麗 御咲


■キャラクター名:麗 御咲(うらら みさき)
■性別:女性

キャラクター設定

<ABOUT>


母方から英国人の血をひく十六歳の高校一年生。

その血筋のためか幼いころより英語を得意とし、無二の親友のように仲がよく大好きだった母親が外資系の商社で働いていたこともあって、自分も英語を活かした将来を夢見ていた。
高校進学直後に母親が魔人によるテロに巻きこまれ命を落としたことで心に深い傷を負い、同時に魔人化。彼女の人生は暗転する。

療養のためとして休学し、父に支えられながらも退廃的な日々を過ごしていたある日、裏社会で名うての英語の熟達者(アデプト)である“魔術師(ウィザード)”を名乗る男と出会い、彼の使うおそるべき闇の殺戮術“悪しき英語(イーヴィリッシュ)”を学ぶ。

天性の英語力と身体能力によって短期間で劇的な習熟をとげた彼女は、“魔術師(ウィザード)”が招待を受けたグロリアス・オリュンピアへと、特別な条件付きで代わりに参加することとなる。
目的は優勝し、エプシロン王国の超自然的な力によって母親を蘇生させること。


<LOOKS>


身長162cmの細身の体型。
英国人の血を引くためかスラリと手足が長くモデルのように恵まれたプロポーションを持つ。バストサイズは日本人の平均的。
細くしなやかなセミショートの髪は、アッシュブラウンがかった色をベースに毛先を中心に所々ピンクのメッシュがはいっている。
凛とした涼やかな瞳はもっとも英国の血を感じさせるパーツで、その色は鮮やかなエメラルドグリーン。
常人離れした近寄りがたささえ感じさせる美貌の少女。

普段は裏地がピンクの黒のキャップ を無造作にかぶり、黒のノースリーブパーカーを着ている。冬場はファーのないモッズコートを愛用する。
下は同じく黒のホットパンツにピンクのサイハイソックス。
オレンジのコンバーススニーカーをはくのがお気に入りののスタイル。
戦闘時はこのファッションをベースに、手や肘、膝、脛などにグラップル用のサポーターやプロテクターを装着する。
さらに、能力で使用するために桜の枝の半ばほどを横にして口に咥えている。


<PERSONALITY>


母親を亡くしてからは意図的に人を拒絶するような冷たいポーズをとっていることもあり、
近寄りがたい雰囲気は強化されているが本来は感受性がつよく、人の痛みを我がことのように受け止める優しさと、人なつこく、よく笑う陽性を持つ。

勤勉で学業は非常に優秀であり進学した高校は有数の進学校であった。

趣味は音楽鑑賞(ひたすらロック)、フットボール観戦、読書、バイク。

やや鼻にかかったようなハスキーな自分の声を「女の子らしくないのではないか」と少し気にしている。



<TIPS>

◆麗 陽子
御咲の母。英国人の血を引く。外資系商社で働くキャリアウーマンだった。
頭脳明晰でおそろしく仕事ができたが、家事は下の中。テロにより故人。

◆麗 春幸
御咲の父。絵本作家兼主夫。妻とはうって変わって非常におっとりとしたマイペースタイプ。
家事全般をそつなくこなす。

◆“魔術師(ウィザード)
御咲の師。本名不肖。悪意と暴力、裏切りと謀略渦巻く裏社会でおのれの英語を頼りに生き残り、のしあがってきた男。
犯罪組織や企業、場合によっては国家から大金を報酬として暗殺、護衛、決闘などを行なっている。冠絶した“悪しき英語(イーヴィリッシュ)”の使い手であり、過去に多くの強力な魔人や高位英検士たちを屠り去ってきた。
圧倒的な戦闘力を持ちながら、魔人ではない普通の人間である。
その威名は裏社会のみにとどまらず、今大会に優勝候補の一角として招待された。
年齢は三十代前半。身長は186㎝。細身ながら筋肉質で強靭な肉体を持つ。彫りの深い顔立ちで、若くしてほぼ白髪化しかかったグレイの短髪をワックスできれいになでつけた髪型と、うすい眉と唇、冷たい眼光が神経質な印象を与える。
趣味は料理であり、こちらの腕前もアデプト級。

悪しき英語(イーヴィリッシュ)
EVILISH。英検士たちが使ういわゆる正しい英語とは相反する、正規の発音も文法も無視した血生臭い裏社会の悪罵と怒号飛びかう修羅場で編み出されてきた闇の英語。
意思疎通手段としての一面も持っていた正規の英語とは違い、ただただ殺傷力のためだけに研鑽されており、相手への憎悪、殺意を唾棄すべき発声にのせて致命的一撃を叩きこむ。

特殊能力『サクララ』

御咲の周囲の桜の木を呼応させ、超高速で開華と散華をループさせる。
無尽蔵に舞い散る桜の花びらのフィールド内では御咲のあらゆる身体能力が向上するとともにさまざまな恩恵が受けられる。

筋力などの能力増強は本格的な強化系魔人能力の足元にもおよばない。おもに強化されるのは神経系(反射神経や運動神経、集中力、とっさの判断力など)である。
その神経増速ですら上位の強化系魔人能力にはかなわないものの、まれに舞う桜の花びらが淡く桜色に発光する現象が確認されており、その状態になるとあらゆる能力が爆発的にはね上がる。
ただし、この発光状態は御咲の任意で発動させることはできない。

身体能力強化の他には、飛空中の花びらのすべてにセンサー機能があり、花びらのフィールド内に存在するものはもちろん、フィールド外の存在であっても動きがあれば空気の揺れなどを感知して対象の情報を御咲に完璧に知覚させる。
これにより、例え五感を完全に奪われようと問題なく格闘戦がおこなえる。

また、先述の花びらの発光状態に限り、相手の物理攻撃や能力攻撃を阻害するような防御反応をおこすこともある。

花びらのフィールドは御咲を中心として、ある時は優雅に、ある時は激しく、常に旋回しており、御咲の動きを追尾するため通常このフィールドの恩恵が途切れることはないが、外的力で彼女がフィールド外に吹き飛ばされた場合、追尾が追いつかず一時的に恩恵が失われることはありうる。
またこの時、御咲がフィールドから能力圏以上引きはなされた場合、花びらはフィールドとしての力を失う。
一度完全に失力した花びらは御咲の能力圏内に入ってもフィールドとしては再起せず、近くの桜の木か愛用の桜の枝からフィールドを構成する花びらを再度供給する必要がある。なんらかの攻撃で花びらの大半が失われた場合も同様である。

以上のとおり多岐にわたる能力を持つが、いかなる場合であっても御咲の能力を向上させるか防御する能力であり、間接的に攻撃力を高めることはあっても直接的な攻撃能力は持たない。

言うまでもなく、この能力は御咲の能力圏内(大体半径三十mほど)に桜の木が存在していなくては発動できないため、戦闘には思い入れのある桜の木の枝を一本、枝の半ばほどを横に口でくわえておもむく。この印象的な姿が彼女のトレードマークといえる。戦闘開始時には能力を発動させてから口から外してポケットなり髪なりに挿す(英語の発音にかかわるため)。

プロローグSS


予選結果




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最終更新:2018年03月02日 02:13