伊坂谷 御内儀


【 キャラクター名 】:伊坂谷 御内儀(イサカヤ オカミ)
【 性別 】:女


特殊能力 『酒呑憑依』

酒を飲めば飲むほど強くなる酒乱の秘術。体内から酒気が抜けても効果は続くが、一度吐くと効力は0に戻るので気を付けなければならない。


キャラクター設定

昭和から続く居酒屋「鶴ヶ島」の次期店主。金髪ロングで長身の筋肉少女。屋久杉を小突いただけで倒すレベルには強い。

居酒屋で生まれ育ったせいか、人の心を掴む話術と一流料理人と肩を並べる料理技術を習得している。周囲からは頼れる姐さんの様な性格から「姐さん」や「御内儀の姐御」と呼ばれている。

普段は実家の居酒屋の手伝いをしているが、店が休みの日は学園内で悩み相談室を開いている。

他人の事に関しては器用だが自分の事に関しては不器用で、自分の悩みが解決出来ないストレスてヤケ酒を続けた結果、呑んべぇになった。

人気コンテストは後輩の推薦での参加だが結構ノリノリなのは内緒。


プロローグ

「姐さん……姐さんは悩みとかって無いの?」
月曜日の放課後、いつもの様に学園の一室を借りて御内儀の相談室が開かれていた。
「私の悩み……?」
「悩み相談される側でも悩みの一つや二つあるかと思って。」
相談者は心配そうに、また興味あり気に聞いた。
「悩みねぇ……。あるっちゃあるけど。」
「何ですか?」
「やっぱり恋愛関係だよね。」
「恋愛……ですか?姐さんなら相手ぐらいスグに見つかりそうですけど。」
「それがねぇ……思ったように行かないのが世の中なんだよねぇ。」
机に足を乗せながら天井を見つめて御内儀は答えた。
「というと?」
「私のタイプがね?『私よりも強いヤツ』なんだよ。でも、そういう奴は悩みなんて抱えちゃいない。つまり私との接点が薄いんだよ。」
「姐さん……恋は受けよりも攻めですよ。」
「そうなんだけどさぁ……何かこう…………じゃないか。」
言いづらそうに御内儀は答えた。
「え?何ですか?」
「だから、恥ずかしいだろ?そういう面、私は結構デリケートなんだよ。」
「意外ですね、姐さんが照れ性なんて。」
「私も女だよ。そういう面があっても良いだろ?」
「……そうですよね。」
「……おっと、気付いたらコッチが相談者になってたね。」
「いいんですよ。たまには姐さんも悩み相談した方が良いですよ。」
「……そうだね。考えとくよ。」
「じゃあ、失礼しました。」
相談者が部屋から出ていくと御内儀は体制を直した。
「悩み相談……ねぇ。私はするよりされる方がしょうに合ってるよ。……次の方~。」
最終更新:2017年01月08日 13:42