<茶柱 立>

■キャラクター名:茶柱 立(ちゃばしら りつ)
■性別:女

キャラクター設定

京都にある老舗茶屋の元跡取り娘。祖父母に小さいころからお茶の知識を教え込まれ、その影響でお茶をこよなく愛する女性。当然、大好きな飲み物はお茶で、常に水筒に入れて持ち運んでいる。
昔こそ自分の名前や茶屋に誇りを持っていた。
しかし、それも一昔前。元々は大衆向けの茶の販売を中心に行ってきたのだが、病に伏せてしまった父親の代わりに叔父が経営者になったことにより、高価な一流茶葉のみを扱うようになってしまい、立の好きだった茶屋の風景が無くなってしまった。日本が魔人大国として有名になり、観光客の減少を危惧した政府が、古来伝えられる日本文化の保護、広報に力を入れたために、お茶の価値が見直されたためである。
最初こそ抗議をしていた立も、叔父の味方に回った総会の力によって、立が魔人であることを理由に、完全に会社の経営から外されてしまい、発言権などが何もなくなってしまった。
このままお茶がお金儲けの道具になるなら家が廃れた方がいいと考えているが、立の実家は日本各地の高級旅館など、様々な場所と取引があり、その茶を必要とする人々が困るのも本位でない。
家を潰しつつ、周りの人々が困らないようにし、尚且つ昔から様々な人々に愛され続けた本来の茶屋というものを取り戻す手助けをしてもらうために今回の大会に参加した。

特殊能力『ラッキーライズ』

自分の入れたお茶から茶柱を立たせる能力。
お婆ちゃんから「茶柱は幸運の印」と教えられ、お茶を飲む皆のお茶から茶柱が立てば、全員が幸せになれる。自分の入れたお茶で皆が幸せになってほしいと願っていたら結果発現した。最初は能力の発現に戸惑っていたが、祖母のとある言葉で自分の能力に誇りを持つようになる。
立が望む長さ、太さの茶柱が形成される。お茶に立つような、普通の茶柱から、自分の身長くらいの長さのものまで、サイズや硬さは思いのまま。もちろん、最大値は立たせる元のお茶の量によって変化する。
お魚型の醤油さしにお茶を入れて持ち運び、いざという時の武器としている。
元とは言えお嬢様なので、様々な習い事をしていた。その中には護身術などもあった影響か、魔人として目覚めた今も身体能力が高い。

プロローグSS




最終更新:2018年06月30日 22:44