厳島 出雲

基本情報

  • キャラクター名:厳島 出雲(いつくしま いずも)
  • 性別:女性

特殊能力①『強制終了』

戦いを強制的に終了させる。あらゆる因果律を無視し出雲が勝ったという結果だけが残る。

特殊能力②『貴女に素敵な休日を』

日曜日ちゃんの力により、皆に強制的に休暇を与える。
同時に出雲の無数に存在する能力でみんなが水着になったり、フィールドが学園から海岸になったりする。


特殊能力③『挨拶は時の氏神』

恭しく挨拶する。相手がどこにいても届く。挨拶された方は返しても返さなくてもよい。


キャラクター設定

希望崎学園の2年生。なぜか巫女服を身につけているという点を除けば一見ごく普通の黒髪長髪の少女だが、学園七不思議によれば希望崎の名簿にはずっと昔から彼女と同性同名の人物の名前が常に存在しているという。
争いは好まない平和主義者であり、それ故にこれまでも生徒会にも番長Gにも協力することなかった。
友人たちから過去のハルマゲドンの話が出るたびに悲しそうな顔をしている。


そんな彼女の正体は希望崎学園にあふれる魔人たちの中二力が自我を持ち人の姿をとって具現化した存在である。
今の生徒たちが希望崎学園に来る前からずっと希望崎学園に存在している。
無数の魔人能力(今回使用する能力も彼女が無数に持つ能力の一部にすぎない)を持ち、肉体的にも転校生と同等の実力を誇る。
但し、普段は自分の魔人能力により、実力を普通の魔人と同等程度に抑え込んでいるため本来の彼女の力は誰にも認識されていない。

平和主義者で友人思いの優しい少女だが、友人が犠牲になったことから争いを続ける人間には冷淡。

本来希望崎学園の存在だが、なぜか、妃芽薗学園に具現化した。
妃芽薗学園では高二力フィールドの存在により、彼女のフルスペックが発揮されることはないはずだった


――――が出雲は周囲の中二力の残滓を吸収し、最強スペックの転校生として顕現することに成功していたのだった。

ハルマゲドンを強制的に終わらせようともくろんでいる。




「ここでも争いですか。ど-して人間は争いをやめられないのでしょうか。私から見ればどれもこれもどーでもいいくだらないことだというのに」


プロローグ

ある日、厳島出雲が目覚めたとき、見知らぬ学園にいた。

「ここはどこでしょうか?」

希望崎学園ではない。出雲は希望崎学園のすべてをよく知っている。
教室に存在する机の傷。理科室の実験器具。友人たちとの思い出が詰まっていた。

ここはそのどれとも違う。それに、ここが希望崎だとするともう一つおかしなところがある。

「身体が重いですね」

出雲の身体を構成している中二力が分解されている。明らかに普通ではない。
が、そういう場所に心当たりがあった。

「つまりここは妃芽薗学園、というわけですか」

妃芽薗学園には魔人能力を抑え込む高二力フィールドが存在するという。
中二力で構成された出雲には天敵といっていいだろう。
といっても、周囲に漂う残滓を利用すればそれは問題にはならないだろうが。

「とりあえず情報を集めるとしましょう」

その辺を歩いていた妃芽薗の生徒たちに色々インタビューすることにした。

そして浮かび上がってきたのが
小競り合い、殺し合い、そしてハルマゲドン。

「ここもですか」

表向きは平和だと聞いていたが実際はそんなことはなかったようだ。

「どーして、人間というのはこんなに愚かなんでしょうか」

別に人間が嫌いなわけではない。友達もいる。
しかし、その友達が死んでしまうのは悲しい。
寿命ならまだしも争いで死んでしまうならなおさらだ。

だから、ハルマゲドンというやつが気に食わない
愚かだと思う。出雲から見れば争いの原因はどれもこれもとてもくだらないことだというのに。

だから、出雲は妨害することにしたのだった。



最終更新:2016年08月15日 10:03