br()攻撃してしまうと負傷ブースト+すり抜けでゲートへ簡単に到達されてしまいやすいが、攻撃せずうまくブロックできれば数秒分・狭い通路で通せんぼできればさらに多くの時間を稼げる可能性がある。
--EGCを活用する極端な例としては「タイマーギリギリでパーク「血の番人」を発動させる」と生存者はゲートから脱出できず、ハッチ脱出以外の生還が不可能となる。しかし狙って発動させることは容易ではない。
--ハッチ戦については後述。
-''EGC処刑狙いブロックについて''
--「EGC開始後」は、殺人鬼が生存者を脱出できないところでブロックし続けることで"処刑という結末"を確実に与えることができる。&br()EGC開始後なら十分にシステムに則った戦略で、特に長時間待機する必要もなく、正当な行為だと考えられる。&br()※あくまで仕様的にそう考えられるだけで、もし運営が判断を発表した場合は原則それに従う事。
---(2.7.0本実装)※地下階段でのブロックについては2.7.0正式実装時に調整が入り、地下階段での完全ブロックは不可能になっているとのこと
#region(''EGC処刑狙いブロックの問題点'')
-''EGC開始前からのEGC処刑狙いブロックについて''
--「別の生存者が発電機を修理しゲートを開放させてEGCを開始させられる」という場合でも他の生存者が普通にプレイすると、殺人鬼が生存者をブロックし続けても"処刑という結末"を与える事ができてしまう。
---もし他の生存者がブロックで囚われた生存者を助けるためには殺人鬼が諦めるまでEGCの開始をしないという判断が必要になる。
--この行為は「生存者が対抗できない状況を作り出すことも可能」なルールの欠陥を悪用しているとも考えられる行為であり、ルール上有効なのかどうかについては公式の判断を待つ必要がある。(PTB2.7.0A、19/04/26時点)&br()戦略とされるのか「システムの悪用」として扱われるのか、まだ確証はない。
---一応、通報対象の"嫌がらせ"の項目「ゲーム自体を人質に取る行為」の例として「移動ブロックし(退出以外にできる選択を無くすことで)退出を強いる」ような行為が上げられているが、&br()"理屈として"EGCが開始可能な状況下において外の生存者がゲームのルールを完遂すれば中の生存者も時間経過によって死亡という結末に至り退出する必要も無いため、殺人鬼が生存者をブロックし続けることは生存者を倒すための戦術として機能しうる行為であり、この戦術が単純な通報対象とされないとも考えられてしまう。
---※しかし"戦略的に"他の生存者がEGCを開始させずに殺人鬼が諦めるのを待ち続けるということも可能である。特に「ブロックして長時間ゲームを進行させない」ことに関して、EGC前の例として「目安30分以上ブロックし続けた場合は明確な通報対象」とみなされるため、それを人質として殺人鬼が動くことを強要することができるのではという考え方もある。ただそれもEGC導入後・EGC始動しうる状況でも適応されうるのかどうかは運営による公式の判断が必要。
---※あるいは「その場合、可能な状況でゲームを正常に進行させない残りの生存者側のプレイの方にも責任がある・外の生存者も不正なプレイヤー扱いなのでは」という見方もある。つまりEGCがある環境では「中の生存者から見て、他の生存者がゲームを進めないことでルール内での終了が不可能な状態に陥っている」とも見え、「殺人鬼と協力して一人のプレイヤーへ切断を強要している状態」という解釈もありえなくはない。&br()ただゲートが通電した後は「EGCを開始する権利」自体は殺人鬼も持っている状態となるため、その状況では「殺人鬼が動けば自らEGCを開始させることもできるのだから殺人鬼が悪い」という見方もある。
----※もし「長時間ブロックし続けるのは殺人鬼側がアウト」というだけであるなら、殺人鬼は「許される範囲で最大限待って、残りの生存者がEGCを開始させないなら行動する」という戦略ができてしまう。&br()生存者側は「殺人鬼のBANを人質に取って待機し、動くのを待つ」というわけである。(現状では通報対象となる目安が30分以上とされているため、残った外の生存者全員で10分~20分ほど何もせずに待つ必要がある)
----※しかし「EGC開始前にEGC処刑を目的としてブロックすること」が全てにおいてセーフである場合、状況次第で「3人の生存者を閉じ込め、あとは外の1人に任せてゲーム終了を待つ」といった戦術が成立してしまう。(※本実装で、複数人のブロックが発生しやすかった地下の階段が調整され複数人のブロックが発生する場所は極めて稀になったが)&br()外の生存者がゲームルールを遂行する限り殺人鬼は操作さえ必要ないなど、ゲームとして極めて異様な状況を引き起こしうる。
