私立エセリアナ学園幼稚園


学校名

学校名:私立エセリアナ学園幼稚園
学校の読み:しりつえせりあながくえんようちえん

初期兵士施設レベル

番長小屋:7 保健室:7 畑:1

初期学校属性

モヒカン雑魚

特殊能力『おんなごころとあきのそら』 発動率76%

特殊能力効果:

自身の学校属性を任意に変更する。
2ターン連続で使用することはできない。

特殊能力原理:

女の子の心はかわりやすいの。
あきのそらだって、あかトンボがとんでたとおもったら、もうくろいカラスがとんでるでしょう?
きのうすきだったもののはなし? もうそれ、すきじゃないから。
でも、そんなにすぐにコロコロかわると思われるのもし心がいだわ。
わたしたち、そんなにやすっぽい女じゃなくってよ?
ごめんあそばせっ!

学校設定

エセリアナ学園グループの幼稚園。女子校。
清楚な紺セーラー服に帽子が指定されている。
挨拶は当然「ごきげんよう」で、お昼寝の時間以外はパワーリストを装備して勉学に励む程の英才教育ぶり。
エセリアナ学園は将来的に日本を支配する女性を育て上げることに血道を上げているが、
中でも幼稚園部は名だたる業界の子女が集うエセリアナの登竜門とも言うべき位置づけであり、
大学まである系列の中でも、まだ社会に適合するべくカドを丸められる前の原石が集結した実質的に最凶の女傑集団である。
本人たちはアニメやおままごとが好きな普通の幼女たちでしかないが、秘められたその真価は有事の際にこそ発揮されることだろう。
【兵士】
モヒカン雑魚(ぷりきゅあ):日曜朝早くから女の子が殴る蹴るの暴行を加えるアニメを熱心に見ている層。ぼくのことも蹴ってほしい。
ビッチ(おませさん):お化粧ごっこは当然、お昼寝のときに仲良い友だちと一緒の布団で寝てしまう程のオトナ。いいぞもっとやれ。
ゾンビ(ふじょし):おそらく年頃のお姉ちゃんがいる子たち。齢五つか六つにして将来有望すぎる。腐ってやがる……早すぎたんだ……

キャラクター設定

キャラクター名 :さつきちゃん
キャラクターの読み :さつきちゃん
性別 :幼女
キャラクター設定 :
エセリアナ幼稚園のカースト最上位に君臨する支配者幼女。
パパは財閥総帥、ママは元女子アナ。
おやつのプリンを親衛隊に献上させ、お遊戯会では常にお姫様の役。
彼女が今ハマっているアニメは園の全員が視聴を義務付けられ、それは先生であっても免れ得ない。
それらを当然のことと享受する、ゆくゆくは世界の覇権を握るであろう現在地球上で最強の幼女の一人である。
エセリアナ女子大・女子高・女子中・女子小学校を支配していた四人の姉は既に全員敗衄しているが、さつきちゃんからすれば、
「当ぜんね。おねえさま方はつめが甘いのよ。つめが。おかしばかり食べてるから」
と、ナイフとフォークでオレオをオとレとオに分解して食べながらせせら笑う、狡猾にして残虐なる圧倒的カリスマ幼女なのだ。


学園のあゆみ (本戦結果)

+ 1ターン目

1ターン目

■行動提出SS
「「――ずいぶん、やばんながっこうが多いものね」
 希望崎の雌雄が決する、最後の8か月が始まりました。
 最終決戦に生き残った30校のデータを見ながら、さつきちゃんは憂いの溜息を吐きます。
「わたしたちエセリアナのはなは、エレガントにまいりましょう」
「で、ですが、さつきちゃん様っ」
 さつきちゃんの隣で、ぷりきゅあの団扇を仰いでいたあやかちゃんが恐れ多くも具申します。
「このやばんな学校は、おウマさんに乗ってたたかうってあります。わたしたちじゃ、とても勝てませんよっ」
「ふふ。あやかちゃんったら、ほんとうにぐどんね」
「はわわっ」
 さつきちゃんがあやかちゃんの顎をすっと撫ぜると、あやかちゃんはたちまちちからが抜けてしまいます。
「いい? 『おばか』ってことばにはね、おウマさんとシカさんがいるのよ」
「そ、そうなんですねっ。さすがさつきちゃん様、はくしきでいらっしゃる」
「ええ。つまり……おウマさんに乗ってるあいてには、このおやつよ」
 さつきちゃんが自信満々に取り出したのは、なんと鹿せんべい。
「まっまさか。おウマさんにシカのおせんべいをあげて……おばかにしちゃうんですねっ!」
「ふふ。かの天才ぐんし、しょかつこうめいも、わたしにはしっとしちゃうかしら?」
 ああ、これぞ恐るべき才能を秘めた、エセリアナの女帝。
 さつきちゃんが指揮する『おばかさんさくせん』が、遂に始動するのです――。

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート!

1)[番長小屋]を強化した!
[番長小屋]の施設LVが[7]→[8]に上がった!

2)[保健室]を強化した!
[保健室]の施設LVが[7]→[8]に上がった!

LIFEが[5]→[3]に減った!

