<裸繰埜家魅首 連鎖>

■キャラクター名:裸繰埜家魅首 連鎖(らくりのやみさき れんさ)
■性別:女性

キャラクター設定

 異能殺戮者集団・裸繰埜一族の一人。上流階級の間で半ば怪談化した『家系樹を絞め殺す鬼』の異称のみが独り歩きする、静かなるジェノサイダー。
 万能の天才と称されるほど多方面に才能を発揮し、大いに目立ち名家に見出されたところでその家を滅ぼして去るということを繰り返している。

 その体は病魔に侵されており長くはない。極めて稀な遺伝子疾患のキャリアであり、二十歳を越えて生きることは不可能に近いと自己診断している。
 常に憂鬱そうな表情を浮かべ、何事に対しても興味薄げであるが、実際は近親間で情愛を育むことに全精力を傾けている。一見すると儚げでほっそりとした印象で、言葉遣いこそ上品だが移り気で多情で酷薄、貞操観念も薄い。

 一方で「殺人」自体は相手に対する誠意の表れと見ており、未来に進むためには終わらせなければいけないという哲学に則って日々を営んでいる。
 よって、裸繰埜が現生人類を滅ぼすことは世界に対する責務と考えている。政財界の要人が注視する「魔人闘宴劇」は彼女にとってその近道となる絶好の狩場であった。

 その時と場合によって、容姿は異なるが総じて十代ほどの若く美しい女性として目撃される。ただし(あおぐろ)で長く伸びる髪と、首元に落ちる三つ連なった黒子(ほくろ)だけは確実に外見上に(あらわ)れる。
 ロザリオやミサンガなど、鎖や紐状の物品を好んで身に着けていることが多い。好きな食べ物は杏仁豆腐。

特殊能力『首染めリンネ』

 くびしめりんね。

 指定した人物との間に二親等以内(※)の血縁関係を結ぶ。
 同時に、同族からは極めて魅力的な女性であると認識される。発動条件は視線を合わせること。

 誼を結んだ人物の家系から優れた形質や才能を受け継ぐとともに、父祖と子孫に渡って末永く自身の影響を与える。なお、彼女の持つ遺伝子は総じて「顕性/優性」である。

※一親等:本人及び配偶者の両親と子供
 二親等:祖父母、兄弟姉妹、孫

プロローグSS




最終更新:2018年06月30日 22:53