----※ただかといって「EGC開始前にEGC処刑を目的としてブロックすること」が全て不可である場合、''ゲートを開ける生存者が通常判断できないはずの状況で通電後「EGC開始直前に狙ってEGC処刑を目的としてブロックすること」も不可となりうる''し、動き方などによって判断の難しい場合もあり得る。&br()どこまでが戦略として成立し、不正として扱われるのか、という問題が起きる。
--なお''もし仮にセーフだとしてもEGC前からのブロックが戦略として機能するのは、別の生存者がEGCを開始させることが可能な状況''に限定される。&br()他の生存者がいないなどEGCが開始されない場合はブロックはただの嫌がらせ行為でしかないため注意。
--※これらはあくまで(PTB2.7.0A時点で)"理屈として"考えただけで、実際にどう扱われるかは運営が公式に発表しなければどちらであるかハッキリとしない。&br()セーフであるとされればセーフだし、アウトとされればアウトとなる。
---ただ公式から全く発表が無い場合は状況として最も近い「長時間ブロックし続けることがアウト」を目安として"多少の時間なら可能"という扱いだと考えられ、「多少の時間以内であれば正当・生存者が待機する場合は解放が必要になる」ではないかと考えることになるだろう。
--&color(gray){繰り返し書いているが、PTBから2.7.0本実装にて「地下階段での衝突」が調整され、階段での完全ブロックは不可能になったとのこと}
#endregion
**最後の一人のハッチ戦について
&color(gray){2.6.4以前とは状況が全く変わり、ハッチ目の前でのお見合いはほぼ解消されたと言える。ただしハッチ目の前でのお見合いではない形でハッチ待機の持久戦は依然として起こりうる。}
2.7.0現在は「''ハッチへ先に到達した側に主導権がある''(生存者なら即脱出・殺人鬼は状況を見て対応する)」という環境。
-一応殺人鬼は「即ハッチ閉じしなければならないわけではない」が、現実的には即ハッチ閉じの方でいい場合、"即ハッチ閉じの方が良い場合もありえる"ため、&br()''特別執着などがなければ即ハッチ閉じで良い''だろう。
--ハッチを閉じた後はゲート巡回などで生存者を探し出して、時間切れまで追い詰めることになる。
-生存者は即ハッチ閉じを見越して予めゲートへ走るか、あるいはハッチを探すかが主な戦略となる。&br()もし鍵があるという場合は閉じられた後もハッチを探す方が堅実かもしれない。
-ただ「ハッチを閉じずにその場で待機する」あるいは「ハッチを開けたままゲートを巡回する」という戦法もありえるにはありえる。
--ハッチ待機は極端に長く待ちつづけることはあまり好ましくないものの短時間待機程度であれば咎められるものではない。
--ハッチを開けたままのゲート巡回はリスキーではあるが、ハッチ閉じ読みのゲート待機の生存者を見つけられればかなり有利に追い詰められる。
#region(考察の詳細)
-まず「先にハッチを見つけられるかどうか」。生存者が先に到達すれば脱出、''殺人鬼が先に到達できれば殺人鬼が主導権を握ることになる''。殺人鬼にハッチを守らてしまうと、通常の生存者はやや面倒な判断を迫らせる。
-2.7.0からハッチ脱出へのキャッチはできなくなった模様だが、殺人鬼はハッチをすぐ閉じることができるため''殺人鬼がハッチの近くにいる限り通常の生存者が安全にハッチ脱出することはできない''。
--なので''殺人鬼はハッチを確保しても、すぐにハッチを閉じる必要はない''。&br()&color(orange){''即時ハッチを閉じなければならないわけではない。''}
--闇雲にハッチを閉じても生存者の位置が分からなければどちらのゲートへ向かうのかの博打、駆け引き読み合いとなり心音の関係も含め、ゲート同士がよほど近くなければ殺人鬼がやや不利とも考えられる。
--※主導権は先にハッチを見つけた側が持つが、例外として殺人鬼がハッチを先に見つけても生存者がカギを持っている場合は生存者が有利だと言える(後述)
-戦略的な合理性から言えば''殺人鬼は生存者を見つけたり足音を聞く、あるいは生存者の位置を把握できるまで絶対にハッチを閉じずに待機する''ことが最善となる。消極的ではあるが最善策ではある。
