ヴィンターシェンケ事件とは「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦のさなか、同盟軍占領下のヴィンターシェンケで発生した組織的な住民虐待事件。同盟軍史上、最大級の汚点となった。

概要

 作中で事件の一部は明らかにされた(109話)がここで紹介することは差し控えたい。「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦開始が宇宙歴798年1月下旬、そして事件発覚が翌年3月ごろであるので、最大限に長く見積もってもわずか一年間の間で住民一千万人を虐待し、数百万人を死に至らしめた。(104話)この時点で、他に類を見ない恐るべき事件であるといえる。
 法務士官ロザリンド・フォン・ヴァルケの努力により、スタウ・タッツィー大佐を中心とする事件の首謀者であるヴィンターシェンケ・グループの悪行が明らかとなり、全宇宙に衝撃を与えた(93話)。なお、当初発覚当初は死者数千人と報道されたが、最終的に数百万人が殺害されたことが判明した。(104話)おそらくは事件のあまりの惨状から帝国領遠征への悪影響を懸念した同盟軍上層部の意向により、事実の隠蔽工作が行われたものと考えられる。このことがヴァルケ提督の後々の行動に影響を与えているものと思われる。
 なお、原因については一切不明。戦局悪化に伴う将兵のストレスが原因との憶測も流れたが、どう見ても同盟軍が圧倒的に有利な時点から虐待を始めているとしか思えない。帝国軍の大規模反撃が始まるのは発覚の後である。

 一方、この事件は銀河帝国の貴族たちを激怒させた。彼らにとっては領民は家畜であり、これを屠殺する権利は所有者たる領主、つまり貴族にのみ帰する。所有者の許可もなく家畜数百万頭を屠殺した無法者は断じて許されない。戦後、彼らの意を受けた帝国からの秘密工作員がが同盟に潜入し、事件関係者の暗殺事件を次々と発生させた。(104)

事件関係者

 この事件の首謀者一一名は「ヴィンターシェンケ・グループ」または「ヴィンターシェンケの汚物」と忌み嫌われた。
現在判明している(104話時点)首謀者たちの名は以下のとおりである。

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最終更新:2019年01月03日 10:31