■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

私立エセリアナ学園幼稚園は[北の方にある県立略奪大好き高等学校]に遠征した!

私立エセリアナ学園幼稚園 VS 北の方にある県立略奪大好き高等学校!

私立エセリアナ学園幼稚園の遠征勢力はビッチ[800]人
北の方にある県立略奪大好き高等学校の防衛戦力はモヒカン[0]人

相性差により、攻撃力[1600]VS防御力[0]
ダイス目[2],[6]により攻撃力[1800]VS防御力[600]

私立エセリアナ学園幼稚園の勝利!
私立エセリアナ学園幼稚園は1DP獲得した ([0]→[1])


私立エセリアナ学園幼稚園は村立ンボバババババ学園に遠征を受けた!

村立ンボバババババ学園 VS 私立エセリアナ学園幼稚園 !

村立ンボバババババ学園の遠征勢力はビッチ[800]人
私立エセリアナ学園幼稚園の防衛勢力はモヒカン雑魚[800]人

相性差により、攻撃力[1600]VS防御力[800]
ダイス目[2],[4]により、攻撃力[1800]VS防御力[1200]
特殊能力補正により、攻撃力[2000]VS防御力[1200]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
[畑]の施設LVが[1]→[0]に下がった!
[保健室]の施設LVが[8]→[7]に下がった!
+ 2ターン目

2ターン目

■行動提出SS
「これは……なんというさんじょう……っ」
 遠征から帰って来たさつきちゃんが、ぷりきゅあハンカチを噛んで悔しがります。
 目の前には、幼女たちが死屍累々と広がる破壊の跡が広がっています。
「さ、さつきちゃん様……」
「まりこちゃん……なにがあったのか、お話しなさい」
「は、はい」
 まりこちゃんも、今にも意識を手放す寸前でしたが、気力を絞って口を開きます。
「げ、げんし人のような、やばんな方たちが……こちらにせめてきました……」
「げんし人、ですって?」
 さつきちゃんが美貌を崩し眉根を寄せます。
「あっちのやばん人をたたけば、こっちのやばん人がくる……これだからばんぞくはっ」
 小さなお手てをぎゅっと握り締め、さつきちゃんが怒りに震えます。
「それで……まりこちゃん。つらいでしょうが、これだけはおしえて」
「は、はい。なんでしょう……?」
 さつきちゃんはまりこちゃんの肩をグッと抱き寄せ、顔を至近に寄せます。
 唾をごくんと呑みドキドキとしながらも、まりこちゃんは懸命に意識を保ちます。
「だいじなしつもんよ……そのげんし人たちは、ネアンデルタール人だった? それともローデシア人だった?」
 かくしんをつくしつもんに、まりこちゃんはハッと息を呑みます。
 そして、ぽろぽろと大粒の涙を零しながら、答えます。
「す、すみません……分かりません……! おやくにたてず、もうしわけありません……!」
「……そう」
 さつきちゃんの瞳に失望の影が差したのは、しかし一瞬のこと。
 すぐさま、出来の悪い妹に向けるかのような慈愛の表情を浮かべます。
「ありがとう。よくがんばってくれたわ。もう、みんなのもとへいきなさい」
「は、はい……しばし、おいとまを……かくっ」
 まりこちゃんの手が力を失い、地に落ちます。
 さつきちゃんはまりこちゃんの身体を抱きかかえ、お昼寝部屋に運びます。
 お部屋には、遠征から帰って来た子たちが手分けして運んだ、お留守番の子たちがみんな寝かされています。
「……あやかちゃん。これでぜんいんね?」
「はい、さつきちゃん様。みんな、ぐっすりおひるねしています」
 村立ンボバババババ学園のお友だちとのお遊戯で疲れてしまった幼女たちは、みんなすやすやと可愛い寝息を立てています。
 きっと、みんな同じ楽しい夢の世界にいることでしょう。
「ですが、あそびにむ中になっていたせいで、いくつかのおゆうぐがこわれてしまっています。目がさめたら、かえりのかいでちゅういすべきでしょうか?」
 凡百の戦術家であれば、ここであやかちゃんの進言通り、兵の鎮静化を図ったでしょう。
 しかし、稀代の幼女であるさつきちゃんは違いました。
「いいえ。ここはてんしんの一手よ、あやかちゃん」
「……と、もうされますと?」
「そうね……『わんぱくさくせん』となづけましょうか。ふふ、これが大人の戦い方よ」
 さつきちゃんの思惑は、敵勢力に齎された蛮族性をそのまま自軍に取り込むこと。
 こうして編成された、殴る蹴るがさらに得意になった幼女部隊を率いて、さつきちゃんは今月もまた覇道を突き進むのです――

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート!

1)[番長小屋]を強化した!
[番長小屋]の施設レベルが[8]→[9]に上がった!

2)[職員室]を強化した!
[職員室]の施設レベルが[1]→[2]に上がった!

3)防衛属性が変更した!
防衛属性が[モヒカン雑魚]→[ビッチ]に変更された!

■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

私立エセリアナ学園幼稚園は[IKW]に遠征した!

私立エセリアナ学園幼稚園 VS IKW!

