エリヤ・フィリップス(宇宙暦768年 - )は
自由惑星同盟軍の軍人。オリジナル主人公である。
1 外見
ゆるくウェーブした赤毛、つり目気味の猫目、小さな鼻、薄い唇と記載がある。童顔。逆行したのちはトレーニングに励んだため、極めて筋肉質のからだをしている。
2 略歴
2-1 前世
エリヤは宇宙暦768年、
タッシリ星系第四惑星
パラスの主要都市
パラディオン市に生まれた。父
ロニーはパラディオン市警察に勤務。母
サビナは看護師。姉に
ニコール、妹に
アルマがいる。地元
スターリング高校職業教育コースを卒業するも、就職先が見つからずコーヒーショップでアルバイトをしていた。19歳の時に徴兵され、
エル・ファシル星系警備隊司令官
アーサー・リンチ少将の旗艦
グメイヤに補給員として配属された。 788年何も知らぬままリンチ少将の命令に従い、
エル・ファシルから脱出しようとするが、帝国軍に捕らわれてしまう。そこでこの行為が友軍と民間人を見捨てる行為だったと知らされる。
九年間の過酷な捕虜生活を生き抜き、797年捕虜交換で同盟に帰還したものの、故郷では「
エル・ファシルの逃亡者」として容赦ないバッシングを受ける。その結果、友人、家族を含む故郷の全てから拒絶されてしまう。799年帝国軍侵攻により、志願兵としてようやく職を得たものの、
スタウ・タッツィーら古参兵によるリンチに遭い、
ハイネセンへ脱走する。
地球教など宗教団体の庇護で何とか食つなぐものの、その後
ユリアンら旧ヤン一派の自治政府のもとで旧同盟軍人の犯罪者を追及する運動が再開され、エリヤはまたも「エル・ファシルの逃亡者」として爪弾きにされる。気が付いたときには
サイオキシン麻薬に溺れ、あらゆる犯罪に手を染めていた。後に宗教施設に引き取られ、麻薬を克服したときにはボロボロの老人となってしまった。
ヤン・ウェンリーらの活躍を綴った戦記を読むのを楽しみとしてささやかに生活していたが、ある日、極右団体に撲殺された。
2-2 逆行後
3 能力
4 性格
5 座乗艦
- エル・ファシル星域警備艦隊旗艦「グメイヤ」(一等兵:補給員として乗艦)
エル・ファシルの戦い(第2話)
- 脱出船団旗艦・駆逐艦「マーファ」(一等兵:将校当番兵として乗艦)
エル・ファシル脱出(第3話)
- 第一艦隊所属宇宙母艦「フィン・マックール」(少尉:補給長補佐として乗艦)
通常勤務(第8話)
- エル・ファシル方面軍所属・揚陸艦「ワスカラン一八号」(義勇軍大佐:エル・ファシル義勇旅団長として乗艦)
対帝国反攻作戦「自由の夜明け」(第11話)
- イゼルローン遠征軍総旗艦艦「アイアース」(中佐:イゼルローン遠征軍総司令部付・副参謀長付秘書事務取扱として乗艦)
第六次イゼルローン要塞攻略戦(第25話 - 28話)
- 第一一艦隊旗艦「ヴァントーズ」(中佐:第一一艦隊後方部長代理として乗艦)
第三次ティアマト会戦(第32話 - 33話)
- 第八一一独立任務戦隊旗艦「グランド・カナル」(代将:第八一一独立任務戦隊司令として乗艦)
海賊討伐任務<ゲベル・バルカルの戦い等>(第39話 - 42話)
- 第三六機動部隊旗艦「アシャンティ」(准将:第三六機動部隊司令官として乗艦)
帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」(第56話 - 64話)
- フラインスハイム星域軍 前方展開部隊旗艦「ヴァイマール」(少将:フラインスハイム星域軍前方展開部隊司令官として乗艦)
帝国領撤退戦 - 第二次ヴァルハラ会戦(第64話 - 69話)
- 第一辺境総軍旗艦「ゲティスバーグ」(上級大将:第一辺境総軍司令官として乗艦)
通常勤務(第96話 - )
最終更新:2021年03月17日 21:45