--殺人鬼はハッチ上で生存者が見えないか周囲を見渡して待つことになる。&br()特に心音が小さい・消せるといった場合はハッチ近くにいるとバレにくく、ハッチを探している生存者をやや発見しやすい・遭遇しやすいため、待つ戦術を有効に働かせやすい。
---もしハッチの上で通常の生存者を見つけることができたらハッチを閉じて、見失わないよう注意しつつ2分間ゲートを開放させないよう追いかけつづけることになる。その際は攻撃せず、EGCタイマーが尽きるまで追い回すだけでもよい。&br()※生存者がカギを持っている場合を除く。
---※生存者側は、ハッチ上に殺人鬼がいる場合脱出のコマンドが出ない(かもしれない)ため、「透明化中のレイスなら透明化解除中の隙に」や「屈み中のピッグなら立ち上がる隙に」といった状況を狙ってハッチへ駆け込もうとするのは危険だろう。
--※ただし永久に待ち続けるのであれば"消極的な最善策"が最善策として機能するが''しばらく待ってから閉じる場合はむしろ愚策になりうる''ため、待つのに適さない・待つ気が無いのであれば即閉じてしまうのも一つの戦略である。
''互いの合理性''
-殺人鬼側の消極的な最善策を取る場合、先にハッチを取られてしまった通常の生存者が積極的な脱出を狙う場合ハッチには決して近寄らず殺人鬼にも見つからず、殺人鬼が動かざるを得ない状況を作る必要がある。&br()つまり残った発電機を修理してゲートを通電させ、ゲート脱出の可能性を見せなければならない。
--その場合、殺人鬼はその修理の状況や位置を見てから判断してハッチを閉じて追いかけに行くことになり、遠い場合は互いにどちらへ向かうかの読み合い・駆け引きとなる。&br()なお発電機がまだ残っていて見えた位置が悪いならハッチを閉じずに次の発電機を待つという判断もある。
---特にハッチ近くに最後の3つの発電機が固まっている場合、例え通電させてもすぐ補足されていしまいやすく脱出は至難となる。
---そうした理由から''生存者が発電機を修理して積極的に脱出を狙うことは極めて難しい''。
--なお殺人鬼が心音を消し隠密できる場合、通常の生存者はハッチへ安易に近づくとハッチ閉じからのチェイスをされる危険がある。そのため通常の生存者が積極的な脱出を狙うなら最初からハッチを探さずに動く手もある。
-しかしながら殺人鬼が消極的な最善策の時に、生存者も消極的に脱出を狙う場合つまり「修理をせず殺人鬼がハッチ戦を諦めるまで待ち続ける」場合は互いに先の見えない持久戦となる。
--この場合でも主導権は殺人鬼にあるため、終わらせるかどうかは殺人鬼側が決められるので&br()概ね''殺人鬼側が飽きたらハッチを閉めてそのままゲート戦へ移る''という形になる。
--なお生存者が「最初から消極的に脱出を狙う」場合ハッチを探しにいくことから危険であるため、ゲート近くでカラスが鳴かない程度に動き続けておくという戦略もありえる。
--あるいはこっそりと殺人鬼がハッチにいることを確認した後、遠いゲートの近くで殺人鬼が諦めるのを待つという対抗策もできる。
---そうした理由から「''しばらく待ってから閉じる場合はむしろ愚策になりうる''」のである。生存者が一切修理する気が無い場合は殺人鬼からゲームを終わらせるには概ねハッチを閉じるしかなく、その場合状況を把握したうえで位置取りしておくことの可能な生存者の方が有利になりえる。&br()かと言ってハッチを閉じずに巡回しようとするとハッチ近くに隠れた生存者だった場合に逃げられる可能性もありえるため、どうしてもという時はゲート戦へ移行する方が堅実だろう。
--&color(gray){2.6.4以前はハッチ前でお見合いするという絵面で互いに待ち続ける持久戦もありえたが、2.7.0からは見えない状態で待ち続けることになりうる。&br()EGC導入前と違う点は「(EGC他導入前)修理を進めてゲートを通電させたりその前に殺人鬼が動いてきたら、その隙にハッチ脱出を狙う選択もあり、うまく立ち回れれば生存者が積極的に動いても少し有利とも言える状態」だったのが&br()「(EGC他導入後)殺人鬼が主導権を持ち、修理を進めて位置がわれたら殺人鬼はハッチを閉じて追いかけることができ、生存者が積極的に動くと殺人鬼が有利となる状態」に変わった。}&br()殺人鬼がハッチを抑えてなお消極的な場合は、生存者も消極的に待つことが最も堅実となるように環境が変化した。また殺人鬼は生存者に遠いゲートへ待機されてしまうと極めて不利となるため、待機するのなら生存者が動くまで絶対に待機することが最善策となってしまい、以前同様に泥沼となりうる。