私立エセリアナ学園幼稚園の遠征勢力はモヒカン雑魚[900]人
IKWの防衛戦力はゾンビ[100]人

相性差により、攻撃力[1800]VS防御力[100]
ダイス目[3],[9]により攻撃力[2100]VS防御力[1000]

私立エセリアナ学園幼稚園の勝利!
私立エセリアナ学園幼稚園は1DP獲得した ([1]→[2])


私立エセリアナ学園幼稚園はバナナカバ学園に遠征を受けた!

バナナカバ学園 VS 私立エセリアナ学園幼稚園!

バナナカバ学園の遠征勢力はビッチ[300]人
私立エセリアナ学園幼稚園の防衛戦力はビッチ[700]人

ダイス目[1],[9]により攻撃力[400]VS防御力[1600]

私立エセリアナ学園幼稚園は勝利した!
施設は無事だった!
+ 3ターン目

3ターン目

私立エセリアナ学園幼稚園の行動

■行動提出SS
「さつきちゃんさま! そんなっ、あなたさまが出られるほどのじたいではありませんわ!」
 エセリアナ幼稚園きってのお嬢様、れいかちゃんが畏れ多くもさつきちゃんに意見します。
 さつきちゃんはエセリアナの女帝。彼女に逆らうなど、側近であるあやかちゃんであっても容易には出来ぬこと。
 それでも己を奮い立たせてさつきちゃんに意見を言える。れいかちゃんもまた、時代が違えばエセリアナを治めていただろう女傑に違いないのです。
「れいかちゃん」
 中腰でなにかをしていたさつきちゃんが立ち上がります。
 最近は日差しが強いので、ぷりきゅあの日傘を側近たるあやかちゃんに持たせ、麦わら帽子まで被って屋外作業に適した可憐なスタイル。
 また、その口元はぷりきゅあマスクで覆われていました。
「どうして、わたしが出るまでもないのかしら?」
「それはっ……! そんなさじ、下々のものにまかせていればよいのですわ!」
 れいかちゃんが視線を向ける先には、確かにこの幼稚園で立場の低い、アイカツのデータカードダスを所持していたことが判明し労働刑に課せられている重犯罪幼女たちなどがあくせくと働いています。
「わたくしは、せっかくのおやすみを、さつきちゃんさまにはいつもどおりゆうがに、ごごのおあそびにきょうじていてほしいのです!」
「それだけ?」
「……えっ」
「ほかに、わたしにはむかうりゆうはないのかしら?」
「っ……!」
 さつきちゃんの追及に、れいかちゃんが、ぎゅっとお洋服の裾を握り締めます。
 そして、絞り出すように、心の引き出しの一番奥に閉まった想いを告げます。
「わっ……わたくしの、いちばんすきなさつきちゃんさまの、こんなぶざまなしたばたらきをしているすがた、わたくしは見たくないのですわっ……!」
 大胆な告白でした。
 傍で聞いているだけのあやかちゃんですら、はわわと赤面してしまう急展開。
 けれど、当事者であるさつきちゃんはいつもの涼し気な笑みを湛えたまま、れいかちゃんのよくセットされた金髪縦ロールに触れます。
「ありがとう、れいかちゃん。あなたの気もち、とってもうれしいわ」
「はわわですわっ」
「……そうね、れいかちゃん。『とうだいもとくらし』ってことばをしっているかしら?」
 聞いたこともない言葉でした。
 れいかちゃんは、さつきちゃんに触れられて真っ赤になったまま、ぷるぷると首を横に振ります。
「とうだいはね。上のほうがピカピカときれいに光って、おさかなさんやとりさんにごあいさつができるの。けれど、たかいたてものだから、下のほうはあまりにんきがないの」
 胸に手を当てて朗々と語るさつきちゃんのお話に聞き惚れるれいかちゃんとあやかちゃん。
「たしかに、上のほうにいるのはたのしいわ。おさかなさんやとりさんとお友だちになれるもの。でも、上ばかりにいては、下のほうにいる虫さんやお花さんとは、お友だちになれないの」
「……!」
 いつしか、三人のまわりには、よそで遊んでいた子たちや刑務に勤しんでいた重犯罪幼女たちが、さつきちゃんのお話を聞くために人だかりを作っていました。
「いいこと? すぐれたくんしゅは、もつものとだけあそんでいてはだめなの。もたざるこたちともあそばなければ、みんなにすきになってもらえるリーダーにはなれないの」
 そういって、さつきちゃんはれいかちゃんの手にそっと触れます。
「れいかちゃんのこうい、ほんとうにうれしいのよ? でも、わたしはれいかちゃんだけじゃなく、みんなにすきになってもらいたいの」
「……よくばりさん、ですわね」
「ええ。『えいゆういろをこのむ』ともいうわ。12しょくのクレヨンより、24しょくのクーピーがほしいの、わたし」
「……しかたありませんわね」
 れいかちゃんはふっと笑います。
 そして、自分もポケットからぷりきゅあのマスクを取り出して、お顔につけます。
「――よろしければ、ほかのみなさんも、さつきちゃんさまとわたくしをてつだってはくれませんこと?」
 れいかちゃんが呼びかければ、さつきちゃんのお話に感動して滂沱の涙を流していた園児たちが、次々とぷりきゅあマスクを装着するではありませんか。
「さあ、はじめるわ。このあいだあそびにやってきた、バナナカバがくえんのおともだちがのこしていった……うんちのおおそうじよ!」
「「「 はいっ! 」」」
 こうして、さつきちゃんはれいかちゃん一人を説得したことで、他の園児ぜんいんを仲間にすることに成功したのです。
 一石二鳥ならぬ、一幼女無限幼女。
 四字熟語におさまらぬ器を見せつけたさつきちゃんの覇道は、まだまだ続きます。

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート!

