基本情報
- キャラクター名: 裸繰埜鵺岬晒&裸繰埜矢岬弓
- よみ: らくりのやみさきさらすとらくりのやみさきゆみ
- 性別: 女性
- 学年: 高等部3年
- 部活: 生命部
- 委員: 臨海学校実行委員会
- 武器: 肉海
- キャラクター説明
血統に依らず精神的繋がりを以て形成される異能殺人集団『裸繰埜一族』に属す二心一体の姉妹。
裸繰埜は一部の人間からは抗生剤(アンチバイオティクス)あるいは変異種とも呼ばれるが、彼女たちの場合は実際に無数の他種を取り込んだことでホモ・サピエンスとかけ離れることになった人外である。
外見は虹色が鮮やかなグラデーションを彩った髪と瞳、それと蝶の翅を有する美少女。一見しては全くわからないがこの人体部分ですら数百キロに達する質量を持っている上、臓器配列もでたらめ、所によっては隠し腕なども追加されており、急所や攻撃手段がその日によって不明という徹底ぶりである。
本体とは別に臨海学校の舞台の半分以上を包み込むほどに膨大な肉の塊を支配下に置いており、それらをフルに活用した際は「転校生」に恥じない実力を発揮する。
対外的には自身のルーツに連なる姓を借りて「藍堂晒(らんどう・さらす)」と名乗り、姉が交渉の矢面に立つ。ただし、あまり人の目は気にしないのか仲良くおしゃべりしていることが多く、変人として扱われること数知れず。
姉の晒はのんびり屋で他人に教え諭すような穏やかな口調のサディスト、比較して妹の弓は姉の意を受けつつせっかち屋で攻撃的なナルシスト。
声帯を使っているので声は同じだが、受ける印象は大きく異なるはずである。
好きな色は「虹」。
蝶の翅は美しい虹彩を集めて作ったもので、特に飛ぶ機能などはなく装飾用と割り切っているが、威嚇や視界の補正用には使える。
希望崎学園で二度に渡ってハルマゲドンを仕掛けた後、姉の痕跡を求めて一年前に学園に転入してきた文字通りの『転校生』。
八部会と交渉して学内である程度自由な活動を保証させ、かつて「小灰陵墓色」が立ち上げた「生命部」を隠れ蓑に「美」や「治療」を餌に女学生を釣って派閥を形成、「血の踊り場事件」の達成を目指す。
ステータス
- 体型: 肥満
- 攻撃力: 15 防御力: 15 体力: 20 精神: 5 FS( 蒐集 ): 20
- 移動力: 1
特殊能力『 視肉プロップマン&少女アポトーシス 』(発動率: 152 % 成功率: 100 %)
効果1: 体力3ダメージ
対象: 半径4マス全員
時間: 一瞬
効果2: 能力休み解除
対象: 自分自身
時間: 一瞬
消費制約:SDボーナス(100)
詳細な説明
超広範囲に体力ダメージを与える単純な能力です。
能力原理
α:視肉プロップマン
姉:晒(さらす)の能力。
自他の彼我境界線を曖昧にし、受容する能力。拒絶反応を起こさない自家製キメラ。
β:少女アポトーシス
妹:弓(ゆみ)の能力。
自他の彼我境界線を明確にし、拒絶する能力。肉塊から切り出した私たちのガラテア。
簡潔に言えば、生物であるなら触れたすべてを姉妹の一部とする、逆も然りな能力。
ただし晒の能力単独では精神の壁を越えることは出来ないため、壊してからでないと取り込めないという難点も抱えている。
脳髄が幾つかある、人体ですらない無数の動植物が体の総体積の九割以上を占めるという意味不明な状態にあっても弓の能力によって姉妹のアイデンティーは極めて確固としたものであり、人間として狂っていても生物としては非常に強靭なものになっている。
一度姉妹と融合するという経緯を辿ってから、拒絶反応を伴わない臓器移植や逆に暴発による体の内部からの破壊などの応用も利く。
ちなみに美意識の問題から形成した美少女型の人体は、無数の犠牲者の元に寄せ集めた結果であり、姉妹は非常に満足している。
ちなみに、こちら本体とどこかで繋がっている大部分の肉塊は処理の問題から簡単な命令を設定する程度のことしか出来ないが、非常に悍ましい形をしている。
普通の人間では脳がブロックをかけるために視認が難しいうえ、四方八方から無差別に襲い掛かる無数の肉群を躱すのは困難を極めるだろう。
最終更新:2017年08月12日 23:04