橋土 居紫

基本情報

  • キャラクター名:橋土 居紫(はしどい ゆかり)
  • 性別:女性

特殊能力『愛及屋烏』

他者に自分への恋愛感情を植え付ける能力。能力の対象となった相手は紫にまつわるすべてが素晴らしく思い、彼女のことしか考えられなくなってしまう。


キャラクター設定

妃芽薗学園の風紀委員の一人。
物腰柔らかで見るものにたわやかな印象を与える少女。

短く切りそろえられた白髪に青い目。ライラックの花を象ったカチューシャ。
一見着物を着ているかのような印象を与えるジャケットとスカートをはいた少女。

武器は短刀。予備を何本も隠し持っている。
見た目にそう思われることはあまりないが、戦闘能力は高い。

「ご存知ですか?白いライラックは不吉の象徴。そして私を象徴する花でもあると」

プロローグ

「ここが妃芽薗か?」
「おうよ。外部からの来訪者っていうことにして張り込めばちょろいもんよ」
「大丈夫なのか、あいつら魔人なんだろ」
「高二力フィールドがあるから能力は使えないっていう話だ。俺達でも何とかなる」
「そうだな、無菌栽培のお嬢様方に俺たちのよさを教えてやろうぜ」

与太者だ。
どさくさに紛れて妃芽薗の生徒に不埒な行動をしようとたくらんでいるぞ。

「さあやってやるぜ」
「おうよ」

男たちが話し合いのために隠れていた草むらから立ち上がろうとしたとき。

「お待ちください」

突然誰かに呼び止められた
男たちが振り向くと一人の少女が立っていた。

「そのような目的で参られたとなると見過ごせません。お引き取り願わなければ」

与太者達でもわかる優美な姿。透き通るように美しい白い髪。

「尤も、貴方方程度では目的を達成できるとは思いませんが」

口元に手を運びながらしなやかに少女がクスクスと笑う。

「お前俺らをなめ…ぎゃあ」

叫んだ与太者の首に短刀が突き刺さっていた。

「言い忘れましたが、この学園では殿方の人権等ありません。故に」

少女の手には別の短刀が握られている。

「死をもってこの学園から退場していただきましょう」

酷薄そうな笑みを浮かべた。






数分後。
橋土居紫は殺害した与太者達の処理を行っていた。
このような連中に能力を使うまでもない。
とはいえ、少し疲れた。


「あちらのベンチで少し仮眠をとらせていただきましょうか」

ベンチに腰掛ける。そして眠った。

そして目が覚めたとき見覚えのない木造校舎に彼女はいた。



最終更新:2016年08月15日 09:09