1)休んだ!
LIFEが[0]→[5]に回復した!


■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

私立エセリアナ学園幼稚園は[私立七重飼殺学院]に遠征した!

私立エセリアナ学園幼稚園 VS 私立七重飼殺学院!

私立エセリアナ学園幼稚園の遠征勢力はモヒカン雑魚[900]人
私立七重飼殺学院の防衛戦力はゾンビ[200]人

相性差により、攻撃力[1800]VS防御力[200]
ダイス[8],[2]により攻撃力[2600]VS防御力[400]

私立エセリアナ学園幼稚園は勝利した!
私立エセリアナ学園幼稚園は1DP獲得した ([2]→[3])


私立エセリアナ学園幼稚園は[IKW]に遠征を受けた!

IKW VS 私立エセリアナ学園幼稚園!

IKWの遠征勢力はゾンビ[1400]人
私立エセリアナ学園幼稚園の防衛戦力はビッチ[700]人

相性差により、攻撃力[2800]VS防御力[700]
ダイス目[10],[8]により攻撃力[3800]VS防御力[1500]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
[番長小屋]の施設レベルが[9]→[8]に下がった!
[保健室]の施設レベルが[7]→[6]に下がった!
+ 4ターン目

4ターン目

■行動提出SS
「こほゅ、こほゅ」
 可愛らしいお咳の音が、閉め切られた幼稚園の保健室に響きます。
 真っ白なお布団がしかれたベッドに横たわるのは、誰あろう、この幼稚園の覇者・さつきちゃんです。
「さつきちゃん様。お熱はどうですか?」
 傍らで話しかけるのは、幼稚園の保険の先生、あけみ先生です。
 あけみ先生であっても、さつきちゃんには様付け+敬語。これは自然の摂理です。
「そう、ね……37.8℃だわ」
「少しお熱があるみたいですね。今日はゆっくりお休みしたほうがいいですよ」
 ただいまエセリアナ幼稚園では、お風邪が流行しています。
 なにかウィルスを移されるようなことでもあったのでしょうか?
 いずれにしても、色白で綺麗なお肌を今日は少し朱に染めて、さつきちゃんは保健室でお休み中でした。
「でも、わたしがいないと、あの子たちだけでおつかいにいけるかしら……」
「あらあら、さつきちゃん様。ご心配ですか?」
「ええ。少しだけ」
 やや熱っぽい溜め息を吐きながら、さつきちゃんは続けます。
「しんじていないわけではないわ。あの子たちも、ずっとわたしをささえてくれているもの。でも……」
「大切に思ってらっしゃるからこそ、無事に帰って来てくれるか心配なのですね?」
「……ええ。そういうことね」
 絶大なカリスマを持ち先生方すらも平伏させるさつきちゃんも、心の中は、ふつうのお友達想いの幼女なのです。
 そのことを改めて知って、あけみ先生はクスッと笑います。
「お友だちだからこそ、信じて待ってあげるのはいかがでしょう? あやかちゃんも、まりこちゃんも、さつきちゃん様に認めてもらうんだって、きっと張り切ってらっしゃるわ。帰ってきたら、うんと褒めて差し上げないと、ですね」
「……あけみ先生」
 さつきちゃんは、驚いたように目を丸くします。
 普段はどこか抜けたところのあるあけみ先生も、こういった場面では、しっかりとした大人としての一面を見せてくれるのです。
 比べれば、自分は風邪を引いたからと言って弱気になって、ああ、どれだけエセリアナを統べる者として振る舞っても『コドモ』なのだな――と、自省します。
「……そうね。今はびょう人として、回ふくにつとめるわ」
「ええ、そうなさってください。何かありましたら、私に遠慮なくお申し付けくださいね、さつきちゃん様」
 にっこりと微笑むあけみ先生に、さつきちゃんはクスッと微笑み返し、
「それじゃあ……じつは、少しあせをかいてしまったの」
 そう言って布団を捲り、制服のブラウスのボタンを上からいくつ、ぷちぷちと外します。
「わたしのからだ……ふいてくれるかしら?」
「は、はわわっ」
 汗ばみ朱に染まった肌と、どこか蕩けたような瞳。
 さつきちゃんの艶姿に、不謹慎ながらもあけみ先生ははわわしてしまいます。
「あら、おねつも上がってきてしまったかしら? おでこで、はかってくれる?」
「はわわわっ」
「それと、おかぜのせいかあまえたくなってしまうわね? すりおろしたおリンゴを、あーんでたべさせてほしいわ」
「はわわわわっ」
 なんという我が儘。なんという傍若無人ぶり。
 ええ、けれど、それを咎められるものはいません。なぜならここはエセリアナで、彼女はエセリアナの女帝。
 今日は遠征側ではなく防衛側、お留守番のさつきちゃん。
 従って、今日の彼女は――『おませさん』なのです。

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート!

