マルコム・ワイドボーン(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。
1 外見
端整な顔つき、きれいにセットされた亜麻色の髪、口元からのぞく真っ白な歯、一九〇センチ近い身長。スポーツマン的な爽やかさを一身に集めたようなルックス
2 略歴
2-1 前世
宇宙歴794年10月第六次イゼルローン攻防戦に参加した同盟軍第一〇艦隊A分艦隊参謀長。
ラインハルト に敗れ、司令官ラムゼイ・ワーツ少将ともども戦死した。
2-2 逆行後
3 能力
戦略立案や理論研究で業績を挙げた軍令のトップエリート。「一〇年に一人の秀才」「作戦の鬼才」ともてはやされている。宇宙歴787年度卒業者の首席。六代続いた軍人家系の出身者。(26話)全軍で一六人しか居ない二〇代の将官の一人。
独創性はまったくないが、古今東西の戦略戦術を脳内に詰め込んでおり、必要なものを即座に取り出すことができる。彼の速さと正確さをもってすれば、ありきたりな正攻法が鋭い刃となる。
一〇年に一人の天才とされつつも、原作では分艦隊司令官の参謀長をしていたあたり、微妙に軍中枢からは遠ざけられていた。したがって、
アンドリュー・フォークのような「使いやすい」参謀ではなかったと考えられる。(
感想返し)
4 性格
いつも一言多い。他人が気にしてるところを無意識にえぐるタイプ。一言で言うなら鬱陶しい。何の衒いもなく家系を誇り、自慢話も失敗談も包み隠さずに語る。坊ちゃん気質と体育会系気質を掛け算した存在。悪人ではないが暑苦しい。
レスリー・ブラッドジョー中佐によると、上級生や保守派教官からの受けが良かったものの、一言多いところが災いして、同級生や下級生からは好かれなかったそうだ。おかげで生徒総隊長のポストを、
有害図書委員会初代委員長の
ジャン=ロベール・ラップ代将に取られたという。
右翼に対しては非好意的、伝統保守の彼から見れば、リベラルも右翼も規律を乱す存在でしかない。理に傾くタイプなので、好き嫌いより道理を優先する。
アッテンボローは嫌い。
5 座乗艦
- 第一〇艦A分艦隊隊艦艦「シャムシュ」(代将:第一〇艦隊A分艦隊参謀長として乗艦)
第六次イゼルローン要塞攻略戦第25話 - 28話)
- イゼルローン遠征軍総旗艦艦「アイアース」(代将:第一〇艦隊A分艦隊参謀長として乗艦)
第六次イゼルローン要塞攻略戦(第25話 - 28話)
- 第一〇艦隊艦艦「パラミデュース」(代将:対「幽霊艦隊」作戦立案者として乗艦)
第六次イゼルローン要塞攻略戦(第26話)
- 第一辺境総軍旗艦「ゲティスバーグ」(大将:第一辺境総軍参謀長として乗艦)
通常勤務(第96話 - )
最終更新:2023年08月06日 12:48