<篠原 楓>

■キャラクター名:篠原 楓(しのはら かえで)
■性別:女性

キャラクター設定

 ヒーローに憧れ、ヒーローを目指す女子高生。
 どこまでも真っ直ぐで、そして、どこまでもお人好し──そんな絵に描いたような主人公(ヒーロー)
 やや茶色混じりの黒髪を後ろで一つに纏めたポニーテールと越谷東高校のブレザーが特徴。
 友人たちからは『越谷のヒーロー』と呼ばれてるとかなんとか。

 7年前に起こった大災害で両親を亡くす。自身も瀕死の重傷を負っていたが、たまたま近くにいた『世界一のヒーロー』の手によって助け出され生存する。
 災害後は彼とともに過ごす。戦闘における基礎的な体の動きや正義(ヒーロー)としての在り方はこの時学んだ(同時に能力もこの頃に覚醒した)。
 彼を『師匠』と呼びよく懐いていた。その姿は父と子か、あるいは年の離れた兄妹のようであったと周りの人間は言う。
 けれど。
 その彼も、3年前に亡くなった。

 『魔人闘宴劇』に出場するのは『自分の存在を世に知らしめる』ため。
 いまだ無くなることのない人間・魔人による多くの犯罪。あるいは大災害といった脅威。
 でも。ヒーローとして名を馳せることになれば、それらの抑止や希望になることができる。
 ──あるいはそれは。かつて『師』と仰いだ男の在り方のように。


 ……それが、表向きの理由。
 でも本当は、たった一つの、取るに足らないちっぽけな願いのために彼女は闘う。
 『成長した私を師匠に見てほしい』なんて、
 そんなささやかな願いのために。  

特殊能力『ヒーロー10ヵ条』

 楓が定義するヒーローとしての在り方、その条文。
 条文一つを宣言する度に3分間だけ身体能力を大幅に上昇させることが可能。
 最大3つまで重ね掛けでき、その場合並の格闘系魔人を優に上回る戦闘力を誇る。また追加した分だけ制限時間が一分伸びる。
 一度の戦闘中に十の条文すべてを宣言したときのみ『理想の私(フルパワー)』を3分間だけ行使可能。
 ただし、使用後は丸一日能力使用不可・身体能力の低下が発生する。

プロローグSS




最終更新:2018年06月30日 22:20