1)[番長小屋]を強化した!
[番長小屋]の施設レベルが[8]→[9]に上がった!

2)[保健室]を強化した!
[保健室]の施設レベルが[6]→[7]に上がった!

3)[職員室]を強化した!
[職員室]の施設レベルが[2]→[3]に上がった!

LIFEが[5]→[2]に減った!

■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

遠征先が全て埋まっていた!
私立エセリアナ学園幼稚園は遠征できなかった……


私立エセリアナ学園幼稚園は[私立伝説道学園]に遠征を受けた!

私立伝説道学園 VS 私立エセリアナ学園幼稚園!

私立伝説道学園の遠征勢力はビッチ[600]人
私立エセリアナ学園幼稚園の防衛戦力はビッチ[700]人

ダイス目[10],[5]により攻撃力[1600]VS防御力[1200]
能力補正により、攻撃力[1950]VS防御力[1200]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
[番長小屋]の施設レベルが[9]→[8]に下がった!
[職員室]の施設レベルが[3]→[2]に下がった!
+ 5ターン目

5ターン目

私立エセリアナ学園幼稚園の行動

■行動提出SS
「うう……さつきちゃんさまにごめいれいされたおつかい、はたせませんでした……」
「ですわ……」
 トボトボと重い足取りで、あやかちゃんとまりこちゃんがエセリアナ幼稚園に帰ってきます。
 お風邪をひいて遠征に行けずお留守番をしたさつきちゃんから、此度の遠征の全権を任された二人でしたが、迷ったり休んだりしているうちに、お遣いリストの五校はすべて埋まってしまいました。
 これまで数百人の幼女を連れながら過たず遠征先へ到着できていたさつきちゃんの指揮手腕のすごさを、改めて二人は痛感したのでした。
「こんなことでは、あのかたの右うでなど名のれません……」
「わたくしも、あのかたをおしたいするしかくなどありませんわ……」
 意気消沈とはこのことでしょう。
 一体さつきちゃんにどんな顔をして報告すれば――暗澹たる気持ちで幼稚園の門をくぐった二人は、目の当たりにします。

 遠征を受け壊滅した幼稚園。
 その中心、木製の十字架に封じられ、火あぶりにされた幼女――さつきちゃんの姿を!

「「さつきちゃんさまっ!!」」
 あやかちゃんとまりこちゃんが駆け寄りますが、メラメラと燃える炎に阻まれ進めません。
「さつきちゃんさま……いったいどうしてこのような……っ」
「わたしたちにもよくわからないのです……なんでこんなことに……」
 ハラハラと涙を流しながら、めぐみちゃんが答えます。
 彼女と同じように多くの幼女たちは恐慌状態に陥り、平静を保っている子はほとんどいません。
 まりこちゃんが火を消すためのバケツリレーを提案しますが、誰も聞く耳を持ちません。
「さつきちゃんさまっ……!」
 無力なあやかちゃんは、燃え盛るさつきちゃんを見ていられず、俯いて膝をつきます。
 あなたがいなくなったら、わたしはどうすれば――
「……ふふ。おもてをあげなさい、あやかちゃん」
「っ!?」
 かすかに聞こえた声に、あやかちゃんは勢いよく顔を上げます。
 すると、なんと。気を失ったように力無く磔になっていたさつきちゃんが、いつもの涼やかな笑みを浮かべてこちらを見下ろしていました。
「さ、さつきちゃんさまっ! こ、これはいったい、」
「じかんがないわ。あやかちゃん、みんな、こころしてききなさい」
 さつきちゃんの逆らうことを許さぬ静かな言葉に、みんな口を閉じてさつきちゃんの話の続きを待ちます。
 パチパチという炎の爆ぜる音だけをバックにさつきちゃんはいつものようなゆっくりとした語り口です。
「わたしはもう、ダメね。かんぜんに、てきのさくにはまったわ」
 さつきちゃんが発した、敗北宣言ともとれる言葉に、周囲からは「そんな……」「あのさつきちゃんさまでも……」「もうおしまいだわ……」と絶望的な呟きが漏れます。
 それらの言葉をあやかちゃんは制して、あくまで冷静を保ってさつきちゃんの言葉を待ちます。
「これからのきびしいたたかいをまえに、あなたたちをのこして先にたおれることを、ほんとうにもうしわけなくおもっているわ。でも、あなたたちならきっとだいじょうぶ。そう、しんじているわ」
「さつきちゃんさまっ……!」
「さいごに、これだけつたえておくわ……わたしをおとしいれたはんにんは――」
 さつきちゃんの最期の言葉は聞くことは叶いませんでした。
 一番重要な情報を消し去るように、さつきちゃんの足元の炎が爆発を起こしたのです。
 轟音と衝撃で幼女たちが泣き叫びながら吹っ飛びます。
 あやかちゃんも、一番近くにいたためにゴロゴロと吹き飛ばされてしまいましたが、なんとか立ち上がってさつきちゃんの方を向き――
 黒く焦げた砂場を残し、跡形もなく消し飛ばされたさつきちゃんの最期を知りました。
「さ……さつきちゃんさまーーーーーっ!!」
 あやかちゃんの慟哭が幼稚園にこだましたのです。
 絶対的統率者を失ったエセリアナ幼稚園。
 果たして、この先どうなるのか? さつきちゃんを消した犯人とは? このSSはどこへ行こうとしているのか?
 答えは誰も知りません――ぼくにもよくわからない――

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート!

