澪木祭蔵


■キャラクター名:澪木祭蔵(みおぎ・さいぞう)
■性別:男性

キャラクター設定

かつて海外の傭兵部隊でその姿が目撃され、3年ほど前から日本へ帰国している魔人能力者。
190㎝に迫る身長に、シックで趣味の良いカジュアルスーツに身を包んだ青年。……三十路であるが、一般的に青年と呼ぶに相応しい程度の見目を有している。鍛え込まれた傭兵時代とは打って変わってスリムで中性的な雰囲気を漂わせているが、その身体能力と技術に曇りはない。
オネェ言葉を話し、さり気なく引かれたルージュがトレードマーク。紳士的で礼儀正しいが、その実、陽気でかしましい性格。
基本的に洒落者であるが、飲酒だけは粗雑な安物を好む。また、そのアルコールに対してはめっぽう強い。

生まれつき、『他人がおとぎ話のような、歌い踊る小鳥に動物、超自然の魔法的生物に見える』という異常な認識感覚を有しており、それが魔人能力に直結している。幼少時に触れた海外のカートゥーンによりフィクションとして逆にその認識を抑え込み、一般人と変わらぬ知覚能力を得ることに成功するが、思春期を経て高校卒業後、やや遅い大学生の時分に魔人能力として発現した。
その意識の転換に導かれるように大学を中退し、海外の民間軍事企業に入社。数年を過ごしたのち、日本に戻ってきた。
帰国後は高校時代の親友である魔人警察官の伝手で、警視庁の地域密着特別魔人安全官に採用され、日々の暮らしを営んでいる。まがりなりにも公務員である。

特殊能力『TDL』

ティー・ディー・エル。もしくは「とっても・Dreamのような・Lie(嘘)」。
アルコールを摂取することで発動可能となる能力。
自分の周囲、発動圏内にいる全ての者の肉体を、瞬時に異形の姿に変えてしまう能力。
能力の有効圏は、体調にもよるがおおよそ半径200m前後。有効時間は体内のアルコールが分解されるまで。
変身するのは肉体のみで、記憶や人格、技術や魔人能力などに変化はない。
身体能力もそのままであるが、変身後の肉体はそれに加え、異形の体を形作る『素材』による性質を併せ持つようになる。

獣の体なら魔人をも超えた膂力を得られるかもしれないが、その獣特有の思わぬ弱点も抱え込んでしまうかもしれない。
薄い紙による大きな人形に変身した者ならば、軽い体を活かした敏捷性や風に乗った滑空能力を得る代わりに、刃物や水に著しく弱くなるし、火をつけられれば瞬く間に焼死するかもしれない。
複数のキャンディが重なりあったお菓子の魔人に変身したものならば、体が衝撃で砕け散ってしまう危険があるかもしれないし、熱で溶けた体による不定形の身体操作能力を扱えるようになるかもしれない。
変身中に負った傷病は、変身が解除された後もそのまま引き継ぐ。
能力のオンオフは自在だが、特定の人物のみを狙って切り替えるということは出来ない。一度発動すれば圏内全ての者が変身するし、切れば全員が元に戻る。

変身する形態は個々人によって千差万別だが、その姿はその者の心の在り様、深層心理が反映される形で現れることが多い。魔人ならば、自分の「認識」が能力に直結――世界への認識が己の精神にも関わっているため、その魔人能力からある程度変身後の姿を推し計ることも出来るだろう。

プロローグSS


予選結果




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最終更新:2018年03月02日 02:10