■キャラクター名:〈私〉
■読み方:わたし
■性別:男
現実に起こり得ることが現実に起こる能力。
事実は小説よりも奇なりと言うが、
ならば小説は事実より現実的だ。
例えフィクションでも、筋が通れば、起こりえないことはない。
〈私〉の中で可能性が証明出来れば、それは現実におこる。
逆に言えば、それが起こりえなければ、小説ではなく、ましてや現実ですらない。
一人称は〈私〉。誰でもない〈私〉。
現実世界に生きる〈私〉である。
〈私〉が誰であるかは、受け手の捉え方次第だ。
とはいえ、客観性にばかり委ねるのも良くない。現実的な話をしておくと、〈私〉は成人である。
趣味で小説を書いている。評判はあまり芳しくない。
生来、人の吐いた嘘を信じやすい性格で、よく情報に踊らされる。
ことば数は少ないが、慣れ親しんだ人には遠慮せずに口を開く。
人見知りで交友関係が狭い。
ある日〈私〉は、ちょっとしたことからDSSバトルに興味を持ち、友人に相談へゆくことになる。
このように〈私〉は一個人だが、解釈によって別人のように思われる可能性もある。
何せ、世の中は起こり得ることだけが起こるのだから。
最終更新:2017年10月11日 21:13