ぐうたらココロちゃん


■性別
女性

■種族
ナマケモノ

■ステータス
攻撃:20/防御:0/体力:4/精神:4/FS:2

■FS名
一日の活動時間

■能力スタイル
パッシブ

■コスト
3

『泉宮寺 心の通常攻撃』


■能力内容
パッシブ効果:自身の攻撃力+79
パッシブ制約:通常攻撃をすると自身が永続行動不能になる

能力原理

四六時中掴まっている専用の止まり木から手を放す。
ナマケモノ化によって極限まで弱った肉体に鞭打ち、
自らの脚で立ち、姿勢を正し、目を見開く。

そして魔人能力を込めた模造刀を全力で振るう。

ナマケモノの限界を超えたその動きにより、
全身の筋繊維が断裂し、更に発熱する。
それ以上少しでも動くと死んでしまうので、その場から動けなくなる。


キャラクター設定

■ぐうたらココロちゃん■
低い身長と腰ほどまでの長い黒髪が特徴の三年生。
常に専用の止り木にべったりとしがみついている。

外見は多少モフっとしていることを除けばほぼ普通の人間だが、
性質や中身はほとんどナマケモノとなっている。

実際のナマケモノと同様に、顔面の筋肉がゆるく、常に微笑んでいるように見える。
1日に10gの野菜主体の離乳食を食べ、その後20時間ほど眠る。
非常にのったりとした動きで、
全速力でも1時間かけて教室の端から端へ移動するのがやっと。
しかしそれ以上早く動くと発熱して死んでしまうため、 無理をさせてはいけない。
そして体から、洗い立ての洗濯物の匂いがする! (嗅いでみよう!)

言語による意思疎通は可能。
話しかけると小さくノドを鳴らして応えてくれる。
肯定の「ん」、否定の「ん~ん」、汎用性の高い「ん~?」 を器用に使い分ける。

無害で無力な陣営のマスコット的存在で1・2年生に人気。
うるさい世話係の隙を縫って、モフモフされたり匂いを嗅がれたりと可愛がられている。

〇ココロちゃんステータス
攻撃:99/防御:0/体力:1/精神:2/FS:2/移動力: 0/所持DP:0


■泉宮寺 心(せんぐうじ こころ)■
かつて≪風紀の通り魔≫の異名で恐れられた学園屈指の戦闘員。
二つ名の示す通り、出会い頭の不意打ち的先制攻撃が彼女の代名詞だった。

独自の判断基準によって突如振るわれる魔人能力を乗せた刃は、
物質で受けることのできない必殺剣だった。

入学と同時にその刃は連日のように振るわれ、多くの犠牲者を出した。
番長グループの主要メンバーを襲ったかと思えば、翌日には生徒会の役員を斬り捨て、
果ては身内である風紀委員を斬ったことで、委員会から除名される。

入学から1年の間に数多の犯行を繰り返し、
やがて斬るべき相手がいなくなったのか、学年が上がる頃には大人しくなった。

この頃の彼女の狂犬ぶりを知る現在の3年生達は、
ナマケモノになったとはいえ、未だ彼女に対し素直にモフモフしきれずにいる。

〇魔人能力「破魔の泉刀」
「泉から悪神殺しの刀が湧き出た」という実家の刀泉信仰を真に受けた結果、発現した能力。
実体の無い存在を見る瞳と、それを切り裂く無形の刀がワンセット。

本来は悪霊や概念存在といったものを斬るため能力だが、
人間に対して振るえば無形の「心」を斬ることができる。

心を斬られた人間は、精神が崩壊し一時的に廃人となる。
回復までにかかる時間は斬り落とされた心の量に比例する。

泉宮寺 心は無形存在を見る瞳で、許し難い黒さを持った「心」 を見かける度に、
それを切除してきた。

〇戦闘スタイル
神楽舞をベースとした巫女さん剣術を使う。
腰に提げる式典用の模造刀に能力による不可視の刀を重ね、振るう。

能力による刀のリーチは模造刀の数倍あり、物質をすり抜けるため、
模造刀の動きを見て躱そうとしても、心を両断されてしまう。

また、物理的攻撃力が必要な局面においては、模造刀を鞘に入れたまま鈍器として扱う。
竹光なので抜刀するより鞘で殴った方が強いためだ。

魔人能力の加護を受けた瞳によって、
遮蔽物の影響を受けず心を見ることができるので、索敵能力に優れる。
更に心の揺らぎを見ることによって、行動の起こりを捕捉し、
先手で攻撃を仕掛けることも得意。

〇転校生との戦い
この世ならざる存在を鋭敏に察知できるため、誰よりも早く対処に向かい、
人知れず交戦してきた。

2年生の時には学祭襲撃を企てていた転校生を闇討ちし、
3年生の時には今回の騒動の発端である転校生に戦いを挑んだ。

今回の転校生「まさのりおじいさん(北海道)」との戦いの結末は、
今の彼女の姿を見れば容易に察することができるだろう。

彼女には善なる者を斬り捨てることができなかった。
おじいさんの深い嘆きと悲しみ、そして慈愛に満ちた輝く心に精神を乱され、
その隙に無害なケモノへと変えられてしまったのだ。

ナマケモノとしての毎日を過ごす中で、
次に対峙した時は果たして刃を向けることができるだろうかと日々葛藤している。


■専用の止まり木■
〇ステータス
攻撃:0/防御:0/体力:3/精神:4/FS:0/移動力: 2/所持DP:1

〇人物
ココロちゃんが常に掴まっている専用の止り木。
甲斐甲斐しく彼女の世話をし、常に彼女を背負って移動を行う。

チアリーディング部所属。
ハーフ特有の色素の薄い黒髪と、白い肌、
そしてボリューミーな肉体が特徴。

現在2年生の非魔人の女生徒。
名を「簑 アピス(みの-)」といい、かつて転校生の魔の手から、
泉宮寺 心によって救い出された経緯がある。

以来恩返しを申し出、泉宮寺につきまとっていたが、
彼女が健在の時には冷たくあしらわれていた。

ナマケモノ化によって無力化した泉宮寺に言い寄り、
専属の止り木となる許しを得ている。

泉宮寺の「戦いに巻き込みたくない」という主張を乗り越えて、
現在のポストを得ているだけあり、その覚悟は相当なもの。
例え熾烈な戦いの中で死に直面しようとも、
「本当はあの時に死んでいた」という想いがあるため、
最期まで泉宮寺の傍を離れることは無いだろう。

転校生の能力の影響で乳牛となりつつあり、
身体の一部が肥大化するデメリットと引き換えに、一般女生徒でありながら、
女の子一人を背負って自由自在に走り回れるタフさを得ている。
また、能力の影響により本来であれば魔人だけが持つDPが1付与されて いる。

〇台詞
「ちょっとォ! 先輩に変なもの食べさせないで下さい!
食べ過ぎると消化する時の負担で死んじゃうんですよ!?
……あッ! コラ! 誰ですか今フラッシュたいたの!
眩しいのもダメなんですってば! ストレス厳禁!
……ダメーッ! 嗅ーぐーなー!」