1)[職員室]を強化した!
[職員室]の施設レベルが[2]→[3]に上がった!

2)防衛属性を変更した!
防衛属性が[ビッチ]→[モヒカン雑魚]に変更された!

LIFEが[2]→[0]に減った!

■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

私立エセリアナ学園幼稚園は[私立秘密院高校]に遠征した!

私立エセリアナ学園幼稚園 VS 私立秘密院高校!

私立エセリアナ学園幼稚園の遠征勢力はビッチ[700]人
私立秘密院高校の防衛戦力はゾンビ[600]人

相性差により、攻撃力[700]VS防御力[1200]
ダイス目[4],[2]により攻撃力[1100]VS防御力[1400]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
何も得られなかった……


私立エセリアナ学園幼稚園は[網走自由解放共産高等監獄学園]に遠征を受けた!

網走自由解放共産高等監獄学園 VS 私立エセリアナ学園幼稚園!

網走自由解放共産高等監獄学園の遠征勢力はビッチ[500]人
私立エセリアナ学園幼稚園の防衛戦力はモヒカン雑魚[800]人

相性差により、攻撃力[1000]VS防御力[800]
ダイス目[3],[2]により攻撃力[1300]VS防御力[1000]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
[番長小屋]の施設レベルが[8]→[7]に下がった!
[職員室]の施設レベルが[3]→[2]に下がった!

+ 6ターン目

6ターン目

■行動提出SS

■能力
学校属性をビッチに変更

■今月のさつきちゃん
「……おつかいは、しっぱい。あそびにきてくれたお友だちとのドッジボールでもまけてしまいました」
 気落ちした声で言うのは、作戦参謀幼女のあやかちゃん。
 砂場に立てられた石のお墓を前に、あやかちゃんは俯きながら報告を続けます。
「トップをはしっていたわれわれも、このところはあしぶみをつづけているじょうたいです」
「……なさけないことね」
「もうしわけございません」
 冷ややかな声に対し、あやかちゃんが頭を下げます。
 今のエセリアナに、あやかちゃんに頭を下げさせられる幼女は少ないはずですが……?
「これからのよていはどうするつもり?」
「はっ。ひとまずはみんなおやすみして、さいしゅうけっせんにそなえます」
「それがいいわね。みんなのおひるねとうばん、あやかちゃんにおまかせするわ」
「はいっ」
 やはりこの幼女、あやかちゃんよりも高位の幼女。
 落ち着き払った態度に涼やかな美声、言葉に漂う高貴さ――
「でも、くれぐれもちゅういなさい? 『ねるこはそだつ』というわ……あの子たちも、おひるねしているあいだにつよくなっている。まけないように、おうちではぐっすりやすむのよ、あやかちゃん」
「おこころづかい、いたみいります」
 そう、なにより、この聡明さ。
 これはもう、彼女以外あり得ません。
「――さつきちゃんさまは、いかがされます?」
「わたしは、そうね。ひさしぶりに、おつかいのしきをとるわ」
 やはり、さつきちゃんです。
 ならばその声は、あやかちゃんの目の前にあるお墓の中から聞こえるのでしょうか?
「おひるねする子と、おつかいにいく子。人員のせんていをすすめましょう」
「はいっ! おつれいたしますっ」
 いいえ、そこにさつきちゃんはいません。千の風になってもいません。
 あやかちゃんとともに、声が遠ざかります。
 さつきちゃんは、あの魔幼女狩りじみた絶体絶命から、生き延びていたのです。
 これこそがエセリアナの女帝。
 やがて世界を統べる幼女が、こんなところで終わるはずがないのです。
 では、さつきちゃんは五体満足かというと。
「それよりさつきちゃんさま。おからだはだいじょうぶですか?」
「ええ。もうすっかりおかぜもなおってしまったもの」
 そう返すのは、あやかちゃんが胸にしっかりと抱いた瓶の中の、黒い煤のような物体。
 これが今のさつきちゃんです。
 しっかりとこんがり焼けましたしていて、それでいて、元気に生きています。
 女帝とか女王蜂とかそういう異名をとる存在は、爆殺や焼殺程度では死にはしません。
 むしろ、消し炭になってからが本番とすら言えます。
「エセリアナのそんぼうをかけたたたかいも、もうかきょうね。いっしょにがんばりましょう、あやかちゃん」
「はいっ、さつきちゃんさまっ!」
 真の力を解放したさつきちゃん。果たして、彼女の見せる戦い方とは――
「とりあえず、そうね――わたしのいとしい子たちのかたきうちをしにいこうかしら?」
 瓶の底に沈殿した消し炭が、酷薄な微笑を浮かべたような気がしました。

特殊能力発動ダイス!→[28]
私立エセリアナ学園幼稚園の[おんなごころとあきのそら]は発動に成功した!
防衛属性が[モヒカン雑魚]→[ビッチ]に変更された!