''現実的な最善策''
-なので''殺人鬼も必ずしも消極的な最善策を取ることが現実的に最善とは限らない''。&br()特にさっさと終わらせたいのなら見つけ次第即ハッチを閉じてEGCでのゲート戦をしてもいい。その場合でももしゲート開放前に生存者を捕捉できれば処刑も狙える。
--戦略的にも「生存者がハッチ待機を見て遠いゲートの前で殺人鬼が諦めるのを待つ」といった対策も封じやすく&br()「生存者がゲートの位置を把握して位置取りする前に閉じてゲート戦に入る」という事を狙える。
--その他生存者が鍵を持っている場合にもハッチの位置を把握される前に閉じてしまえばゲート戦へと持ち込みやすいなどの利点もある。
---※もちろん、生存者側もハッチ待機から閉じるまたは即ハッチ閉じと考えて、すぐゲートで待機しておくという手もある。
--なお即ハッチ閉じでも「ハッチの周囲を一度見まわしてからハッチを閉じる」という形の方がいいだろう。もし姿が見えたらラッキー。
''ハッチ閉じでのEGCゲート戦''
-互いに見えない状態からのハッチ閉じでのEGCゲート戦では&br()殺人鬼がゲートを巡回し、生存者は見つからないよう隠れて隙をついてゲートを開けにいく、という博打と駆け引きになる。&br()生存者側はEGCの制限時間2分以内にゲートを開いて脱出する必要があるため決断的な行動を迫られる。
--ゲート戦はマップによるゲート同士の距離に大きく左右される他、ハッチからゲートまでの距離・生存者の現在地からゲートまでの距離などにも左右される。&br()そのため特に位置が分からない状況でのハッチ閉じは、運の要素がかなり大きい。
--殺人鬼側は、生存者の姿を確認せずにハッチを閉じた場合すぐどちらかのゲートへ向かい確認し、必要なら反対側のゲートへ巡回するというのが基本となる。&br()その時生存者がゲートの近くにいる・ハッチからそのゲートまで遠すぎる場合、生存者の居るゲートを引き当てても逃がしてしまうことになる。
---言っている通り、消極的な最善策に対して生存者が消極的な戦略をとる展開からのハッチ閉じゲート戦では特に生存者がハッチの位置を確認した上でゲートの近くに待機しやすく、ハッチから両ゲートが20秒以内で巡回できるような配置でない限り、殺人鬼側が不利な展開となる。&br()両方直線で20秒以内なら2分の1の確率で妨害できるが、遠い側まで20秒以上となればほぼ脱出確定となる。
---そのため「即ハッチ閉じ」も博打要素はあるものの不合理な戦略とは言えない。
--ハッチ閉じゲート戦で生存者側は、とにかく殺人鬼に見つからないようにしなければならないがゲート開放は20秒とそれなりに長く、ゲート同士が近い場合などは隠れながらゲート開放を進める必要がある。
---殺人鬼が遠くにいると分かる、またはそう判断してゲートを最後まで一気に開ける
---殺人鬼が巡回してきて、離れたのを見てからゲートを一気に開ける
---殺人鬼が待機しているのを見て、またはそう判断して、反対側のゲートへ向かう
---少しだけゲートに触ってランプを点灯させ、隠れて反対側のゲートへ向かう
----ゲート開放前に殺人鬼から見つかってしまうと詰み。&br()あるいは「殺人鬼が近くにゲートにいるからと反対側のゲートへ走りたくても残り時間が足りない場合も詰み」&br()そう言った前提条件の中、駆け引き・読み合いも含めてゲートを開けに行くことになる。
---既に見つかっている・見つかってしまった場合は、どうにかして殺人鬼を撒いてからゲートを開きに行く必要があり、脱出はほぼ絶望的となる。
--なおパークがある場合、有利不利がさらに極端になることもあり得る他、&br()当然だが能力によって生存者の位置を特定することができる殺人鬼は極めて有利になりえる。
---代表的なパークは殺人鬼側が生存者が近くにいるか判断できる「囁き」は非常に効果的。
---代表的な殺人鬼の索敵としてはトラッパーなら予め両ゲートのレバー前に罠を設置しておければ、巡回によるゲート開放の妨害をとても行いやすくなる。
-''なお生存者が通常通りではなく、ハッチ開放が可能なアイテム(鍵)を所持している場合はハッチを閉じてもそれを開放して脱出することができる。''
--殺人鬼はハッチ脱出中の生存者をキャッチすることができなくなったため、「ハッチに近寄らせずダウンさせる」か「ハッチの上部で完全にブロッキングする」(※本当にブロック可能?)以外の阻止方法がなく、生存者が鍵を所持している場合は殺人鬼がかなり不利である。
