<アブ・ラーデル18世>

■キャラクター名:アブ・ラーデル18世(あぶ・らーでる じゅうはっせい)
■性別:女性

キャラクター設定

ユデン王国、アブ・ラーデル王朝第18代目の石油王。
幼名シエル・デ・ル=ユデン。
わずか14歳の少女にして、強大な石油国家を統治する絶対君主であった。

しかし突如として勃発したエネルギー革命により、彼女は王位を追われることとなる。
日本へと亡命した彼女が抱く野望はただ一つ。
再び王国へと舞い戻り、王権をその手に奪還することである。

《ユデン王国》
新潟県沖に浮かぶグレートユデン島を領土とする独立国家。
小さな国土に反して非常に豊かな財力を有することで知られる。
江戸時代に“発見”されたのち、鎖国状態の日本と交易が行われるようになった。
現在は貿易額の95%を亜門グループ傘下の企業が取り仕切っている。

特殊能力『アグア・イグニス』

石油王アブ・ラーデル18世の内に流れる高貴なる漆黒の血。
その名は『火の水』を意味する。

血液の色は人間のものとは思えないほど黒く、また液体でありながら神秘的な炎を灯す。
王家の一族だけに発現する特殊体質であり、王国に繁栄をもたらした一因といわれる。
始祖より代々受け継ぐこの『黒き血脈』こそが、彼女を正当なユデン王国王位継承者たらしめるものである。

要するに、体から石油がどんどん出てくる。

《原油採掘剣ドヴァット・デマクール》
王家の秘宝にして、ユデン王国の王権を象徴する聖剣。
伝説によれば、諸国放浪中の初代アブ・ラーデル1世が油泉の乙女なる神的存在より授かったものであるという。
王の血を継ぐ者と適合し、その刀身に血液を吸い上げ精製する機構を持つ。
原油採掘剣を手にすることはすなわち富と覇権を得ることと同義であり、世界の支配者となることを意味する。

プロローグSS




最終更新:2018年06月30日 22:38