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート!

1)休んだ!
LIFEが[0]→[5]に回復した!

■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

[私立エセリアナ学園幼稚園]は[IKW]に遠征した!

私立エセリアナ学園幼稚園 VS IKW!

私立エセリアナ学園幼稚園 の遠征戦力はモヒカン雑魚[700]人
IKW の防衛戦力はゾンビ[100]人

相性差により、攻撃力[1400]VS防御力[100]

ダイス目[3],[9]により、攻撃力[1700]VS防御力[1000]

私立エセリアナ学園幼稚園は勝利した!
私立エセリアナ学園幼稚園は1DP獲得した([3]→[4])


私立エセリアナ学園幼稚園は[聖オッキアーリ学院高等学校]に遠征を受けた!

聖オッキアーリ学院高等学校 VS 私立エセリアナ学園幼稚園!

聖オッキアーリ学院高等学校の遠征勢力はビッチ[700]人
私立エセリアナ学園幼稚園の防衛戦力はビッチ[700]人

相性差により、攻撃力[700]VS防御力[700]
ダイス目[4],[8]により攻撃力[1100]VS防御力[1500]

私立エセリアナ学園幼稚園は勝利した!
施設は無事だった!

+ 7ターン目

7ターン目

■行動提出SS
「さすがです、さつきちゃんさまっ!」
「ふふ。とうぜんね」
 エセリアナ幼稚園は、希望崎最後の八ヶ月が始まって一番の大盛り上がりでした。
 それもそのはず。
 大炎上爆散壮絶死を遂げたかと思われていたさつきちゃんが、実は生きていて。
 消し炭という凄惨な姿ありながら執るその指揮は、生前と変わらぬ冴えを魅せ。
 やや出遅れたために一番の目的である敵討ちは阻まれたものの、極めて理想的な結果を導いたのです。
 まさしく、死しては朽ちぬ煉獄の幼女たち。エセリアナの綺羅星たちの頂点に立つ、さつきちゃんの威光の復活でした。
「おみごとなしゅわんでございました」
「ふふ。やみあがりのわりには、じょうじょうだったわね」
 傍らに傅くあやかちゃんが扇ぐぷりきゅあうちわによってサラサラとちょっと飛ばされながら、消し炭のさつきちゃんは満足げな笑みです。
 本来はお昼寝に使われる大きな部屋は、嬉しそうな顔の幼女たちが溢れかえる楽園となっています。
 ジュースにお菓子に、みんな楽しそうな宴会ぶりです。
「……でも、ゆだんはきんもつですわっ」
 そんな中、鋭い声が飛びます。
 苦言を呈したのは、なんかお久しぶりですね、この子は確かまりこちゃんだったと思います。
 浮かれる周囲の幼女たちに流されずに眉をツンと険しくしたまりこちゃんの言葉に、さつきちゃんも頷いた感じの雰囲気を醸し出します。
「ええ。わたしたちは、うしなった王ざにかえりざけてはいないわ」
「ですわっ!」
 そうなのです。
 エセリアナの順位は、横に同じ順位の子たちがいっぱいいる9位。
 トップとの差は僅かですが、それは他の子たちも同じこと。気は抜けません。
「『かってかぶとのおをしめよ』。つまり、虫さんの王さま、かぶと虫さんを手にできるのは、おなじくちょうてんのたつものだけということ」
「わたしたちは、まだくわがた虫さんでしかないということ……ですね」
「そういうことよ。ふふ、あやかちゃんも、わたしがいないあいだにおべんきょうしたようね?」
「はわわっ」
 消し炭が軽やかに舞ってあやかちゃんの喉をくすぐると、あやかちゃんはたまらずはわわしてしまいます。
「ず、ずるいですわっ! わたくしだって、その……」
「ふふ。いっしょにわたしのるすをまもってくれたものね? ありがとう、たすかったわ」
「はわわですわっ」
 宴会場になっていた部屋にふんわりと幸せな空気が漂います。
 復活した絶対統率者の元、最後の二ヶ月に立ち向かうエセリアナの妖精たち。
 その進路は、変わらず敵討ち。
 お友だち想いなさつきちゃんの意志は、果たしてどのような運命を手繰り寄せるのでしょうか――?

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート

1)[職員室]を強化した!
[職員室]の施設レベルが[2]→[3]に上がった!

2)[畑]を強化した!
[畑]の施設レベルが[0]→[1]に上がった!

3)[保健室]を強化した!
[保健室]の施設レベルが[7]→[8]に上がった!

LIFEが[5]→[2]に減った!

■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

[私立エセリアナ学園幼稚園]は[私立秘密院高校]に遠征した!

私立エセリアナ学園幼稚園 VS 私立秘密院高校!