--カギを持った生存者はノーワンの一撃ダウンなどでハッチへ到達する前にダウンさせられる可能性を警戒しつつ、殺人鬼がハッチから動くのならハッチから、動かないならゲートから逃げるような感じでうまく立ち回れれば有利な状況で脱出を狙える。&br()※ハッチを閉じても殺人鬼がハッチ上から動かない場合はハッチから脱出できない(はず)のため、その場合はゲートへ走る/ゲートへ走るそぶりを見せる必要がある。
---殺人鬼がハッチ待機している状況でカギがある場合は予めトーテムを破壊して回ってから、こっそりと近づくと良いだろう。
--&color(silver){2.6.4以前、鍵の利用には「最後の一人になる前に必要数修理してハッチを出現させた上で見つける」とかなり難易度が高かったが、2.7.0ハッチ閉じ導入により「最後の一人になった場合」にも使用できる場合が増えた。&br()殺人鬼がハッチ上待機の場合ノーワンへの警戒は必須、他ハッチ位置を事前に分かっていなければ2分以内に探す必要があるなど簡単ではないものの鍵の有用性は高まっている。}
-&color(silver){2.7.0のEGCなどの導入により最後の一人の戦いはやや苛烈になっている。その代わりか修理数に関わらず「最後の一人になったらハッチ開放」となりハッチ戦を狙いやすくなっているが、脱出自体はそれほど楽ではない。}
-&color(silver){…なお2.7.0のEGCなどの導入により"生存者は一切発電機に触らずとも・果敢な動きをほとんどせずとも脱出を狙うことが可能"となっている。最後の一人になった後、ハッチを先に見つけようと探し回る必要も無く殺人鬼がハッチを閉じてゲート戦へ移行するまで待ち、ゲート戦の読み合いに勝てば脱出できるわけである。鍵がある場合は隠密しながらハッチを探しても良い。}
-''「囁き(生存者が32m以内にいるかどうかだけを探知)」の重要性''
--殺人鬼パーク「囁き」の有無でEGCの立ち回りやすさや、ハッチ戦での優位性が大きく変わる。
--ハッチ戦で「囁き」がある場合ハッチ待機中に近くにいるかどうかも分かり、近くにいないと分かれば多少ハッチ周辺を見回ることができる。
--あるいはEGC中のゲート前で「囁き」が反応していれば、そのゲート近くで生存者がいると判断でき、離れたかどうかもある程度分かる。細かくは駆け引きとなることもありえるが、反対側のゲートへ向かう目安にもなりうる。
---ハッチ戦からのEGCゲート戦の場合、生存者がそのゲートの近くにいるかもわかり生存者をとても追い詰めやすい。&br()それこそ囁き有りでのハッチ戦からのEGCゲート戦でゲート位置がやや近い場合は「ほぼ生存者の詰み」と言ってもいいかもしれない。
--「生存者を追い詰めやすくなる」となれば非常に重要なパークと言えるだろう。
--&color(gray){PTB中に「囁きの音声が生存者側にも再生される」という現象が発生しているという話がある。これが調整として本実装された場合生存者側は囁きがあることを前提に動きやすく、つまり駆け引きをしやすくなる。}
''余談・パークについての補足''
-''ハッチ閉じによるゲート通電でも生存者パーク「アドレナリン」は発動する。''&br()特に残り2人の片方を這いずり放置し、片方を処刑してから倒していたもう片方を吊るす前にハッチを閉じる場合アドレナリンによって立ち上がられ面倒なことになることもある。&br()EGC中のフックにはボーナスが付くからとダウン状態の生存者が見えない位置でハッチを閉じるのは逃げられる危険性があるため注意すること。&br()なおアドレナリン同様「希望」も発動する枠組み。
-''ハッチ閉じによるゲート通電でも殺人鬼パーク「呪術:誰も死から逃れられない」は発動する。''&br()健康状態・鍵持ちだからとゲート待機中の殺人鬼の目の前へ現れてしまうと、無防備による一撃ダウンで鍵を使えないということに陥る危険もある。
-ハッチ閉じによるゲート通電では「発電機修理完了ごとに」というタイプの索敵パーク各種(闇の感覚/憎悪の呟き/怨恨)は機能しない(はずの)ため、ハッチ閉じゲート戦への影響は無い。
-※生存者パーク「目を覚ませ!」は日本語設定のパーク説明文で「全ての発電機が通電すると」といった文言だが、ハッチ閉じによるゲート通電でもパークは機能する。
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