高三・ダビットソン


■性別
男性

■学年
3年生

■所持武器
キティちゃんのキラキラサンダル

■ステータス
攻撃力:3/防御力:8/体力:7/精神力:3/FS(唸った腰パンの左足!!草履ソニック):9

特殊能力『謳えッ俺たちの右足!!ソング・オブ・さんだるフォン』


<計算式>
効果:通常攻撃の際その場ではなく、前方2マス目に攻撃を行う事が出来る。その際攻撃力は一律「3」になる
範囲+対象:ルール
時間:1ターン
時間付属:死亡非解除
時間付属:カウント遅延(準備型)/2ターン
制約:左利きのキャラには効かない

※前方に壁がある場合壁を飛び越えて通常攻撃は届かない(壁を貫通しない)

発動率:104% 成功率:100%

能力原理

ダビ男のツレが欲しいという強い思いから、校舎内全ての履物をギラッギラにデコられたサンダルに分子レベルから作り換える。
ヒールを好む女子からは背が縮むと批判もあるがそんな事よりツレが欲しい。
周りの連中も、急に変わった悪趣味なサンダルを捨てるのに躊躇いがない。故に全力で足を振り抜く、スカートの中が見えるかもしれない、うひょー。

キャラクター説明

高三・ダビットソン
周りはいつしか俺をそう呼ぶようになった。
本名なんかに意味は無い。
呼ばれない名なんて無いも同然さ…そんな名を名乗ったところで信頼も誉れもありはしない(本名:三浦 康太)。
ダビットソン、それは俺にとって特別なものでありそして同時に忌むべきものだ。
ガキの頃の俺は、親父のバイク、その後ろに乗せてもらって重低音前回のエンジン音を楽しみながら風を煽るそれが最高の喜びだった。
そんな俺が将来バイクに乗りたいと言い出すことは想像に難くない、両親もわかっていたのだ。お袋はそんな俺にバイクのカタログや雑誌を買い与えてくれた。
母は『好きなことがあるのはいい事よ』と言った。
中でも俺の目を引いたのはある一冊の雑誌だった、他にはない独自の世界観、俺はここにいるぜ!と主張する様なデザイン。
そのすべてが眩しかった、俺の感性と面白いほどマッチするそいつはハーレーと言うらしい。俺はすぐさまこれに乗りたいと親父に言った。
父は『じゃあハーレーが似合うかっこいい男にならなきゃな』と言った。
こうして俺はバイク好きとしての道を走り始めた……

事が起こったのは高一の秋、スーパーでアメリカンドッグのお得用を偶然手にした俺はテンションが上がってついガキの頃に封印した遊びをしてしまった。

《ハーレー・ダビットソンごっこ》だ

誰しも一度はスーパーのカートを乗り回した事がある筈だ。
だが俺は違う、お前らとは違う一歩先の遊びをしていた。
それが《ハーレー・ダビットソンごっこ》
カゴに飲みのもなどを入れ、自身は逆に後ろに身を引くようにしてしゃがむ。
するとハンドルがちょうどいい位置にきていいドライブが出来る。
「ドゥルンドゥルーン」半径2mに小さなエンジン音を鳴らす。
懐かしい感覚に身を震わせること15m、俺は我に返って顔を朱に染める。
たかがアメリカンドッグになに取り乱してるんだと恥ずかしくなる。
急いで会計を済ませると俺はスーパーを後にした。

次の日ガッコに行くとクラスの奴らがニヤニヤして待っていた。俺の顔を見るなりエアーダビットソンごっこをしてゲラゲラ笑っていた。そこからの事はよく覚えていない、気がつくと目の前に朱に染まりあがったあいつがいた。

あれから俺は免許も取って憧れだったハーレーを日夜転がしている。
でも俺には一緒に国道を走るダチも
笑いながら夢を語るマブ公も
奢り奢られ半チャーハンセットを一緒に食うツレもいない
唯一の友はバイクのライトに照らされて、今日も足元で光っているたった二匹のキティちゃんだけだ。
最終更新:2016年11月04日 12:21