私立エセリアナ学園幼稚園 の遠征戦力はモヒカン雑魚[700]人
私立秘密院高校 の防衛戦力はゾンビ[1600]人

相性差により、攻撃力[1400]VS防御力[1600]

ダイス目[1],[6]により、攻撃力[1500]VS防御力[2200]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
何も得られなかった……


私立エセリアナ学園幼稚園は[冥府立三頭獣飼育所]に遠征を受けた!

冥府立三頭獣飼育所 VS 私立エセリアナ学園幼稚園!

冥府立三頭獣飼育所 の遠征戦力はゾンビ[800]人
私立エセリアナ学園幼稚園 の防衛戦力はビッチ[800]人

相性差により、攻撃力[1600]VS防御力[800]

ダイス目[6],[8]により、攻撃力[2200]VS防御力[1600]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
[番長小屋]の施設レベルが[7]→[6]に下がった!
[部室棟]の施設レベルが[1]→[0]に下がった!
+ 8ターン目

8ターン目

■行動提出SS
「いよいよ、さいごのたたかい……ねワン」
「……はいワン」
「……ですわン」
 沈む夕日を見ながら、三つの幼い声が重なります。
 あやかちゃん。まりこちゃん。
 そして二人に抱えられた瓶の中の消し炭、エセリアナに君臨する最強の幼女、さつきちゃん。
 ひとつ前の戦いで何かがあったのか、心なしかケルベロスです。
 犬耳に犬尻尾を生やして、いやたぶんそんなことになる設定ないと思うんだけど、ぼくがケモロリ大好きだという一心で彼女たちにはそうなってもらいます。
 もちろん、さつきちゃんの消し炭ボディにも犬耳と犬尻尾が生えています。
「ふたりとも。ここまでよくわたしにつくしてくれたわワン。ありがとうワン」
「そんな……もったいないおことばですワンっ、さつきちゃんさま!」
「わ、わたくしたちがすきでやっていたことですわンっ。いままでだって、それに……」
「……まりこちゃん?」
 まりこちゃんの声が、途端に小さくなってしまいます。
 さつきちゃんを収容した瓶を握る手が、にわかに震えだします。
「……これからだって、ずっといっしょに、いられますわンよね……?」
 そうなのです。
 この最後の戦いで、希望崎の頂点に立てなければ、エセリアナ幼稚園は消滅してしまうのです。
 エセリアナグループは既に希望崎での戦いで満身創痍。この最後の砦が崩れたが最後、彼女たちも離れ離れになってしまいます。
 いくら将来の日本を担う女傑として嘱望され、これまで歴戦を潜り抜けてきた幼女戦士たちと言えど、お友だちとのお別れを前に冷静ではいられません。
 気丈に耐えていたあやかちゃんも、じわりと目尻に涙を浮かべてしまいます。
「……『みつごのたましいひゃくまで』ワン」
 そんな二人に、さつきちゃんは慈愛に満ちた言葉を贈ります。
「なかよしの子が三人、いっしょにいたいってのぞんだら、ひゃくさいのおばあちゃまになるまで、きっといっしょにいられるワン。そういうおまじないよワン」
「……さつきちゃんさまワンっ」
「ふふワン。おとなりのくにでは、『とうえんのちかい』っていうそうワンね。べつのくにのようちえんでも、すきなあいてとずっといっしょにいたいきもちは同じなのワンね」
「……さつきちゃんさまっ、ですわン」
 最後の戦いを前に、三人の心が一つになります。
 遂に迎える最終決戦。
 エセリアナの天使たちの祈り――その結末は、果たして。

■私立エセリアナ学園幼稚園の内政パート

1)[職員室]を強化した!
[職員室]の施設レベルが[3]→[4]に上がった!

2)[番長小屋]を強化した!
[番長小屋]の施設レベルが[6]→[7]に上がった!

LIFEが[2]→[0]に減った!

■私立エセリアナ学園幼稚園の遠征パート!

[私立エセリアナ学園幼稚園]は[私立秘密院高校]に遠征した!

私立エセリアナ学園幼稚園 VS 私立秘密院高校!

私立エセリアナ学園幼稚園 の遠征戦力はモヒカン雑魚[530000]人の予定だったが、人数が足りないためモヒカン雑魚[700]人になった。
私立秘密院高校 の防衛戦力はゾンビ[0]人

相性差により、攻撃力[1400]VS防御力[0]

ダイス目[1],[9]により、攻撃力[1500]VS防御力[900]

私立エセリアナ学園幼稚園は勝利した!
私立エセリアナ学園幼稚園は1DP獲得した([4]→[5])


私立エセリアナ学園幼稚園は[私立四十学園高校]に遠征を受けた!

私立四十学園高校 VS 私立エセリアナ学園幼稚園!

私立四十学園高校 の遠征戦力はゾンビ[1300]人
私立エセリアナ学園幼稚園 の防衛戦力はビッチ[800]人

相性差により、攻撃力[2600]VS防御力[800]

ダイス目[4],[8]により、攻撃力[3000]VS防御力[1600]

私立エセリアナ学園幼稚園は敗北した……
[保健室]の施設レベルが[8]→[7]に下がった!
[職員室]の施設レベルが[4]→[3]に下がった!
最終更新:2017年06月24日 21:17