モブおじさん
■キャラクター名：モブおじさん（もぶおじさん）
■性別：中年男性
キャラクター設定
"モブおじさん"は30～40代とみられるヒト型の男性体です。身長168cm体重108kgで、成人男性としては肥満体に分類されます。接触者、並びに末端調査員によると、その容姿はアジア人とみられ、現代日本人の基準からいえば強く嫌悪感を抱く外見をしていると称されます。
"モブおじさん"と半径10m以上離れた場合、接触者は彼を認識することができなくなります。その性質ゆえ、能動的に彼に接触することは困難です。
また被験者が彼から離れた際、彼を個体識別するための情報はその記憶から一時的に失われてしまいます。記憶の喪失は瞬間的に、且つ無意識に行われる為、接触者が記憶の欠落を感じることはほとんどありません。再び10m以内に近付いたとき、その記憶は瞬時に復元し、認識することが可能となります。
範囲内においてもその容姿、または声などの個体識別情報を動画などに記録することは可能ですが、同じく10m以上離れた場合はその記憶は一時的に消失してしまいます。
"モブおじさん"はしばしば近付いた者に対して、性的接触を試みます。
"モブおじさん"の性的嗜好対象範囲は広く、被害者の性別、外見、年齢に規則性はありません。このことから、18歳未満の児童が彼の存在するエリアに近付くことは固く禁止されています。また調査員が近付く際は三人以上で対峙し、死角が発生しないよう相互に監視して下さい。
"モブおじさん"から性的暴行を受けた被害者が、妊娠した事例は確認されていません。調査の結果、彼は無精子症であることが確認されています。また彼と性的接触を持った者で、性感染症に感染した事例はありません。過去に淋菌感染者が性的暴行を受けた際も、"モブおじさん"が性感染症を発症した兆候は見られませんでした。このことから性病全般に対してある種の抗体を保持している可能性が高く、追加調査が進められています。
性的暴行を受けた被害者の状況から、彼の性的嗜好として暴力、もしくはそれに準ずる生命に危険の及ぶ性行為は確認されていません。
また一般の性的暴行事件と比べると、性的暴行を受けた被害者の自傷・自殺行為は著しく少なくなっています。それは通常の比率からは考えにくく、自傷癖のあった被害者に関しては改善された事例も報告されています。このことから、"モブおじさん"との性的接触についてある種の精神セラピー効果があるのではないかという仮説が末端調査員より立案されましたが、被害者は一様にそれを否定しています。
被害者の性的暴行を受けた印象として、「酷い辱めを受けた」「異常な性的快楽を与えられた」という認識が共通しています。しかし同時に「軽い事故にあっただけ」という一般的な価値観とは異なる認識も発生しており、それは被害者が男性恐怖症、もしくはホモフォビアであっても変わりありません。被害者は性的暴行について事件後に深く気にすることはなく、精神的外傷も確認されていません。このことから"モブおじさん"が性的接触を行う際、ある種のマインドコントロールのような効果が発生していると考えられます。
現在までに"モブおじさん"による性的暴行の被害は少なくとも2366件報告されていますが、うち被害者が告訴した件数は0件です。
危険レベル：Euclid（けっこうヤバイ）
特殊能力『MOBの『世界』』
自身の中心を基点とし、半径1m～10mの大きさで視認不可能な球体状の結界を構築する能力。
一つだけ「通さない物」を指定することができ、結界は選択的に指定された物の出入りを阻む。
「通さない物」の範囲は物質に限らないが、生物に対する制約として「能力の発動の結果、悪影響を与える」ことはできない。それにより肉体・精神的な損傷を伴う能力作用、または生命維持・稼働に必要な要素に対しては結界の機能が適用されない。
「悪影響」の適用範囲については能力使用者の認識の範囲によるが、肉体の一部や装着物、意識を奪ったりする結果が予測される場合などは明確に効果が発揮されない。
プロローグSS
予選結果
最終更新：2018年03月02日 01:50
